9-1. 孫文 100年先を見た男

監督 デレク・チウ
出演 ウィンストン・チャオアンジェリカ・リーウー・ユエ
2006年・中国(角川映画)

辛亥革命を起こし、中国近代化の礎を築いた革命家・孫文。そんな彼が数々の苦境や失意を乗り越え、愛する人に支えられ闘い続けた日々を、革命前年の亡命地マレーシア・ペナンを主な舞台に描く。


9-2. 5月のミル

監督 ルイ・マル
出演 ミシェル・ピッコリミュウ・ミュウミシェル・デュショソワ
1989年・フランス、イタリア(シネセゾン)

1968年5月、フランスの田舎の家に集まってきたブルジョワ一家の数日間の騒動を描く人間ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはヴァンサン・マル、製作はジェラール・モルト、監督・脚本は「さよなら子供たち」 のルイ・マル、共同脚本はジャン・クロード・カリエール、撮影はレナート・ベルタ、音楽はステファン・グラッペリが担当。出演はミシェル・ピッコリ、ミュウ・ミュウほか。


9-3. さよなら子供たち

監督 ルイ・マル
出演 ガスパール・マネッスラファエル・フェジトフランシーヌ・ラセット
1988年・フランス、西ドイツ(シネセゾン)

ナチス占領下のフランスのカトリック寄宿舎で生活する少年たちの心の交流を、製作・監督・脚本を担当した「アラモ・ベイ」 のルイ・マルの強い自伝的要素のもとで描いてゆく。撮影は「デジャヴュ」 のレナート・ベルタが担当。音楽はシューベルトとカミーユ・サン・サーンスのクラシックを使用。出演はガスパール・マネッス、ラファエル・フェジト、フランシーヌ・ラセットほか。


9-4. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

監督 ガス・ヴァン・サント
出演 ロビン・ウィリアムズマット・デイモンベン・アフレック
1997年・アメリカ(松竹富士)

心を閉ざした天才青年が、似た境遇の心理学者との交流を通じて成長していく姿を、繊細なタッチで綴ったヒューマン・ドラマ。自身もハーヴァード大学中退というエリートでもある「戦火の勇気」 のマット・デイモン(70年生)と、彼とベン・アフレック(「青春の輝き」 で共演)のふたりの新進俳優の共作によるオリジナル脚本を、デイモン自身の主演、アフレックの助演、「誘う女」 のガス・ヴァン・サントの監督で映画化。製作は「パルプ・フィクション」 のローレンス・ベンダー。製作総指揮は「シーズ・ソー・ラヴリー」 のボブとハーヴェイのワインスタイン兄弟に、ジョナサン・ゴードン、スー・アームストロングの共同。撮影はレオス・カラックス作品でも知られる「ザ・クロウ」 のジャン=イヴ・エスコフィエ。音楽は「マーズ・アタック!」 のダニー・エルフマンがスコアを担当し、音楽監修にはジェフリー・キンボールがあたった。美術はミッシィ・スチュワート。編集はピエトロ・スカリア。衣裳はベアトリス・アルーナ。共演は「ジャック」 のロビン・ウィリアムス、「スリーパーズ」 のミニー・ドライヴァー、「アミスタッド」 のステラン・スカルスゲールドほか。97度年ゴールデングローブ賞脚本賞受賞、アカデミーオリジナル脚本賞賞、助演男優賞(ウィリアムス)受賞。98年キネマ旬報ベスト・テン第7位


