15-1. 明りを灯す人

監督 アクタン・アリム・クバト
出演 アクタン・アリム・クバトタアライカン・アバゾバアスカット・スライマノフアサン・アマノフスタンベック・トイチュバエフ
2010年・キルギス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ (ビターズ・エンド)

カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭で高い評価を得ている、心温まるドラマ。中央アジア・キルギス共和国出身の監督が自ら主演を兼任。同国の小さな村を舞台に、“明り屋さん”として親しまれる純朴な電気工の姿を見つめる。かつて遊牧民族だったキルギスの人々の穏やかな生活ぶりや、慎ましく生きる姿に引き込まれる。


15-2. アイ・アム・レジェンド (吹替)

監督 フランシス・ローレンス
出演 ウィル・スミスサリー・リチャードソンアリシー・ブラガダッシュ・ミホクチャーリー・ターハーン
2007年・アメリカ (ワーナー・ブラザース)

コンスタンティン」 のフランシス・ローレンス監督によるSFサスペンス。 「幸せのちから」 のウィル・スミス扮する科学者が、廃墟と化したNYで孤独なサバイバルを展開する。


15-3. カティンの森

監督 アンジェイ・ワイダ
出演 マヤ・オスタシェフスカアルトゥル・ジミイェフスキヴィクトリャ・ゴンシェフスカマヤ・コモロフスカヴワディスワフ・コヴァルスキ
2007年・ポーランド (アルバトロス・フィルム)

巨匠アンジェイ・ワイダが、第2次世界大戦下、ソ連軍によりポーランド軍将校らが虐殺された実在の事件を映画化。戦争に引き裂かれた家族たちそれぞれの思いが痛切に胸に響く。


15-4. アメリ

監督 ジャン=ピエール・ジュネ
出演 オドレイ・トトゥマチュー・カソヴィッツリュフュヨランド・モローアルチュス・ド・パンゲルン
2001年・フランス (アルバトロス・フィルム(ニューセレクト=テレビ東京=博報堂 提供))

仏で社会現象的な大ヒットを飛ばしたファンタジー。好奇心旺盛で愛くるしいヒロインの奇妙な冒険を、 「エイリアン4」 の鬼才ジャン=ピエール・ジュネがカラフルな映像でつづる。


15-5. LOVERS

監督 チャン・イーモウ
出演 金城武ソン・タンタンチャン・ツィイーアンディ・ラウ
2004年・中国、香港 (ワーナー)

「HERO」 のチャン・イーモウ監督が、金城武、チャン・ツィイーら豪華キャストを主演に迎えた歴史ロマン。唐の時代を舞台に、国の存亡を巡る男女3人の劇的な運命を描く。


15-6. 羊たちの沈黙 

監督 ジョナサン・デミ
出演 ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンススコット・グレンテッド・レヴィンアンソニー・ヒールド
1991年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画)

出演はジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンスほか。FBIアカデミーの若き女性訓練生が、精神病院に監禁中の天才精神科医の遠隔捜査を受け、連続誘拐殺人事件の解明に挑むサイコ・スリラー。トーマス・ハリスのベストセラー小説の映画化。アカデミー賞5部門を獲得。2001年3月7日にニュープリントで再上映。


15-7. アース

監督 マーク・リンフィールド
出演 
2007年・ドイツ、イギリス (ギャガ・コミュニケーションズ)

「ディープ・ブルー」 の製作陣や英国BBCのスタッフらが、全世界200ヶ所以上で撮影したドキュメンタリー。北極や赤道直下、そして深海で、さまざまな生き物の生態に迫る。


15-8. 二つの祖国で 日系陸軍情報部

監督 すずきじゅんいち
出演 ハリー・アクネグランド・イチカワノーマン・ミネタダニエル・井上ジェイク・シマブクロ
2012年・アメリカ、日本 (フイルムヴォイス)

「東洋宮武が覗いた時代」「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」に続く、すずきじゅんいち監督による日系史ドキュメンタリー第3作。米国陸軍の秘密情報機関=MIS(ミリタリーインテリジェンスサービス)の中心メンバーであった日系二世の元兵士たちの証言を基に、太平洋戦争時の米国極秘情報に迫る。長い間、秘密情報部員という性格上、MISの存在自体が国家の最高機密として極秘扱いであった。米国の国籍を持ちながら、国内で人種差別と戦い、父母の祖国・日本と戦う運命を受け入れた日系二世の兵士たちは、祖国米国に忠誠を誓い、勝利に貢献、戦後は日米の架け橋として日本再建に尽力した。彼らは長い沈黙を破り、二つの祖国への想いを語り始める………。そして米国では大統領、副大統領の次の地位にある長老上院議員ダニエル・イノウエ、元ハワイ州知事のジョージ・アリヨシ、共和党と民主党政権で大臣を務めたノーマン・ミネタなど80名にも及ぶ多数の元兵士たちにインタビューを敢行。また、日米両軍や民間人に多数の死傷者を出した沖縄でもロケを行い、沖縄戦の悲劇も映し出す。日系四世の世界的ウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ、沖縄出身の国際女優で「ベストキッド2」のタムリン・トミタも出演、若い世代からのメッセージを語る。


15-9. サーカスの世界

監督 ヘンリー・ハサウェイ
出演 ジョン・ウェインクラウディア・カルディナーレリタ・ヘイワースロイド・ノーランリチャード・コンテ
1964年・アメリカ (コロムビア)

