学習書●[情報処理]

演習
電子メールとほかの通信
電子メールと携帯メール
報告

浅井環
(02年度履修生)
02-10

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus/Literacies/network/gallery/Asai.html




 大学に入学して、こうして思う存分学校のコンピューターが使える環境になり、(なにしろ高校にはコンピューター室が無かったのだ。)レポートを提出する際や、友達とのやり取りに電子メールを利用する機会も増えた。まだ、あまり良く使いこなせていないのが現状ではあるが、今回のレポートでは使っていく過程で感じた電子メールの便利さ、不便さを日ごろ最も良く使用する、と言っても過言ではない通信手段である携帯メールと比較してみたいと思う。

 電子メールと携帯メールの違いは、コンピューターと携帯電話の大きさの違いから生じるものが大きいと思う。この違いが両者に適する用途と適さない用途を作り出している。

 まず、コンピューターが携帯電話よりも大型であることによって、電子メールに生じる利点は、自分の作っているメールが見やすいことである。コンピューターのディスプレイの大きさは今使っているデスクトップのもので25cm×20cm、ノートパソコンはこれより少し小さくなるとしても、5cm×3.5cmほどの大きさしかない携帯電話のディスプレイに比べたらかなりの大きさである。ディスプレイが大きいということは、それだけ今自分の作っているメールを広範囲にわたって一度に見ることができ、読み返したり、修正をするのが容易である。一方、携帯電話では一度に画面上に表示される文字数は5mm角でだいたい50字程度である。そのため、一文が一画面で終わらないことも多く、前に書いた文も見られないため、文章が長くなればなるほど整った文章にすることが難しくなる。ゆえに、電子メールは携帯メールと比べると長い文章のメールを送る際に便利である。

 一方、携帯電話がコンピューターよりも小型であることによって、携帯メールに生じる利点はメールを受け取る相手に早く気づいてもらい易いことである。

 コンピューターを肌身はなさず常に持っている人はそんなに多くはいないだろうが、携帯電話を肌身はなさず持って生活している人はかなり多いのではないだろうか。これはその名の通り、携帯電話が携帯し易い大きさであるからだ。マナーの低下と関係しているかもしれないが、携帯電話の電源をほとんど切らない人も多いと思う。(実際、私もそうである。)つまり、どこにいても自分のポケットもしくは、かばんの中にメールが届くのである。コンピューターはそうはいかない。デスクトップはそのコンピューターの場所まで行かないといけないし、(私の場合は学校まで)ノートパソコンなら外出先でも広げる場所さえあればメールを読むことが可能だが、それでも歩きながらメールを送受信することは難しい。ゆえに、電子メールは携帯メールに比べるとすぐに返事を期待するようなメールには不都合であるといえる。

 以上のことは、今回のレポートにあたって考察を進めてみたのだが、日常生活の中でこの二つのメールを使い分ける際に、感覚として電子メールはどちらかといえば手紙のような、携帯メールは電話の通話料節約のために電話がわりとして使っていたことに気づいた。であるから、電子メールの返事なら気長に待てるが、携帯メールの返事はすぐ返ってこないと不安になるのである。



このページの記事は、科目[情報処理]を履修した学生が課題の学習の一環として作成した著作物(一部加筆)です

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