21-1. ロビンとマリアン

監督 リチャード・レスター
出演 ショーン・コネリーオードリー・ヘップバーンロバート・ショウリチャード・ハリスニコル・ウィリアムソン
1976年・イギリス (コロムビア) 106分

悪徳代官に立ち向かうロビン・フッドの恋と戦いを描く。製作総指揮はリチャード・シェファード、製作はデニス・オディール、監督は 「四銃士」 のリチャード・レスター、脚本はジェームズ・ゴールドマン、撮影はデイヴィッド・ワトキン、音楽はジョン・バリー、編集はジョン・ヴィクター・スミス、衣裳デザインはイボンヌ・ブレイクが各々担当。出演はオードリー・ヘップバーン、ショーン・コネリー、ロバート・ショウ、ニコル・ウィリアムソン、ロニー・バーカー、デンホルム・エリオット、イアン・ホルムなど。


21-2. イエスマン “YES”は人生のパスワード

監督 ペイトン・リード
出演 ジム・キャリーズーイー・デシャネルブラッドリー・クーパージョン・マイケル・ヒギンステレンス・スタンプ
2008年・アメリカ (ワーナー) 104分

人生をポジティブに変えるためのユニークなアイデアを盛り込んだコメディ。ジム・キャリーが“ノー”を封印してすべてを肯定する主人公に扮して笑いを誘う。



21-3. アザーズ

監督 アレハンドロ・アメナーバル
出演 ニコール・キッドマンフィオヌラ・フラナガンクリストファー・エクルストンアラキナ・マンジェームズ・ベントレー
2001年・アメリカ、スペイン、フランス (ギャガ=ヒューマックス(ポニーキャニオン=ギャガ・コミュニケーションズ 提供)) 104分

全米でロングランヒットを記録した本格派ゴシック・ホラーが上陸。正体不明の存在が潜む屋敷を舞台に、家族を命がけで守ろうとする母親の姿をドラマチックにつづる。


21-4. チャンス

監督 ハル・アシュビー
出演 ピーター・セラーズシャーリー・マクレーンメルヴィン・ダグラスジャック・ウォーデンリチャード・ダイサート
1979年・アメリカ (松竹=富士映画)

数十年間ひたすら庭いじりだけを仕事としてきた俗世間を知らない庭師が、その純真無垢な精神故に知らぬ間に大統領にまでなるという社会諷刺、皮肉を含んだコメディ映画。製作はアンドリュー・ブランスバーグ、監督は 「帰郷」 のハル・アシュビー。イェジー・コジンスキーの原作( 「預言者」 /角川書店刊)を基にコジンスキーが脚色。撮影はカレブ・デシャネル、音楽はジョニー・マンデル、編集はドン・ジンマーマン、美術はジェームズ・L・ショップ、製作デザインはマイケル・ホーラーが各々担当。出演はピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン、メルビン・ダグラス、ジャック・ウォーデン、リチャード・ダイサート、リチャード・ベースハート、ルス・アタウェイなど。


21-5. ブラック・ライダー

監督 シドニー・ポワチエ
出演 シドニー・ポワチエハリー・ベラフォンテルビー・ディーキャメロン・ミッチェルデニー・ミラー
1972年・アメリカ (コロムビア映画)

南北戦争直後のテキサスを舞台に、自由の天地を求めてやってきた黒人移住者が、白人の偏見や暴力と戦いながら目的を達するまでの物語。製作はジョエル・グリックマン、監督はこれが第1回作品となるシドニー・ポワチエ、アーネスト・キノイとドレイク・ウォーカーの原案をアーネスト・キノイが脚本化した。撮影はアレックス・フィリップス・ジュニア、音楽はベニー・カーター、編集はペンブローク・J・へリングが各々担当。出演はシドニー・ポワチエ、ハリー・ベラフォンテ、ルビー・ディー、キャメロン・ミッチェル、デニー・ミラーなど。


21-6. 海洋天堂

監督 シュエ・シャオルー
出演 ジェット・リーウェン・ジャングイ・ルンメイドン・ヨンジュー・ユアンユアン
2010年・中国 (クレストインターナショナル) 98分

脚本に惚れ込んだジェット・リーが、ノーギャラで出演を熱望。一切のアクションを封印し、自閉症の息子を持つ父親役を繊細に演じ、俳優としての新たな魅力を開花させた感動ドラマ。脚本は 「北京ヴァイオリン」 で観客の涙を絞ったシュエ・シャオルー。撮影にクリストファー・ドイル、音楽に久石譲と一流スタッフが顔を揃える。


21-7. スター誕生

監督 フランク・R・ピアソン
出演 バーブラ・ストライサンドクリス・クリストファーソンゲイリー・ビジーOliver ClarkVanetta Fields
1976年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画)

トップ歌手を夢見る女性がその座を得、ロック界のスーパースターとの悲劇の愛を描いたリメイク作品。77年ゴールデン・グローブ賞最優秀作品賞、主演女優賞、主演男優賞、作曲賞、主題歌賞を受賞。製作総指揮はバーブラ・ストライサンド、製作はジョン・ピータース、監督は 「狼たちの午後」 の脚本家でこれがデビューのフランク・R・ピアソン、脚本はジョン・グレゴリー・ダン、ジョーン・ディディオン、フランク・R・ピアソン、音楽及びライブ・レコーディング製作はフィル・ラモン、音楽監修はポール・ウィリアムス、舞踊振付はデイヴィッド・ウィンタース、撮影はロバート・サーティースが各々担当。出演はバーブラ・ストライサンド、クリス・クリストファーソン、ゲイリー・ビジーなど。


21-8. ダイヤルMを廻せ!

