8-1. ワールド・オブ・ライズ

監督 リドリー・スコット
出演 レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウマーク・ストロング
2008年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウという2大スターの豪華初共演作。非情な世界に身を置くCIAエージェントたちの頭脳戦を描くサスペンス・アクション大作だ。


8-2. 懺悔

監督 テンギズ・アブラゼ
出演 アフタンディル・マハラゼイア・ニニゼ
1984年・ソビエト(グルジア)(ザジフィルムズ)

いまは亡きグルジアの鬼才テンギズ・アブラゼ監督の遺作となった伝説の1本。独裁者による粛正の恐怖を回想形式で描き、衝撃的な内容が国内外で大反響を呼んだ問題作だ。


8-3. 噂のモーガン夫妻

監督 マーク・ローレンス
出演 ヒュー・グラントサラ・ジェシカ・パーカーサム・エリオット
2009年・アメリカ(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

スター共演によるロマンチック・コメディ。殺人を目撃した離婚寸前のセレブ夫妻が、身分を隠して田舎町へ逃亡。カルチャーギャップの妙味と大人の恋愛模様が巧みに交錯する。


8-4. 四月の雪

監督 ホ・ジノ
出演 ペ・ヨンジュンソン・イェジンイム・サンヒョ
2005年・韓国(UIP)

韓流ブームの立役者、ぺ・ヨンジュンの最新主演作。悲劇的な出来事のさなかに巡り合った男女のせつない愛の行方が、雪が舞う海辺の町を舞台につづられる。


8-5. シマロン  

監督 アンソニー・マン
出演 グレン・フォードマリア・シェルアン・バクスター
1960年・アメリカ(MGM)

エドナ・ファーバーの同名長編小説の映画化。「波も涙も暖かい」 のアーノルド・シュルマンが脚色し、「真昼の欲情」 のアンソニー・マンが監督した西部開拓魂を描いたドラマ。撮影は「ナポリ湾」 のロバート・サーティース、音楽をフランツ・ワックスマンが担当。出演は「奥様の裸は高くつく」 のグレン・フォード、「縛り首の木」 のマリア・シェル、「生きていた男」 のアン・バクスター、ほかにアーサー・オコンネル、ラス・タンブリンら。製作エドモンド・グレインジャー。


8-6. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか  

監督 スタンリー・キューブリック
出演 ピーター・セラーズジョージ・C・スコットスターリング・ヘイドン
1963年・アメリカ(コロムビア)

ピーター・ジョージの「赤い警報」 (架空政治小説)を彼自身とスタンリー・カブリック、テリー・サザーンが共同で脚色、「ロリータ」 のスタンリー・カブリックが製作・監督した空想政治ドラマ。撮影は「恐怖の砂」 のギルバート・テイラー、音楽は「追いつめられて」 のローリー・ジョンソンが担当。出演は「ピンクの豹」 のピーター・セラーズが3役、「殺人秘密計画書」 のジョージ・C・スコット、「私はそんな女」 のキーナン・ウィン、ほかにスリム・ピケンズ、ピーター・ブル、トレイシー・リードなど。


8-7. インビクタス 負けざる者たち

監督 クリント・イーストウッド
出演 モーガン・フリーマンマット・デイモンザック・フュナティ
2009年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

名匠クリント・イーストウッド監督による実話をベースにした感動ドラマ。南アフリカ大統領ネルソン・マンデラと同国のラグビー代表チーム主将との人種を超えた友情を描く。


8-8. いつか晴れた日に

監督 アン・リー
出演 エマ・トンプソンアラン・リックマンケイト・ウィンスレット
1995年・アメリカ(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

近代英国を舞台に、対照的な性格の良家の姉妹が、結婚をめぐる愛とお金の問題を越えて幸福をつかむまでをコミカルに描いた一編。18世紀の女性作家ジェーン・オースティンが1795年に発表した小説「いつか晴れた日に 分別と多感」(小社刊)の映画化。脚色は、主演もつとめた「キャリントン」 のエマ・トンプソンで、映画の脚本は初挑戦だったにもかかわらず、第68回アカデミー脚色賞を女優として初めて受賞。主要キャストも彼女の人選によるもので、英国を代表する映画・舞台俳優が集結。監督は「ウェディング・バンケット」 「恋人たちの食卓」 で、ニューヨーク・インディーズの旗手となった台湾出身の映画作家、アン・リー。エグゼクティヴ・プロデューサーは「サブリナ」 のシドニー・ポラック、製作はポラックのミラージュ・プロの、「愛と死の間で」 でトンプソンと組んだ、「サブリナ」 のリンゼイ・ドラン。製作補はアン・リーの盟友で「推手」 以来、パートナーを組むジェームズ・シェイマス、ローリー・ボーグ。撮影は「フォー・ウェディング」 のマイケル・コールター、音楽は「リトル・プリンセス」 のパトリック・ドイル、美術は「ハワーズ・エンド」 (アカデミー賞受賞)のルチアーナ・アリジ、編集はアン・リーとは全作品で組むティム・スクイアーズ、衣裳は「眺めのいい部屋」 (アカデミー賞受賞)のジェニー・ビーヴァンとジョン・ブライトのコンビがそれぞれ担当。共演は「乙女の祈り」 のケイト・ウィンスレット、「恋する予感」 のアラン・リックマン、「9か月」 のヒュー・グラントほか。第68回アカデミー賞脚色賞受賞(エマ・トンプソン)はじめ、各賞にノミネート。96年度キネマ旬報外国映画ベストテン第10位。


