7-1. 明日への遺言

監督 小泉堯史
出演 藤田まことロバート・レッサーフレッド・マックィーンリチャード・ニール西村雅彦
2007年 (アスミック・エース)

博士の愛した数式」の小泉堯史監督による実録ドラマ。戦犯裁判の被告になりがらも、米軍の市街地爆撃を殺人だと主張した日本軍中将の姿をベテラン、藤田まことが熱演する。


7-2. 男はつらいよ 噂の寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子大原麗子下條正巳三崎千恵子
1978年 (松竹)

昭和四十三年に登場して、今正月で十年目を迎えた二十二作目の今回は、マドンナに大原麗子、寅さんの恋敵に室田日出男を起用して、泉ピン子が脇をかためている。脚本は「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫が担当している。


7-3. 海峡

監督 森谷司郎
出演 高倉健吉永小百合三浦友和大谷直子青木峡子
1982年 (東宝)

本州と北海道の間にトンネルを掘ろうとする男達と、彼らを見つめる女たちの姿を描く。岩川隆の同名の原作の映画化で、脚本は井手俊郎と「漂流」の森谷司郎の共同執筆、監督も森谷司郎撮影は「駅/STATION」の木村大作がそれぞれ担当。


7-4. 硫黄島からの手紙

監督 クリント・イーストウッド
出演 渡辺謙二宮和也伊原剛志加瀬亮中村獅童
2006年 (ワーナー・ブラザース)

2度のアカデミー賞監督賞を受賞したクリント・イーストウッドが、スピルバーグを製作に迎えた戦争映画。太平洋戦争の激戦地・硫黄島の戦いを日本軍側の視点から描いている。


7-5. あなたへ 

監督 降旗康男
出演 高倉健田中裕子佐藤浩市草なぎ剛余貴美子
2012年 (東宝)

「鉄道員」の名コンビ、降旗康男監督&高倉健主演で贈るロードムービー。亡き妻の思い出をたどる主人公の旅路に沿って、富山県から長崎県に至る長距離ロケを実施。美しい映像はもちろん、田中裕子、佐藤浩市、浅野忠信、ビートたけしなど日本映画界を代表する豪華キャストの顔ぶれも見どころだ。


7-6. 網走番外地

監督 石井輝男
出演 高倉健南原宏治丹波哲郎安部徹嵐寛寿郎
1965年 (東映)

伊藤一の原作を「顔役(1965)」の石井輝男が脚色、石井輝男が監督したアクション・ドラマ。撮影は「あの雲に歌おう」の山沢義一。


7-7. 必殺仕掛人 梅安蟻地獄

監督 渡辺祐介
出演 緒形拳林与一山村聡佐藤慶小池朝雄
1973年 (松竹)

“必殺仕掛人”シリーズ第二作目。江戸時代、被害者の晴らせぬ怨みを代りに晴らす仕掛人の活躍を描く。原作は池波正太郎の同名小説。脚本は宮川一郎、監督は脚本も執筆している「必殺仕掛人」の渡辺祐介、撮影も同作の小杉正雄がそれぞれ担当。


7-8. 僕らのワンダフルデイズ

監督 星田良子
出演 竹中直人宅麻伸斉藤暁稲垣潤一段田安則
2009年 (角川映画)

がんで余命半年を知った男が、高校時代の仲間とともにバンドを再結成し、コンテスト出場を目指す姿を描く人間ドラマ。主演の竹中直人をはじめとする俳優たちの演技がより深い感動を誘う。


7-9. パッチギ!

監督 井筒和幸
出演 塩谷瞬高岡蒼佑沢尻エリカ楊原京子尾上寛之
2004年 (シネカノン)

ゲロッパ!」の井筒和幸監督が放つ、青春グラフィティ。'60年代を舞台に、日本と在日朝鮮の高校生がおりなす笑いと涙と恋のドラマをエネルギッシュに活写。


7-10. 薄桜記

監督 森一生
出演 市川雷蔵勝新太郎真城千都世三田登喜子大和七海路
1959年 (大映)

五味康祐の産経新聞連載小説の映画化で、赤穂浪士の仇討を背景とした時代劇。「ジャン・有馬の襲撃」 の伊藤大輔が脚色し、「次郎長富士」 の森一生が監督した。撮影も「次郎長富士」 の本多省三。