監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 レイ・ミランドグレース・ケリーロバート・カミングスジョン・ウィリアムスアンソニー・ドーソン
1954年・アメリカ (ワーナー・ブラザース日本支社)

私は告白する」 に次いでアルフレッド・ヒッチコックが監督したミステリイ・ドラマ1954年作品。フレデリック・ノットの戯曲およびテレビ劇を作者自身が脚色した。撮影のロバート・バークス、音楽のディミトリ・ティオムキンも 「私は告白する」 と同じスタフ。主演は 「午後の喇叭」 のレイ・ミランド、 「モガンボ」 のグレイス・ケリー、 「逃走迷路」 「恐怖時代」 のロバート・カミングスで、ジョン・ウィリアムス(1)、アンソニー・ドーソン( 「鷲の谷」 )らが助演する。ワーナーカラー作品、3D立体映画であるが、日本公開は平面版になる。


21-9. パニック・ルーム

監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジョディ・フォスターフォレスト・ウィテカードワイト・ヨーカムジャレッド・レトクリステン・スチュワート
2002年・アメリカ (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 113分

鬼才デビッド・フィンチャー監督&主演ジョディ・フォスターで贈る密室サスペンス。侵入不可能な避難用小部屋を舞台に、凶悪な強盗団に挑む母と娘の奮闘がスリリングに展開!


21-10. 白い肌の異常な夜

監督 ドン・シーゲル
出演 クリント・イーストウッドジェラルディン・ペイジエリザベス・ハートマンジョー・アン・ハリスパメリン・ファーディン
1971年・アメリカ (CIC)

女性特有の愛憎の心理構造を鋭くえぐった作品。製作・監督は 「刑事マディガン」 のドン・シーゲル、トーマス・カリナンの原作をジョン・B・シェリーとグライムス・グリスが共同脚色、撮影はロバートの息子ブルース・サーティーズ、音楽はラロ・シフリン、編集はカール・ピンジトアが各々担当。出演は 「真昼の死闘」 のクリント・イーストウッド、ジェラルディン・ペイジ、エリザベス・ハートマン、ジョー・アン・ハリス、パメリン・ファーディンなど。


21-11. 血と怒りの河

監督 シルヴィオ・ナリッツァーノ
出演 テレンス・スタンプジョアナ・ペテットカール・マルデンリカルド・モンタルバンアンソニー・コステロ
1968年・アメリカ (パラマウント) 113分

ロナルド・M・コーエンの原案を、彼とミード・ロバーツが脚色、 「ジョージー・ガール」 のシルビオ・ナリッツァーノが監督した西部劇アクションで 「ベン・ハー(1959)」 のヤキマ・カナットがアクション・シーンを担当している。撮影はスタンリー・コテルス、音楽は 「日曜日はダメよ」 のマノス・ハジダキスが担当した。出演は 「遥か群衆を離れて」 のテレンス・スタンプ、 「007/カジノ・ロワイヤル」 のジョアンナ・ペティット、 「ホテル」 のカール・マルデン、 「追いつめて殺せ!」 のリカルド・モンタルバン、 「アメリカ アメリカ」 のスタチス・ヒアレリスほか。製作はジャッド・バーナードとアーウィン・ウィンクラー。


21-12. アジャストメント

監督 ジョージ・ノルフィ
出演 マット・デイモンエミリー・ブラントアンソニー・マッキージョン・スラッテリーマイケル・ケリー
2011年・アメリカ (東宝東和) 106分

人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を、マット・デイモン主演で映画化したサスペンス・アクション。なにげない日々の出来事もすべてが謎の集団“運命調整局”によって操作されているという奇妙な世界で、その事に気付き、誰にも支配されない運命を手に入れようと奔走する男の姿を描き出す。


21-13. クリフハンガー (吹替)

監督 レニー・ハーリン
出演 シルヴェスター・スタローンジョン・リスゴーマイケル・ルーカージャニン・ターナーレックス・リン
1993年・アメリカ (東宝東和) 112分

標高4 000メートルの山中で、1億ドルのトランクを巡って国際的犯罪組織と争奪戦を繰り広げる男の超人的な活躍を描く、山岳冒険活劇。監督・製作は 「ダイ・ハード2」 のレニー・ハーリンが当たり、共同製作は 「氷の微笑」 のアラン・マーシャル。エグゼクティヴ・プロデューサーは 「ターミネーター2」 のマリオ・カサール。脚本はジョン・ロングの原案を元に、本作でデビューのマイケル・フランスと主演のシルヴェスター・スタローンが執筆。映画用ストーリーはフランス。撮影は 「エイリアン3」 のアレックス・トムソン。音楽は 「ラスト・オブ・モヒカン」 のトレヴァー・ジョーンズ。SFXはボス・フィルムが担当。クライミング・コーディネーターを 「K2 ハロルドとテイラー」 「ザ・スタンド」 のマイク・ワイスが手掛けている。主演は 「オスカー(1991)」 「刑事ジョー ママにお手あげ」 とコメディが続いたが、久々にアクションに復帰したシルヴェスター・スタローン。共演は 「リコシェ」 のジョン・リスゴー、 「ヘンリー」 のマイケル・ルーカー、 「マグノリアの花たち」 のジャニン・ターナー、 「推定無罪」 のポール・ウィンフィールドほか。



21-14. リプリー (吹替)