8-9. 日の名残り

監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演 アンソニー・ホプキンスエマ・トンプソンジェームズ・フォックス
1993年・アメリカ(コロンビア トライスター映画)

英国の名門家に一生を捧げてきた老執事が自身の半生を回想し、職務に忠実なあまり断ち切ってしまった愛を確かめるさまを描いた人間ドラマ。原作は、英国在住の日本人作家カズオ・イシグロ(石黒一雄)がTVドラマ用の脚本を改稿した同名小説(中央公論社)。主演のアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン、監督のジェームズ・アイヴォリー、脚本のルース・プローワー・ジャブヴァーラ、製作のイスマイル・マーチャント、撮影のトニー・ピアース・ロバーツ、音楽のリチャード・ロビンス、美術のルチアーナ・アリジ、編集のアンドリュー・マーカス、衣装のジェニー・ビーヴァンと、92年カンヌ国際映画祭受賞作「ハワーズ・エンド」 のキャスト、スタッフが再結集。そのほかのスタッフは、共同製作に「ハリウッドにくちづけ」 のコンビ、マイク・ニコルズとジョン・コーリー、エクゼクティヴ・プロデューサーにポール・ブラッドリーら。共演は「パトリオット・ゲーム」 のジェームズ・フォックス、「ある日どこかで」 のクリストファー・リーヴ、「赤い航路」 のヒュー・グラントほか。


8-10. 愛情物語

監督 ジョージ・シドニー
出演 タイロン・パワーキム・ノヴァクジェームズ・ホイットモア
1955年・アメリカ(コロムビア映画)

1930年から20年間にわたり甘美な演奏で全米を風靡した音楽家エディ・デューチンを主人公とした映画で、デューチンと親交のあったレオ・カッチャーがオリジナル・ストオリイを執筆し、サム・テイラーが脚色し、「ショーボート」 「悲恋の王女エリザベス」 のジョージ・シドニーが監督、「野郎どもと女たち」 のハリー・ストラドリングが撮影、音楽は「ピクニック」 のモリス・ストロフが担当している。なお、この映画の中のピアノ演奏は名手カルメン・キャヴァレロが吹き込んでいる。主演は「長い灰色の線」 のタイロン・パワー、「ピクニック」 のキム・ノヴァク、新人ヴィクトリア・ショウなど。


8-11. ある公爵夫人の生涯

監督 ソウル・ディブ
出演 キーラ・ナイトレイレイフ・ファインズシャーロット・ランプリング
2008年・イギリス、イタリア、フランス(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)

18世紀末の英国を舞台にした歴史ドラマ。故ダイアナ妃の直系の祖先にあたる実在の公爵夫人のスキャンダラスな生き様を、きらびやかな映像で語り明かす。


8-12. エマ

監督 ダグラス・マクグラス
出演 グウィネス・パルトロウトニ・コレットアラン・カミング
1996年・イギリス(松竹富士配給)

イングランドの片田舎を舞台に、恋のキューピッドを任じる世間知らずのお嬢様が巻き起こす恋の騒動を描いた人間喜劇。「いつか晴れた日に」 の原作者として知られる英国の女流作家ジェーン・オースティン(1775〜1817)の同名長編小説を、「ブロードウェイの銃弾」 の脚本家で、本作が初監督作となるダグラス・マクグラスの脚本・監督で映画化。製作総指揮は「イングリッシュ・ペイシェント」 のボブとハーヴェイのワインステイン兄弟と、ドナ・ジグリオッティ。英国はドーセット州の田園地方をとらえた美しい撮影は「あなたがいたら 少女リンダ」 のイアン・ウィルソン、音楽は「3人のエンジェル」 のレイチェル・ポートマン、美術は「オルランド」 「プリンセス・カラブー」(V)のマイケル・ハウェルズ、衣裳は「キルトに綴る愛」 のルース・マイヤーズ。チャーミングな好演を見せた主演は「セブン」 「ムーンライト&バレンチノ」 のグウィネス・パルトロウ。共演は「ザ・インターネット」 のジェレミー・ノーザム、「ミュリエルの結婚」 のトニ・コレット、「トレインスポッティング」 のユアン・マクレガー、「恋の闇 愛の光」 のポリー・ウォーカー、「ザ・プレイヤー」 のグレタ・スカッキ、「サークル・オブ・フレンズ」 のアラン・カミング、「トライアル 審判」 のジュリエット・スティーヴンソンほか。