7-11. 濡れ髪三度笠

監督 田中徳三
出演 市川雷蔵本郷功次郎淡路恵子中村玉緒楠トシエ
1959年 (大映)

「千羽鶴秘帖」の八尋不二のオリジナル・シナリオを、「お嬢吉三」の田中徳三が監督した娯楽時代劇。撮影は「千羽鶴秘帖」の武田千吉郎が担当。出演は「お嬢吉三」「桃太郎侍(1957)」の市川雷蔵、「化け猫御用だ」の中田ダイマルと中田ラケット、「炎上」の中村玉緒など。


7-12. ココニイルコト

監督 長澤雅彦
出演 東風万智子堺雅人中村育二小市慢太郎黒坂真美
2001年 (日本ヘラルド映画)

女流ベストセラー作家の最相葉月の原案を、「はつ恋」の脚本家・長澤雅彦が映画化。大阪を舞台に、駆けだしコピーライターの女性が体験する奇跡のような恋を描く感動作。


7-13. 風速40米

監督 蔵原惟繕
出演 石原裕次郎北原三枝渡辺美佐子川地民夫宇野重吉
1958年 (日活)

お馴染み石原裕次郎のアクション・ドラマ。なかでも、颱風下の大アクションが売り物。雑誌「平凡」連載の松浦健郎の原作を、原作者自身が脚本化し、(松浦健郎の最近作には「血の岸壁」の共同脚本がある。)「霧の中の男」の蔵原惟繕が監督を、「死の壁の脱出」の横山実が撮影を、それぞれ担当した。主演は「素晴しき男性」のコンビ、石原裕次郎・北原三枝。ほかに、「運河」の渡辺美佐子、「知と愛の出発」の川地民夫。助演に、宇野重吉、山岡久乃、金子信雄とヴェテランを揃える。色彩はコニカラー。


7-14. 眠狂四郎殺法帖

監督 田中徳三
出演 市川雷蔵中村玉緒若山富三郎小林勝彦扇町景子
1963年 (大映)

柴田錬三郎の同名小説より、「座頭市兇状旅」 の星川清司が脚色、「座頭市兇状旅」 の田中徳三が監督した時代劇。撮影もコンビの牧浦地志。


7-15. 極道の妻たち 最後の戦い

監督 山下耕作
出演 岩下志麻かたせ梨乃哀川翔石田ゆり子緒形幹太
1990年 (東映)

二つに割れて対立する関西の広域暴力団の抗争の前面に立つ極妻たちの姿を描く。家田荘子原作の同名小説の映画化第四弾で、脚本は 「女帝 春日局」 の高田宏治が執筆。監督は 「アナザーウェイ D機関情報」 の山下耕作、撮影は 「女帝 春日局」 の木村大作がそれぞれ担当。


7-16. 八日目の蝉

監督 成島出
出演 井上真央永作博美小池栄子森口瑤子田中哲司
2011年 (松竹)

角田光代のベストセラー小説を映像化した深遠な人間ドラマ。主人公は、不倫相手の子供を誘拐し4年間育てた希和子と、彼女に育てられた過去を引きずったまま大人になった恵理菜。“母性”をテーマに、それぞれが抱える複雑な思いを、時に繊細に、時に力強く描出。変化を遂げていく女たちの姿に引き込まれ、最後まで目が離せない。


7-17. ハッピーフライト

監督 矢口史靖
出演 田辺誠一時任三郎綾瀬はるか吹石一恵田畑智子
2008年 (東宝)

ウォーターボーイズ」 など娯楽性豊かな作品を生み出してきた矢口史靖監督の最新作。パイロット、CAを始め、航空機の飛行に関わる人々の姿を、笑いと涙を交えて描き出す。


7-18. 幸福のスイッチ

監督 安田真奈
出演 上野樹里本上まなみ沢田研二中村静香林剛史
2006年 (東京テアトル)

上野樹里が沢田研二ら実力派俳優陣と共演するホーム・ドラマ。和歌山の田舎町を舞台に、電器店を営む一家が、衝突を繰り返しながらも絆を育んでいく姿を描く。


7-19. てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡

監督 李闘士男
出演 岡村隆史松雪泰子吉沢悠國村隼原田美枝子
2010年 (ショウゲート)