監督 アンソニー・ミンゲラ
出演 マット・デイモングウィネス・パルトロウジュード・ロウケイト・ブランシェットフレディ・ミルス
1999年・アメリカ (松竹) 140分

 名作 「太陽がいっぱい」 をM・デイモンら若手スター競演で、まったく新しい視点からリメイク。愛と富を渇望する青年が自ら招く悲劇的な運命をミステリアスに描き出す。


21-15. チェーン・リアクション (吹替)

監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 キアヌ・リーヴスモーガン・フリーマンレイチェル・ワイズフレッド・ウォードケヴィン・ダン
1996年・アメリカ (20世紀フォックス映画) 107分

新エネルギー開発に絡む陰謀に巻き込まれた青年エンジニアの決死の逃避行を描いたサスペンス・アクション。監督は 「沈黙の戦艦」 「逃亡者」 のアクション派、アンドリュー・デイヴィス。 「ロボコップ」 「レナードの朝」 のアーン・L・シュミット、リック・シーマン、ジョシュ・フリードマンの原案を、フリードマン、 「沈黙の戦艦」 「ハンテッド」 のJ・F・ロートン、マイケル・ボートマンが共同で脚色。製作はシュミットとデイヴィス、エグゼクティヴ・プロデューサーはリチャード・D・ザナックとアーウィン・ストッフ。撮影のフランク・タイディ、美術のメイハー・アーマッドはデイヴィス作品の常連。音楽は 「訣別の街」 のジェリー・ゴールドスミス、編集は 「沈黙の戦艦」 「逃亡者」 のドナルド・ブロッシュとドヴ・ホウニグ、 「フォレスト・ガンプ 一期一会」 のアーサー・シュミット。特殊効果コーディネーターはロイ・アーボガスト、作品の大きな見どころである爆破シーンのデジタル視覚効果は 「エスケープ・フロム・L.A.」 のデジタル・ドメイン社が担当。主演は 「スピード」 「雲の中で散歩」 のキアヌ・リーヴス。共演は 「セブン」 のモーガン・フリーマンほか。



21-16. ザ・ファイター

監督 デヴィッド・O・ラッセル
出演 マーク・ウォールバーグクリスチャン・ベイルエイミー・アダムスメリッサ・レオジャック・マッギー
2010年・アメリカ (ギャガ) 116分

80〜90年代に活躍したプロボクサー、ミッキー・ウォードとその異父兄との兄弟愛を描く実話をベースにした感動ドラマ。一度はボクサーとしての大成を諦めるも、兄の支えで世界の頂点を目指すミッキーをマーク・ウォールバーグが熱演。その兄を13キロ減量し、歯並びを変えたり髪の毛を抜いて怪演するクリスチャン・ベールにも注目。



21-17. ディア・ハンター

監督 マイケル・チミノ
出演 ロバート・デ・ニーロクリストファー・ウォーケンジョン・サヴェージジョン・カザールメリル・ストリープ
1978年・アメリカ (ユナイト映画) 183分 (PG12指定)

1960年代末期におけるアメリカの若者のベトナム戦争体験を通じ、男の友情と死を絡ませて描く。製作はバリー・スパイキングス、マイケル・ディーリー、マイケル・チミノとジョン・ペバロール、監督は 「サンダーボルト(1974)」 のマイケル・チミノ、脚本はデリク・ウォッシュバーン、原案はマイケル・チミノ、デリク・ウォッシュバーン、ルイス・ガーフィンクルとクイン・K・レデカー、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はスタンリー・マイヤーズ、編集はピーター・ツィンナー、美術はロン・ホブスが各各担当。出演はロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・サベージ、ジョン・カザール、メリル・ストリープ、チャック・アスペグラン、ジョージ・ズンザ、ピエール・セグイ、ルタニア・アルダなど。


21-18. ファイヤーフォックス  

監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッドフレディ・ジョーンズデイヴィッド・ハフマンウォーレン・クラークロナルド・レイシー
1982年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画) 136分

音速の6倍で飛行し、レーダーに影すら残さないソ連の戦闘機ミグ31を、アメリカ空軍の一軍人が盗むまでを描くクレイグ・トーマスのベストセラー小説(パシフィカ)の映画化。製作・監督はクリント・イーストウッド、製作総指揮はフリッツ・マーネイズ、脚色はアレックス・ラスカーとウェンデル・ウェルマン、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はモーリス・ジャールが担当。出演はクリント・イーストウッド、デイヴィッド・ハフマン、フレディ・ジョーンズ、ウォーレン・クラーク、ナイジェル・ホーソーンなど。日本版字幕は戸田奈津子。デラックスカラー、パナビジョン。1982年作品。


21-19. 青春群像

監督 フェデリコ・フェリーニ
出演 アルベルト・ソルディフランコ・インテルレンギフランコ・ファブリッツィレオポルド・トリエステリカルド・フェリーニ
1953年・イタリア、フランス (新外映)

「崖」 のフェデリコ・フェリーニの第二回監督作品にあたる旧作。五人の、のらくら者たちの人生が描かれている。フェリーニ自身とエンニオ・フライアーノ、トゥリオ・ピネリ共同の原案をフェリーニとエンニオ・フライアーノが脚色、撮影は 「崖」 のオテロ・マルテリ、音楽はニーノ・ロータが担当している。出演するのは、 「可愛い悪魔」 のフランコ・インテルレンギ、 「崖」 のフランコ・ファブリッツィ、 「武器よさらば」 のアルベルト・ソルディ、レオポルド・トリエステ、フェリーニ監督の弟リカルド・フェリーニ、レオノーラ・ルッフォ、ジャン・ブロシャール、アルレット・サウヴァージ等。製作ロレンゾ・ペゴラーロ。