ローマ帝国の滅亡」 のフィリップ・ヨーダンと 「北京の55日」 のニコラス・レイの共同オリジナル・ストーリーを、ベン・ヘクト、ジュリアン・ヘルヴィ、ジェームズ・エドワード・グラントらが共同で脚色、 「西部開拓史」 のヘンリー・ハサウェイが演出したサーカスドラマ。撮影は 「北京の55日」 のジャック・ヒルドヤード、音楽は 「ローマ帝国の滅亡」 のディミトリ・ティオムキンが担当した。出演は 「マクリントック」 のジョン・ウェイン、 「ブーベの恋人」 のクラウディア・カルディナーレ、 「コルドラへの道」 のリタ・ヘイワース、TV 「ララミー牧場」 のジョン・スミス、 「スーザンの恋」 のロイド・ノーラン、 「オーシャンと十一人の仲間」 のリチャード・コンテ、ほかに猛獣調教師のアアンリ・ダンテスや有名サーカス団の協力がある。製作は 「ローマ帝国の滅亡」 のサミュエル・ブロンストン。


15-10. ユー・ガット・メール

監督 ノーラ・エフロン
出演 トム・ハンクスメグ・ライアンパーカー・ポージージーン・ステイプルトンスティーヴ・ザーン
1998年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画)

インターネットで知り合った男女の運命的な恋を描いたラブ・ストーリー。 「めぐり逢えたら」 のノーラ・エフロン監督、主演のトム・ハンクスとメグ・ライアンが再び顔を合わせた作品。監督は 「マイケル」 のノーラ・エフロンで、脚本は同作に続いて姉デリア・エフロンとの共同。製作はノーラ、 「ボルケーノ」 のローレン・シュラー・ドナー。製作総指揮はデリア、 「陰謀のセオリー」 のジュリー・ダーク、 「マイケル」 のG・マクブラウン。撮影も同作のジョン・リンドレイ、音楽は 「カルラの歌」 のジョージ・フェントン、美術は 「マイケル」 のダン・デイヴィス、編集は 「恋愛小説家」 のリチャード・マクス、衣裳は 「ジャッカル」 のアルバート・ウォルスキー。主演は 「プライベート・ライアン」 のトム・ハンクスと 「シティ・オブ・エンジェル」 のメグ・ライアン。共演は 「フラート」 のパーカー・ポージー、 「マイケル」 のジーン・ステイプルトン、 「恋愛小説家」 のグレッグ・キニアほか。


15-11. レオン 

監督 リュック・ベッソン
出演 ジャン・レノゲイリー・オールドマンナタリー・ポートマンダニー・アイエロ
1994年・アメリカ、フランス (日本ヘラルド映画(日本ビクター=日本ヘラルド映画 提供))

凄腕の寡黙な殺し屋と12歳の少女の純粋な愛を、スタイリッシュなアクション・シーンを交えて描いた一編。初長編 「最後の戦い」 以来、 「サブウェイ」 「グラン・ブルー」 「ニキータ」 「アトランティス」 と、1作ごとに注目を集める現代フランス映画界の寵児、リュック・ベッソンが初めてアメリカを舞台に選び、ワールド・ワイドな展開を試みた(台詞は英語)。脚本・監督はベッソン、エグゼクティヴ・プロデューサーは実父のクロード・ベッソン。撮影は、監督とは 「ニキータ」 に続いて2作目となるティエリー・アルボガスト、音楽は 「最後の戦い」 から全作品に参加しているベッソンの盟友エリック・セラで、主題歌はスティング&ドミニク・ミラーの「The Shape of my Heart」。美術はダン・ウェイルが担当。主演は 「最後の戦い」 以来、ベッソン作品には欠かせぬ俳優であるジャン・レノと、オーディションで2000人を越える中から選ばれてデビューした、13歳のナタリー・ポートマン。 「ドラキュラ(1992)」 「トゥルー・ロマンス」 「蜘蛛女」 と出演作が相次ぐゲイリー・オールドマンが悪徳麻薬取締官に扮して怪演するほか、アカデミー助演男優賞候補の 「ドゥ・ザ・ライト・シング」 や 「ジャック・ルビー」 のダニー・アイエロが手堅い助演ぶりを見せる。後に22分長いディレクターズカット版が製作されている。


15-12. Shall we Dance?

監督 ピーター・チェルソム
出演 リチャード・ギアジェニファー・ロペススーザン・サランドンスタンリー・トゥッチボビー・カナヴェイル
2004年・アメリカ (ギャガ)

周防正行監督&役所広司主演で1996年に大ヒットしたダンス映画を、ハリウッドでリメイク。シカゴを舞台に、生きる情熱を取り戻そうとする中年男の奮闘を描く。


15-13. マーヴェリック

監督 リチャード・ドナー
出演 メル・ギブソンジョディ・フォスタージェームズ・ガーナーグラハム・グリーンアルフレッド・モリーナ
1994年・アメリカ (ワーナー・ブラザース)

自慢のカードさばきで開拓期の西部を渡り歩くギャンブラー、美貌の女スリ、謎の保安官の珍道中を、アクションとユーモア豊かに描いた西部劇。50年代の人気TVシリーズ「マーベリック」を企画も務めたメル・ギブソンの主演で映画化したもので、彼がパートナーのブルース・デイヴィーと主宰するアイコン・プロ作品。どんでんがえしの連続に 「駅馬車(1939)」 をほうふつさせるスタントなど、見どころは多い。監督は 「リーサル・ウェポン」 シリーズでギブソンと組んだリチャード・ドナー。脚本は 「ミザリー」 のウィリアム・ゴールドマン、製作はデイヴィーとドナーの共同。ダイナミックな野外ロケを展開した撮影は 「わかれ路(1994)」 のヴィルモス・ジグモンド。 「夕陽のガンマン」 「大いなる西部」 の主題曲も取り入れた遊び心たっぷりの音楽は 「レナードの朝」 のランディ・ニューマン。主演は 「顔のない天使」 のメル・ギブソンと 「ジャック・サマースビー」 のジョディ・フォスター、そしてTV版で主人公を演じたジェームズ・ガーナー。助演に 「天使にラブソングを2」 のジェームズ・コバーン、 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 のグレアム・グリーンら。