8-13. エリザベス

監督 シェーカル・カプール
出演 ケイト・ブランシェットジェフリー・ラッシュジョセフ・ファインズ
1998年・イギリス(日本ヘラルド映画)

イングランドの女王エリザベス一世の数奇な半生を描く歴史大作。監督は「女盗賊プーラン」 のシェカール・カブール。脚本は「ミーティング・ビーナス」 のマイケル・ハースト。製作は「ビッグ・リボウスキ」 のティム・ビーヴァンとエリック・フェルナー、「ロザンナのために」 のアリソン・オーウェン。撮影は「スライディング・ドア」 のレミ・エイドファラシン。音楽は「シャイン」 のデヴィッド・ハーシュフェルダー。美術は「キャメロット・ガーデンの少女」 のアレクサンドラ・バーン。衣裳は「ハムレット」 のアレクサンドラ・バーン。出演は「オスカーとルシンダ」 のケイト・ブランシェット、「恋におちたシェイクスピア」 のジョセフ・ファインズとジョフリー・ラッシュ、「ペダル・ドゥース」 のファニー・アルダンほか。


8-14. はるか群衆を離れて

監督 ジョン・シュレシンジャー
出演 ジュリー・クリスティテレンス・スタンプピーター・フィンチ
1967年・イギリス(MGM)

イギリスの文豪トマス・ハーディの小説を「いつも2人で」 のフレデリック・ラファエルが脚色、「ダーリング」 のジョン・シュレシンジャーが監督した十九世紀のイングランド南部を背景にした女性ドラマ。撮影は「ローマで起った奇妙な出来事」 のニコラス・ローグ、音楽は「妖婆の家」 のリチャード・ロドニー・ベネットが担当した。出演は「ダーリング」 のジュリー・クリスティ、「唇からナイフ」 のテレンス・スタンプ、「夏の夜の10時30分」 のピーター・フィンチ、「まぼろしの市街戦」 のアラン・ベイツほか。製作は「或る種の愛情」 「唇からナイフ」 のジョゼフ・ジャンニ。メトロカラー、パナビジョン70ミリ。


8-15. めぐり逢えたら

監督 ノーラ・エフロン
出演 トム・ハンクスメグ・ライアンビル・プルマン
1993年・アメリカ(コロンビア トライスター映画)

目前の幸せに迷うキャリアウーマンと、愛する妻に先立たれたシングルファーザーの運命的な恋を描いた、ハートフルな恋愛ドラマ。監督・脚本は「恋人たちの予感」 などで脚本家として活躍し、「ディス・イズ・マイライフ」 で監督に進出したノーラ・エフロン。ジェフ・アーチの原案を、アーチとエフロン、「スティング」 のデイヴィッド・ウォードが共同で脚色。製作は「ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5」 のゲイリー・フォスター。エグゼクティヴ・プロデューサーは「フィッシャー・キング」 のリンダ・オスト。撮影は「チャーリー」 のスヴェン・ニクヴィストが担当。「スターダスト」 などのスタンダード曲を散りばめた音楽は「ア・フュー・グッドメン」 のマーク・シャイマン。また、レオ・マッケリー監督、ケーリー・グラント主演1957年の名作「めぐり逢い(1957)」 がドラマ全体のモチーフとなっているのをはじめ、「打撃王」 「特攻大作戦」 などに言及した映画ネタが随所に盛り込まれているのも見どころのひとつ。主演は「キスへのプレリュード」 のメグ・ライアンと「プリティ・リーグ」 トム・ハンクス。共演は「ジャック・サマースビー」 のビル・プルマン、「プリティ・リーグ」 のロージー・オドネル、ハンクス夫人のリタ・ウィルソン、「007消されたライセンス」 のレーリー・ローウェル、「ア・フュー・グッドメン」 の監督、ロブ・ライナーなど。なお、日本での上映に当たり、ポップスグループ、ドリームズ・カム・トゥルーの短編映画「WINTER SONG」 (監督ジュリアン・テンプル)がオープニング映画として併映された。


8-16. 悪の花園

監督 ヘンリー・ハサウェイ
出演 ゲイリー・クーパースーザン・ヘイワードリチャード・ウィドマーク
1954年・アメリカ(20世紀フォックス[極東]会社)

ナイアガラ」 のチャールズ・ブラケットが1954年に製作したメキシコ辺境もの。フレッド・フリーバーガー、ウィリアム・タンバーグ合作のオリジナル・ストーリーを「帰らざる河」 のフランク・フェントンが脚色、「炎と剣」 のヘンリー・ハサウェイが監督した。撮影は「ディミトリアスと闘士」 のミルトン・クラスナーとホルヘ・スタール、音楽は「十二哩の暗礁の下に」 のバーナード・ハーマンの担当。「楽園に帰る(1953)」 のゲイリー・クーパー、「ディミトリアスと闘士」 のスーザン・ヘイワード、「街の野獣(1950)」 のリチャード・ウィドマーク、「街の野獣(1950)」 のヒュー・マーロウ、「地獄と高潮」 のキャメロン・ミッチェル、歌手のリタ・モレノ、「狂熱の孤独」 のヴィクトル・マヌエル・メンドーサらが出演している。


