学習書/[情報処理]

演習
年賀状
報告

Takasima Maiko
(99年度履修生)
1999-12/19(Sun)

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/Internet/gallery/Takasima.html




A:私は毎年電子メールで年賀状を送っているけれど、メールは郵便に比べて便利で安いと思います。メールで送れば切手代もかからないし何枚も書いたり印刷したりという手間も省ける。それにもらう側だって何枚も葉書がくるより画面で一気に受け取ることができれば整理するのも楽じゃないですか?

B:年賀状というのは新年の挨拶の気持ちを送るものでしょう。いくら安くてかさばらないからと言って、そんなに事務的に済ませてしまってよいのでしょうか?どこの国にもある風習ではないのだから、手書きであろうと印刷であろうと1枚の葉書を送る、受け取るということを重要視したほうがよいと思います。それに電子メールの年賀状を受け取るためには、受け取る側に負担をかけることになる。インターネットに接続する際など、わずかではあるもののお金がかかるじゃないですか。その点郵便ならこちらが切手代を払えば郵便屋が届けてくれるし、相手に負担などまったくかけない。

A:気持ちの点については、そんな耳触りのいいことをいっても結局年賀状というのは儀礼的なものも多いわけだし、そういうものも葉書ならば処分することに抵抗を感じさせてしまうかもしれない。電子メールの年賀状ならば何通もまとめてフロッピーディスクなどに保存しておくことも可能だし、少なくとも葉書よりは処分に抵抗を感じなくてすむのではないでしょうか。その方がよっぽど相手に配慮していると思うのですが。

B:では話の論点を少しずらして、住所の話をしたいと思います。郵便で送る場合、普通は相手先の住所と自分の住所を書きますよね。この時相手の住所が間違っていたらどうなります?郵便番号の間違いなんかは住所と名前が一致していれば郵便局のほうで修正して届けてくれますし、たとえ相手の住所がかわっていたとしても自分のほうに戻ってきますよね。でも電子メールの年賀状の場合アドレスの数字が少し違っただけでまったく違う人のところに届いてしまいます。しかも間違った相手に送られているなんてことはこちらにはわからないのです。

A:確かに電子メールの年賀状は確実に相手に届いたかどうか確認できないという面があります。ですが郵便なら31日の深夜にポストに入れても 1月1日には決して届きませんが電子メールならばいつでも数秒で送信することができるので 31日に送っても1月1日に届けることができます。また隣に住む人だろうと海外に住む人だろうと同じ作業で年賀状を瞬時に送ることができます。海外に郵便で年賀状を送ろうと思ったらそれこそ各国の郵便事情を考えていつ届くか定かではないし、こちらも特別な書式を用いて書かなければなりません。まったく面倒だし確実といえないのではないでしょうか?

B:でも今年は2000年問題が心配されたりして、大して何も起こらなかったからいいものの、電子メールの年賀状だって1月1日に届くか確実だとは言えないと思います。

A:2000年問題の危険性はありましたが、1月1日にはメールを送らないなど、みんながそのための処置を行ってちゃんと対応できました。実在しなかったことを現実の問題みたいに取り上げてはいけないと思います。

まとめ
 郵便による年賀状は人の手が介入することによる利点、欠点があり、電子メールの年賀状もまたそうである。
 どちらも異なる面で年賀状を届ける上での確実性にかける。利便性という点に限れば電子メールの年賀状のほうが郵便による年賀状に勝っている。
 上記の討論ではB氏が電子メールの年賀状では新年の挨拶の心が伝わらないと述べている。しかし、個人的な感覚で言えば、電子メールの年賀状でも気持ちはちゃんと伝わっているはずだ。イラストや音楽を添えたり、電子メールの年賀状では多彩なことができるようになっている。
 私としては手書きの葉書にそこまでの思い入れがないため、電子メールの年賀状が新年の挨拶の心を手書きの葉書と同じくらい伝えられるようになる日も近いのではないかと感じている。



このページの記事は、科目[情報処理]を履修した学生が課題[年賀状]の学習の一環として作成した著作物です

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