15-14. ワイアット・アープ

監督 ローレンス・カスダン
出演 ケヴィン・コスナーデニス・クエイドジーン・ハックマンジェフ・フェイヒーマーク・ハーモン
1994年・アメリカ (ワーナー・ブラザース)

西部開拓史の伝説のヒーロー、ワイアット・アープの波乱万丈の生涯を描いた西部劇の大作。従来のアープものと異なり、史実に忠実で重厚な人間ドラマとして描かれている。監督は 「シルバラード」 に続き西部劇を手掛けたローレンス・カスダン。脚本はカスダンとジム・ウィルソンのオリジナル。製作はカスダン、ウィルソン、主演のケヴィン・コスナーの共同。撮影はオーウェン・ロイズマン、美術のアイダ・ランダム、編集のキャロル・リトルトンら主要スタッフはカスダン作品の常連揃い。ほかに、音楽に 「わかれ路(1994)」 のジェームズ・ニュートン・ハワードら。 「シルバラード」 やカスダン脚本の 「ボディガード(1992)」 に主演したケヴィン・コスナーが堂々たる風格でアープを演じるほか、親友ドク・ホリデイ役のデニス・クエイドをはじめ、 「ジェロニモ(1994)」 のジーン・ハックマン、 「フィアレス」 のイザベラ・ロッセリーニほか多彩なキャスト。


15-15. フォー・ルームス

監督 クエンティン・タランティーノ
出演 ティム・ロスキャシー・グリフィンローレンス・ベンダーポール・ヘラーマンクィン・トーマス・ヘラーマン
1995年・アメリカ (松竹富士)

大晦日の夜、一軒のホテルを舞台に、4つの部屋で繰り広げられる騒動を描いた4話オムニバスのコメディ。 「レザボア・ドッグス」 1本でアメリカ映画界の寵児となったクエンティン・タランティーノが、各国の映画祭で知り合ったインディペント系の若手映画作家たちと意気投合し、企画が実現した。各人各様の演出スタイルと映像世代ならではのマニアックな視点、豪華キャストの共演など、見どころは多い。製作はタランティーノ作品でおなじみのローレンス・ベンダー(助演も)。エグゼクティヴ・プロデューサーは、タランティーノとアレクサンダー・ロックウェル。音楽はコンバスティブル・エディソンとエスクィヴェル、美術はメイン・スキューラー。衣装はメアリー・ハナンとスーザン・バートラム。タイトル・バックのカートゥーン・アニメをボブ・カーツが担当。全編の狂言回したるベルボーイ役でクールな怪演を見せるのは 「パルプ・フィクション」 「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」 のティム・ロス。また第3話と4話をつなぐパートに、 「忘れられない人」 「オンリー・ユー」 のマリサ・トメイがホテルの上司役で、プロデューサーのローレンス・ベンダーがヤッピー屑野郎で、それぞれ特別出演している。 〈ルーム321/お客様は魔女〉魔女たちの集会を、個性派女優の競演で描く。監督・脚本は 「ガス・フード・ロジング」 の女性監督アリソン・アンダース。撮影はロドリゴ・ガルシア。出演は 「ホット・ショット」 「ホット・ショット2」 のヴァレリア・ゴリノ、 「スネーク・アイズ」 のマドンナ、 「プレタポルテ」 のリリ・テイラー、 「チャイナ・シャドー」 のサミ・デイヴィス、 「ガス・フード・ロジング」 のアイオン・スカイほか。 〈ルーム404/間違えられた男〉間男に間違えられ、殺されそうになったテッドの災難を描く。監督・脚本は 「イン・ザ・スープ」 のアレクサンダー・ロックウェル。撮影も同作のフィル・パーメット。出演は、監督夫人でもある 「親愛なる日記」 のジェニファー・ビールス、 「ショーシャンクの空に」 のデイヴィッド・プローヴァル。 〈ルーム309/かわいい無法者〉ヤクザ者に子供たちのお守りを頼まれたテッドが、その悪ガキたちのためにまたしても災難に巻き込まれる姿を、スピード感溢れるスラップスティック調で描く。監督・脚本・編集は 「エル・マリアッチ」 「デスペラード」 のロバート・ロドリゲス。撮影は 「デスペラード」 のギレルモ・ナバロ。出演は 「デスペラード」 のアントニオ・バンデラス、 「ジョイ・ラック・クラブ」 のタムリン・トミタほか。 〈ペントハウス/ハリウッドから来た男〉往年のテレビシリーズ「ヒッチコック劇場」の1話 「リオから来た男(日本放映題/指)」 (原作はロアルド・ダールの「南から来た男」)に登場する賭けを再現しようとする男たちのエピソード。手持ちカメラの長回し撮影が効果的。監督・脚本・主演は 「パルプ・フィクション」 のクエンティン・タランティーノ。撮影も同作のアンジェイ・セクラ。共演は 「パルプ・フィクション」 「ダイ・ハード3」 のブルース・ウィリス、第2話に続いて再登場のジェニファー・ビールスほか。