8-17. 荒野のガンマン

監督 サム・ペキンパー
出演 モーリーン・オハラブライアン・キーススティーヴ・コクラン
1961年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

アメリカ各地の興行者が集まってプロデュースした西部劇の異色作で、製作はチャールズ・B・フィッツ・シモンズ、脚本はアーロン・シドニー・フライシュマンが自作の小説から脚色したもの。演出は興行会からおされたサム・ペキンパー、撮影は「アラモ」 のウィリアム・H・クローシア、音楽はピーター・ツィンナーが担当。出演は「罠にかかったパパとママ」 のモーリン・オハラ、ブライアン・キース、スティーヴ・コクラン、チル・ウィルスなど。


8-18. ガン・ファイター

監督 ロバート・アルドリッチ
出演 ロック・ハドソンカーク・ダグラスドロシー・マローン
1961年・アメリカ(ユニヴァーサル)

流れ者のカウボーイと保安官の対決を主軸とした西部劇。ハワード・リグスビーの原作小説「クレイジー・ホースの落日」をダルトン・トランボが脚色、ロバート・アルドリッチが監督した。撮影を受け持ったのはアーネスト・ラズロ。音楽はアーネスト・ゴールドが担当している。出演するのは「スパルタカス」 のカーク・ダグラス、「夜を楽しく」 のロック・ハドソンの他、ジョセフ・コットン、キャロル・リンレイ、ドロシー・・マローン、ネヴィル・ブランドなど。製作はユージン・フレンクとエドワード・ルイス。


8-19. カラマーゾフの兄弟 第1部

監督 イワン・プイリエフ
出演 ミハイル・ウリヤーノフキリール・ラヴロフアンドレイ・ミヤフコフ
1968年・ ソ連(東和)

文豪ドストエフスキーの名作を「白痴(1958)」 のイワン・プィリエフが脚色・監督した文芸大作。撮影はセルゲイ・ウロンスキー、音楽はイサーク・シュワルツ、美術をスターレン・ボルコフが担当している。出演はミハイル・ウリヤーノフ、「怒りと響きの戦場」 のキリール・ラヴロフ、アンドレイ・ミヤフコフ、リオネラ・プィリエワ、スヴェトラーナ・コルコーシコなど。なお、完成間近かでプィリエフ監督が急逝のため、ミハイル・ウリヤーノフとキリール・ラヴロフが後をひきつぎ完成した。


8-20. カラマーゾフの兄弟 第2部

監督 イワン・プイリエフ
出演 ミハイル・ウリヤーノフキリール・ラヴロフアンドレイ・ミヤフコフ
1968年・ ソ連(東和)

文豪ドストエフスキーの名作を「白痴(1958)」 のイワン・プィリエフが脚色・監督した文芸大作。撮影はセルゲイ・ウロンスキー、音楽はイサーク・シュワルツ、美術をスターレン・ボルコフが担当している。出演はミハイル・ウリヤーノフ、「怒りと響きの戦場」 のキリール・ラヴロフ、アンドレイ・ミヤフコフ、リオネラ・プィリエワ、スヴェトラーナ・コルコーシコなど。なお、完成間近かでプィリエフ監督が急逝のため、ミハイル・ウリヤーノフとキリール・ラヴロフが後をひきつぎ完成した。


8-21. カラマーゾフの兄弟 第3部

監督 イワン・プイリエフ
出演 ミハイル・ウリヤーノフキリール・ラヴロフアンドレイ・ミヤフコフ
1968年・ ソ連(東和)

文豪ドストエフスキーの名作を「白痴(1958)」 のイワン・プィリエフが脚色・監督した文芸大作。撮影はセルゲイ・ウロンスキー、音楽はイサーク・シュワルツ、美術をスターレン・ボルコフが担当している。出演はミハイル・ウリヤーノフ、「怒りと響きの戦場」 のキリール・ラヴロフ、アンドレイ・ミヤフコフ、リオネラ・プィリエワ、スヴェトラーナ・コルコーシコなど。なお、完成間近かでプィリエフ監督が急逝のため、ミハイル・ウリヤーノフとキリール・ラヴロフが後をひきつぎ完成した。


8-22. さよならをもう一度

監督 アナトール・リトヴァク
出演 イングリッド・バーグマンイヴ・モンタンアンソニー・パーキンス
1961年・アメリカ(ユナイテッド・アーチスツ映画)

「旅」 のアナトール・リトヴァクが監督・製作した恋愛心理ドラマ。フランソワーズ・サガンの原作をサム・テイラーが脚色した。撮影はアルマン・ティラール。音楽はジョルジュ・オーリック。出演するのはイヴ・モンタン、イングリッド・バーグマン、アンソニー・パーキンスなど。


