学習書●[情報処理]

電子メールと郵便
演習報告

佐々木万里子
(01年度履修生)
30 Sep 2001

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/network/gallery/Sasaki.html




 電子メールは、最近では携帯電話からでも送受信が可能となり、手軽に使える通信手段となっている。今や身近なものになった電子メールを適切に利用するため、電子メールと普通郵便を比較して、電子メールに適した用途/適さない用途を考えてみたい。

 まず、どちらも、相手が不在でも届き、情報が目に見える形で残るという点は共通している。普通郵便は出すときに少々手間(切手を貼る、封をする、ポストに投函する、...)がかかるし、届くまでに最低でも1日かかる。その点、電子メールは机についたままで送信が可能であるし、かかる時間も格段に短い。
 しかし、電子メールには普通郵便にはない問題点もある。その一つはPCウイルスの存在である。最近のインタネットの状況を考えると、電子メールのやり取りには常に、ウイルス問題がつきまとっていると考えてもいいかもしれない。
 ウイルスはメールで送られてくることが多いため、電子メールを受信する時には注意が必要である。普通郵便の場合も、有害なものが送られてこないとは限らないが、電子メールにPCウイルスがとりついて届くのほど頻繁ということはないであろう。現在、トロイウイルスだけでも56000種もの亜種が確認されており、さらにその数は毎月約1000ずつ増大しているという(日本ネットワークアソシエイツ株式会社 McAfeeウイルス百科事典。▽)。

 具体的な数値を挙げている点、さらにその根拠を明らかにしている点がとてもいいよ。

 また、情報の漏洩という問題もある。以前、私は全く覚えのない人からメールを送られたことがあった。そのメールはすぐ削除してしまったため、もはやどうしてそのようなメールが届いたのか原因は分からない。そのころはごく単純なメールアドレスを使っていたので、先方がアドレスを打ち間違えたという可能性もある。普通郵便でも似たようなことは起こりうるが、大抵は宛先不明で戻ってくるだろう(▽)。宛先が引越してしまった場合でも、届出が出ている場合は、そこまで転送してくれる。

 これを対照確認という。いつでも必要というわけじゃないけど、ちゃんとやっておくほど、受け入れてもらいやすいいい説明になるよ。

 以上の事から、電子メールには、重要な個人情報や、秘密にしておきたい事柄は書かない方が無難であると思われる。よほどパソコンに詳しく、自分の技術に自信がある人ならばよいのだが、私のような初心者にとっては自殺行為だ。

 電子メールは、なるべく速く届けたい情報があるときには便利である。しかし、正確、確実に届けたいものや、公表できないような情報は、普通郵便などで届けるほうが無難であろう。

 この結論はおかしい。  内容は確かに問題ないけど、佐々木さんがこれまで説明してきた二つの論点(ウイルス、宛先の書き間違い)からは、この結論は導かれないからだ。
 では、この二つの論点から導き出せる使い分け方って何だろうか?それをよく考えてみよう。
 それから、うっかり忘れているようだけれど、佐々木さんは、電子メールの方が郵便よりも優れている論点を示していない。ということは、電子メールを使った方がいい場合というのはあり得なくて、どんな場合でも郵便を使った方がいいということになってしまう。もちろん、何か二つを比べたらそういうことが明らかになるという場合もあるだろうけれど、佐々木さんが主張したい結論はそうじゃなくて、場合によって使い分けるのがいいということになっている。だから、佐々木さんの論理は、本体の項目が足りないか、結論が間違っているかのどっちかだ(たぶん初めの方だろうね)。

 いい素材が含まれているけど、全体としては、この説明は未完成です。



このページの記事は、科目[情報処理]を履修した学生が学習の一環として作成した著作物です

情報処理ネットワーク: 課題電子メールとほかの通信


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