学習書/[情報処理]
演習
BBS
報告
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河地小留里
(99年度履修生)
http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/Internet/gallery/Kawati.html
ウェブやメーリングリストがニューズに代わって用いられるようになった理由について考察する。
掲示板としてのニューズには次のような利点がある。
・誰にでも投稿でき、誰にでも読むことができる
・莫大な情報を持っている
だが、これらは裏を返せば、
・不特定多数に記事を読まれる
・情報量が多すぎる
ということでもある。したがって、不特定の人に記事を読まれたくない人や、特定の情報を求めている人にとっては、ニューズは使い勝手のいいものとは言えない。メーリングリストとウェブは、こういった人たちにとってはまさしく非常に便利なものである。
まず前者だが、ニューズでは読む相手を限定できないのと違い、これはリストに登録されている人たちの間でだけ情報が行き交うので、読む相手を限定することができる。さらに普通のEメールと違って一度にメンバー全員に送信することができるので楽である。
次に後者である。ウェブがニューズより便利なのは、なにもニューズの情報量の多さそのものに原因があるわけではない。ウェブでも大量の情報がやりとりされているからである。では何が違うのかというと、情報がどれだけ分類整理されているか、である。整理されていればそれだけ目的の情報を探しやすい。ウェブには[Yahoo!]などのいくつかの大規模な検索サービスがある。
さらに、ニューズは最新の掲示板の写しをまず自分のコンピューターにとりこんでから中身を見ないと使い難いという欠点もある。反対にウェブではそういった手間がかからない。
以上のような理由からメーリングリストやウェブはニューズに代わって掲示板として使われるようになったものと思われる。最近では不特定多数に情報を読まれることの危険性が強く意識されてきている。そういう状況の中で、ますますメーリングリストやウェブが掲示板としての役割を果たしていくことになると思われる。
このページの記事は、科目[情報処理]を履修した表記の学生が、課題[BBS]の学習の一環として作成した著作物です
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99-12-22