32-1. 新荒野の七人 馬上の決闘 (Gun of Magnificent 7)
監督 ポール・ウェンドコス
出演 ジョージ・ケネディ,
モンテ・マーカム,
ジェームズ・ホイットモア,
レニ・サントーニ,
バーニー・ケーシー
1968年・アメリカ (ユナイト) 98/105分
解説
「日本人の勲章」 のハーマン・ホフマンの脚本を、 「鉄海岸総攻撃」 のポール・ウェンドコスが監督したアクションもの。撮影はアントニオ・マカソリ、音楽はエルマー・バーンスタインが担当。出演は 「暴力脱獄」 のジョージ・ケネディ、 「墓石と決闘」 のモンテ・マーカム、レニ・サントーニ、バーニー・ケーシーなど。製作はヴィンセント・M・フェネリー。
ストーリー
19世紀末のメキシコはホセ・デ・クルス・ボルフィリオ・ディアス大統領により恐怖政治が行われていた。この悪政に立ち向かい革命を起こそうと闘っている農民もいたが、それは組織化できぬまま大きな力にはなりえなかった。その力を組織化し、1つの力に結集できる唯一の革命家キンテロは獄中の身だった。キンテロの部下の若き中尉マックスは、キンテロを救出すべく仲間を集めた。かみそりのような鋭い頭脳と勇気をもったクリス(ジョージ・ケネディ)ガンと爆発の名手で黒人の大男、ケーシー、ガンの達人ケノ(モンテ・マーカム)スレーター、レビー・モーガン、P・Jの6人のアメリカ人とそしてマックスの7人がそろった。一行はメキシコに向けて出発した。マックスは山賊のロベロの力をかりようと思ったが、クリスがロベロとけんかをしてしまい、ロベロの助力はあてに出来なくなった。がクリスは外の作業に従事している囚人20人を奪うことに成功、この20人を訓練し、キンテロ救出作戦に使うことにした。いよいよ行動を起こす時がきた。ディアスの軍から奪った馬車に乗り、7人の男と20人のメキシコ人は、攻撃を開始。白熱の太陽の下で壮絶な戦いがくりひろげられた。が、多勢に無勢、ディアス軍側は、次第に攻撃隊を追いつめた。ケノとケーシーは殺された。スレーターとP・Jとマックスは負傷した。残るはクリス、レビー・モーガン、そしてひとにぎりの部下たち。その時、ロベロの部下、ミゲルを先頭に50人の男たちがなだれ込んできた。思いもよらぬ援軍をうけ、戦局は一変した。クリスは勝った。だが、そこには大きな犠牲が払われていたのだ。
32-2. バレット (Bullet to the Head) (吹替)
監督 ウォルター・ヒル
出演 シルヴェスター・スタローン,
サン・カン,
サラ・シャヒ,
アドウェール・アキノエ=アグバエ,
クリスチャン・スレイター
2012年・アメリカ (松竹(提供 カルチュア・パブリッシャーズ)) 91分 (R15+)
解説
シルヴェスター・スタローンが裏社会で生きる殺し屋に扮したクライム・アクション。相棒を殺された事で信念を捨て、若き刑事とコンビを組む事になった殺し屋の壮絶な戦いが描かれる。堅物の若き刑事を演じるのは、 「ニンジャ・アサシン」 のサン・カン。名匠ウォルター・ヒルが 「デッドロック」 以来10年ぶりにメガホンを握った力作だ。
ストーリー
海兵隊員から闇の世界に身を落とし、殺し屋を生業としてきたジミー・ボノモ(シルヴェスター・スタローン)。逮捕されること26回、有罪となること2回。力を頼りに生きてきた彼が唯一心を許していた相棒の復讐をするために、まだ若く頑なに己の正義を貫く刑事のテイラー(サン・カン)とタッグを組むことにする。殺し屋と刑事という異色な組み合わせの前に、警察やマフィアといった街のありとあらゆる組織が立ちはだかり、さらには怪物的な凶暴性を持つヒットマン、キーガン(ジェイソン・モモア)が待ち構えていた……。
32-3. PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜 (PAN) (吹替)
監督 ジョー・ライト
出演 ヒュー・ジャックマン,
