6-1. 赤毛のアン (1)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-2. 赤毛のアン (2)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-3. 赤毛のアン (3)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-4. 赤毛のアン (4)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-5. 赤毛のアン (5)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-6. 赤毛のアン (6)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-7. 赤毛のアン (7)

監督 ケヴィン・サリヴァン
出演 ミーガン・フォローズコリーン・デューハーストリチャード・ファーンズワース
1986年・カナダ、アメリカ、西ドイツ(松竹富士)

ルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」をTVムーヴィー化した作品の劇場公開版。エグゼキュティヴ・プロデューサー・製作・監督・脚本はケヴィン・サリヴァン、共同製作はイアン・マクドゥゲル、共同脚本はジョー・ワイゼンフェルド、撮影はルネ・オーハシ、音楽はハーグッド・ハーディが担当。出演はミーガン・フォローズ、コリーン・デューハーストほか。


6-8. 冬休みの情景

監督 リンダ・ハッテンドーフ
出演 ジミー・ツトム・ミリキタニジャニス・ミリキタニロジャー・シモムラ
2006年・アメリカ(パンドラ)

中国北部、内モンゴル。今日は冬休み最後の日。思春期の若者たちがなんということもなく集まって過ごしている。時が止まったかのような退屈な日常。新しいことは永遠に起こらないように思えるが、果たして……? 計算された構図の美しい映像と、そこに流れる独特のユーモアが新鮮な中国映画。2010年スイスのロカルノ映画祭で、最高賞である金豹賞を受けた。 脚本・監督のリー・ホンチーは詩人、作家でもあり、「冬休みの情景」は「So Much Rice(好多大米)」(2005)、「Routine Holiday(黄金周)」(2008)に続く長編映画3作目となる。


6-9. ミリキタニの猫

監督 
出演 
年・()

NYで暮らす80歳の日系人路上画家ジミー・ミリキタニの姿を捉えたドキュメンタリー。第2次大戦中に受けた、彼の心の傷跡をたどる旅を映し出していく。


6-10. マザーテレサ 母なることの由来

監督 アン・ペトレー
1986年・アメリカ(ジョイパック・フィルム)

マザー・テレサの、5年間10カ国における精力的な活動と、彼女の生いたちから現在の活動にまで至った経過を描くドキュメンタリー映画。製作・監督はアン・ペトレーとジャネット・ペトレー、撮影はエド・ラックマンとサンディ・シセル、音楽はスザンヌ・シアーニ、語りはリチャード・アッテンボローが担当。46年9月10日、ダージリンヘ向かう汽車の中で、“神の声”を聞いたマザー・テレサは、“貧しい人々の中でも最も貧しい人々”の世話をするために生きることを誓う。彼女が修道服を脱ぎ、サリーを身につけ、僅かなお金と共にカルカッタのスラム街へ入っていったのは48年のこと。映画は、彼女が54年に開いた、誰にも知られず、必要とされることもなく惨めに死んでゆく人々が、安らかな死期を迎えることのできる“死を待つ人の家”での活動と、アメリカや西ベイルートでの献身と祈りを描いて、マザー・テレサという女性の姿を浮き彫りにしてゆく。


6-11. イマジン

監督 アンドリュー・ソルト
出演 ジョン・ブレノンオノ・ヨーコシンシア・レノン
1988年・アメリカ

80年12月8日狂信的なファンの凶弾に倒れたジョン・レノンの生涯を描くドキュメンタリー映画。製作はデイヴィッド・ウォルパー、共同製作・監督・脚本は 「ジス・イズ・エルビス」 のアンドリュー・ソルト、共同脚本はサム・イーガン、編集はバド・フリージェンが担当。オノ・ヨーコから提供された大半は未公開であるレノンの生前のフィルムやヴィデオを始めとしたインタヴュー・テープ、写真、作品を基に構成され、ナレーションはレノン自身からなる。作品はソングライターでありアーティストであるジョン・レノンの生涯−−イギリス、リヴァプールでの不遇な少年時代から、史上最高のポピュラー・グループ、ビートルズの結成・解散、ポスト・ビートルズ時代、そして死の時までを、生前のレノンを最もよく知っていた人々であるオノ・ヨーコ、息子のジュリアンとション、先妻のシンシア、そしてレノンの叔母で彼の育ての親でもあるアーント・ミミたちのインタヴューによって浮き彫りにしてゆく。また自宅のスタジオや台所、ヨーコとの寝室にまで入りこむカメラの写し出す映像は、ミュージシャン、ソングライター、芸術家としてだけでなく、活動家、夫、父親としてのレノンのあらゆる側面を効果的に伝えてゆく。


6-12. ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動

監督 ショーン・ファイン
出演 ドミニクローズナンシー
2007年・アメリカ(IMAGICA TV)