世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵を成功させた男とその妻の実話を映画化した感動作。知識や資金がなくとも、幾度の苦難にもめげず、夢に向かって突き進む主人公を岡村隆史が熱演。


7-20. 眉山 びざん

監督 犬童一心
出演 松嶋菜々子大沢たかお宮本信子円城寺あや山田辰夫
2007年 (東宝)

原作は「精霊流し」のさだまさしのベストセラー小説。主役の母娘を宮本信子と松嶋菜々子、医師・寺澤を大沢たかおが演じ、家族や恋人、故郷の大切さをうたった感動ドラマ。


7-21. わたしのグランパ

監督 東陽一
出演 菅原文太石原さとみ浅野忠信平田満宮崎美子
2003年 (東映)

人気作家・筒井康隆の同名小説を、ベテラン、東陽一監督が映画化。侠気あふれる祖父と孫娘との関係を、ユーモラスかつ情感たっぷりに描いたユニークな人間ドラマだ。


7-22. どら平太 

監督 市川崑
出演 役所広司浅野ゆう子菅原文太宇崎竜童片岡鶴太郎
2000年 (東宝)

 巨匠、市川崑が、かつて黒澤明監督らとともに温めていた念願の企画を実現。山本周五郎の小説 「町奉行日記」 をもとに、異色ヒーローの活躍を描きだす痛快時代劇だ。


7-23. なにはなくとも 全員集合!!

監督 渡辺祐介
出演 三木のり平加藤茶仲本工事福岡正剛丹阿弥谷津子
1967年 (松竹)

田波靖男の原作を、「ある殺し屋」の石松愛弘と、「男なんてなにさ」の渡辺祐介が共同で脚色し、渡辺祐介が監督したコメディ。撮影は「フォークで行こう 銀嶺は恋してる」の堂脇博。


7-24. 集団奉行所破り

監督 長谷川安人
出演 金子信雄内田良平里見浩太朗神戸瓢介大友柳太朗
1964年 (東映)

「昨日消えた男」 の小国英雄のオリジナル・シナリオを 「紫右京之介 逆一文字斬り」 の長谷川安人が監督したアクション時代劇。撮影は 「悪坊主侠客伝」 の吉田貞次。


7-25. ジェネラル・ルージュの凱旋

監督 中村義洋
出演 竹内結子阿部寛堺雅人羽田美智子山本太郎
2009年 (東宝)

「チーム・バチスタの栄光」 に続く、竹内結子&阿部寛共演によるミステリー第2弾。大学病院内で渦巻く収賄疑惑に、窓際医師と切れ者厚労省役人の凸凹コンビが挑む!


7-26. 白い巨塔

監督 山本薩夫
出演 田宮二郎東野英治郎小沢栄太郎加藤嘉田村高廣
1966年 (大映)

昭和三十八年から山崎豊子が 「サンデー毎日」 に連載した同名小説を、 「大菩薩峠(1966)」 の橋本忍が脚色、 「氷点」 の山本薩夫が監督した。撮影は 「雁(1966)」 の宗川信夫。


7-27. やればやれるぜ 全員集合!!

監督 渡辺祐介
出演 いかりや長介荒井注高木ブー仲本工事加藤茶
1968年 (松竹)

「女の一生(1967)」 の森崎東と 「なにはなくとも 全員集合!!」 の渡辺祐介が共同でシナリオを執筆し、渡辺祐介か監督した“全員集合!!”シリーズ第二作目。撮影はコンビの堂脇博。


7-28. 小川の辺

監督 篠原哲雄
出演 東山紀之菊地凛子勝地涼片岡愛之助尾野真千子
2011年 (東映)

藤沢周平の作品群の中でもとりわけ評価の高い、同名時代小説の映画化。同じく藤沢作品を原作にした「山桜」以来、篠原哲雄監督と東山紀之が2度目のタッグを組み、過酷な運命に翻弄される人々のドラマを描き出す。「バベル」などで国際的評価も高い菊地凛子がヒロインを務め、勝地涼、尾野真千子など実力派俳優が脇を固める。


7-29. 必殺!III 裏か表か

監督 工藤栄一
出演 藤田まこと鮎川いずみ村上弘明京本政樹白木万理
1986年 (松竹)

