学習書●[情報処理]



ネットワーク
network


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http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/Literacies/network.html


インタネット ノード クライアント/サーバ ウェブ サイト ページ ボタン URL ホームページ ポータルサイト 検索サービス 電子メール メールアドレス 文箱 ニューズ 掲示板 チャット プロバイダ モデム ISOC RFC

今回の迷信
"ホームページ"
???



ネットワーク


 現在では、コンピュータは、1台だけで使うよりも、何台かを組合せて使うことが多くなっている。たがいにつながっている一連のコンピュータを(コンピュータ)ネットワーク(network)という(資料[ネットワーク])。

 ネットワークにつながっているコンピュータ(正確にはそのコンピュータの上で走っているプロセス)をネットワークノード(node=節)といい、ノードからノードまでの道筋をパス(path=道)という(▽図)。パスでつながっているノードノードとの間では、ちょうど電話みたいにいろんな情報をやりとりすることができる。



パス

 ノードとして、ほかのノードのために情報の保管や通信などの作業を行うためのものを置くことがある。このようなノードサーバ(server=受注側)という。
 ネットワークのノードのほとんどは、サーバのモニタやキーボードに当たる役割りしか担っていない。このようなノードクライアント(client=発注側)という。

 会社の社屋や大学のキャンパスのような、限られた敷地に置かれているコンピュータをつないで作ったネットワークをLAN(local-area network=小地域ネットワーク)という。LANを実現するための技術としては、イーサネット(Ethernet)が広く使われている。複数の都市や国にわたるネットワークはWAN(wide-area network=小地域ネットワーク)と呼ばれる。


インタネット


 LANが張れないような、離れた所にあるノードと情報をやり取りしたい場合、以前は、ノードノードとの間を個別につないでいた。しかし、あちこちでLANなどのネットワークが張られるようになってきたので、たがいのLANをつなぎ合って、よそからよそへの情報を受け渡してやる代わりに、情報の受け送りを手伝ってもらうという組合が世界の各地で作られるようになってきた。このような、ネットワークノードになっているネットワークを、(本来の意味での)インタネット(internetwork)という。
 インタネットを組むには、それぞれのLANノードの一つを通信のためのサーバにして、そのノードと近くの1、2か所のLANの同様のノードとの間に短い線を引けばいい。遠くのコンピュータとの間に新しく長い線を引くのと比べればずっと便利だ。使い方にしても、LANの中のノードのアドレスのほかに、LANのアドレスが新しく必要になるだけだ。
 インタネットは、初めは個別に組み立てられていたが、統合が進み、現在では地球全体で一つにまとまっている。これを(大文字の)インタネット(Internet)という(資料[インタネット])。
 インタネットの実体は、情報の送り方、受け取り方、途中の手渡し方の規約(と、それにしたがって通信をするために各ノードで走らせておくプログラム)の集合だ。この規約をプロトコル(protocol=議定書。この術語はコンピュータ科学ではいろんな分野に現われる)という(演習[のりと])。インタネットプロトコルには、http(ウェブに使う)、電子メールftpなどの種類があって、通信の目的によって使い分けられている。
 インタネットプロトコルを新しく作ったり手直ししたりすることが必要になると、IETF(Internet Engineering Task Force)という団体が組織され、参加者の提案や意見をまとめていくことになっている。

参考書

Neil Randall、インターネットヒストリー オープンソース革命の起源、(オライリー-ジャパン、99-06-26)
 伝聞と妄想でネットワークを語る類書はここに沈黙せよ!
 その瞬間その現場を知る本人たちの証言で綴る本書18章こそがまさにインタネットの記録だ


プロバイダ


 インタネットを通じて通信を行なう時は、送り出し側ではLANの出口まで、受け取り側ではLANの入口からあとは、それぞれのLANの機能と規則とに依存している。だから、LANにつながっていないのにインタネットを利用するというのは、本来は意味がないことだった。
 しかし、インタネットが、ウェブになっている広告を見たり、外国の人とメールのやり取りをしたりするのに使えることが分かってくると、独立したコンピュータしか使ってないけれどもインタネットは利用したいという人が増えてきた。
 プロバイダ(Internet service provider=インタネットサービス供給者)のサービスは、これに対応するために始まった。プロバイダに加入すると、インタネットを使いたい時だけ、電話などを通じてプロバイダネットワークにコンピュータを加わらせることができる。そして、その状態でインタネットを利用する。ネットワークの中での情報の受け送りはプロバイダのいろんなサーバがしてくれる。