21-20. レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い

監督 エドワード・ズウィック
出演 ブラッド・ピットアンソニー・ホプキンスエイダン・クインジュリア・オーモンドヘンリー・トーマス
1994年・アメリカ (コロンビア トライスター映画) 132分

遙かなオールド・ウエストを舞台に、愛に素直に生きられない青年と、彼を想い続けた女性の悲しい愛の軌跡を描いた大河ロマン。 「ウルフ」 の脚本も手掛けた現代アメリカ文学の人気作家ジム・ハリソンの中編小説を、 「きのうの夜は…」 「グローリー」 のエドワード・ズウィックの監督で映画化。脚本はスーザン・シリディとビル・ウィトリフ。製作はズウィック、彼のパートナーのマーシャル・ハースコヴィッツ、ウィトリフの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは 「めぐり逢えたら」 のパトリック・クロウリー。カナダ・ロケで美しい自然をとらえた撮影は 「ブルーサンダー」 のジョン・トール、音楽は 「スウィング・キッズ」 のジェームズ・ホーナー。美術は 「ザ・シークレット・サービス」 のリリー・キルヴァート、衣装は 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 のデボラ・スコットがそれぞれ担当。主演は 「リバー・ランズ・スルー・イット」 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 のブラッド・ピット。共演は 「永遠の愛に生きて」 のアンソニー・ホプキンス、 「フランケンシュタイン(1994)」 のアイダン・クイン、 「ベイビー・オブ・マコン」 のジュリア・オーモンド、 「E.T.」 のヘンリー・トーマス、 「ザ・ファーム 法律事務所」 のカリーナ・ロンバードら。


21-21. エアフォース・ワン  

監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演 ハリソン・フォードゲイリー・オールドマングレン・クローズウェンディ・クルーソンポール・ギルフォイル
1997年・アメリカ (ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン) 124分

“空飛ぶホワイトハウス”の異名を取る合衆国大統領専用機を舞台に、機をハイジャックしたテロリストたちに単身戦いを挑む大統領の活躍を描いたサスペンス・アクション。監督は 「U・ボート」 「アウトブレイク」 のウォルフガング・ペーターゼン。撮影は 「スリーパーズ」 のミヒャエル・バルハウス、音楽は 「エグゼクティブ デシジョン」 のジェリー・ゴールドスミス。本物と同じ747型旅客機をベースに、内部を見事に再現した美術は 「トータル・リコール」 「ロボコップ」 のウィリアム・サンデル。編集は 「ザ・ロック」 のリチャード・フランシス=ブルース、視覚効果監修は 「スター・ウォーズ」 シリーズのリチャード・エドランド。主演は 「デビル」 のハリソン・フォード。共演は 「フィフス・エレメント」 のゲイリー・オールドマン、 「101」 「マーズ・アタック!」 のグレン・クローズ、 「コリーナ、コリーナ」 のウェンディ・クルーソン、 「リトル・プリンセス」 のリーセル・マシューズ、 「ファーゴ」 のウィリアム・H・メイシー、 「U・ボート」 「イングリッシュ・ペイシェント」 のユルゲン・プロホノフほか。


21-22. 白鯨

監督 ジョン・ヒューストン
出演 グレゴリー・ペックリチャード・ベイスハートレオ・ゲンジェームズ・ロバートソン・ジャスティスハリー・アンドリュース
1956年・アメリカ (ワーナー・ブラザース) 116分

ハーマン・メルヴィルの名作“白鯨”の映画化。“モビイ・ディック”と呼ばれる狂暴な白鯨と老朽捕鯨船ピークォド号船長エイハブとの激闘を中心とした海洋スペクタクル。脚色は 「原子怪獣現わる」 のレイ・ブラッドベリとジョン・ヒューストン、 「悪魔をやっつけろ」 に続いてヒューストンが製作・監督を担当。撮影監督は 「しのび逢い」 のオズワルド・モリス、作曲はフィリップ・スティートン。出演者は、 「灰色の服を着た男」 のグレゴリー・ペック、 「善人は若死にする」 のリチャード・ベースハート、 「チャタレイ夫人の恋人」 のレオ・ゲン、 「ピラミッド(1955)」 のジェームズ・R・ジャスティス、 「トロイのヘレン」 のハリー・アンドリュース、 「知りすぎていた男」 のバーナード・マイルズ、 「ナポレオン」 のオーソン・ウェールズなど男性オールスター・キャスト。


21-23. アニー・ホール (吹替)

監督 ウディ・アレン
出演 ウディ・アレンダイアン・キートントニー・ロバーツキャロル・ケインポール・サイモン
1977年・アメリカ (ユナイト映画) 93分

大都会ニューヨークに生きる男と女の出会いと別れをコミカルに描くラブ・ストーリー。製作総指揮はロバート・グリーンハット、製作はチャールズ・H・ジョフィ、監督は 「スリーパー」 のウディ・アレン、脚本はウディ・アレンとマーシャル・ブリックマン、撮影はゴードン・ウィリスが各々担当。出演はウディ・アレン、ダイアン・キートン、トニー・ロバーツ、キャロル・ケイン、ポール・サイモン、ジャネット・マーゴリンなど。


21-24. 世界で一番パパが好き!