8-23. ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合

監督 トム・シャドヤック
出演 エディ・マーフィジェイダ・ピンケット=スミスジェームズ・コバーン
1996年・アメリカ(UIP)

新開発の薬品の効果で、超肥満体からスリムに変身した大学教授が巻き起こす騒動を描いたコメディ。往年のコメディアン、ジェリー・ルイスの傑作喜劇「底抜け大学教授」 を、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」 のエディ・マーフィ主演(一人七役)でリメイク。監督は「エース・ベンチュラ」 のトム・シャドヤック。脚本はシャドヤック、「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」 の監督でもあるスティーヴ・オーデカーク、「星の王子ニューヨークへ行く」 「ブーメラン」 のデイヴィッド・シェフィールドとバリー・W・ブラウステインの共同。製作は「アポロ13」 のブライアン・グレイザーと、ラップ・ミュージック界の巨匠で「クラッシュ・グルーブ」(V)などの映画も手掛けるラッセル・シモンズ。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジェリー・ルイス、カレン・ケーラ、マーク・リプスキー。撮影は「エース・ベンチュラ」 のジュリオ・マカット、音楽は「ボーイズ・オン・ザ・サイド」 のデイヴィッド・ニューマン、美術はウィリアム・エリオット、編集は「幸福の条件」 のドン・ジンマーマン、衣裳は「マスク」 のハー・グエン、視覚効果監修はジョン・ファーハット、特殊メイクは「バットマン・フォーエヴァー」 のリック・ベイカーが担当。共演は「ポケットいっぱいの涙」 のジェイダ・ピンケット、「イレイザー」 のジェームズ・コバーンほか。


8-24. ナッティ・プロフェッサー クランプ家の面々

監督 ピーター・シーガル
出演 エディ・マーフィジャネット・ジャクソンラリー・ミラー
2000年・アメリカ(UIP)

 人気コメディアン、エディ・マーフィが180kgのデブ男を演じたヒット作の続編。天才科学者が開発した若返り薬を巡るドタバタ争奪戦を、下ネタも飛び交う過激なギャグ満載で描き出す。


8-25. ブリジット・ジョーンズの日記 1

監督 
出演 
年・()

世界中の女性の共感を集めるベストセラー小説を映画化した恋愛コメディ。恋も仕事もうまくいかないロンドン在住のシングルウーマンの本音を、切実かつユーモラスにつづる。


8-26. ブリジット・ジョーンズの日記 2 きれそうなわたしの12か月

監督 ビーバン・キドロン
出演 レニー・ゼルウィガーヒュー・グラントコリン・ファース
2004年・アメリカ(UIP)

恋や仕事に奮闘する、独身女性の日常を描いた大ヒット・コメディの続編。前作で恋を成就させたヒロインが、新たな悩みを抱えて迷走する姿に、共感かつ爆笑!


8-27. モーリス

監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演 ジェームズ・ウィルビーヒュー・グラントルパート・グレイヴス
1987年・イギリス(ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画)

上流中産階級の偽善を若者同志の愛を通して描く。製作はイスマイール・マーチャント、監督は「眺めのいい部屋」 のジェームズ・アイヴォリー、脚本はキット・ヘスケス・ハーヴェイ、ジェームズ・アイヴォリー、原作はE・M・フォースター、撮影はピエール・ロム。音楽はリチャード・ロビンズが担当。出演はジェームズ・ウィルビィほか。


8-28. 子供たちの王様

監督 チェン・カイコー
出演 シェ・ユアンヤン・シュエウエンチェン・シャオホア
1987年・中国(ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画)

中国の文革時代を背景に、都会から遠く離れた農村に、教師として「下放」 された若者の姿を描く。阿城の原作を基に、監督・脚本は「黄色い大地(1984)」 の陳凱歌、協同脚本は万之、撮影は顧長衛が担当。出演は謝園ほか。


8-29. エイリアン2

監督 ジェームズ・キャメロン
出演 シガニー・ウィーヴァーマイケル・ビーンポール・ライザー
1986年・アメリカ(20世紀フォックス)

エイリアンと戦った宇宙船ノストロモ号6人のうちの唯1人の生存者リプリーとエイリアンの再戦を描くSFアクション。製作はゲイル・アン・ハード、エグゼクティヴ.プロデューサーはゴードン・キャロル、デイヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル。監督・脚本は「ターミネーター」 のジェームズ・キャメロン。キャラクター創作はダン・オバノンとロナルド・シュセット、撮影はエイドリアン・ビドル、音楽はジェームズ・ホーナー、特殊効果はジョン・リチャードソン、ブライアン・ジョンソンが担当。出演はシガニー・ウィーヴァー、マイケル・ビーンほか。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は岡枝慎二。デラックスカラー、ビスタサイズ、1986年作品。後に未公開シーンを加えた155分の[完全版]が発表された。