9-5. 理想の女

監督 マイク・バーカー
出演 スカーレット・ヨハンソンヘレン・ハントトム・ウィルキンソン

文豪、オスカー・ワイルドの名作戯曲を基にした感動ドラマ。ヘレン・ハント&スカーレット・ヨハンソンの共演で、イタリア社交界に渦巻く愛憎模様を辛らつかつ甘美に描出。


9-6. ダブル・フェイス 秘めた女

監督 マリナ・ドゥ・ヴァン
出演 ソフィー・マルソーモニカ・ベルッチブリジット・カティヨン
2009年・フランス

ひとつに重なるココロとカラダが、禁断の秘密を呼び覚ます。S・マルソー&M・ベルッチというヨーロッパ映画界を代表する2大美人女優がW主演した異色サスペンス。 最近なぜか愛する夫や子どもが他人に見えるようになり、自分自身の顔や体まで見知らぬ女性へと変貌を遂げる奇妙な現象に遭遇するようになったヒロインが、記憶の欠落した少女時代の秘密を探る旅へと出発。自らのアイデンティティーが曖昧に揺らいで2つの肉体のはざまを行き来するヒロインを、マルソー&ベルッチが各自の個性と官能美を存分に発揮しつつ、鮮やかに好演。独自の個性あふれる演出と共同脚本を手がけたのは、かつてフランソワ・オゾン監督の作品で女優・脚本家として活躍したM・ドゥ・ヴァン。


9-7. パッセンジャーズ

監督 ロドリゴ・ガルシア
出演 アン・ハサウェイパトリック・ウィルソンデイヴィッド・モース
2008年・アメリカ(ショウゲート)

プラダを着た悪魔」 などで人気の若手女優アン・ハサウェイ主演作。飛行機事故の生存者たちをめぐる謎を追う若きセラピストの不安を見すえたサスペンス・ドラマだ。


9-8. オーシャン11

監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演 ジョージ・クルーニーバーニー・マックブラッド・ピット
2001年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

鬼才スティーブン・ソダーバーグ監督が豪華キャストでおくる集団犯罪劇。巨大金庫に眠る莫大な現金を狙って、個性的な犯罪のプロたちがチームを組む痛快娯楽作だ。


9-9. パーマネント・バケーション

監督 ジム・ジャームッシュ
出演 クリス・パーカーリーラ・ガスティルジョン・ルーリー
1980年・アメリカ(フランス映画社)

ニューヨークの裏街を眠れないまま漂流する16歳の若者アロイシュス・パーカーの姿を捉える。製作・監督・原案・脚本・編集は「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 のジム・ジャームッシュで、これは彼がニューヨーク大学の大学院映画学科の卒業制作として製作したもの。撮影監督はジェームズ・A・ルボヴィッツ、フォトグラファーはトム・ディチッロ、音楽はジョン・ルーリーとジャームッシュが担当。出演はクリス・パーカー、リーラ・ガスティルなど、


9-10. エグゼクティブ・デシジョン

監督 スチュワート・ベアード
出演 カート・ラッセルハル・ベリージョン・レグイザモ
1996年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

強力な神経ガスを持ったテロリスト集団にハイジャックされたジャンボ機内に潜入し、乗客の生命とワシントンDC壊滅の危機を回避すべく奮戦する男たちの活躍を描いた航空パニック・アクション。監督は「ダイ・ハード2」 など数々の作品の編集やセカンド・ユニットの演出を手掛け、これが初監督作品となるスチュアート・ベアード。脚本はジム・トーマスとジョン・トーマスの共同。製作は「暗殺者」「フェア・ゲーム」 のジョエル・シルヴァー、エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴ・ペリー。撮影は「クリフハンガー」 のアレックス・トムソン、音楽は「訣別の街」 のジェリー・ゴールドスミス、美術は「ショーシャンクの空に」 のテレンス・マーシュ、編集は「マーヴェリック」 のダラス・プエットと「ダイ・ハード」「カットスロート・アイランド」 のフランク・J・ユリオステ。主演は「エスケープ・フロム・L.A.」 のカート・ラッセルと「暴走特急」 のスティーヴン・セガール。共演は「フリント・ストーン モダン石器時代」 のハル・ベリー、「3人のエンジェル」 のジョン・レグイザモ、「三銃士(1993)」 のオリヴァー・プラット、「スピード」 のジョー・モートン、英国演劇界の重鎮で「ワールド・アパート」 などのデイヴィッド・スーシェほか。