ウェブ


 インタネットをベースにして実現されている情報システムの一つにウェブがある。
 89年に、CERN(セルン。<Conseil Europeen pour la Recherche Nucleaire=ヨーロッパ素粒子物理学研究所)のBerners-Lee(バーナースリー, Tim。▽図)は、インタネットの新しいプロトコルとしてウェブ(=web=織物、くもの巣という意味もあるのでよくそれにたとえられる)という新しいハイパテキストの形式と、それを書くためのHTMLという書式を提案した。



Berners-Lee

 ウェブは、いくつものページ(page)が集まってできている。そして、どこかのノードでそのページを見たいと言えば、それがベージが置かれているノードに伝えられて、置かれているノードから見たいノードまで、いくつものノードが協力してページの内容が転送されていく。(資料[ウェブ])
 ウェブなどを見るためのアプリをブラウザ(browser=閲覧器。▽図)とかビュワ(viewer)という(資料[ブラウザ])。ブラウザは、インタネットを使って、ページの内容を記録してあるファイルを(一般には)ほかのコンピュータから取り寄せ、それを組み合わせて表示してくれる。



[Netscape]

 ウェブは、放送や出版に相当する機能をもっているが、これまでの放送や出版とは比べものにならないほど強力な特徴をいくつも備えている(資料[ウェブの三つの威力])。
 まず、ウェブのそれぞれのページには、いろんな種類の情報を混ぜ込ぜにして埋め込むことができる(資料[デジタル情報の種類とその特徴])。
 ウェブは、もともと、たがいに記事を持ち寄れば、それぞれの論文や作品を作る時にそれらを共用し合える、という考えから始まった。だから、うまく作られているウェブページは、そんなに大きくなくて、内容も一まとまりのことしか書いてない。その代わり、内容と関係があるほかのいろんなページの紹介がボタンとして書き込まれている。
 ボタン(hot area=能動域、▽図)は、記事の中の特別な部分で、ブラウザのウィンドーの中では(青や紫などの)周りと違った色で表示される。そして、ここを叩くと、あらかじめ指定しておいた別のページが呼び出されるようになっている。このしくみを活かして、文章の途中のことばに対して、そのことばを叩くと、ことばの説明のページが呼び出される脚注のようなしかけを作ることがでる。また、目次や索引も同じように作り込んでおくことができる。このような、小さい断片をいくつもつなぎ合わせて大きな資料にまとめあげたものをハイパテキスト(hypertext)という。同じようにして、目次索引も、ボタンとして作り込むことができる。



ボタン

 ウェブでは、一つの論文や作品が何枚かのページの集まりとして組み立てられる。この集まりをサイト(site)という。サイトは、作者がウェブを管理する単位にもなっている。
 ウェブでは、一つのページはだいたい一つのファイルに対応していて、それぞれのページの内容はインタネットにつながっているどれかのサーバのどれかのファイルの中に記録されている。したがって、ウェブページには、サーバの名前と(フォルダの名前と)ファイルの名前とを組合せて、アドレス(address=所書き)を振ることができる。ウェブアドレスは、URL(uniform resource locator=統一された形式による資源の所書き)という形式で書き表す。URLで指定すれば、地球上にあるどんなページも、必ず特定できる。ブラウザには、URLで書いて指定したページを呼び出す機能が備わっている。
 現在では、いろんな目的、内容、形式のウェブが公開されている(資料[ネットサーフィン])。これらはどれも、たぶんどこかでたがいにつながり合っているはずだから、それをみんな合わせて、地球を包む一つの巨大なウェブが作られていると思うこともできる。この巨大なウェブのことを、WWW(world-wide web=全世界規模ウェブ)という。
 インタネットを使って働いたり遊んだりしていると、自分が使うページへのボタンをまとめたページが必要になってくる。このようなページホームページ(homepage=原点ページ)という(一般のページのことまで"ホームページ"というのは間違い)。また、自分が使うわけではないが、自分の人となりを知ってもらうために、自分が使うページや自分が作ったページを紹介するページウェルカムページ(welcomepage=歓迎ページ)という。現在ではほとんどの大学や企業がウェルカムページを持っている(筑波大学のはhttp://www.tsukuba.ac.jp/にある)。