15-16. コップランド

監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 シルヴェスター・スタローンハーヴェイ・カイテルレイ・リオッタロバート・デ・ニーロピーター・バーグ
1997年・アメリカ (松竹富士)

警官の町という特殊な共同体内部の腐敗を描いた社会派ドラマ。監督・脚本は「君に逢いたくて」(V)のジェームズ・マンゴールド。製作は 「スウィンガーズ」 のケイリー・ウッズ、キャシー・コンラッド、エズラ・スウェルドロウの共同。製作総指揮は 「ハッピィブルー」 のボブとハーヴェイのワインステイン兄弟、メリル・ポスターの共同。撮影は 「アメリカの災難」 のエリック・アラン・エドワーズ。音楽は 「ゲーム」 のハワード・ショア。美術はレスター・コーエン。編集はクレイグ・マッケイ。衣裳はエレン・ルッター。出演は 「デイライト」 のシルヴェスター・スタローン、 「バッド・デイズ」 のハーヴェイ・カイテル、 「乱気流 タービュランス」 のレイ・リオッタ、 「スリーパーズ」 のロバート・デ・ニーロほか。


15-17. オリバー!

監督 キャロル・リード
出演 ロン・ムーディーオリヴァー・リードハリー・シーコムシャニ・ウォリスマーク・レスター
1968年・イギリス (コロムビア)

チャールズ・ディケンズの原作小説を、ライオネル・バートが舞台化(作詞・作曲・台本)したミュージカル・プレーを、ヴァーノン・ハリスが映画用に脚色、 「華麗なる激情」 のキャロル・リードが監督したミュージカル。撮影は 「じゃじゃ馬ならし」 のオズワルド・モリス、ライオネル・バートの曲を、ジョン・グリーンが音楽監督している。振付をオンナ・ホワイト、美術監督はジョン・ボックス。出演は、舞台で活躍中のロン・ムーディー、 「ジョーカー野郎」 のオリヴァー・リード、ハリー・シーコム、シャニ・ウォリス、 「華氏451」 にも顔をみせていたマーク・レスター少年など。製作は 「年上の女」 のジョン・ウルフ。テクニカラー、70ミリパナビジョン。


15-18. セント・エルモス・ファイアー

監督 ジョエル・シュマッカー
出演 エミリオ・エステヴェスロブ・ロウアンドリュー・マッカーシーデミ・ムーアジャド・ネルソン
1985年・アメリカ (コロムビア映画)

ワシントンの名門大学をそろって卒業した7人の若者のそれぞれの人生を描く青春群像劇。製作はローレン・シュラー・ドナー、エグゼクティヴ・プロデューサーはネッド・タネンとバーナード・シュワルツ、監督は 「D.C.キャブ」 のジョエル・シューマカー、脚本はシュマッチャーとカール・カーランダー、撮影はスティーブン・H・ブラム、音楽はデイヴィッド・フォスター、編集はリチャード・マークスが担当。出演はエミリオ・エステヴェス、ロブ・ロウなど。


15-19. 愛と青春の旅だち

監督 テイラー・ハックフォード
出演 リチャード・ギアデブラ・ウィンガーデイヴィッド・キースリサ・ブロントルイス・ゴセット・ジュニア
1982年・アメリカ (パラマウント映画=CIC)

士官養成学校生の友情と恋を描くドラマ。製作はマーティン・エルファンド、監督は 「アイドルメイカー」 (81、日本未公開)のテイラー・ハックフォード。同じような体験を持つダグラス・デイ・スチュアートが脚本を執筆。撮影はドナルド・ソーリン、音楽はジャック・ニッチェが担当している。出演はリチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、デイヴィッド・キース、リサ・ブロント、ルイス・ゴセット・ジュニア、リサ・エイルバッチャーなど。


15-20. Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

監督 スティーヴ・ベンデラック
出演 ローワン・アトキンソンエマ・ドゥ・コーヌマックス・ボルドリーウィレム・デフォーカレル・ローデン
2007年・イギリス (東宝東和)

英国の人気テレビシリーズを映画化した第2弾。おなじみ“変なおじさん”ビーンが、至るところでトラブルを起こしながらフランスを縦断する、ロード・ムービー風のコメディ。


15-21. カンパニー・メン

監督 ジョン・ウェルズ
出演 ベン・アフレックトミー・リー・ジョーンズクリス・クーパーケヴィン・コスナーローズマリー・デウィット
2010年・アメリカ (日活)

リストラを言い渡されたサラリーマンたちの挫折と再生を描く人間ドラマ。ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナーの4人のアカデミー賞スターが結集。「ER 緊急救命室」など人気テレビシリーズを手がけたジョン・ウェルズ監督のもと、それぞれが個性を生かした味わい深い演技を披露。


15-22. ハムレット(1990)

監督 フランコ・ゼフィレッリ
出演 メル・ギブソングレン・クローズポール・スコフィールドアラン・ベイツイアン・ホルム
1990年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画)

デンマークの王子ハムレットの苦悩を描くヒューマン・ドラマ。ウィリアム・シェイクスピアの原作の映画化で、脚本はクリストファー・デ・ボアとフランコ・ゼフィレッリが共同で執筆。製作はデイソン・ラヴェル、監督はフランコ・ゼフィレッリ、撮影はリチャード・マーダン、美術はダンテ・フェレッティが担当。出演はメル・ギブソン、グレン・クロース、ポール・スコフィールド、アラン・ベイツ、イアン・ホルム、ヘレナ・ボナム・カーターなど。