紛争が続くウガンダの避難民キャンプにある学校の生徒たちが、全国音楽大会での上位入賞を目指して奮闘する姿を描く。2007年アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門候補作。


6-13. ワン・オー・ツー

監督 ケヴィン・リマ
出演 グレン・クローズジェラール・ドパルデューヨアン・グリフィス
2000年・アメリカ(ブエナ ビスタ インターナショナル)

「102」 の日本語吹き替え版。ブチ模様のない1匹のダルメシアン犬が、仲間を助けようと大活躍! 毛皮マニアの怖いオバサン、クルエラの声を前作に引き続き山田邦子が担当。


6-14. ヤング@ハート

監督 ボブ・シルマン
出演 アイリーン・ホールグローリア・パーカージーン・ハッチ
2007年・イギリス(ピックス)

平均年齢80歳の老人たちによる型破りなコーラス隊の活動を追った音楽ドキュメンタリー。元気いっぱいにロックを歌い上げる彼らの生きる喜びを感動的に映し出す。


6-15. HACHI 約束の犬

監督 ラッセ・ハルストレム
出演 リチャード・ギアジョアン・アレンサラ・ローマー
2008年・アメリカ(松竹)

日本人にはおなじみの忠犬ハチ公の物語をリチャード・ギアを主演に迎え、ハリウッドで映画化。アメリカ東海岸に舞台を移し、大学教授と彼に拾われた秋田犬との絆を描く。


6-16. スライディング・ドア

監督 ピーター・ハウィット
出演 グウィネス・パルトロウジョン・ハンナジョン・リンチ
1997年・アメリカ、イギリス(KUZUIエンタープライズ)

電車のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合という、ふたつの運命による恋の行方を並行して綴っていくユニークなラヴ・ストーリー。監督・脚本は、 「父の祈りを」 などの俳優として知られるピーター・ホーウィット。これが劇映画の長編デビュー作となる。製作は、 「トッツィー」「愛と哀しみの果て」 などの監督として知られるシドニー・ポラックとフィリッパ・ブレイスウェイト、ウィリアム・ホルバーグの共同。撮影はレミ・エイドファラシン。音楽はデイヴィッド・ハーシュフェルダー。美術はマリア・ジャーコヴィック。編集は 「リービング・ラスベガス」 のジョン・スミス。衣裳デザインはジル・テイラー。出演は 「セブン」「大いなる遺産」 のグウィネス・パルトロウ、 「フォー・ウエディング」 のジョン・ハンナ、 「モル・フランダース」 のジョン・リンチ、 「ウォーターワールド」 のジーン・トリプルホーンほか。97年サンダンス映画祭オープニング作品。


6-17. 泥棒成金

監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ケーリー・グラントグレース・ケリージェシー・ロイス・ランディス
1955年・アメリカ

デイヴィッド・ドッジの探偵小説を 「裏窓」 のジョン・マイケル ・ヘイスが脚色し、同じくアルフレッド・ヒッチコックが監督、 「私は告白する」 のロバート・バークスが撮影を担当する。主なる出演者は 「汚名」 のケーリー・グラント、 「喝采」 のグレイス・ケリー、 「麗しのサブリナ」 のジョン・ウィリアムズ、 「悪魔のような女」 のチャールズ・ヴァネル、 「巴里の空の下セーヌは流れる」 のブリジット・オーベール、 「愚かなり我が心」 のジェーン・ロイス・ランディスなど。1955年作品。


6-18. フレンジー

監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジョン・フィンチアレック・マッコーウェンバリー・フォスター
1972年・アメリカ(ユニヴァーサル=CIC)

アルフレッド・ヒッチコック監督が、生まれ故郷のロンドンに帰ってつくったサスペンス編。製作・監督はアルフレッド・ヒッチコック。アーサー・ラ・バーンの原作をアンソニー・シェーファーが脚色。撮影はギル・テイラー、音楽はロン・グッドウィン、編集はジョン・シンプソンが各々担当。出演はジョン・フィンチ、アレック・マッコーエン、バリー・フォスター、バーバラ・リー・ハント、アンナ・マッセイ、ヴィヴィアン・マーチャントなど。


6-19. ひまわり

監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
出演 ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニリュドミラ・サベーリエワ
1970年・イタリア(ブエナ ビスタ)

ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニ主演の不朽のメロドラマ。戦争によって引き裂かれた夫婦の悲恋物語を、ヘンリー・マンシーニによる情感豊かな音楽が哀感たっぷりに盛り上げ涙を誘う。


6-20. 戦場にかける橋  

監督 デイヴィッド・リーン
出演 ウィリアム・ホールデンアレック・ギネスジャック・ホーキンス
1957年・アメリカ(コロムビア)