監督 ケヴィン・スミス
出演 ベン・アフレックリヴ・タイラーラクエル・カストロジョージ・カーリンジェニファー・ロペス
2004年・アメリカ (東芝エンタテインメント) 101分

「デアデビル」 のベン・アフレック主演による心温まる家族ドラマ。仕事と子育ての狭間で葛藤するシングル・ファーザーと、彼をけなげに見守る娘の成長をつづる。


21-25. モホークの太鼓

監督 ジョン・フォード
出演 クローデット・コルベールヘンリー・フォンダエドナ・メイ・オリヴァーエディ・コリンズジョン・キャラダイン
1939年・アメリカ

荒野の決闘」 「果てなき航路」 「駅馬車」 のジョン・フォードが監督した1939年作品。ウォルター・D・エドモンズの同名の小説を 「剃刀の刄」 のラマー・トロッティと 「育ち行く年」 のソニア・レヴィーンが協力脚色した。撮影は 「赤い家」 「駅馬車」 のバート・グレノンと色彩映画専門のレイ・レナハンが担当した、元来は色彩映画であるが輸入されたのは黒白板である。主演は 「卵と私」 「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」 のクローデット・コルベールと 「荒野の決闘」 「運命の饗宴」 のヘンリー・フォンダで、助演は 「若草物語」 などの故エドナ・メイ・オリヴァー、 「駅馬車」 のジョン・キャラディン、エディ・コリンズ、ドリス・ボードン、ロバート・ローリー其他である。


21-26. ノウイング (吹替)

監督 アレックス・プロヤス
出演 ニコラス・ケイジチャンドラー・カンタベリーローズ・バーンララ・ロビンソンベン・メンデルソン
2009年・アメリカ (東宝東和) 121分

アイ,ロボット」 のアレックス・プロヤス監督が放つディザスター・ムービー。数字で埋め尽くされた不思議な紙を入手し、やがて驚愕の事実を知る大学教授をニコラス・ケイジが熱演。



21-27. カウボーイ

監督 デルマー・デイヴィス
出演 グレン・フォードジャック・レモンアンナ・カシュフィブライアン・ドンレヴィディック・ヨーク
1958年・アメリカ (コロムビア) 92分

沈着な牧童グレン・フォードと、西部男になろうとする若者ジャック・レモンの2人の性格対比から、カウボーイ魂とでもいうべきものを描こうとした 「決断の3時10分」 のデルマー・デイヴス監督作品。フランク・ハリスの書下ろした物語を 「誇り高き男」 のエドモンド・H・ノースが脚色。 「決断の3時10分」 のチャールズ・ロートン・ジュニアが撮影し、G・ダニングが音楽を担当した。 「Z旗あげて」 のグレン・フォードと 「海の荒くれ」 のジャック・レモンに、 「大空の凱歌」 のアンナ・カシュフィがいろどりをそえて主演。 「原子人間」 のブライアン・ドレンヴィ、 「悪魔の園」 のヴィクトル・マヌエル・メンドーサ等が助演する。製作ジュリアン・ブロースタイン。


21-28. きみに読む物語

監督 ニック・カサヴェテス
出演 ジェームズ・ガーナージーナ・ローランズジェームズ・マースデンサム・シェパードジョアン・アレン
2004年・アメリカ (ギャガ) 123分

ニコラス・スパークスのベストセラー小説を映画化した正統派の青春ラブ・ロマンス。身分違いの若い男女の愛の軌跡が、ある老人の回想を通して詩情豊かにつづられる。


21-29. ラッシュアワー

監督 ブレット・ラトナー
出演 ジャッキー・チェンクリス・タッカーエリザベス・ペーニャトム・ウィルキンソンフィリップ・ベイカー・ホール
1998年・アメリカ (ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ) 97分

口八丁なロス市警の刑事と腕の立つ香港警察の捜査官がコンビを組んで敵に立ち向かう、コミカルなポリス・アクション。スタンダップ・コメディアン出身のクリス・タッカー( 「フィフス・エレメント」 )の話術と、これがハリウッド映画への本格的進出の第1弾となるジャッキー・チェン( 「ナイスガイ」 )のアクションの共演が見どころ。監督はデビュー作である前作 「ランナウェイ」 でもタッカーと組んだブレット・ラトナー。 「ファースト・コンタクト STAR TREK」 のロス・ラマンナの原案を基に、彼と 「張り込みプラス」 のジム・コーフが脚本を執筆。製作は 「6デイズ/7ナイツ」 のロジャー・バーンバウムと 「ラストマン・スタンディング」のアーサー・サルキシアン、 「あなたが寝てる間に…」 のジョナサン・グリックマン。撮影は 「イレイザー」 のアダム・グリーンバーグ、音楽は 「燃えよドラゴン」 のラロ・シフリン。美術のロブ・ウィルソン・キング、編集のマーク・ヘルフリッチ、衣裳のシャレン・デイヴィスは 「ランナウェイ」 に続いて参加。共演は 「フリー・ウィリー2」 のエリザベス・ペーニャ、 「ゴースト&ダークネス」 のトム・ウィルキンソン、 「北京のふたり」 のチー・マほか。


21-30. 世界の果ての通学路

監督 パスカル・プリッソン
出演 ジャクソン・サイコンサロメ・サイコンサミュエル・J・エスターガブリエル・J・エスター
2012年・フランス (キノフィルムズ(提供 キノフィルムズ=KADOKAWA)) 77分

ケニアのサバンナをはじめ、アルゼンチン、モロッコ、インドの道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追ったドキュメンタリー。監督は、 「マサイ」 のパスカル・プリッソン。2013年ロカルノ映画祭正式上映作品。アンリ・ラングロワ賞2014ドキュメンタリー賞、セザール賞2014ドキュメンタリー賞受賞。