ギャレット・ヘドランド,
ルーニー・マーラ,
アマンダ・セイフライド,
リーバイ・ミラー
2015年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画) 94/112分 (3D)
解説
ディズニーのアニメ作品としても知られる人気キャラクター、ピーター・パンの秘められた過去を描くファンタジー。新鋭リーヴァイ・ミラーが少年ピーターを演じ、ネバーランドでの冒険が描かれる。ヒュー・ジャックマンがピーターの宿敵・黒ひげに扮し、存在感を見せつける。監督は 「つぐない」 のジョー・ライト。
ストーリー
ロンドンの孤児院で暮らす少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、ある日、地下室で古い手紙を見つける。「ピーター、愛しているわ。別の世界で必ず会えると約束する」と書かれたその手紙は、運命によって赤ん坊のピーターから引き離された若き母(アマンダ・サイフリッド)が残したものだった。母に会いたい想いを募らせたピーターは、ある夜、現れた空飛ぶ海賊船にさらわれ、ネバーランドへと旅立つ。そこは夢のようにカラフルな世界だったが、冷酷な海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)が支配する世界だった。ピーターは自身も知らない出生の秘密のため、黒ひげから命を狙われる身となる。絶体絶命のピーターは、自由を求める陽気な若者フック(ギャレット・ヘドランド)や、この地の民たちのプリンセスで、黒ひげの脅威と戦うタイガー・リリー(ルーニー・マーラ)と出会う。タイガー・リリーは、ピーターが探す母の手がかりを知っていた。彼らは黒ひげ率いる海賊たちの追撃をかわし、共に困難を乗り越えていく。ピーターは母に会うことができるのか? そしてネバーランドの運命を握る、ピーターの出生の秘密とは?
32-4. 新婚道中記 (The Awful Truth)
監督 レオ・マッケリー
出演 アイリーン・ダン,
ケーリー・グラント,
ラルフ・ベラミー,
アレクサンダー・ダーシー,
セシル・カニンガム
1937年・アメリカ 92分
解説
「花嫁凱旋」 「たくましき男」 のアイリーン・ダンと 「天国漫歩」 「間奏楽」 のケーリー・グラントが主演する映画で、 「明日は来らず」 「ロイドの牛乳屋」 のレオ・マッケリーが監督・製作したものである。原作はアーサー・リッチマン作の喜劇で 「明日は来らず」 のビニヤ・デルマーが脚色した。撮影は 「失はれた地平線」 「花嫁凱旋」 のジョセフ・ウォーカーの担任。助演者は 「結婚気象台」 のラルフ・ベラミー、 「スイング」 のセシル・カニンガム、英仏映画界に活躍していたアレクサンダー・ダーシー、 「二つの顔(1935)」 のモリー・ラモント、エスター・デール、ロバート・アレン等である。
ストーリー
ジェリイ・ウォリナーは真面目な妻のルシイにフロリダへ行くと嘘を言って友人たちとポーカーを楽しみ、一晩家を家を空けて帰ってきた。すると妻のルシイも家にいなかった。間もなくルシイは若い美男子で声楽教師フランス人アルマンと一緒に帰宅した。思わず彼が妻の不謹慎を責めると、ルシイは平気な顔で、二人の乗った自動車が故障を起こしたので止むなく安宿に泊まったのだと言う。すっかり腹を立てた彼は、かえって自分の嘘まで曝されたので、とうとう二人は口論の果てが別居ということになってしまった。夫婦の大事にしている愛犬スミスが、どちらの所有に属するかで一問題あったが、ルシイは策略を用いて所有権を獲得した。その代わりにジェリイは時々スミスに会いに来てもいいという条件がつけられる。ところがその最初の訪問日の夜、彼はルシイが田舎の若い富豪ダニエルと交遊しているのを見た。かんしゃくを起こしたジェリイはナイトクラブの歌姫ディキシーと熱くなり、互いに夫婦の擬似恋愛競争が始まった。