8-30. シラノ・ド・ベルジュラック

監督 ジャン=ポール・ラプノー
出演 ジェラール・ドパルデューアンヌ・ブロシェヴァンサン・ペレーズ
1990年・フランス ハンガリー(ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画)

詩人かつ剣客でありながら、大きな鼻のコンプレックスに悩み、生涯ひとつの恋を貫いた男の生涯を描くエドモン・ロスタンの有名な戯曲の映画化。製作はルネ・クレトマンとミシェル・セイドゥー、監督・脚本は「炎のごとく」 ('81・V)のジャン・ポール・ラプノー、共同脚本はジャン・クロード・カリエール、撮影はピエール・ロム、音楽をジャン・クロード・プティが担当。出演はジェラール・ドパルデュー、アンヌ・ブロシェほか。


8-31. 家の鍵

監督 ジャンニ・アメリオ
出演 キム・ロッシ・スチュアートアンドレア・ロッシシャーロット・ランプリング
2004年・イタリア(ザジフィルムズ)

第61回ベネチア映画祭で3つの賞に輝き、イタリアで大ヒットした人間ドラマ。初めて我が子と対面した父親の心の葛藤を見据え、人と人との絆の尊さを問う感動作だ。


8-32. ザ・シークレット・サービス  

監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演 クリント・イーストウッドジョン・マルコヴィッチレネ・ルッソ
1993年・アメリカ(コロンビア トライスター映画) 129分

大統領を狙う暗殺者と戦うベテラン・シークレット・サービスの姿を描くサスペンス・アクション。監督は「プラスティック・ナイトメア 仮面の情事」 のウォルフガング・ペーターゼン。製作は「超能力学園Z」 のジェフ・アップル。エグゼクティヴ・プロデューサーはペーターゼンとゲイル・カッツ。「ルーキー」 のデイヴィッド・ヴァルデスの共同。脚本はジェフ・マクワイヤー。撮影は「シルバラード」 のジョン・ベイリー。音楽は「アンタッチャブル」 のエンニオ・モリコーネが担当。主演は「許されざる者(1992)」 のクリント・イーストウッド、「二十日鼠と人間」 のジョン・マルコヴィッチ、「フリージャック」 のレネ・ルッソ。他に「ロックンルージュ」 のディラン・マクダーモット、「ロシア・ハウス」 のジョン・マホーニーらが共演。


8-33. 旅情

監督 デイヴィッド・リーン
出演 キャサリン・ヘップバーンロッサノ・ブラッツィイザ・ミランダ
1955年・イギリス(UA=松竹)

ブロードウェイでヒットしたアーサー・ローレンツの戯曲「カッコー鳥の時節」から「ホブスンの婿選び」 のデイヴィッド・リーンがヴェニスにロケイションして監督した一九五五年度作品。脚色はデイヴィッド・リーンと小説家のH・E・ベイツが協力して行った。テクニカラー色彩の撮影は「ホブスンの婿選び」 のジャック・ヒルドヤード、音楽は「パンと恋と夢」 のアレッサンドロ・チコニーニである。主演は「アフリカの女王」 のキャサリン・ヘップバーンで、「愛の泉」 のロッサノ・ブラッツィが共演、ほか「怪僧ラスプーチン」 のイザ・ミランダ、ダレン・マッガヴィン、「裸足の伯爵夫人」 のマリ・アルドン、「黒い骰子」 のマクドナルド・パーク、ジェーン・ローズ、ガイタノ・アウディエロ、アンドレ・モレルなどが助演する。


8-34. 鉄道員

監督 ピエトロ・ジェルミ
出演 エトロ・ジェルミルイザ・デラ・ノーチェエドアルド・ネヴォラ
1956年・イタリア(イタリフィルム=NCC)

「越境者」 「街は自衛する」 のピエトロ・ジェルミ監督が、自から主人公としても出演して一九五六年に監督した、労働者の一家庭を描くネオ・リアリズム作品。アルフレード・ジャンネッティの原案にもとづき、ジェルミとジャンネッティ、ルチアーノ・ヴィンセンツォーニの三人がシナリオを書き、エンニオ・デ・コンチーニとカルロ・ミュッソがこれを修正加筆した。撮影は「越境者」 のレオニダ・バルボーニ。音楽は同じく「越境者」 のカルロ・ルスティケリ。ジェルミの他に「大遠征軍」 「芽ばえ」 のシルヴァ・コシナ、ファッション・モデル出身でこの作品によりサン・セバスチャン映画祭で女優賞を受けたルイザ・デラ・ノーチェ、ジェルミに見出されたエドアルド・ネヴォラ少年、カルロ・ジュフレ等が出演する。製作カルロ・ポンティ。なおこの作品は他にサンフランシスコ映画祭の男優賞(ジェルミ)、コーク映画祭監督賞などを受賞している。