15-23. モリエール 恋こそ喜劇

監督 ロラン・ティラール
出演 ロマン・デュリスファブリス・ルキーニリュディヴィーヌ・サニエラウラ・モランテエドワール・バエル
2007年・フランス (セテラ・インターナショナル)

17世紀のフランスで多くの喜劇作品を残した劇作家・モリエール。売れない俳優だった彼が喜劇王と呼ばれるようになっていくその半生を涙とユーモアたっぷりにつづる伝記ドラマ。


15-24. NEXT ネクスト

監督 リー・タマホリ
出演 ニコラス・ケイジジュリアン・ムーアジェシカ・ビールトーマス・クレッチマントリー・キトルス
2007年・アメリカ (ギャガ・コミュニケーションズ)

ニコラス・ケイジ主演によるSFスリラー。“2分先”の未来を予知できる力を持つ男が、アメリカに危機をもたらす核爆弾テロを止めようと、ハイテンションな追激戦を繰り広げる。


15-25. 西部悪人伝

監督 フランク・クレイマー
出演 リー・ヴァン・クリーフウィリアム・バーガーフランコ・レッセルリンダ・ベラスペドロ・サンチェス
1970年・イタリア (ユナイト)

“西部のジェームズ・ボンド”とも言うべきガン・マン、サバタのガン・ファイト。製作は 「サテリコン」 のアルベルト・グリマルディ、監督は 「ヘラクレスの怒り」 のフランク・クレイマー(本名ジャンフネンコ・パロリーニ)、脚本はフランク・クレイマーとレナート・イッツォの共作。撮影はサンドロ・マンコーリ、音楽はマルチェロ・ジョンビーニがそれぞれ担当。出演は 「地獄の戦場コマンドス」 のリー・ヴァン・クリーフ、 「豹/ジャガー」 のフランコ・レッセル、ほかにウィリアム・バーガー、リンダ・ベラス、ペドロ・サンチェス、ジャンニ・リッツォ、アントニオ・グランドリ、ニック・ジョーダンなど。テクニカラー、テクニスコープ。


15-26. ボビー (吹替)

監督 エミリオ・エステヴェス
出演 アンソニー・ホプキンスデミ・ムーアシャロン・ストーンイライジャ・ウッドリンジー・ローハン
2006年・アメリカ (ムービーアイ)

アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーンら豪華キャストが集結した群像劇。1968年のロバート・F・ケネディ大統領候補暗殺事件が発生した、とあるホテルの出来事を追う。


15-27. バンク・ジョブ

監督 ロジャー・ドナルドソン
出演 ジェイソン・ステイサムサフロン・バロウズリチャード・リンターンスティーヴン・キャンベル・ムーアダニエル・メイズ
2008年・イギリス (ムービーアイ)

1971年にロンドンで実際に起こった大事件を映画化したクライム・サスペンス。しがない強盗団が実行した犯罪が英国政府や王室をも震撼させていく過程をスリリングに描出する。


15-28. 恋におちて

監督 ウール・グロスバード
出演 ロバート・デ・ニーロメリル・ストリープハーヴェイ・カイテルジェーン・カツマレクジョージ・マーティン
1984年・アメリカ (ユニヴァーサル映画) 分

ニューヨークを舞台に互いに夫、妻をもつ男女の愛を描く。製作はマーヴィン・ワース、監督は 「告白」 のウール・グロスバード、脚本はマイケル・クリストファー、撮影はピーター・サシツキー、音楽はデーヴ・グルーシン、編集はマイケル・カーンが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、ハーヴェイ・カイテル、ジェーン・カツマレク、ジョージ・マーティンなど。日本版字幕は戸田奈津子。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1984年作品。


15-29. マダガスカル

監督 トム・マクグラス
出演 
2005年・アメリカ (アスミック・エース)

都会育ちの動物たちが、未知の大自然に流れ着いてサバイバルを展開。愛らしい動物キャラの冒険と友情をコミカルに描き、全米で大ヒットした長編アニメだ。


15-30. グレート・レース

監督 ブレイク・エドワーズ
出演 ナタリー・ウッドトニー・カーティスジャック・レモンピーター・フォークドロシー・プロバイン
1965年・アメリカ (ワーナー・ブラザース) 160分

「暗闇でドッキリ」 のブレイク・エドワーズがシナリオを執筆、自ら監督したアクション・コメディ。撮影は 「男性の好きなスポーツ」 のラッセル・ハーラン、音楽は 「シャレード」 などのヘンリー・マンシーニが担当した。ナタリー・ウッドの衣装デザインをイーディス・ヘッド(アカデミー賞7回受賞)が行なった。出演は 「求婚専科」 で絶妙のコンビぶりを見せたナタリー・ウッド、トニー・カーティス、 「あなただけ今晩は」 のジャック・レモン、 「おかしな、おかしな、おかしな世界」 のドロシー・プロバイン、 「キッスン・カズン」 のアーサー・オコンネル、 「博士の異常な愛情」 のキーナン・ウィン、 「求婚専科」 のラリー・ストーチ、 「追跡(1962)」 のロス・マーティンほか。製作はマーティン・ジュロー。


15-31. ファインディング・ニモ

監督 アンドリュー・スタントン
出演 
2003年・アメリカ (ブエナ ビスタ)

「モンスターズ・インク」 のディズニーとピクサーによる感動のアニメーション。ダイバーにさらわれた息子を助ける冒険に出たカクレクマノミの姿をユーモラスに描いている。