第2次大戦下、タイ、ビルマ国境の日本軍捕虜収容所を舞台に日英両軍兵士の人間愛を描いた一篇。フランスの作家ピエール・ブウルの小説 「クワイ河の橋」 を原作に、ブウルと作家のカルダー・ウィリンガム、それに 「旅情」 のデイヴィッド・リーンが脚色を書き、リーンが監督した。撮影監督は 「追想」 のジャック・ヒルドヤード、音楽は 「嵐の中の青春」 のマルコム・アーノルド。主演は 「ロケットパイロット」 のウィリアム・ホールデン、 「白鳥(1956)」 のアレック・ギネス、 「ピラミッド(1955)」 のジャック・ホーキンス、 「東京暗黒街 竹の家」 の早川雪洲。


6-21. ベリッシマ

監督 ルキノ・ヴィスコンティ
出演 アンナ・マニャーニワルター・キアーリティーナ・アピチッラ
1951年・イタリア(日本ヘラルド映画)

ローマの下町を舞台にわが子を映画スターにしようと奔走する母親の夢と絶望を描く。製作はサルヴォ・ダンジェロ、監督は 「ルードウィヒ 神々の黄昏」 のルキノ・ヴィスコンティ。チェザーレ・ザヴァッティーニの原作を基にスーゾ・チェッキ・ダミーコ、フランチェスコ・ロージ、ヴィスコンティが脚色。撮影はピエロ・ポルタルーピとポール・ロナルド、音楽はフランコ・マンニーノ、編集はマリオ・セランドレイ、衣裳はピエロ・トージ、助監督はフランチェスコ・ロージとフランコ・ゼフィレッリが各々担当。出演はアンナ・マニャーニ、ワルター・キアーリ、ティーナ・アピチッラなどの他、監督役としてアレッサンドロ・ブラゼッティ監督が特別出演。


6-22. ダントン

監督 アンジェイ・ワイダ
出演 ジェラール・ドパルデューヴォイツェフ・プショニャックパトリス・シェロー
1982年・ポーランド、フランス(ヘラルド・エース)

フランス革命の中心的人物、ダントンとロべスピエールのそれぞれの〈革命〉における信念と葛藤を描く。製作はアラン・ドパルデュー、監督は 「戦いのあとの風景」 のアンジェイ・ワイダ。女流作家スタニスワヴァ・プシビシェフスカ原作の「ダントン事件」を基にブニュエル作品などでおなじみのジャン・クロード・カリエールが脚色、A・ワイダ、アグニエシュカ・ホランド、ボレスワフ・ミハレク、ヤツェク・ガシオロフスキが脚本協力として加わっている。撮影はイゴール・ルター、音楽はジャン・プロドロミデス、美術はアラン・スタルスキ、編集はアリナ・プリュガル・ケトリング、衣装はイヴォンヌ・サシノー・ド・ネスルが担当。主演はジェラール・ドパルデュー。ヴォイツェフ・プショニャック、パトリス・シェロー、ロジェ・プランション、ジャック・ヴィルレ、アンゲラ・ヴィンクラー、ボグスワフ・リンダなど。


6-23. サクリファイス

監督 アンドレイ・タルコフスキー
出演 エルランド・ヨセフソンスーザン・フリートウッドアラン・エドヴァル
1986年・スウェーデン、アメリカ、フランス(フランス映画社)

言葉を話せなかった少年が話せるようになるまでの1日を、その少年の父の行動を通して描く。製作はカティンカ・ファラゴー、エグゼキュティヴ・プロデューサーは、アンナ・レーナ・ウィボム、監督・脚本は 「ノスタルジア」 のアンドレイ・タルコフスキーで、これが彼の遺作(86年死去)となった。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はJ・S・バッハ(マタイ受難曲BWV244第47曲)他スウェーデン民族音楽と海音道宗祖の法竹音楽 、美術はアンナ・アスプ、編集はタルコフスキーとミハウ・レシチロフスキーが担当。出演はエルランド・ヨセフソン、スーザン・フリートウッドほか。


6-24. 海の牙

監督 ルネ・クレマン
出演 マルセル・ダリオポール・ベルナールアンリ・ヴィダル
1947年・フランス

抗戦映画の傑作と称せられる 「鉄路の戦い」 を作ったルネ・クレマンが戦後監督した作品で、 「どん底」 の脚色者ジャック・コンパネーズがヴィクトル・アレクザンドロフと協力執筆したストーリーを、クレマンがジャック・レミーと協力脚色し、 「望郷(1937)」「格子なき牢獄」 のアンリ・ジャンソンが台詞を書いている。撮影は 「美女と野獣」 のアンリ・アルカンが指揮し、音楽はイヴ・ボードリエが作編曲している。出演者は 「あらし(1939)」 のマルセル・ダリオ、 「高原の情熱」 のポール・ベルナール、新進のアンリ・ヴィダル、 「リビア白騎隊」 のフォスコ・ジアケッチ、フロランス・マルリイ、ミシェル・オークレール、新人アンヌ・カンピオン、ジャン・ディディエら。