9-11. 勝利への脱出  

監督 ジョン・ヒューストン 、 ロバート・ライガー
出演 シルヴェスター・スタローンマイケル・ケインペレ
1981年・アメリカ(冨士映画)

占領下のパリで行なわれることになったドイツ・ナショナル・チームと連合軍捕虜選抜軍のサッカー・ゲームとそれを利用して脱走を試みる連合軍のならず者たちの姿を描く。製作はフレディ・フィールズ、監督は「王になろうとした男」 のジョン・ヒューストン、脚本はエヴァン・ジョーンズとヤボ・ブロンスキー、撮影はゲリー・フィッシャー、音楽はビル・コンティ、ゲーム・シーン、監督はロバート・ライガーが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、ぺレ、マックス・フォン・シドー、キャロル・ローレ、ボビー・ムーア、アミドゥー、ダニエル・マッセイなど、


9-12. アトランティスのこころ

監督 スコット・ヒックス
出演 アンソニー・ホプキンスアントン・イェルチンホープ・デイヴィス
2001年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

シャイン」 でオスカー候補にもなった実力派スコット・ヒックス監督による人間ドラマ。超能力をもつ老人との出会いにより、大人へと成長する少年の姿が温かな感動を届ける。


9-13. コーチ・カーター

監督 トーマス・カーター
出演 サミュエル・L・ジャクソンロバート・リチャードロブ・ブラウン
2005年・アメリカ(UIP)

名優サミュエル・L・ジャクソン主演の実話に基づいたスポーツ・ドラマ。希望のない青春を送る若者たちとバスケ・コーチが信頼で結ばれていくさまを熱く描き出す。


9-14. シルミド

監督 カン・ウソク
出演 ソル・ギョングアン・ソンギホ・ジュノ
2003年・韓国(東映)

韓国で大ヒットを記録した衝撃のドラマ。1971年に起きた実尾島(シルミド)事件をもとに、金日成(キム・イルスン)暗殺を命じられた特殊部隊の存在とその行方を描いた問題作。


9-15. フリーダム・ライターズ

監督 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 ヒラリー・スワンクパトリック・デンプシースコット・グレン
2007年・アメリカ(UIP)

2度のアカデミー賞主演女優賞に輝く、ヒラリー・スワンク主演のドラマ。すさんだ生活を送る高校生たちに“書かせること”で希望を与える女性教師の奮闘を感動的に紡ぎ出す。


9-16. ストレンジャー・ザン・パラダイス 

監督 ジム・ジャームッシュ
出演 ジョン・ルーリーエスター・バリントリチャード・エドソン
1984年・アメリカ、西ドイツ (フランス映画社) 90分

ニューヨークに住む若者とハンガリーからやって来たいとこの少女との触れ合いを描く。製作はサラ・ドライヴァー、エグゼクティヴ・プロデューサーはオットー・グロッケンバーガー、監督・脚本はミュージシャンでもありこの映画で日本初登場のジム・ジャームッシュ。撮影はトム・ディチロ、音楽は主演も兼ねるジョン・ルーリー、編集はジャームッシュとメロディ・ロンドンが担当。出演はルーリーの他にエスター・バリント、リチャード・エドソンなど。


9-17. マッド・マックス

監督 ジョージ・ミラー
出演 メル・ギブソンジョアン・サミュエルヒュー・キース・バーン
1979年・オーストラリア(ワーナー・ブラザース)

ショットガンとマグナム44を利用し黒のマシーンを駆る特別警察官マックスを中心に暴走族と追跡専門の警察との戦いを描くアクション映画。製作はバイロン・ケネディ、監督・脚本はジョージ・ミラー、撮影はデイヴィッド・エグビー、音楽はブライアン・メイ、スタントはグラント・ぺージ、フィル・ブラック、ジョージ・ノヴァック、デイヴィッド・ブラックス、クリス・アンダーソン、ディル・べンシュ、テリー・ダニエルスが各々担当。出演はメル・ギブソン、ジョアン・サミュエル、ヒュー・キース・バーン、スティーヴ・ビズレー、ティム・バーンズ、ロジャー・ワードなど。