 自分で作りたくはないがホームページがほしい人たちのために、共用のホームページを提供するサービスがある。このようなページポータルページ(portalpage=玄関ページ)といい、それを提供するサイトポータルサイト(portalsite)という。

 インタネットにはとてつもない数のページがつながっている。その中から、見つけたいページを探し出してくれる検索サービス(searching service)がいくつか開かれている。検索サービスには、ページに現われることばなどを指定して探してもらう受付型(▽図左)や、分類してある表を順に細かく調べていく書庫型(同右)がある。



検索サービス
受付型のgoo(左)と書庫型のYahoo

 ウェブは、作るのに何もいらないし、少しずつ書き足していけばいいし、それでいて世界の誰にでも見せることができる。ウェブは、出版や放送と同じような機能があって、それでいながらもっと自由でもっと強力なメディアだ(資料[ウェブの担い手])。

参考書

Tim Berners-LeeWWW: Past, Present, and FutureIEEE Computer、Vol.20、No.10 (96-10)、pp.69-77

立花隆インターネットはグローバル-ブレイン
(講談社、97-12-24)
 今回の講座の重要なテーマの一つ、つまりインタネットが世界とどう関わっているのかについて、もっと知りたいという人のために。
 前半の記事では、インタネットを(特にウェブを通じて)作ったり使ったりしている人たちが、世界をどう変えていこうとしているのか(本人がそれを意識しているかいないかはともかく)を考えていく。いろんなウェブが紹介されているので、自分でも実際にウェブを見て回って検証してみてほしい。後半は、コンピュータやネットワークをめぐって活躍している人たちとの対談で、インタネットと直接には関係のない話題も含まれている。
 ストール(Stall)のストイックな[インターネットはからっぽの洞窟]に対する反論として書かれた本。とにかく熱い情念にあふれている。新しいことを学び始めようとする時にはこういう本から読み始めるといいよ、きっと。
(ISBN4-06-208464-3 1900円)


ハイパテキスト


 ウェブは、それぞれが完結した内容をもった、細かく分けられたいくつもの節を、網のようにつなぎ合わせた巨大なテキストと見ることができる。このような構造を、ふつうのテキストに代わるものとして、ハイパテキスト(=hypertext、テキストを外延したもの)という。


電子メール


 ネットワークを通じて手紙をノードからノードへ届ける機能を電子メール(electronic mail、資料[電子メール])という。
 電子メールは、相手がちょうどいなくてもともかく届けておけるという点で、ふつうの郵便と似ている。さらに、ふつうの郵便よりも速く届けさせることができるという点では、もっと勝れている。
 電子メールのやりとりでも差出人と受取人をはっきりさせることが必要になる。これをメールアドレスという。インタネットでは、LANのアドレスとLANを使っている人にそれぞれ割り振っている識別名とを組合せてメールアドレスに使うのがふつうだ。

 メールを送ったり受け取ったりするには、Entourage(アントラージュ)やEudora(ユードラ。▽図)などの、メールクライアントとよばれるアプリを使う。ほとんどのメールクライアントは、メールを書くための機能も備えている(あまり長いのを書くのは大変だけど)。



[Eudora]
電子メールの送り出し/受け取りに使うクライアント

 Entourageやその前身のOutlookExpress(さらに前身のInternetExchangeというのもあった)は、Explorerが必要に応じて呼び出すようになっているので、いつも使っているのにそのことに気がついていない人も多いだろう。