6-25. ライムライト

監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリンクレア・ブルームナイジェル・ブルース
1952年・アメリカ(ヘラルド)

チャップリンの殺人狂時代」に次ぐチャールズ・チャップリン作品で、自ら原作脚色監督主演したもの。撮影はカール・ストラッス、編曲はレイ・ラッシュの担当。出演者は英国生まれのクレア・ブルーム、チャップリンの息子チャールズ・チャップリン・ジュニアとシドニー・チャップリン、喜劇俳優バスター・キートンほか。


6-26. ココ・シャネル

監督 クリスチャン・デュゲイ
出演 バルボラ・ボブローヴァブリジット・ブーシュヴァレンティーナ・カルネルッティ
2008年・アメリカ、イタリア、フランス(ピックス)

世界に名を馳せるデザイナーの生きざまを、名優シャーリー・マクレーンが熱演。ファッションへの野心と才気あふれるカリスマ性に加え、愛に生きた女性としての姿も胸に迫る。


6-27. ビッグ・ウェンズデー

監督 ジョン・ミリアス
出演 ジャン・マイケル・ヴィンセントウィリアム・カットゲイリー・ビジー
1978年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

1960年代のカリフォルニアを舞台に、サーフィンを通じて結ばれた男たちの友情を中心に1つの青春を描く。製作総指揮はアレックス・ローズとタマラ・アセイブ、製作はバズ・フェイシャンズ、監督は 「風とライオン」 のジョン・ミリアス、脚本はジョン・ミリアスとデニス・アーバーグ、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はペイジル・ポリドウリス、編集はロバート・L・ウォルフ、製作デザインはチャールズ・ローゼンが各々担当。出演はジャン=マイケル・ビンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジー、パティ・ダーバンヴィル、リー・パーセル、サム・メルビルなど。


6-28. ブレード・ランナー

監督 リドリー・スコット
出演 ハリソン・フォードルトガー・ハウアーショーン・ヤング
1982年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

近未来のLAを舞台にして、人造人間と人間との戦いをフィルム・ノワール調で描くSF映画。ジェリー・ペレンチノ、バッド・ヨーキン提供。アメリカでは、ラッド・カンパニーがサー・ラン・ラン・ショウの協力を得て、WBを通じて配給。マイケル・ディーリーが製作し、 「エイリアン」 のリドリー・スコットが監督、フィリップ・K・ディックの 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 (早川書房)に基づき、ハンプトン・ファンチャーとデイヴィッド・ピープルズが脚色した。製作指揮はブライアン・ケリーとハンプトン・ファンチャー、撮影はジョーダン・クローネンウェス、音楽はヴァンゲリス、特殊視覚効果監修はダグラス・トランブル、リチャード・ユーリシッチ、デイヴィッド・ドライヤーが担当。出演はハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモスなど。


6-29. 恋するシャンソン

監督 アラン・レネ
出演 アニエス・ジャウイジャン・ピエール・バクリサビーヌ・アゼマ
1997年・フランス、スイス、イギリス(コムストック)

パリの空の下、家探しをきっかけに知り合った7人の男女が繰り広げる勘違いを、エディット・ピアフからジェーン・バーキンまで永遠のシャンソン、フレンチ・ポップス36曲で綴った軽妙な恋愛映画。監督は 「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」「お家にかえりたい」 の巨匠アラン・レネ。製作はブリュノ・ペセリ。脚本は主演のアニエス・ジャウィとジャン=ピエール・バクリ( 「家族の気分」 でも共演)。撮影はダニエル・シュミット作品などで知られる名手である 「不倫の公式」 のレナート・ベルタ。音楽はブリュノ・フォンテーヌ。美術は 「去年マリエンバートで」 以来のレネ組であるジャック・ソルニエ。編集は 「死と乙女」 のエルヴェ・ド・リューズ。衣裳はジャッキー・ビュダン。録音は 「とまどい」 のピエール・ルノワール。出演は他に、 「私の男」 のサビーヌ・アゼマ、 「カドリーユ」 のアンドレ・デュソリエ、 「地に墜ちた愛」 のジェーン・バーキン、 「女優マルキーズ」 のランベール・ウィルソン、 「男と女、嘘つきな関係」 のピエール・アルディティほか。98年セザール賞最優秀作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞、録音賞、98年ベルリン映画祭生涯芸術貢献賞を受賞。