15-32. トスカーナの休日

監督 オードリー・ウェルス
出演 ダイアン・レインサンドラ・オーリンジー・ダンカンラウル・ボヴァヴィンセント・リオッタ
2003年・アメリカ (ブエナ ビスタ) 113分

イタリア・トスカーナ地方の美しい自然を背景に、夫の裏切りですべてを失った女性の心の再生を描いた人生賛歌。 「運命の女」 のダイアン・レインがヒロインを好演。


15-33. ホワイト・プラネット

監督 ティエリー・ピアンタニダ
出演 
2006年・フランス、カナダ (東北新社=コムストック オーガニゼーション)

“北極”を舞台にしたネイチャー・ドキュメンタリー。ホッキョクグマやアザラシなど、氷に閉ざされた極寒の地で暮らす動物たちの生態や、自然の神秘を捉える。


15-34. 塔の上のラプンツェル (吹替)

監督 ネイサン・グレノ
出演 マンディ・ムーアザカリー・リーヴァイドナ・マーフィブラッド・ギャレットロン・パールマン
2010年・アメリカ (ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン) 101分

グリム童話の髪長姫をモチーフにした、ディズニー発の新たなヒロインが登場。お尋ね者の大泥棒との出会いから、見知らぬ世界へと足を踏み出していくヒロインの冒険が繰り広げられるアドベンチャー。世渡り上手な泥棒と、世間を知らなすぎる主人公が次から次へとおかしな騒動を巻き起こすさまを、ディズニー伝統の手法を用いて描く。


15-35. サブウェイ・パニック

監督 ジョセフ・サージェント
出演 ウォルター・マッソーロバート・ショウマーティン・バルサムヘクター・エリゾンドアール・ハインドマン
1974年・アメリカ (ユナイト映画)

ニューヨークの重要な交通機関である地下鉄がハイジャックされたことから起こるパニックを描く。製作はガブリエル・カッカとエドガー・J・シェリック、監督は 「白熱(1973)」 のジョセフ・サージェント、脚本はピーター・ストーン、原作はジョン・ゴディの「ペラム123」。撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽はデイヴィッド・シャイア、編集はジェリー・グリーンバーグとロバート・Q・ラヴェットが各々担当。出演はウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、マーティン・バルサム、ヘクター・エリゾンド、アール・ハインドマン、ジェームズ・ブロデリック、ディック・オニール、リー・ウォーレスなど。


15-36. 戦争と平和 (1956)

監督 キング・ヴィダー
出演 オードリー・ヘップバーンヘンリー・フォンダメル・フェラーヴィットリオ・ガスマンジョン・ミルズ
1956年・アメリカ (パラマウント)

露の文豪レオ・トルストイの不朽の名作“戦争と平和”の映画化である。伊のポンティ=デ・ラウレンティイス・プロの作品。製作は 「ユリシーズ」 のディノ・デ・ラウレンティス。脚色はブリジット・ボーランド、ロバート・ウェスタービーに伊のマリオ・カメリーニとエンニオ・デ・コンチーニさらに監督のキング・ヴィダーと5名が協力し、 「星のない男」 のヴィダーが監督している。協力監督は 「河の女」 のマリオ・ソルダーティ、撮影は英のジャック・カーディフと伊のアルド・トンティの共同。編曲は 「平和に生きる」 のニーノ・ロータ、音楽監督はフランコ・フェラーラ。出演は 「麗しのサブリナ」 のオードリー・ヘップバーン、 「ミスタア・ロバーツ」 のヘンリー・フォンダ、 「美しのロザリンダ」 のメル・ファーラーを中心に、 「ラプソディー」 のヴィットリオ・ガスマン、 「ホブスンの婿選び」 のジョン・ミルズ、 「絶壁の彼方に」 のハーバート・ロム 「地獄の翼」 のアニタ・エクバーグ、 「ガラスの靴」 のバリー・ジョーンズ、 「エディ・フォイ物語」 のミリ・ヴィターレ、 「貴女は若すぎる」 のアンナ・マリア・フェレロ、 「水爆持逃げ道中」 のオスカー・ホモルカなど。


15-37. かぞくはじめました

監督 グレッグ・バーランティ
出演 キャサリン・ハイグルジョシュ・デュアメルジョシュ・ルーカスクリスティーナ・ヘンドリックスヘイズ・マッカーサー
2010年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画) 114分

ひょんなことから一緒に赤ちゃんを育てることになった、仲の悪い独身男女の奮闘をリアルに描く子育てコメディ。テレビドラマ「ドーソンズ・クリーク」の脚本家として頭角を現したグレッグ・バーランティが監督をつとめ、「男と女の不都合な真実」などコメディエンヌとして大活躍のキャサリン・ハイグルが主演と製作を兼任する。


15-38. アウトブレイク

監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演 ダスティン・ホフマンレネ・ルッソモーガン・フリーマンキューバ・グッディング・Jrパトリック・デンプシー
1995年・アメリカ (ワーナー・ブラザース映画) 分

すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス。ベストセラー・ノンフィクション 「ホット・ゾーン」(飛鳥新社刊)でも扱われたエボラ出血熱の事件をモチーフに、科学的根拠に基づくリアルでスリリングな恐怖が展開する。監督は「U・ボート」 「ザ・シークレット・サービス」 のウォルフガング・ペーターゼン。製作はペーターゼン、 「逃亡者(1993)」 「フォーリング・ダウン」 のアーノルド・コペルソンとゲイル・カッツ。脚本はローレンス・ドゥウォレットとロバート・ロイ・プールの共同。撮影は 「クイズ・ショウ」 のミハエル・バルハウス、音楽は 「ジュニア」 のジェームズ・ニュートン・ハワード、美術はウィリアム・サンデル、編集はニール・トラヴィス、リンジー・クリングマン、ウィリアム・ホイ、SFXはボス・フィルム・スタジオ、衣装はエリカ・フィリップスがそれぞれ担当。。主演は 「靴をなくした天使」 のダスティン・ホフマンと 「ザ・シークレット・サービス」 のレネ・ルッソ。共演は 「許されざる者(1992)」 のモーガン・フリーマン、 「ジャッジメント・ナイト」 のキューバ・グッディング・ジュニア、 「ディスクロージャー」 のドナルド・サザーランド、 「摩天楼を夢みて」 のケヴィン・スペイシーほか。


15-39. 長い灰色の線  

監督 ジョン・フォード
出演 タイロン・パワーモーリーン・オハラロバート・フランシスドナルド・クリスプワード・ボンド
1954年・アメリカ (コロムビア映画会社) 138分

「フォルウォスの黒楯」 のロバート・アーサーが製作し、 「コレヒドール戦記」 のジョン・フォードが監督するシネマスコープで、ウェスト・ポイント陸軍士官学校を舞台としたマーティ・マーの自伝を映画化したものである。脚色はエドワード・ホープ。テクニカラー撮影は 「彼等は馬で西へ行く」 のチャールズ・ロートン・ジュニア、音楽は 「殺人者はバッジをつけていた」 のモリス・W・ストロフ。 「壮烈カイバー銃隊」 のタイロン・パワーと 「マラガ」 のモーリン・オハラが主演し、以下 「彼等は馬で西へ行く」 のロバート・フランシス、 「愛の決断」 のドナルド・クリスプ、 「ホンドー」 のワード・ボンド、テレビ女優ベッツィ・パーマー、 「彼等は馬で西へ行く」 のフィル・ケイリーらが出演する。


15-40. (500)日のサマー

監督 マーク・ウェブ
出演 ジョゼフ・ゴードン=レヴィットズーイー・デシャネルジェフリー・エアンドクロエ・グレース・モレッツマシュー・グレイ・ガブラー
2009年・アメリカ (20世紀フォックス映画) 96分

正反対の恋愛観を持った男女の恋模様を描くラブコメディ。恋した女性に振り回される繊細な青年のリアルな心情を、カラフルな映像やポップミュージックとともに映し出す。


15-41. 未知との遭遇

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 リチャード・ドレイファステリー・ガーメリンダ・ディロンケイリー・グッフィフランソワ・トリュフォー
1977年・アメリカ (コロムビア映画) 135分

人類が初めて異星生命体と接触する姿を描くSF。製作はジュリア・フィリップスとマイケル・フィリップス、監督・脚本は 「ジョーズ」 のスティーブン・スピルバーグ(ノヴェライゼーション/三笠書房刊)、撮影はビルモス・ジグモンド、視覚効果はダグラス・トランブル、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、アメリカ・シーンの追加撮影はウィリアム・A・フレイカー、インド・シーンの撮影はダグラス・スローコンヴ、プロダクション・デザイナーはジョー・アルブス、編集はマイケル・カーン、製作補はクラーク・ペイロウ、視覚効果概念はスティーブン・スピルバーグ、追加場面撮影はジョン・A・アロンゾ、ラズロ・コバックス、フランク・スタンレー、テクニカル・アドヴァイザーはドクター・J・アラン・ハイネック博士、装飾はフィル・アルヴァムソン、美術はダン・ロミノ、音響効果指導はフランク・ワーナーが各々担当。出演はリチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォ、テリー・ガー、メリンダ・ディロン、ケイリー・グッフィ、ボブ・バラバン、J・パトリック・マクナマラ、ウォーレン・ケマーリング、ロバーツ・ブラッサム、フィリップ・ドッズ、ショーン・ビショップ、エイドリアン・キャンプベル、ジョスティン・ドレイファス、ランス・ヘンリクセン、メリル・コナリー、ジョージ・ディセンゾなど。


15-42. ブロークン・アロー

監督 ジョン・ウー
出演 ジョン・トラヴォルタクリスチャン・スレーターサマンサ・マシスデルロイ・リンドボブ・ガントン
1995年・アメリカ (20世紀フォックス映画)

盗まれた核弾頭を巡る、男と男の対決を描いたノンストップ・アクション。監督は 「男たちの挽歌」 シリーズで香港ノワールのジャンルを確立し、前作 「ハード・ターゲット」 でハリウッドに進出したジョン・ウー。脚本は 「スピード」 で注目されたグラハム・ヨスト。製作は 「スピード」 のマーク・ゴードン、 「妹の恋人」 のビル・バダラート、香港時代からの監督の盟友であるテレンス・チャンの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジョン・ウー、チョウ・ユンファらのエージェントを務めるクリストファー・ゴドシックと、 「フリー・ウィリー2」 の監督でもあるドワイト・リトル。撮影は 「カットスロート・アイランド」 のピーター・レヴィ、音楽は 「クリムゾン・タイド」 のハンス・ジマー、美術は旧東ドイツ出身で、 「ポゼッション」 のホルガー・グロス、編集は 「ダイ・ハード3」 のジョン・ライトと 「フレンチ・キス」 のジョー・ハッシング、スティーヴ・マーコヴィッチ。特殊効果コンサルタントは 「007」 シリーズや 「クリフハンガー」 のジョン・リチャードソンが担当。主演は本格的アクションに初挑戦となる、 「告発」 のクリスチャン・スレイターと、同じく初の悪役となる、 「パルプ・フィクション」 のジョン・トラヴォルタ、 「アメリカン・プレジデント」「キルトに綴る愛」 と出演作が相次ぐサマンサ・マシス。共演は 「クルックリン」 のデルロイ・リンド、 「ショーシャンクの空に」 の悪役俳優ボブ・ガントン、 「星に想いを」 のフランク・ウェイリーほか。