 電子メールのやりとりでも差出人と受取人をはっきりさせることが必要になる。差出人や受取人がどこの誰なのか示す情報をメールアドレスという。インタネットでは、ユーザが所属している会社(やプロバイダ)が割り振っているユーザ名(▽図左)とその会社のネットワークのノード名(たいていはドメーン名。同右)とを組合せたものをメールアドレスに使う。

isihara
@
tokiwa.ac.jp
ユーザ名
ノード名

標準的なメールアドレス

 EntourageEudoraでは、受け取ったメールや送ったメールの控えは、それぞれ1枚ずつの紙として、文箱(mailbox)という箱の中に保存しておけるようになっている。文箱は必要に応じていくつも作っておいて使い分けることができる。

 メールは件数が多いので、例外的に、複数のメールを1冊のファイルにまとめて(文箱ごとなど)から保存するようになっていることが多い。そのため、シェルだけではメールを複写したり片付けてしまったりすることはできないかもしれない。

 写真を電子メールで送れるようにするために、添付ファイルという機能が用意されている。
 これは、はがきに写真を入れた袋を貼りつけて送るようなもので(日本の郵便局では送れないが)、あらかじめ作っておいた写真のファイルを本文と同時に送ることができる(資料[添付ファイル])。
 録音映画なども同じように、電子メールの添付ファイルとして送ることができる。
 添付ファイルは便利だけれど、現在のインタネットの環境を考えると、むやみに使うのには問題がある(▽図)。

添付ファイルは、本文とは違って、電子メールクライアント(たとえばOutlookExpress)だけでは開いて内容を見ることができない。大まかに言うと、受け取った側も、送り出す側が使っているのと同じアプリを使えるようになっていなければならない
添付ファイルは、あとから追加された機能なので、そもそも相手が使っているクライアントでは受け取ることさえできないかもしれない。ウイルスなどの有害な情報を送り込む手段にも使えるので、相手の会社の規則で受け取らないように決められていることもある
添付ファイルは、送るのにも受け取るのにも時間がかかる。受け取った相手が電話やプロバイダを使っている場合は、余計な料金を払わせることになる

添付ファイルの問題

 添付ファイルは、相手から頼まれた場合に、相手から指定されたアプリを使って作ったものを送るのにだけ、使うようにした方がいいだろう。


ニューズ


 団体の打ち合わせや、質問とそれに対する助言のやりとりのための掲示板として、インタネットではニューズ(news)という機能が使われている。一般には、これに当たる機能はBBS(bulletin board system=掲示板)と呼ばれている。
 ニューズの掲示板は、団体や主題によっていくつにも分かれていて、自分がかいた記事を貼りつけたり、ほかの人が書いた記事を見たりできる。ニューズは、時々掲示板の写しを手元にもらいに行って来ることによって、大きい掲示板でも軽快に見られるように工夫されている。
 最近では、掲示板のサービスをするウェブが作られたり、電子メールメーリングリストが掲示板の代わりに使われたりするようになってきて、ニューズの役割りは変化してきた(演習[掲示板])。


チャット


 電子メールに似ていてもっと反応が速い機能にチャット(chat=お喋り)がある。チャットでは、相手がクライアントを走らせてさえいれば、そこに通信を送り込んで、ほとんど送ったのと同時に表示させることができる。相手を特定して話しかけることも、(許されていれば)受け取れる全員に話しかけることもできる。
 初期のチャットはunixの機能として、LANの中で短い文章をやりとりするものとして始まったが、現在では、インタネットを通じて、カメラやマイクを使ってチャットすることも(特別に速い回線で接続しておかないといけないけど)可能になっている。


ストリーミング


 映画や音楽は時間に沿って変化する情報なので、その瞬間にも変化している像や音を同時に見聞きできるように伝えたいことがある。この場合は、あらかじめファイルを作っておいてウェブftpでやり取りするというわけにはいかない。このような通信をストリーミング(streaming)という。
 ストリーミングは、ビデオやオーディオを少しずつ通信しては手元のコンピュータで再生していくという処理の繰り返しによって実現される。この機能を提供するソフトウェアとして、[QuickTime][RealPlayer][MediaPlayer]などが提供されている。