6-30. ミツバチのささやき

監督 ビクトル・エリセ
出演 アナ・トレントイサベル・テリェリアフェルナンド・フェルナン・ゴメス
1973年・スペイン(フランス映画社)

スペイン内戦がフランコの勝利に終結した直後、1940年の中部カスティーリャ高地の小さな村を舞台に6歳の少女アナと彼女の家族たちの日常を描く。製作はエリアス・ケレヘタ、監督・原案は 「エル・スール」 のビクトル・エリセでエリセのデビュー作にあたる。脚色・脚本はアンヘル・フェルナンデス・サントスとビクトル・エリセ、撮影はルイス・カドラード、音楽はルイス・デ・パブロ、編集はパブロ・G・デル・アモが担当。出演はアナ・トレント、イサベル・テリェリアなど。


6-31. エル・スール

監督 ビクトル・エリセ
出演 オメロ・アントヌッティソンソレス・アラングーレンイシアル・ボリャン
1983年・スペイン、フランス(フランス映画社)

父を自殺で失った少女が父との想い出を回想し、やがて旅立つまでを描く。製作はエリアス・ケレヘタ、アデライダ・ガルシア・モラレスの原作を基に 「ミツバチのささやき」 のビクトル・エリセが監督・脚本。撮影はホセ・ルイス・アルカイネ、美術はアントニオ・ベリソンが担当。出演はオメロ・アントヌッティ、イシアル・ボリャンなど。


6-32. ラフマニノフ ある愛の調べ

監督 パーヴェル・ルンギン
出演 エフゲニー・ツィガノフビクトリア・トルガノヴァヴィクトリヤ・イサコヴァ
2007年・ロシア(ギャガ・コミュニケーションズ)


誰もが耳にしたことのある名曲の数々を生んだピアニスト、セルゲイ・ラフマニノフの波乱の人生を映画化。彼の音楽活動の陰に秘められた愛の逸話が描かれる。


6-33. 三銃士

監督 スティーヴン・ヘレク
出演 クリス・オドネルチャーリー・シーンキーファー・サザーランド
1993年・アメリカ(ブエナ)

 ディズニーが多額の製作費を投入して造った作品で、K・サザーランド、C・シーンといった売れっ子を多数起用している。が、実写であるにも関わらず、カット割りが余りにアニメーションのようになってしまったせいか、最後まで慌ただしく落ち着いて観ていられない。映画を観るというよりは、ディズニー・ランドのアトラクションに参加しているつもりで観た方がよろしい。R・レスター監督の往年の傑作 「三銃士」「四銃士」 の偉大さが再確認されてしまう映画とも言える。


6-34. コンドル

監督 シドニー・ポラック
出演 ロバート・レッドフォードフェイ・ダナウェイクリフ・ロバートソン
1975年・アメリカ(東宝東和)

巨大な情報組織CIA(アメリカ中央情報局)の末端組織が何者かに潰滅させられたことから起こるスパイ同志の暗躍戦を描く。製作はスタンリー・シュナイダー。監督は 「ザ・ヤクザ」 のシドニー・ポラック、ジェームズ・グレーディの小説 「コンドルの六日間」 をロレンゾ・センプル・ジュニアとデイヴィッド・レイフィールが脚本化、撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽はデーヴ・グルーシンが各々担当。出演はロバート・レッドフォード、フェイ・ダナウェイ、クリフ・ロバートソン、マックス・フォン・シドー、ジョン・ハウスマン、アディソン・パウェル、マイケル・ケインなど。日本語版監修は清水俊二。イーストマンカラー、シネマスコープ。1975年作品。


6-35. チャイナ・シンドローム

監督 ジェームズ・ブリッジス
出演 ジェーン・フォンダジャック・レモンマイケル・ダグラス
1979年・アメリカ(コロムビア映画)

テレビ局の女性キャスターが、原子力発電所を取材中に原子炉事故を目撃したことを発端とする、明日にも起こりうる悪夢を描くサスペンス・アクション映画。製作総指揮はブルース・ギルバート、製作はマイケル・ダグラス、監督は 「ペーパー・チェイス」 のジョームズ・プリッジズ、脚本はマイク・グレイ、T・S・クック、ジェームズ・ブリッジズ、撮影はジェームズ・クレイブ、音楽はスティーブン・ビショップ、編集はデイヴィッド・ローリンズが各々担当。出演はジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラス、スコット・ブラディ、ジェームズ・ハンプトン、ピーター・ドーナット、ウィルフォード・プリムリー、リチャード・ハード、ダニエル・バルデス、スタン・ボーマン、ジェームズ・カレン、ドナルド・ホットンなど。