9-18. ハードボイルド 新・男たちの挽歌

監督 ジョン・ウー
出演 チョウ・ユンファトニー・レオンテレサ・モー
1992年・香港(パイオニアLDC)

巨人密輸組織を相手に闘う警官と裏刑事の姿を描くアクション。監督は「狼たちの絆」 のジョン・ウー、製作はリンダ・クックとテレンス・チャン、脚本は本作が遺作となった「鬼喰う鬼」 のバリー・ウォン、撮影は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」 のウォン・ウィン・ハン、音楽はマイケル・ギブスが担当。


9-19. レイン・メーカー

監督 フランシス・フォード・コッポラ
出演 マット・デイモンクレア・デインズジョン・ヴォイト
1997年・アメリカ(ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ)

悪徳巣食う法廷に挑む若き弁護士の苦闘を描いた法廷ドラマ。ベストセラー作家ジョン・グリシャムの原作「原告側弁護人」(新潮社刊)を、「ジャック」 のフランシス・フォード・コッポラの監督・脚本・製作総指揮で映画化。ナレーションの執筆はマイケル・ハー。製作は「ゲーム」 (主演)「フェイス/オフ」 (製作)のマイケル・ダグラスと、スティーヴン・ルーサー、フレッド・ファーカス。撮影のジョン・トール、編集のバリー・マルキン、衣裳のアギー・ジェラード・ロジャースは「ジャック」 に続いてコッポラと組んだ。音楽は「大脱走」「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」 などのヴェテラン、エルマー・バーンスタイン。美術は「ロング・キス・グッドナイト」 のハワード・カミングス。主演は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」 のマット・デイモン。共演は「ロミオ&ジュリエット」 のクレア・デーンズ、「アナコンダ」 のジョン・ヴォイト、「マーズ・アタック!」 のダニー・デヴィート、「ダブルチーム」 のミッキー・ローク、「リーサルウェポン3」 のダニー・グローヴァー、「のら猫の日記」 のメアリー・ケイ・プレイス、「ミニヴァー夫人」「ある日どこかで」 の老女優テレサ・ライト、「キャンディマン」 のヴァージニア・マドセン、「蜘蛛女」 のロイ・シャイダーなど、多彩な布陣。


9-20. ロッキー

監督 ジョン・G・アヴィルドセン
出演 シルヴェスター・スタローンタリア・シャイアバート・ヤング
1976年・アメリカ(ユナイト)

ボクシングに生きる若者の孤独、不安、愛、そして真の勝利とは……。第49回アカデミー作品賞、監督賞、編集賞受賞作品。76年度ゴールデン・グローブ最優秀作品賞受賞作品。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、監督は「ジョー」 のジョン・G・アビルドセン、脚本はシルヴェスター・スタローン(ノヴェライゼーション/S・スタローン、ジュリア・ソレル共著、二見書房刊)、撮影はジェームズ・クレイブ、音楽はビル・コンティが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディスなど。


9-21. ロッキー2

監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローンタリア・シャイアバート・ヤング
1978年・アメリカ(ユナイト映画)

前作で、フィラデルフィアのチンピラから、世界ヘビー級タイトル・マッチで、アメリカ中のヒーローとなったロッキーが、結婚、ジュニアの誕生などをへて、苦悩しながらも人間的に成長していく姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ、監督・脚本はシルベスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はビル・コンティ、編集はダンフォード・B・グリーン、美術はリチャード・バーガーが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、カール・ウエザース、バージェス・メレディス、トニー・バートン、ジョー・スピネル、レナード・ゲインズ、シルビア・ミールズ、バドカス・スタローンなど。


9-22. ロッキー3

監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローンタリア・シャイアバート・ヤング
1982年・アメリカ(ユナイト映画)