闇の金融集団と闘う仕事人たちの姿を描く“必殺!”シリーズ第三弾。脚本は 「必殺!」 の野上龍雄、保利吉紀、中村勝行の共同執筆。監督は 「逃がれの街」 の工藤栄一。撮影は 「必殺! ブラウン館の怪物たち」 の石原興がそれぞれ担当。


7-30. 将軍家光の乱心 激突

監督 降旗康男
出演 緒形拳加納みゆき二宮さよ子真矢武織田裕二
1989年 (東映)

将軍継承に絡み我が子・竹千代を殺そうとする徳川家光と、それを守ろうとする藩士達との攻防を描く。原作・脚本は 「姐御(1988)」 の中島貞夫と 「花園の迷宮」 の松田寛夫が共同で執筆。監督は 「別れぬ理由」 の降旗康男、撮影は 「恐怖のヤッチャン」 の北坂清がそれぞれ担当。主題歌は、THE ALFEE( 「FAITH OF LOVE」 )。


7-31. 北の零年

監督 行定勲
出演 吉永小百合渡辺謙豊川悦司柳葉敏郎石原さとみ
2004年 (東映)

世界の中心で、愛をさけぶ」 の行定勲監督が、吉永小百合ら実力派と組んだ大河ドラマ。北海道の大自然を背景に、原野開拓に挑んだ人々の波乱の人生をたどる。


7-32. 舞妓Haaaan!!!

監督 水田伸生
出演 阿部サダヲ堤真一柴咲コウ早織京野ことみ
2007年 (東宝)

人気脚本家の宮藤官九郎が、舞妓をテーマに書き下ろしたハイテンション・コメディ。宮藤とバンドを組む怪優・阿部サダヲが長編映画初主演に挑み、柴咲コウが舞妓に扮する。


7-33. ホームレス中学生

監督 古厩智之
出演 小池徹平西野亮廣池脇千鶴古手川祐子イッセー尾形
2008年 (東宝)

お笑いコンビ、麒麟の田村裕のベストセラー自叙伝を映画化した感動ドラマ。一家離散によって路上生活を強いられた主人公の波乱万丈な青春時代を、笑いと涙たっぷりにつづる。


7-34. コント55号とミーコの絶体絶命

監督 野村芳太郎
出演 坂上二郎萩本欽一由美かおる太地喜和子花澤徳衛
1971年 (松竹)

野村芳太郎とコント55号のコンビによる六作目。脚本は「喜劇 女は度胸」の大西信行と「コント55号水前寺清子の大勝負」の山根成之。監督は脚本も執筆している「花も実もある為五郎」の野村芳太郎。撮影も同作の川又昂がそれぞれ担当。


7-35. しあわせのパン

監督 三島有紀子
出演 原田知世大泉洋森カンナ平岡祐太光石研
2011年 (アスミック・エース)

演出家として多くのドキュメンタリーを手がけてきた三島有紀子監督が、矢野顕子with忌野清志郎の楽曲 「ひとつだけ」 に着想を得てオリジナル脚本を書き下ろした、心温まる人間ドラマ。雄大な風景、食欲をそそるパンやコーヒー、地元ブランドのインテリアなど、全編にわたる北海道でのロケ映像が見どころだ。原田知世と大泉洋が夫婦役で共演。


7-36. ソラニン

監督 三木孝浩
出演 宮崎あおい高良健吾桐谷健太近藤洋一伊藤歩
2010年 (アスミック・エース)

浅野いにおの同名人気コミックを映画化したせつないラブ・ストーリー。愛した人が遺した歌を通して変わろうとしていくヒロインを宮崎あおいが熱演し、歌声とギターを披露。


7-37. ステキな金縛り

監督 三谷幸喜
出演 深津絵里西田敏行阿部寛竹内結子浅野忠信
2010年 (東宝)

ザ・マジックアワー」以来3年ぶりとなる、三谷幸喜監督・脚本作。深津絵里扮する三流の美人弁護士が落ち武者の幽霊と共に難事件の解決に挑む。ミュージカル風の展開に抱腹絶倒、最後にはちょっぴり泣ける法廷コメディだ。阿部寛、竹内結子、草なぎ剛、浅野忠信ら三谷組初参加となる豪華スターの競演にも注目。


7-38. 細雪

監督 市川崑
出演 岸惠子佐久間良子吉永小百合古手川祐子伊丹十三
1983年 (東宝)