6-36. ネットワーク

監督 シドニー・ルメット
出演 フェイ・ダナウェイウィリアム・ホールデンピーター・フィンチ
1976年・アメリカ(ユナイト映画)

視聴率を増大させんがために血道を上げる野望の集団を描く。製作はハワード・ゴットフリード、監督は 「狼たちの午後」 のシドニー・ルメット、原案・脚本は 「ホスピタル」 のパディ・チャイエフスキー(ノヴェライゼーション/サム・ヘドリン著・番町書房刊)、撮影は 「サウス・ダコタの戦い」 のオーウェン・ロイズマン、音楽はエリオット・ローレンス、編集はアラン・ハイムが各々担当。出演はフェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、ピーター・フィンチ、ロバート・デュヴァル、ウェズリー・アディ、ネッド・ビーティ、ビル・バロウズなど。


6-37. スティング 

監督 ジョージ・ロイ・ヒル
出演 ポール・ニューマンロバート・レッドフォードロバート・ショウ
1973年・アメリカ(ユニヴァーサル映画=CIC)

1930年代の暗黒街のメッカ、シカゴでは血を血で洗うギャング戦争が日常茶飯事のごとく起こっていたが、一方その道のエリートと自認する連中のあいだでは、血なまぐさい暴力沙汰を軽蔑し、頭脳で相手を出し抜くことを粋とする風潮があった。これは、そのコンマンと呼ばれる詐欺師の物語。製作総指揮はリチャード・D・ザナックとデイヴィッド・ブラウン、製作はトニー・ビル、マイケル・フィリップスとその妻ジュリア・フィリップス、監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はデイヴィッド・ウォード、撮影はロバート・サーティース、美術はヘンリー・バムステッドとジェームス・ペイン、編曲はマーヴィン・ハムリッシュ、ピアノ演奏はスコット・ジョプリン、編集はウィリアム・レイノルズが各々担当。出演はポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・シヨウ、チャールズ・ダーニング、レイ・ウォルストン、アイリーン・ブレナン、ハロルド・グールド、ジョン・ヘファーナン、ダナ・エルカー、ジャック・キホーなど。


6-38. キリング・フィールド

監督 ローランド・ジョフィ
出演 サム・ウォーターストンハイン・S・ニョールジョン・マルコヴィッチ
1985年・イギリス(ワーナー・ブラザース)

戦火にさらされた70年代カンボジアを舞台に、アメリカ人ジャーナリストと現地人助手との友情、そして流血と恐怖の戦場をリアルに描く。製作は 「炎のランナー」 のデイヴィッド・パトナム、監督は新人のローランド・ジョフェ、脚本はブルース・ロビンソン、撮影はクリス・メンジス、音楽はマイク・オールドフィールド、編集はジム・クラークが担当。なお85年度アカデミー賞撮影賞、編集賞を受賞。出演はサム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール(85年度アカデミー賞助演男優賞受賞)、ジョン・マルコヴィッチ、ジュリアン・サンズなど。


6-39. レイダース 失われた聖櫃  

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ハリソン・フォードカレン・アレンウォルフ・カーラー
1981年・アメリカ(パラマウント映画)

1930年代の戦乱期を舞台に謎の伝説に包まれた黄金のアークをめぐって様々な人々が暗躍するという冒険活劇。製作総指揮はジョージ・ルーカスとハワード・カザンジャン、製作はフランク・マーシャル、監督は 「1941」 のスティーヴン・スピルバーグ。ジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマンの原案を基にローレンス・カスダンが脚色。撮影はダグラス・スローカム、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はマイケル・カーン、製作デザインはノーマン・レイノルズが各々担当。出演はハリソン・フォード、カレン・アレン、ウォルフ・カーラー、ポール・フリーマン、ロナルド・レイシー、ジョン・リス=デイビス、デンホルム・エリオット、アンソニー・ヒギンズ、アルフレッド・モリーナなど。


6-40. インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説  

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ハリソン・フォードケイト・キャプショーキー・ホイ・クァン
1984年・アメリカ(パラマウント映画=CIC)

冒険家インディ・ジョーンズが、ナイトクラブの歌姫、中国人少年とともにインドの宮殿でくりひろげる冒険を描く。 「レイダース 失われた聖櫃<アーク>」 (81)の続編で、前作の舞台となった36年より1年前の35年から話は始まっている。製作はロバート・ワッツ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・ルーカスとフランク・マーシャル。監督は前作に引き続きスティーヴン・スピルバーグが担当。ジョージ・ルーカスの原案に基づき、ウィラード・ハイクとグロリア・カッツの夫婦が脚本を執筆。撮影はダグラス・スローカム、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はマイケル・カーンで、いずれも前作と同じ人物が手掛けている。スタント・アレンジャーはヴィク・アームストロング(撮影所)、グレン・ランドール(ロケーション)。特殊効果はILMにおいてデニス・ミュレンが監修。出演はハリンン・フォード、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン、アムリッシュ・プリ、ロイ・チャオ、ロシャン・セスなど。83年4月18日よりスリランカで撮影開始され、その後、香港、マカオ、ロンドン、カリフォルニアで製作された。