しがない4回戦ボーイからヘビー級チャンピオンの座を獲得したボクサーを描く「ロッキー」 シリーズ最終編。製作は「レイジング・ブル」 のロバート・チャートフとアーウィン・ウィンクラー、製作総指揮はハーブ・ナナス、監督・脚本・主演は、前作に引き続いてシルベスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はビル・コンティが各々担当。出演はスタローンの他にタリア・シャイア、バート・ヤング、カール・ウェザーズ、バージェス・メレディス、ミスター・T、そしてプロレスラーのハルク・ホーガンがゲスト出演している。


9-23. ロッキー4

監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローンタリア・シャイアバート・ヤング
1985年・アメリカ(UIP)

宿敵であり親友であるファイター、アポロを絶命させたソ連の殺人マシーンドラゴに挑戦するロッキーの雄姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイムズ・D・ブルベイカーとアーサー・コバニアン。監督・脚本・主演は「ロッキー3」 のシルヴェスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はヴィンス・ディコーラが担当。共演はタリア・シャイア、バート・ヤングなど。


9-24. ロッキー・ザ・ファイナル

監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローンバート・ヤングアントニオ・ターヴァー
2006年・アメリカ(20世紀フォックス)

シルベスター・スタローンの出世作にしてアカデミー作品賞を受賞した「ロッキー」 。その人気シリーズの30年の集大成。過去作品へのオマージュが満載の感動ドラマだ。


9-25. ファン・ジニ

監督 チャン・ユニョン
出演 ソン・ヘギョユ・ジテリュ・スンリョン
2007年・韓国(コムストック・グループ)

韓国の大ヒットテレビ時代劇の劇場版。16世紀の朝鮮を舞台に、貴族の娘から芸妓へと身を落とした実在の女性ファン・ジニの波乱に満ちた生涯とその恋の物語が描かれる。


9-26. ウィンチェスター銃 73

監督 アンソニー・マン
出演 ジェームズ・スチュアートシェリー・ウィンタースダン・デュリエ
1950年・アメリカ(日本ユニヴァーサル)

「愛と血の大地」 の助監督などを経て製作者となアーロン・ローゼンバーグ製作になる1950年度西部劇。「暴力行為」 のロバート・リチャーズと、「赤い河」 のボーデン・チェイスが脚本を書き、「草原の帝王」 のアンソニー・マンが監督した。撮影は「ハーヴェイ」 のウィリアム・ダニエルス、音楽監督はジョゼフ・ガーシェンソンの担当。「ハーヴェイ」 のジェームズ・ステュワートを中心に、「二重生活」 のシェリー・ウィンタース、「サハラ戦車隊」 のダン・デュリエ、「鉄路の弾痕」 のスティーブン・マクナリーらが共演、以下ミラード・ミッチェル、チャールズ・ドレイク、ジョン・マッキンタイアらが助演する。


9-27. お買い物中毒な私!

監督 P・J・ホーガン
出演 アイラ・フィッシャークリステン・リッターヒュー・ダンシー
2009年・アメリカ(ウォルト・ディズニースタジオ=モーション・ピクチャーズジャパン)

若い女性たちの心をつかみ、世界中でベストセラーとなった小説をジェリー・ブラッカイマーが映画化。夢をあきらめずに前向きに生きるヒロインの姿を描くサクセス・ストーリー。


9-28. 最後の恋のはじめ方

監督 アンディ・テナント
出演 ウィル・スミスエヴァ・メンデスケヴィン・ジェームズ
2005年・アメリカ(ソニー・ピクチャーズ)

ウィル・スミス扮するデート・コンサルタントが自らの恋に奮闘するラブ・コメディ。恋愛下手な男女が幸せをつかむまでを、軽妙な本音トークを交えて描く。


9-29. ウディ・アレンの夢と犯罪

監督 ウディ・アレン
出演 ユアン・マクレガーコリン・ファレルヘイレイ・アトウェル
2007年・イギリス(アルバトロス・フィルム(提供 ニューセレクト))

恋愛映画の名手、ウディ・アレンによる人間ドラマ。あることをきっかけに、悲劇的な運命をたどる兄弟の姿を描く。ユアン・マクレガーとコリン・ファレルが対照的な性格の兄弟を熱演。いもの中毒な私!