21-31. ダーティファイター 燃えよ鉄拳 (吹替)

監督 バディ・ヴァン・ホーン
出演 クリント・イーストウッドソンドラ・ロックジェフリー・ルイスウィリアム・スミスハリー・ガーディノ
1980年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画)

長距離トラックの運転手でケンカ好きの男ファイロ・ベドーの世紀の対決を恋と笑いで描く。製作総指揮はロバート・デイリー、製作はフリッツ・マーネイズ、監督はこれがデビューのバディ・バン・ホーン。ジェレミー・ジョー・クロンスバーグの原案を基にスタンフォード・シャーマンが脚色。撮影はデイヴィッド・ワース、音楽はスナッフ・ギャレットとスティーヴ・ドーフ、編集はフェリス・ウェブスターとロン・スパング、製作デザインはウィリアム・J・クリーバーが各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジョフリー・ルイス、ウィリアム・スミス、ハリー・ガーディノ、ルース・ゴードン、マイケル・カバナーなど。


21-32. ラッシュアワー2

監督 ブレット・ラトナー
出演 ジャッキー・チェンクリス・タッカーチャン・ツィイージョン・ローンロセリン・サンチェス
2001年・アメリカ (ギャガ=ヒューマックス=松竹) 90分

ジャッキー・チェン&クリス・タッカー主演によるサスペンス・アクションの第2弾。香港警察の警部リーとLA市警のカーター刑事がアジア、アメリカをまたにかけて謎の爆破事件に立ち向かう。



21-33. ラッシュアワー3 (吹替)

監督 ブレット・ラトナー
出演 ジャッキー・チェンクリス・タッカー真田広之ノエミ・ルノワールマックス・フォン・シドー
2007年・アメリカ (東宝東和) 100分

ジャッキー・チェンとクリス・タッカーによるアクション・シリーズ第3弾。今回はパリを舞台に中国人マフィアと激しいバトルを展開する。敵役として真田広之が共演している。


21-34. フェーム

監督 アラン・パーカー
出演 アイリーン・キャラリー・キュレーリローラ・ディーンアントニア・フランチェスキポール・マクレーン
1980年・アメリカ (MGM映画=CIC) 134分

ニューヨークのマンハッタンに現存する芸能専門学校を舞台に、有名人になることを夢みる若者たちが入学して卒業するまでをドキュメンタリー・タッチで描く。製作はデイヴィッド・デ・シルバとアラン・マーシャル、監督は 「ミッドナイト・エクスプレス」 のアラン・パーカー、脚本はクリストファー・ゴア、撮影はマイケル・セラシン、音楽はマイケル・ゴア、編集はゲリー・ハムブリング、製作デザインはジョフリー・カークランドが各々担当。出演はアイリーン・キャラ、リー・キュレーリ、ローラ・ディーン、アントニア・フランチェスキ、ポール・マックレーン、バリー・ミラーなど。


f21-35. 山の郵便配達 (吹替)

監督 フォ・ジェンチイ
出演 Teng Ru-Junリィウ・イエZhao Xiu-LiGong Ye-HangChen Hao
1999年・中国 (キネマ旬報社=エフ プロモーション=東宝東和) 93分

山村の郵便配達人をめぐる、心暖まる人間ドラマ。郵便配達の仕事を引き継ぐ父と息子の旅をとおして、山村の生活や家族の絆を叙情豊かにつづり深い郷愁を誘う。


21-36. マンマ・ミーア!  

監督 フィリダ・ロイド
出演 メリル・ストリープアマンダ・サイフリッドピアース・ブロスナンコリン・ファースステラン・スカルスガルド
2008年・アメリカ (東宝東和) 108分

人気グループ、ABBAの曲を全編にちりばめ、世界的ヒットを記録したミュージカルを映画化。結婚式を控えた女性が、顔すら知らぬ父親を招待しようとしたことから起きる騒動を描く。



f21-37. ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

監督 アン・リー
出演 スラージ・シャルマイルファン・カーンジェラール・ドパルデューレイフ・スポールアディル・フセイン
2012年・アメリカ (20世紀フォックス映画) 126分  (IMAX)

家族が経営する動物園の動物たちを乗せた貨物船が嵐に見舞われ、一命を取り留めるも、救命ボートでトラと共存するはめになった16歳の少年の過酷な運命を描くサバイバル・アドベンチャー。優れた長編小説に与えられる文学賞である、ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの同名作を、名匠アン・リーが初の3D作品として映画化した話題作。


f21-38. 少林サッカー

監督 リー・リクチ
出演 チャウ・シンチーウォン・ヤッフェイヴィッキー・チャオン・マンタパトリック・ツェー
2001年・香港 (クロックワークス=ギャガ・ヒューマックス) 109分

香港歴代No.1ヒットを記録した奇想天外なサッカー映画が日本上陸。少林拳の達人たちが繰り出すスーパープレイの数々を、ワイヤーワーク&VFXで見せきる爆笑作だ。


21-39. トイ・ストーリー (吹替)

監督 ジョン・ラセター
出演 トム・ハンクスティム・アレンドン・リックルスジム・ヴァーニーウォーレス・ショーン
1995年・アメリカ (ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン)