ダニエルは妻を離婚してルシイと結婚したいと申し出るけれど、彼女が心から愛しているのはジェリイだけである。そこでアルマンを呼んで二人の間には何もなかったことをジェリイに話してくれと頼んでいるところへジェリイが訪れたものだから、驚いたルシイはアルマンを寝室に押し込んだ。これをジェリイに見つかったからたまらない。憤然として彼はそこを飛び出した。彼はついにルシイと離婚し社交界の花形バーバラと婚約した。その披露会の夜ルシイがジェリイを訪ねているところへバーバラからかかってきた電話をルシイが取り次いだ。彼はルシイを妹だと言ってその場をごまかして老いたが、そのため彼女も披露会へつれて行かねばならなくなった。宴席でルシイは酔ったふりをして乱痴気を演じたので披露会は滅茶苦茶になりバーバラはジェリイとの婚約を解消した。ルシイはなおも酔態を装ってジェリイを車に乗せパシイ叔母さんの山荘へ連れて行く。途中で彼女は故意に自動車事故を起こし、それにことよせて巧みに彼の誤解をとき、二人は改めて楽しい生活を始めることになった。
32-5. SAFE セイフ (Safe)
監督 ボアズ・イェーキン
出演 ジェイソン・ステイサム,
キャサリン・チェン,
ジェームズ・ホン,
クリス・サランドン,
ジョセフ・シコラ
2012年・アメリカ (ブロードメディア・スタジオ=ポニーキャニオン) 87/94分 (R15+)
解説
重要な暗号を記憶し、マフィアから命を狙われる中国人少女を保護すべく、危険な戦いに身を投じる男の戦いを描く、ジェイソン・ステイサム主演のアクション。クエンティン・タランティーノ監督作のプロデューサーとして知られるローレンス・ベンダーとタッグを組み、息つくひまもない壮絶なアクションシーンが次から次へと展開する。
ストーリー
ニューヨーク。元市警の特命刑事だったルーク・ライト(ジェイソン・ステイサム)は、今はマイナーな総合格闘技のファイターにまで落ちぶれていた。ある日、八百長試合で誤って相手をKOしてしまった彼は、その試合で大損害を被ったロシアン・マフィアに妻を惨殺されてしまう。すべてを失いホームレスとなったルークは地下鉄のホームで飛び込み自殺をしようと立っていた時、一人のおびえた少女が、妻を殺したロシア人の一団に追われているのを目撃する。彼は追っ手を倒し、少女を救うが、今度はかつて彼を陥れたウルフ(ロバート・ジョン・バーク)率いる汚職警官グループやチャイニーズ・マフィアまでもが、少女を必死に追ってくる。その中国人少女メイ(キャサリン・チェン)は、一度覚えた数字を絶対に忘れない天才だった。チャイニーズ・マフィアのボス、ハン(ジェームズ・ホン)は、彼女の才能を利用し、不正に儲けた金や重要証拠などの入った秘密金庫の暗証番号を覚えさせるため、彼女を部下であるチャン・クワン(レジー・リー)の養子にしてアメリカに移住させたのだった。一方、チャイニーズ・マフィアの金庫強奪を企むロシアン・マフィアは、メイ自身が金庫の暗証番号の鍵だと知り、彼女を拉致しようとしていた。またウルフたちはチャイニーズ・マフィアとロシアン・マフィアを天秤にかけ、いい条件を出した側に就こうとしていた。そんな中、メイは携帯電話を探知され、チャイニーズ・マフィアに捕まってしまう。ルークはロシアン・マフィアのボスの息子を拉致し、その命と引き換えに彼らが狙っていた金庫の場所とその中身を聞き出す。チャイニーズ・マフィアが経営する違法カジノの地下にある金庫には、現金3000万ドルが眠っていた。ルークはウルフたちを味方に引き込み、違法カジノ摘発という名目でカジノを襲撃、金庫の中身を強奪すべく行動を開始する。激しい銃撃戦の末、現金の強奪に成功したルークはその金でメイを奪還するつもりだったが、メイを巡るこの争奪戦と抗争の背景には、ニューヨーク市長までをも巻き込んださらに巨大な陰謀が隠されていた。すべてを知ったルークはメイの安全を確保するため、命をかけて最後の死闘に臨むのだった……。