9-30. きみがぼくを見つけた日

2009年 製作国 アメリカ 配給 ワーナー
全米ベストセラーの純愛小説を映像化。時空を旅する能力を持つ男と、彼と運命の恋に落ちた女性の愛をつづる。時に引き裂かれる2人のせつない運命の行方に目が離せない。


9-31. プルーフ・オブ・マイ・ライフ

監督 ジョン・マッデン
出演 グウィネス・パルトロウアンソニー・ホプキンスジェイク・ギレンホール
2005年・アメリカ(ギャガ・コミュニケーションズ)

恋におちたシェイクスピア」 の名コンビ、ジョン・マッデン監督&グウィネス・パルトロウ主演の感動ドラマ。天才数学者である父を亡くした女性の人生の再生を見つめる。


9-32. アンナ・カレーニナ 

監督 ジョー・ライト
出演 キーラ・ナイトレイジュード・ロウアーロン・テイラー=ジョンソン
2012年・イギリス(ギャガ)

ロシアの文豪トルストイの最高傑作として知られるラブストーリーを、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督が、キーラ・ナイトレイ主演で映画化。19世紀末のロシアを舞台に、愛のない結婚をしたヒロインが運命の男性と出会い、真実の愛に目覚める姿を描き出す。ジュード・ロウほか、実力派が多数共演する。


9-33. ココ・アヴァン・シャネル

監督 アンヌ・フォンティーヌ
出演 オドレイ・トトゥブノワ・ポールヴールドアレッサンドロ・ニヴォラ
2009年・フランス(ワーナー・ブラザーズ映画)

全仏の興収ランキングで1位に輝いた伝記映画。モード界のトップ・ブランド"シャネル"の生みの親であるココ・シャネルの若き日を、オドレイ・トトゥが華やかに演じる。


9-34. きつねと私の12か月

監督 リュック・ジャケ
出演 ベルティーユ・ノエル=ブリュノーイザベル・カレートマ・ラリベルトゥ
2007年・フランス(松竹)

「皇帝ペンギン」 のリュック・ジャケ監督が贈る、本国フランスで大ヒットを記録した動物ドラマ。仏アルプス地方の美しい自然を背景に、野生のキツネと少女との交流をつむぐ。


9-35. スピードスピード

監督 ヤン・デ・ボン
出演 キアヌ・リーヴスデニス・ホッパーサンドラ・ブロック
1994年・アメリカ(20世紀フォックス)

時限爆弾を抱え、猛スピードで疾走するバスの乗客を救うSWAT隊員の活躍を描いたノンストップ・アクション大作。監督は「氷の微笑」「ダイ・ハード」 のキャメラマン出身で、本作がデビューのヤン・デ・ボン。脚本は、これが初の劇場用作品のグラハム・ヨスト(黒澤明の脚本「暴走機関車」 にインスパイアされたという)。製作は「微笑みがえし」 のマーク・R・ゴードン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ビバリー・ヒルビリーズ じゃじゃ馬億万長者」 のイアン・ブライス。撮影は「フォーリング・ダウン」 のアンジェイ・バートコウィアク、編集は「レッド・オクトーバーを追え!」 でアカデミー賞候補となったジョン・ライト、スタント・コーディネートは「インディ・ジョーンズ」 3部作のゲイリー・M・ハイムズがそれぞれ担当。音楽は「ライオン・キング」 のマーク・マンシーナで、主題歌はビリー・アイドル。主演は「リトル・ブッダ」 のキアヌ・リーヴス。共演は「トゥルー・ロマンス」 のデニス・ホッパー、「デモリションマン」 のサンドラ・ブロックほか。


9-36. 太陽が知っている

監督 ジャック・ドレー
出演 アラン・ドロンロミー・シュナイダーモーリス・ロネ
1968年・フランス(ヘラルド)