おもちゃたちの冒険と友情を描いた、世界初の全編フルCGの長編アニメ映画。ピクサー社による驚異の映像が見どころ。監督は、これが初長編となるディズニー・スタジオ出身のジョン・ラセッターで、88年にアカデミー賞を受賞した短編CGアニメ「ティン・トイ」(日本未公開)を発展させたもの。製作はピクサーのラルフ・グッゲンハイムと 「靴をなくした天使」 のボニー・アーノルドの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーはエドウィン・キャットマルと、ピクサーのスティーヴン・ジョブス。脚本はジョス・ウェドン、アンドリュー・スタントン、ジョエル・コーエン、アレック・ソコロウの共同。作画監督はピート・ドクター、美術はディズニー作品 「グリーン・ガリー 最後の熱帯密林」 (日本では特別上映のみ)のラフ・シングルトン、音楽と主題歌・挿入歌は 「ザ・ペーパー」 のランディ・ニューマンが担当。声の出演は 「フォレスト・ガンプ 一期一会」 のトム・ハンクス、 「サンタクローズ」 のティム・アレンほか。日本語吹替版も同時公開され、唐沢寿明、所ジョージの声の出演も話題に。字幕・吹替版ともダイヤモンド★ユカイの主題歌「君はともだち」がエンド・クレジットに使用された。


21-40. サウンド・オブ・サイレンス (吹替)

監督 ゲイリー・フレダー
出演 マイケル・ダグラスショーン・ビーンブリタニー・マーフィスカイ・マッコール・バーツシアクガイ・トリー
2001年・アメリカ (20世紀フォックス映画) 114分

名優マイケル・ダグラス主演のノンストップ・サスペンス。誘拐事件に巻き込まれた医師の苦闘が、心を閉ざした美少女との交流などのエピソードを絡めてスリリングに展開!


f21-41. 父 パードレ・パドローネ

監督 ヴィットリオ・タヴィアーニ
出演 オメロ・アントヌッティサヴェリオ・マルコーニマルチェッラ・ミケランジェリファブリツィオ・フォルテマリーノ・チェンナ
1977年・イタリア (フランス映画社)

非識字者だった羊飼いの少年が、学間を学び、厳格な父と対立しながらもたくましい知識欲によって成長していく姿を描く。ガヴィーノ・レッダの自伝(平凡社)の映画化で、彼自身も冒頭とラストに登場し、自らを語る。脚本・監督は日本初登場のパオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟。撮影はマリオ・マシーニ、美術はジョヴァンニ・ズバッラ、出演はオメロ・アントヌッティ、サヴェリオ・マルコーニ、マルチェッラ・ミケランジェリなど。この映画は、1977年のカンヌ国際映画祭グランプリと、同国際批評家大賞を受賞した。


21-42. 奇跡の人 (吹替)

監督 アーサー・ペン
出演 アン・バンクロフトパティ・デュークヴィクター・ジョリーアンドリュー・プラインKathlee Comegys
1962年・アメリカ (東和)

三重苦のヘレン・ケラー女史がサリバン教師によって人生に光明を見い出すまでの苦闘を描いたウィリアム・ギブソンの戯曲を彼自身がシナリオ化し、ブロードウェイの演出者アーサー・ペンが監督したもの。撮影はアーネスト・カバロス、音楽はローレンス・ローゼンタール、製作はペンと度々コンビを組むフレッド・コーである。出演者は 「シャロンの屠殺者」 などの舞台女優アン・バンクロフト、 「明日に泣く」 の子役パティ・デューク、舞台のヴィクター・ジョリー、インガ・スウェンスンなど。バンクロフトは63年度アカデミー主演女優賞、デュークは助演女優賞をそれぞれ受賞しているがゴルーデン・グローブ最優秀新人女優賞(デューク)、イギリス・アカデミー外国主演女優賞(バンクロフト)ほか各種の賞も受賞。


21-43. テレマークの要塞

監督 アンソニー・マン
出演 カーク・ダグラスリチャード・ハリスウラ・ヤコブソンマイケル・レッドグレーヴデイヴィッド・ウェストン
1965年・アメリカ (コロムビア)

クヌート・ハウケリードの“原子爆弾を阻止したスキーの男たち”とジョン・D・ドラモンドの“これらの男たちがいなかったら”を、 「大脱走」 のアイヴァン・モファットと 「ローマ帝国の滅亡」 のベン・バーズマンが共同で脚色、 「ローマ帝国の滅亡」 のアンソニー・マンが監督したセミ・ドキュメントなレジスタンス・ドラマ。撮影は 「ローマ帝国の滅亡」 のロバート・クラスカー、音楽は 「戦場にかける橋」 のマルコム・アーノルドが担当した。出演は 「危険な道」 のカーク・ダグラス、 「ダンディー少佐」 のリチャード・ハリス、 「ズール戦争」 のウーラ・ヤコブソン、 「丘」 のマイケル・レッドグレイヴ、ほかにデイヴィッド・ウェストン、アントン・ディフリングなど。製作はS・ベンジャミン・フィッツ。なお、重水とは化学名をデュートリューム・オキサイド(重水素酸化物)といい、核分裂のさいに重要な役割を演じる、中性子の減速剤で、核分裂および連鎖反応の修正をするもの。


f21-44. 赤い河

監督 ハワード・ホークス
出演 ジョン・ウェインモンゴメリー・クリフトジョアン・ドルーウォルター・ブレナンコリーン・グレイ
1948年・アメリカ (松竹映画) 133分