6-41. インディ・ジョーンズ 最後の聖戦  

監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ハリソン・フォードショーン・コネリーデンホルム・エリオット
1989年・アメリカ(パラマウント=UIP)

キリストの血を受けたといわれる伝説の聖杯をめぐって活躍するインディアナ・ジョーンズの姿を描くシリーズ第3作。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル、製作はロバート・ワッツ、監督は 「太陽の帝国」 のスティーヴン・スピルバーグ。ルーカスとメンノ・メイエスのストーリーを基に、脚本は 「インナー・スペース」 のジェフリー・ボーム、撮影はダグラス・スローカム、音楽は 「太陽の帝国」 のジョン・ウィリアムズが担当。出演は 「ワーキング・ガール」 のハリソン・フォード、 「プレシディオの男たち」 のショーン・コネリーほか。


6-42. 花嫁の父

監督 ヴィンセント・ミネリ
出演 スペンサー・トレイシージョーン・ベネットエリザベス・テイラー
1950年・アメリカ(メトロ日本支社)

エドワード・ストリーターのベストセラー小説から 「イースター・パレード」 のアルバート・ハケット、フランセス・グッドリッチのコンビが脚色、 「踊る海賊(1948)」 のヴィンセント・ミネリが監督に当たったドメスティック・コメディで、 「大草原」 のパンドロ・S・バーマンが製作する1950年度作品。撮影は 「南支那海」 のジョン・アルトン、音楽は 「アニーよ銃をとれ」 のアドルフ・ドイッチェが担当する。主演は 「アダム氏とマダム」 のスペンサー・トレイシー、 「黒騎士」 のエリザベス・テイラー、 「東は東」 のドン・テイラー、 「扉の蔭の秘密」 のジョーン・ベネットで、以下、ビリー・バーク、レオ・G・キャロル、モローニ・オルセン、メルヴィル・クーパーらが助演。


6-43. ヤングガン2

監督 ジョフ・マーフィー
出演 エミリオ・エステヴェスキーファー・サザーランドルー・ダイアモンド・フィリップス
1990年・アメリカ(20世紀フォックス)

88年にアメリカで大ヒットした 「ヤングガン(1988)」 の続編で、西部史上のヒーロー、ビリー・ザ・キッドと新メンバーも加わった“警備団“レギュレーターズ”の活躍を描くアクション大作。エグゼクティヴ・プロデューサーはジェームズ・G・ロビンソン、ジョー・ロス、ジョン・フスコ、製作はアービー・スミスとポール・シッフ、監督はニュージーランドから初めてハリウッド進出を果たしたジョフ・マーフィー、脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー、音楽はアラン・シルベストリが担当。出演はエミリオ・エステベス、キーファー・サザーランドほか。日本版字幕は松浦美奈。カラー、シネスコ、ドルビーステレオ。1990年作品。


6-44. ジャイアンツ 

監督 ジョージ・スティーヴンス
出演 エリザベス・テイラーロック・ハドソンジェームズ・ディーン
1956年・アメリカ(ワーナー・ブラザース)

「ショウ・ボート」 の原作者エドナ・ファーバー女史の筆になるベストセラー小説の映画化である。脚色はフレッド・ガイオルと 「あの日あのとき」 のアイヴァン・モファットの共同、 「シェーン」 のジョージ・スティーヴンスがヘンリー・ギンスバーグと共同製作の上、監督した。撮影は 「カービン銃第1号」 のウィリアム・C・メラー、音楽は 「ピラミッド(1955)」 のディミトリ・ティオムキン。主演は 「雨の朝巴里に死す」 のエリザベス・テイラー、 「理由なき反抗」 のジェームズ・ディーン、 「風と共に散る」 のロック・ハドソン。他に新星キャロル・ベイカー、 「理由なき反抗」 のデニス・ホッパー、サル・ミネオなど。


6-45. 熱いトタン屋根の猫

監督 リチャード・ブルックス
出演 エリザベス・テイラーポール・ニューマンバール・アイヴス
1958年・アメリカ(MGM)