モデム ルータ


 コンピュータとコンピュータとが離れている場合、二つのコンピュータの近くに電話があれば、コンピュータのために新しく配線をする代わりに、電話を使ってコンピュータをつなぐことができる。
 ただ、(昔からの)電話は音をやり取りするためのものなので、コンピュータのための情報の信号を通信するのには使えない。そのため、コンピュータと電話との間に、モデム(modulator/demodulator=変調/復調器)という装置を挟んでおく必要がある。モデムは、コンピュータの情報の信号を音の信号に組み立て直したり、その逆をしたりしてくれる。
 最近では、モデムはコンピュータに内蔵されることが多くなったので、独立した装置としてのモデムをコンピュータにつなぐことは、実際にはめったに行なわれない。
 ISDNADSLのような特別な回線を使う場合は、モデムの代わりに、コンピュータの代わりに通信を整理するルータ(router=連結器)などが必要になる。なお、ISDNではコンピュータの信号をそのまま通信するので、モデムはもともと必要ない。


RFC


 インタネットはいくつもの緩やかな規定に基づいて運営されてきた。この規定をRFC(request for comment = 意見を要求 = 提案書)という。
 インタネットは組合のようなものなので、RFCは、インタネットに参加している一人一人が提案したり議論したりすることによって作られてきた。特に重要ないくつかの規定は、ISOC(<Internet Society)というNGOが中心になって作られている。





[演習]

演習の進め方をよく確認してからとりかかりなさい


のりと

 神社や宮中の祭事で、神々に報告や祈願を申し上げるための文章をのりと(祝詞)という。
 のりとを読み解いてみると、そのかなりの部分が、神々への通話を開始するための手順と、それを終了する手順に費やされていることが分かる。
 のりとから何か一つを取り上げ、その中に含まれている、通話を制御するための部分のしくみとはたらきについて考え、本文の個々の箇所と対応づけながら解説しなさい。

のりとの本文は千田憲(編)、[祝詞+寿詞]などで参照できる

ヒント

報告例
今西彩乃 黒沢明菜 田淵千鶴 沼沢飛郁 野村博子


(Berners-Lee講読)

 Berners-LeeWWW: Past, Present, and Future(Berners-Lee 96)を読み、その内容を要約しなさい。

資料はEng.×9p
資料が手に入らなければ先生に相談しなさい


人気サイト

 資料[10代の利用者が多いドメイン日米トップ10ランキング](INTERNETmagazine、01-01、綴込付録)を見て、各位(日本の方だけでいいだろう)のサイトを実際に見てみて、それぞれの内容と形態(ページの分け方/つなぎ方、情報の形式、表現など)について分析しなさい。

資料が手に入らなければ先生に相談しなさい


電子メールとほかの通信

 電子メールとよく似た環境で使われているそのほかの通信の手段のうちから一つを選び、それと電子メールとを比較しなさい。そして、電子メールに適した用途、適さない用途を明らかにしなさい。

自分で考えなさい
思い込みに迷わされずに 正しい根拠と正しい論理によって説明しなさい

ヒント

報告例
浅井環 安藤良子 大橋雄介 佐伯亮則 佐々木万里子 辻口なつみ 鳥居淳 野田麻梨子 宮下直子 和田晃


年賀状

 年賀状を電子メールで送るのはインタネット環境にとってよくないという意見がある(資料[メールの年賀状は控えましょう][12.4.9. 年賀メール]など)。
 この主張の内容を検討し、自分の独自の見方を加えて、その主張に対して反対または賛成の立場から議論しなさい。

まず 年賀状を電子メールで送るとインタネット環境に何が起ると言われているのか調べてみなさい
そのうえで 現在のインタネットの利用と運用の状況を考えて それは実際に起こり得るのか シミュレーションしてみなさい

ヒント

報告例
蒲原慶子 Takasima Maiko 成毛牧子 古川奈津希


掲示板

 掲示板の機能をインタネットで実現するには、ニューズウェブによる掲示板、電子メールのメーリングリストなどの方式が考えられる。この3種類の掲示板では、どんなノードがどう働くことによって掲示板の記事を書き込んだり見たりできるようになっているか調べなさい。
 また、調べて分かったことをもとにして、それぞれの方式にはどんな短長があるか考えて比べなさい。