ジャン・クロード・カリエール、ジャン・エマニュエル・コニル、ジャック・ドレーの三人によるシナリオを、「ある晴れた朝突然に」 のジャック・ドレイが監督した。撮影は「さらば友よ」 のジャン・ジャック・タルベス、音楽は「華麗なる賭け」 のミシェル・ルグランが担当。出演は「あの胸にもういちど」 のアラン・ドロン、「夏の夜の10時30分」 のロミー・シュナイダー、「ペルーの鳥」 のモーリス・ロネ、「ナック」 のジェーン・バーキンほか。


9-37. 潜水服は蝶の夢を見る

監督 ジュリアン・シュナーベル
出演 マチュー・アマルリックエマニュエル・セニエマリ・ジョゼ・クローズ
2007年・フランス、アメリカ(アスミック・エース)

順風満帆な人生から一転、身体の自由を失った男が、唯一動く左目の瞬きだけで自伝を書き上げた奇跡の実話を映画化。「ミュンヘン」 のM・アマルリックが難役の主人公を熱演。


9-38. みんな元気

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 マルチェロ・マストロヤンニミシェル・モルガンマリーノ・チェンナ
1990年・イタリア、フランス(ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画)

イタリア全土に散らばる子供たちを訪ねて歩く老人の旅を描いたロード・ムーヴィー形式のヒューマン・コメディ。エグゼキュティヴ・プロデューサーはマリオ・コトーネ、製作はアンジェロ・リッツォーリ、監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」 のジュゼッペ・トルナトーレ、脚本はトルナトーレと「霧の中の風景」 のトニーノ・グエッラの共同、撮影はブラスコ・ジュラート、音楽はエンニオ・モリコーネが担当。出演はマルチェロ・マストロヤンニ、ミシェル・モルガンほか。


9-39. パリ、恋人たちの2日間

監督 ジュリー・デルピー
出演 ジュリー・デルピーアダム・ゴールドバーグダニエル・ブリュール
2007年・フランス、ドイツ(アルバトロス・フィルム)

人気女優ジュリー・デルピーが監督&主演など、一人六役を務めた恋愛劇。カルチャー・ギャップを交え、フランス人とアメリカ人の恋人に訪れる破局の危機をコミカルにつづる


9-40. 十二人の怒れる男

監督 シドニー・ルメット
出演 ヘンリー・フォンダリー・J・コッブエド・ベグリー
1957年・アメリカ(ユニオン提供=松竹セレクト配給)

「女優志願」 のシドニー・ルメットが監督したレジナルド・ローズのTVドラマの映画化。場所を1室に限定して、12人の陪審員によるある事件の審議が描かれる。脚色はローズ自身、TV劇の演出もルメットがあたった。撮影は「波止場」 のボリス・コーフマン。音楽ケニョン・ホプキンス。出演するのは「ワーロック(1959)」 のヘンリー・フォンダ、「暗黒街の女(1958)」 のリー・J・コッブ、エド・ベグリー、E・G・マーシャル、ジャック・ウォーデン、マーティン・バルサム、ジョン・フィードラー、ジャック・クラグマン、エドワード・ビンズら。製作ヘンリー・フォンダとレジナルド・ローズ。


9-41. ボーン・スプレマシー 

監督 ポール・グリーングラス
出演 マット・デイモンフランカ・ポテンテブライアン・コックス
2004年・アメリカ(UIP) 109分

マット・デイモン主演の大ヒット・スパイ・サスペンスの続編。恋人を殺され、CIAの陰謀に巻き込まれた元工作員が、追われる者から追う者へと転じ、し烈な闘いを展開する。


9-42. 最高の人生の見つけ方

監督 ロブ・ライナー
出演 ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンショーン・ヘイズ
2007年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の感動作。共に余命わずかの富豪と自動車整備工が出会い、やり残したことを叶えようとする旅の様子を笑いと涙でつづる


9-43. グラン・トリノ 

監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッドビー・バンアーニー・ハー
2008年・アメリカ(ワーナー・ブラザース映画)

クリント・イーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」 以来となる監督&主演作。近隣の人々との交流を頑なに拒んでいた元軍人の男とアジア系移民の家族との交流を描く。