欲望という名の電車」「バラの刺青」などで知られるテネシー・ウィリアムズのヒット舞台劇の映画化で、298回の上演記録をもつ同名の戯曲を、 「暴力教室」「カラマゾフの兄弟」 のリチャード・ブルックスが監督した。脚色はブルックス自身とジェームズ・ポー。撮影を 「夜の道」 のウィリアム・ダニエルズが監督。主演は 「愛情の花咲く樹」 のエルザベス・テイラーに 「左ききの拳銃」 のポール・ニューマン。ニューマンは1958年度カンヌ映画祭で主演男優賞を受けた。他に 「楡の木陰の欲望」 のバール・アイヴス、 「赤い家」 のジュディス・アンダーソン、 「スタア誕生(1954)」 のジャック・カーソン、マドレーヌ・シャーウッド等が出演、アイヴスとシャーウッドは舞台でも同じ役を演じている。南部の大農園の相続をめぐって、もろもろの欲望のうずまく一家の人間像を描き出すドラマ。製作はMGM 傘下のエイボン・プロを主宰するローレンス・ウェインガーテン。


6-46. いそしぎ

監督 ヴィンセント・ミネリ
出演 エリザベス・テイラーリチャード・バートンエヴァ・マリー・セイント
1965年・アメリカ(MGM)

マーティン・ランソホフのストーリーを、アイリーン・キャンプとルイス・キャンプが共同で潤色、 「スパルタカス」 のダルトン・トランボ、 「陽のあたる場所」 のマイケル・ウィルソンが共同脚色、 「けっさくなエディ」 のヴィンセント・ミネリが監督した宗教と芸術をからませたメロドラマ。撮影は 「キング・オブ・キングス(1961)」 のミルトン・クラスナー、音楽は 「卑怯者の勲章」 のジョニー・マンデルが担当した。出演は 「予期せぬ出来事」 のリチャード・バートンとエリザベス・テイラー、 「36時間」 のエバ・マリー・セイントほか。製作はベン・カディッシュ。


6-47. シン・レッド・ライン

監督 テレンス・マリック
出演 ショーン・ペンジム・カヴィーゼルエイドリアン・ブロディ
1998年・アメリカ(松竹富士配給)

太平洋戦争の激戦地であるガダルカナルを舞台に、生死の狭間に生きる米兵たちの人問模様を豊潤なイメージで綴った大作ドラマ。映画化された 「地上より永遠に」「走り来る人々」 で知られる作家ジェームズ・ジョーンズの同名小説(角川書店刊)の映画化。監督・脚本は「地獄の逃避行」(74、ビデオ廃盤) 「天国の日々」 (78)のテレンス・マリックで、前2作以降映画界から遠ざかり伝説的な存在となっていた彼の20年ぶりの復帰作として大きな話題となった。なお、同小説は以前にも64年に 「大突撃」 (アンドリュー・マートン監督)として一度映画化されている。今回が製作はロバート・マイケル・ガイスラー、ジョン・ロバルデュー、グラント・ヒル( 「タイタニック」 に参加)。製作総指揮はAFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)の創設者でもあるショージ・ステイーヴンス・Jr.。撮影は 「シティ・オブ・エンジェル」 のジョン・トール。音楽は 「ピースメーカー」 のハンス・ヅィマー。美術のジャック・フィスク、編集のビリー・ウェバーはマリックの前2作のスタッフ。衣裳はマーゴット・ウィルソン。ミリタリー・アドヴァイザーは 「スターシップ・トゥルーパーズ」 のマイク・ストーキー。出演は 「GIジェーン」 のジム・カヴィーゼル、 「好きと言えなくて」 のベン・チャップリン、 「エンジェルズ」 のエイドリアン・ブロディ、 「ブギーナイツ」 のジョン・C・ライリー、 「バジル」 のジャレッド・レトら新鋭に加えて、 「シーズ・ソー・ラヴリー」 のショーン・ペン、 「ナイトウォッチ」 のニック・ノルティ、 「ガタカ」 のエリアス・コーティアス、 「ウェルカム・トゥ・サラエボ」 のウディ・ハレルソン、 「真夜中のサバナ」 のジョン・キューザック、 「マルコムX」 のジョン・サヴェージ、日本から 「枕草子」 の光石研、 「フェイス/オフ」 のジョン・トラヴォルタ、 「アウト・オブ・サイト」 のジョージ・クルー二ー、紅一点として 「女と女と井戸の中」 のミランダ・オットーら多彩な顔触れ。第49回ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)、ニューヨーク批評家協会賞監督賞・撮影賞受賞・アカデミー賞各賞にノミネート。


6-48. ランジェ公爵夫人

監督 ジャック・リヴェット
出演 ジャンヌ・バリバールギョーム・ドパルデュービュル・オジエ
2006年・フランス、イタリア(セテラ・インターナショナル)

仏の巨匠ジャック・リベットが文豪バルザックの名作を映画化した文芸ロマン。男女の戯れのような駆け引きが激しい愛に転じていくさまを、繊細かつ甘美に映し出す。