15-43. 汚れなき悪戯

監督 ラディスラオ・ヴァホダ
出演 パブリート・カルボラファエル・リベリエスアントニオ・ビコファン・カルボホセ・マルコ・ダボ
1955年・スペイン (東和=東宝) 分

ホセ・マリア・サンチェス・シルバの同名物語を彼自身とラディスラオ・ヴァホダが共同脚色し、ラディスラオ・ヴァホダが監督したスペイン映画。撮影はエンリケ・ゲルネル、音楽はパブロ・ソロサバルが彼の息子と共同担当。主役マルセリーノを、この作品で特に抜擢された六歳のパブリート・カルボ少年が演じる他、スペイン劇団の俳優ラファエル・リベリエス、アントニオ・ビコ、ファン・カルボなど。ホセ・ニエトとフェルナンド・レイが特別出演している。一九五五年カンヌ映画祭で作品賞と特別子役賞を獲得。


15-44. ヒマラヤ 運命の山

監督 ヨゼフ・フィルスマイヤー
出演 フロリアン・シュテッターアンドレアス・トビアスカール・マルコヴィクスシュテフェン・シュローダーユール・ロンステット
2009年・ドイツ (フェイス・トゥ・フェイス) 104分

兄弟でヒマラヤの超難関ルパール壁の初登攀に挑戦するも、弟が謎の遭難死を遂げたために様々な憶測を呼び、世間を震撼させた実話を、生還した兄ラインホルト・メスナーの著作に基づき映画化。当事者にしかわからない極限下での肉体的・精神的葛藤を生々しく再現した、見応えのある人間ドラマに仕上がっている。


15-45. 大西部への道

監督 アンドリュー・V・マクラグレン
出演 カーク・ダグラスリチャード・ウィドマークロバート・ミッチャムローラ・アルブライトハリー・ケイリー・ジュニア
1967年・アメリカ (ユナイト映画) 分

A・B・ガスリー・ジュニアのピュリッツァー賞を受賞した雄大な叙事詩的小説をベン・マドウが脚色、 「マクリントック」 のアンドリュー・V・マクラグレンが監督したオレゴン・トレイル踏破の壮挙を描いた西部劇。撮影は、 「騎兵隊」 のウィリアム・H・クローシア、音楽はブロニスロー・ケイパーとマック・デイヴィッドが担当した。出演は 「巨大なる戦場」 のカーク・ダグラス 「アルバレス・ケリー」 のリチャード・ウィドマーク、 「エル・ドラド」 のロバート・ミッチャム、 「捜索者」 のハリー・ケイリー・ジュニア、ローラ・オルブライトほか。製作は 「キャット・バルー」 のハロルド・ヘクト。


15-46. ナイアガラ

監督 ヘンリー・ハサウェイ
出演 マリリン・モンロージョゼフ・コットンジーン・ピータースケイシー・アダムスデニス・オディア
1953年・アメリカ (20世紀フォックス極東) 分

「サンセット大通り」 のチャールズ・ブラケットが製作し、 「砂漠の鬼将軍」 のヘンリー・ハサウェイが監督したテクニカラーのメロドラマ、1953年作品。脚本は製作者のブラケット、 「美女ありき」 のウォルター・ライシュ、 「歌う捕物帖」 のリチャード・ブリーンの3人、撮影は 「革命児サパタ」 のジョー・マクドナルド、作曲は 「狙われた駅馬車」 のソル・カプランの担当。主演は 「第3の男」 のジョセフ・コットン、いま売り出しのマリリン・モンロウ 「イヴの総て」 、 「革命児サパタ」 のジーン・ピータースで、ケイシー・アダムス 「栄光何するものぞ」 、デニス・オディア 「邪魔者は殺せ」 、リチャード・アラン 「キリマンジャロの雪」 らが助演する。


15-47. プリンセスと魔法のキス

監督 ロン・クレメンツ
出演 アニカ・ノニ・ローズブルーノ・カンポスジェニファー・コーディキース・デイヴィッドジェニファー・ルイス
2009年・アメリカ (ウォルト ディズニー スタジオ) 97分

ディズニーによるプリンセス・ストーリー。呪いでカエルにされてしまった王子様にキスをし、自らもカエルになってしまった女の子の冒険を描く。手描きアニメならではの温かみのある映像に注目!


15-48. 終着駅 トルストイ最後の旅

監督 マイケル・ホフマン
出演 ヘレン・ミレンクリストファー・プラマージェームズ・マカヴォイポール・ジアマッティアンヌ・マリー・ダフ
2009年・ドイツ、ロシア (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 112分

ロシアの文豪トルストイと、“世界三大悪妻”といわれる妻ソフィヤとの知られざる愛の物語を描く人間ドラマ。自らが築き上げた莫大な富が原因で起きた争いから避けるように、突然家出をしたあげく、1人で息を引き取ったトルストイの死の謎に迫る。クリストファー・プラマーとヘレン・ミレンは共に本作でアカデミー賞候補に。