前半については資料を探して調べなさい。後半については自分で考えなさい

報告例
金子りえ 河地小留里 小谷茂彦 宮田友朗


RFC

 ウェブになっている日本語化されているRFC一覧を使って、インタネット使い方に関する提案(原文でも翻訳でもいい)を2〜3読んでみなさい。
 その記事の中で、初めて分かってびっくりしたことがあったら、その内容について解説しなさい。
 その記事の、RFC番号、条番号、本文も書き添えておきなさい。


Top 10 Tips for Safe CyberShopping

 資料[Top 10 Tips for Safe CyberShopping] の本体を翻訳し、さらに注釈をつけなさい。

報告例
持田興太




この単元の内容と関係がある手引きの記事

01.07 ネットワーク使用上のエチケット
02.12 インターネット
04 Netscape Navigatorの使い方
09 メールとニュース(MNews)
10 ホームページによる情報の発信



詳しく学習できる資料

矢野直明
岩波新書 667
インターネット術語集
サイバースペースを生きるために
(岩波書店 00-04-20)

インタネットと社会とのかかわりを考えるためにインタネットのことをもっと知りたいという人にとってはイチオシの教科書
一つだけ、"ホームページ"の誤用と正式な意味について何も説明がなかったんで、そこがどうしても気になったけど
使い方とか仕組みに関する情報は少ない。そっちの方も知りたい人には[インターネットの本当の使い方]の方がいいかも

ISBN4-00-430667-1 660円

インターネットの起源
(アスキー)

インタネットに関わってきた人々の証言集
間違った伝説を真実の光りで照らしてくれる本
(2000円)

びn
パソコン@ホーム
インターネットのしくみをきちんと知って使う本
(技術評論社 02-06)

特に図解がいいんだよね 説明も正確で親切だし



ISBN4-7741-1486-3 790 円

荒木隆、海野京子、石本浩司、小山健治
インターネットの本当の使い方
別冊宝島 520
(宝島社、00-07-30)

インタネットのしくみとはたらきをきちんと理解するための最初の教科書だったらこれが一番
ツボをきちんと押さえていてしかも正確(3か所だけちょっと気になった所があったけどほかは行ける)



砂原秀樹 先生!やさしく教えて!
イラストでわかるインターネットのABC
INTERNET magazine (99-10〜20-03/連載中)

コンピュータやインタネットについてていねいに学習するには、まとまった本よりも、これみたいに、雑誌に連載されている記事の方が役に立つことが多い。少しずつ読めるように書いてあるからだ
それに、使い方の説明なんかは、本として出版したのがわたしたちの目に触れる頃には、内容が古くなってしまっているのがふつうで、この点でも(この資料のように)雑誌の記事の方が優れている
ただし、専門家が書いて専門家が読むような雑誌を選ばないと、大嘘を読まされることもある。注意しなさい



エクスメディア
超図解
InternetExplorer5 for Windows 95/98
(エクスメディア、99-04-27)

でも実際の操作のやり方だって知らないじゃ済まないって所が難しいのだよ
どういうシステムでウェブを見たりメールのやり取りをしたりしてる人が多いかって考えてみるとやっぱこんな所(Windows98+Explorer5)かなぁ
実際には自分のマシンに合わせたバージョンのを選んで見るようにしてね
理念的なこともきちんと書いてあってそこもなかなかいいよ

(1480円、ISBN:4-87283-074-1)

CyberSource
Online Holiday Shopping Advisory
CyberSource's Top 10 Tips for Safe CyberShopping
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl
?ACCT=104&STORY=/www/story/11-23-1999/0001081969&EDATE=

安全なサイバーショッピングのための断然10カ条


参考にした資料

太田昌孝、IP uber Alles情報処理、Vol.40、No.12、pp.1218-1219 (99-12)



ジャンクション

コンピュータ | ネットワーク | インタネット | ウェブ | 電子メール | 倫理/行儀/作法


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02-10-20