8-35. エジプト人

監督 マイケル・カーティズ
出演 ジーン・シモンズヴィクター・マチュアジーン・ティアニー
1954年・アメリカ(20世紀フォックス[極東]会社)

「キリマンジャロの雪」 のダリル・F・ザナック自ら製作する古代エジプト王朝史劇で、フィンランドの作家ミカ・ワルタリの小説より「ディミトリアスと闘士」 のフィリップ・ダンと「西部の2国旗」 のケイシー・ロビンソンが脚色、「ホワイト・クリスマス」 のマイケル・カーティズが監督に当った。撮影は「壮烈カイバー銃隊」 のレオン・シャムロイ、音楽は「地獄と高潮」 のアルフレッド・ニューマンと「悪の花園」 のバーナード・ハーマン。出演者は、「アンドロクレスと獅子」 のジーン・シモンズ、「ディミトリアスと闘士」 のヴィクター・マテュア、「街の野獣(1950)」 のジーン・ティアニー、「熱砂の舞」 のマイケル・ワイルディング、「地獄と高潮」 のベラ・ダーヴィ、「クオ・ヴァディス」 のピーター・ユスチノフ、新人エドモンド・パーダム、ジュディス・イヴリンら。


8-36. パリの恋人

監督 スタンリー・ドーネン
出演 オードリー・ヘップバーンフレッド・アステアケイ・トムスン
1957年・アメリカ(パラマウント)

作曲家として知られているロジャー・イーデンスが製作、「我が心に君深く」 のスタンリー・ドーネンが監督したミュージカル映画。撮影は「ダニー・ケイの黒いキツネ」 のレイ・ジューン。原作はレオナード・ガーシュで、製作者イーデンスが作曲した新曲以外はジョージ・ガーシュウィンのもの。振付けはユージン・ローリングとフレッド・アステア。主演は「昼下りの情事」 のオードリー・ヘップバーン、「足ながおじさん」 のフレッド・アステア、「愛は惜しみなく」 のフランスのミシェル・オークレール。そのほかロバート・フレミング、ケイ・トムスンなど。


8-37. ジェイン・オースティンの読書会

監督 ロビン・スウィコード
出演 キャシー・ベイカーマリア・ベロエミリー・ブラント
2007年・アメリカ(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

全米の女性の間で流行中の“読書会”をモチーフにしたヒューマン・ドラマ。英国の文豪ジェイン・オースティンの小説を囲む男女6人の人間模様が共感を誘う一作だ。


8-38. 麗しのサブリナ

監督 ビリー・ワイルダー
出演 ハンフリー・ボガートオードリー・ヘップバーンウィリアム・ホールデン
1954年・アメリカ(パラマウント映画会社)

ローマの休日」 のオードリー・ヘップバーンが「女性よ永遠に」 のウィリアム・ホールデンおよび「ケイン号の叛乱」 のハンフリー・ボガートと共演する恋愛映画で、「第17捕虜収容所」 のビリー・ワイルダーが製作監督にあたった。ブロードウェイのヒット戯曲(サム・テイラー作)を、原作者テイラー、監督ワイルダー、アーネスト・リーマンの3人が脚色。撮影は「赤い山」 のチャールズ・ラング、音楽はフレデリック・ホランダー。「君知るや南の国」 のウォルター・ハムデン、「ダイヤルMを廻せ!」 のジョン・ウィリアムス、「赤い槍」 のマーサ・ハイヤー、ジョーン・ヴォース、マルセル・ダリオなどが助演する。


8-39. バロン

監督 テリー・ギリアム
出演 ジョン・ネヴィルエリック・アイドルサラ・ポーリー
1989年・イギリス(コロムビア)

18世紀の伝説的人物バロン・ミュンヒハウゼンの活躍を描くファンタジー・アドヴェンチャー。エグゼキュティヴ・プロデューサーはジェイク・エバーツ、製作はトーマス・シューリー、監督・脚本は「未来世紀ブラジル」 のテリー・ギリアム、共同脚本はチャールズ・マッケオン、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽は「ダイ・ハード」 のマイケル・ケイメンが担当。出演はジョン・ネヴィル、エリック・アイドルほか。


8-40. 華麗なるアリバイ

監督 パスカル・ボニゼール
出演 ミュウ・ミュウランベール・ウィルソンヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
2008年・フランス(アルバトロス・フィルム(提供 ニューセレクト))

生誕120年を迎えたアガサ・クリスティーの名著「ホロー荘の殺人」 を、豪華キャストで映画化。1人の男の殺人を巡る謎が、愛憎渦巻く人間模様を背景にサスペンスフルに展開。


8-41. オーケストラ!