9-44. 嘆きのテレーズ

監督 マルセル・カルネ
出演 シモーヌ・シニョレラフ・バローネジャック・デュビー
1952年・フランス(新外映)

嘆きのテレーズ」(なげきのテレーズ、Thérèse Raquin)は1953年のフランスのサスペンス映画。 エミール・ゾラの1867年の小説「テレーズ・ラカン」を原作とし、舞台を現代(映画公開当時)に翻案した作品である。 1953年のヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞(当時は、最高賞である金獅子賞にノミネートされた複数の作品に対して授与される準グランブリに相当する賞)を受賞している。


9-45. ダンケルク

監督 アンリ・ヴェルヌイユ
出演 ジャン・ポール・ベルモンドカトリーヌ・スパークフランソワ・ペリエ
1964年・フランス、イタリア(ヘラルド)

ロベール・メルルの小説「ズイドコートの週末」を「わんぱく戦争」 のフランソワ・ボワイエが脚色、「太陽の下の10万ドル」 のアンリ・ヴェルヌイユが演出した戦争映画。撮影は「輪舞(1964)」 のアンリ・ドカエ、音楽は「大列車作戦」 のモーリス・ジャールが担当した。出演は「太陽の下の10万ドル」 のジャン・ポール・ベルモンド、「フランス女性と恋愛」 のフランソワ・ペリエ、舞台俳優ジャン・ピエール・マリエル、「わんぱく旋風」 のピエール・モンディ、「輪舞(1964)」 のカトリーヌ・スパークなど。製作はロベール・アキムとレイモン・アキム。


9-46. 三人の名付親

監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェインペドロ・アルメンダリスハリー・ケイリー・ジュニア
1949年・アメリカ(メトロ日本支社)

「静かなる男」 と同じくジョン・フォードとメリアン・C・クーパーが主宰するアーゴシイ・プロ製作の1949年作品。すでに3回映画化されているピーター・B・カインの原作を、「黄色いリボン」 のローレンス・ストーリングスと「静かなる男」 のフランク・S・ニュージェントが脚色し、「栄光何するものぞ」 のジョン・フォードが監督したテクニカラー作品。撮影は「静かなる男」 のウィントン・ホック、音楽は「黄色いリボン」 のリチャード・ヘイゲマンの担当。主演は「静かなる男」 のジョン・ウェイン、「アパッチ砦」 のペドロ・アルメンダリス、「黄色いリボン」 のハリー・ケイリー・ジュニア(初出演)の3人で、「静かなる男」 のワード・ボンド、「リオ・グランデの砦」 のベン・ジョンソン、「アパッチ砦」 のメイ・マーシュ、「静かなる男」 のミルドレッド・ナットウィック、ジェーン・ダーウェルらが助演する。


9-47. マッケンナの黄金

監督 J・リー・トンプソン
出演 グレゴリー・ペックオマー・シャリフテリー・サヴァラス
1969年・アメリカ(コロムビア)

ウィル・ヘンリーの原作をカール・フォアマンが脚色「死刑台への招待」 のJ・リー・トンプソンが監督したアクション篇。撮影は、「プレイラブ48章」 のジョー・マクドナルド、音楽はクインシー・ジョーンズが担当。出演は「アラベスク」 のグレゴリー・ペック、「ファニー・ガール」 のオマー・シャリフ、「追いつめて殺せ!」 のテリー・サヴァラス、他にジュリー・ニューマー、キーナン・ウィン、リー・J・コッブ、エドワード・G・ロビンソンなど。製作は脚色も担当している「野性のエルザ」 の監督カール・フォアマンと音楽家のディミトリー・ティオムキン。


9-48. 最後に恋に勝つルール

監督 ナイジェル・コール
出演 アシュトン・カッチャーアマンダ・ピートタリン・マニング
2005年・アメリカ(劇場未公開)

 ひょんなことから出会って意気投合するものの、互いに一歩を踏み出せないまま再会と別れを繰り返し、微妙な関係が続く男女の恋の行方を描いたロマンティック・コメディ。