ユナイテッド・アーティスツ日本支社と松竹洋画部の提携による第1回公開作品。 「僕は戦争花嫁」 の監督者ハワード・ホークスが製作並びに監督にあたったモントレイ・プロ1948年映画で、 「炎の街」 のボーデン・チェイスが史実に基づいて書いた 「チゾルム・トレイル」 (サタデイ・イヴニング・ポスト所載)をチェイズ自身とチャールズ・シュニーが共同脚色し、撮影は 「秘密警察」 のラッセル・ハーラン、音楽はディミトリ・ティオムキン 「白昼の決闘」 、編集は 「物体」 の監督クリスチャン・ナイビイ 「秘密警察」 の担当。主演は 「黄色いリボン」 のジョン・ウェインとジョアン・ドルー、 「女相続人」 のモンゴメリイ・クリフトで、 「彼女は二挺拳銃」 のウォルター・ブレナン、 「アリゾナの決闘」 のコリーン・グレイ、故ハリイ・ケリイとその息子、ジョン・アイアランドらが助演する。


f21-45. ボーン・コレクター 

監督 フィリップ・ノイス
出演 デンゼル・ワシントンアンジェリーナ・ジョリークイーン・ラティファマイケル・ルーカーマイク・マッグローン
1999年・アメリカ (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 117分

連続猟奇殺人鬼に挑む寝たきりの体の科学捜査官の姿を描くサスペンス。ジェフリー・ディーヴァーの同名ベストセラー小説(文藝春秋刊)を 「N.Y.殺人捜査線」 のジェレミー・アイアコンが脚色。監督は 「今そこにある危機」 のフィリップ・ノイス。撮影は 「フラッド」 のディーン・セムラー。音楽はクレイグ・アームストロング。出演は 「悪魔を憐れむ歌」 のデンゼル・ワシントン、 「狂っちぃないぜ!」 のアンジェリーナ・ジョリーほか。


f21-46. タイガー 伝説のスパイ

監督 カビール・カーン
出演 サルマーン・カーンカトリーナ・カイフランヴィール・ショウリーロシャン・セスギリーシュ・カルナド
2012年・インド (日活) 132分

世界6ヶ国を舞台に、インド諜報局のスパイとパキスタンの女スパイが愛の逃避行を繰り広げるアクションロマンス。出演は 「ミモラ 心のままに」 のサルマーン・カーン、 「人生は一度だけ」 のカトリーナ・カイフ。インド映画の都ボリウッド製作の作品をまとめて上映する“ボリウッド4 ザッツ☆エンターテインドメント!”で上映される一作。



f21-47. ジョニーは戦場へ行った

監督 ダルトン・トランボ
出演 ティモシー・ボトムズキャシー・フィールズドナルド・サザーランドジェイソン・ロバーズマーシャ・ハント
1971年・アメリカ (ヘラルド映画)

戦場で両手、両足、耳、眼、口を失い、第1次世界大戦が終わってから15年近く生き続けたイギリス将校が実在したという事実をヒントに、ダルトン・トランボが1939年に発表した小説 「ジョニーは銃をとった」 を、トランボ自ら脚本・監督した反戦映画。なお1971年カンヌ映画祭審査員特別賞、日本でも72年度芸術祭大賞を受賞した。製作はブルース・キャンベル、撮影はジュールス・ブレンナー、編集ミリー・ムーアが各々担当。出演はティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ドナルド・サザーランド、ジェイソン・ロバーズ、マーシャ・ハント、ダイアン・ヴァーシ、エドワード・フランツなど。



f21-48. 今そこにある危機 

監督 フィリップ・ノイス
出演 ハリソン・フォードウィレム・デフォーアン・アーチャージョアキム・デ・アルメイダヘンリー・ツァーニー
1994年・アメリカ (UIP) 141分

レッド・オクトーバーを追え!」 「パトリオット・ゲーム」 に続き、CIAの情報アナリスト、ジャック・ライアンの活躍を描いた大型エンターテインメント・シリーズの第3弾。原作はトム・クランシーの小説 「今、そこにある危機」 (文藝春秋刊)で、 「パトリオット・ゲーム」 も手掛けたオーストラリア出身のフィリップ・ノイスが監督に当たった。スケール豊かな原作を脚色したのは、前2作も担当したドナルド・スチュワート、 「シンドラーのリスト」 のスティーヴン・ザイリアン、 「ビッグ・ウェンズデー」 などで監督としても活躍するジョン・ミリアスの3人。製作は 「パトリオット・ゲーム」 「ビバリーヒルズ・コップ3」 のコンビ、メイス・ニューフェルドとロバート・レーメ。撮影は 「パトリオット・ゲーム」 のドナルド・M・マッカルパイン、音楽は同作のジェームズ・ホーナー、美術は 「レッド・オクトーバーを追え!」 のテレンス・マーシュ。特殊効果コーディネーターは 「ゴッドファーザー」 のジョー&ポール・ロンバルディ父子が担当し、準備に3週間を費やした爆発シーンをはじめとする場面を現出。視覚効果スーパーバイザーは 「パトリオット・ゲーム」 のロバート・グラズミアが手掛けている。名実共にアメリカ映画のトップスターとなったハリソン・フォードが前作に引き続きライアン役で主演するほか、妻役のアン・アーチャー、娘役のソーラ・バーチ、前2作にも出演したジェームズ・アール・ジョーンズらレギュラー陣に加え、 「時の翼に乗って ファラウェイ・ソー・クロース!」 のウィレム・デフォー、カナダ映画界の名優で、本作が初のアメリカ映画出演となるヘンリー・ツァーニー、 「心の旅」 のドナルド・モファット、 「グッド・モーニング・バビロン!」 のジョアキム・デ・アルメイダらが共演。