監督 ラデュ・ミヘイレアニュ
出演 アレクセイ・グシコフメラニー・ロランフランソワ・ベルレアン
2009年・フランス(ギャガ)

音楽への思いを捨てられず、偽の楽団を結成して再び成功をつかもうとする人々の姿を描く音楽ドラマ。モーツァルトやチャイコフスキーなど、クラシックの名曲が全編を彩る。


8-42. ボーダー

監督 ジョン・アヴネット
出演 ロバート・デ・ニーロアル・パチーノカーティス・ジャクソン
2007年・アメリカ(日活)

ハリウッドを代表するスター、ロバート・デ・ニーロ&アル・パチーノ共演のクライム・アクション。2人が長年コンビを組んできたベテラン刑事に扮し、社会の悪に立ち向かう。


8-43. パリで一緒に

監督 リチャード・クワイン
出演 ウィリアム・ホールデンオードリー・ヘップバーングレゴワール・アスラン
1963年・アメリカ(パラマウント)

「フランス式十戒」 のジュリアン・デュヴィヴィエと「愛情の瞬間」 のアンリ・ジャンソンの原案を「影なき狙撃者」 のジョージ・アクセルロッドが脚色、「逢うときはいつも他人」 のリチャード・クワインが演出したロマンチック・ドラマ。撮影は「荒野の七人」 のチャールズ・ラング、音楽はネルソン・リドル。製作はアクセルロッドとリチャード・クワイン。出演は「シャレード」 のオードリー・ヘップバーン、「偽の売国奴」 のウィリアム・ホールデン、「殺人基地」 のノエル・カワード、「クレオパトラ(1963)」 のグレゴワール・アスラン、ほかにトニー・カーティス、マレーネ・ディートリッヒ、ピーター・セラーズ、メル・ファラーなど、姿を見せる程度。


8-44. デジャヴ

監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントンポーラ・パットンヴァル・キルマー
2006年・アメリカ(ブエナ ビスタ)

「パイレーツ・オブ・カリビアン」 のジェリー・ブラッカイマー製作。「マイ・ボディガード」 の監督トニー・スコット&主演デンゼル・ワシントンが贈る緊迫のサスペンス。


8-45. 間諜X27

監督 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
出演 マレーネ・ディートリッヒヴィクター・マクラグレンルー・コディ
1931年・アメリカ(パラマウント支社)

「嘆きの天使」 「モロッコ」 に次いでジョセフ・フォン・スタンバーグが自ら原作し、監督にあたった映画である。脚色者は「テキサス無宿」 と同じくダニエル・N・ルービン、カメラは「モロッコ」 「戦う隊商」 のリー・ガームス。主なる出演者は「嘆きの天使」 「モロッコ」 のマレーネ・ディートリッヒ、特にフォックス社から籍りられたヴィクター・マクラグレン、「放浪の王者(1930)」 「危険なる楽園」 のワーナー・オーランド、「女の一生」 「紐育の波止場」 のグスタフ・フォン・セイファティツ、「四人の悪魔」 「父と子」 のバリー・ノートン、ルー・コディなどである。


8-46. タバコ・ロード

監督 ジョン・フォード
出演 チャーリー・グレイプウィンマージョリー・ランボージーン・ティアニー
1941年・アメリカ(東宝東和)

アメリカ南部のプア・ホワイトを描く。アースキン・コールドウェルの原作、ジャック・カークランドによる舞台劇の映画化。製作はダリル・F・ザナック、監督はジョン・フォード。撮影はアーサー・ミラー、音楽はデイヴィッド・バトルフが担当、出演はチャーリー・グレイプウィン、ジーン・ティアニーほか。


8-47. バックドラフト  

監督 ロン・ハワード
出演 カート・ラッセルウィリアム・ボールドウィンロバート・デ・ニーロ
1991年・アメリカ(UIP) 137分

消防士兄弟の葛藤と日夜火災と戦い続ける男たちの群像を描いた大作ドラマ。放火犯探しというサスペンス・ドラマがサブ・プロットになっている。監督に「バックマン家の人々」 のロン・ハワード。製作はリチャード・ルイス、ペン・デンシャム、ジョン・ワトソン。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと「砂の惑星」 のラファエラ・デ・ラウレンティス、脚本は「ハイランダー 悪の戦士」 のグレゴリー・ワイデン。撮影は「オールウェイズ」 のミカエル・サロモン、音楽は「パシフィック・ハイツ」 など近年売れっ子のハンス・ジマー。特殊効果及びハイロテクニック(爆発と発火効果)はアレン・ホールが担当。


8-48. 白と黒のナイフ

監督 リチャード・マーカンド
出演 グレン・クローズジェフ・ブリッジスピーター・コヨーテ
1985年・アメリカ(コロムビア映画)

大富豪の人妻殺人事件を通して、容疑者の夫、女性弁護士、検事の闘いを描く法廷ドラマ。製作はマーティン・ランゾホフ、監督は「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」 のリチャード・マーカンド、脚本は「フラッシュダンス」 のジョー・エスターハス、撮影はマシュー・レオネッティ、音楽はジョン・バリー、プロダクション・デザインはジーン・キャラハン、編集はショーン・バートン、コンラッド・バフ、衣裳はアン・ロスが担当。出演はグレン・クローズ、ジェフ・ブリッジスなど。