三女の縁談を中心に四人姉妹のそれぞれの一年間の出来事を、四季折々の風物を絡めながら描く、谷崎潤一郎の同名小説の映画化で、脚本は 「幸福」 の市川崑と同作の日高真也の共同執筆、監督も市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。


7-39. 必殺! THE HISSATSU

監督 貞永方久
出演 藤田まこと三田村邦彦子中条きよし鮎川いずみ片岡孝夫
1984年 (松竹)

「必殺シリーズ」通算600回記念として製作された作品。「必殺仕事人IV」をベースに、シリーズの特色である殺しの様式美やバラエティ色などをバランスよく配分し、テレビシリーズの豪華拡大版といった趣きの強い作品である。 封切り当時はテレビドラマの映画版は当たらないというジンクスがあったが、それをものともせず映画は大ヒット。以後年一回のペースでシリーズ化されることになった。


7-40. 天国からのエール

監督 熊澤誓人
出演 阿部寛ミムラ桜庭ななみ矢野聖人森崎ウィン
2011年 (アスミック・エース)

小さな弁当屋を営むかたわら、無料音楽スタジオ 「あじさい音楽村」 を設立、ミュージシャン志望の高校生たちを応援した故・仲宗根陽の実話を映画化。本作が初メガホンとなる熊澤誓人監督は、実際の弁当屋とスタジオがある沖縄県本部町でオールロケを行い、奇跡のような号泣ストーリーにしっかりとした現実感を与えている。


7-41. 人間の証明

監督 佐藤純彌
出演 岡田茉莉子岩城滉一高沢順子松田優作鶴田浩二
1977年 (東映)

犬神家の一族」 に次ぐ角川春樹事務所製作第二弾。舞台を日本とアメリカに据え、戦後三十年という歳月の流れをつつむさまざまな人間の生きざまを描く。脚本は一般公募で選ばれた 「ふたりのイーダ」 の松山善三、監督は 「新幹線大爆破」 の佐藤純彌、撮影は 「悶絶!! どんでん返し」 の姫田真佐久がそれぞれ担当。


7-42. ミヨちゃんのためなら 全員集合!!

監督 渡辺祐介
出演 いかりや長介荒井注高木ブー仲本工事加藤茶
1969年 (松竹)

「いい湯だな 全員集合!!」 の渡辺祐介と田坂啓が脚本を書き、渡辺が監督したシリーズ第三作。撮影は、 「喜劇 深夜族」 の荒野諒一が担当した。


7-43. ゲロッパ!

監督 井筒和幸
出演 西田敏行常盤貴子山本太郎岸部一徳桐谷健太
2003年 (シネカノン)

激辛映画批評でおなじみの井筒和幸監督が3年ぶりに放つ最新作。収監間際のヤクザの組長の夢を叶えるため、スターの誘拐を企てる子分たちの奮闘をユーモラスに描く。


7-44. 226

監督 五社英雄
出演 芦田伸介新克利有森也実石橋保うじきつよし
1989年 (松竹富士)

昭和11年2月26日に皇道派の青年将校が決起し、元老、重臣らを襲った二・二六事件を描く。原作・脚本は「肉体の門(1988)」の笠原和夫、監督は同作の五社英雄、撮影は同作の森田富士郎がそれぞれ担当。


7-45. 猫の恩返し

監督 森田宏幸
出演 池脇千鶴袴田吉彦丹波哲郎前田亜季山田孝之
2002年 (東宝)

猫を助けたことをきっかけに、猫の国に迷い込んだ少女の姿を描く、スタジオジブリの冒険ファンタジー。「化粧師 KEWAISHI」の池脇千鶴が、初の声優に挑戦。


7-46. 耳をすませば

監督 近藤喜文
出演 本名陽子高橋一生立花隆室井滋露口茂
1995年 (東宝)

少女期の恋と出会いの奇跡をテーマに描いたアニメーション。監督はこの作品がデビュー作となる近藤喜文。脚色・絵コンテ・製作プロデューサーには「紅の豚」の宮崎駿が名を連ねている。


7-47. 天空の城ラピュタ

監督 宮崎駿
出演 田中真弓よこざわけい子初井言栄寺田農常田富士男
1986年 (東映)

莫大な財宝が眠るという空中の浮島を探しに冒険の旅に出る少年、少女を描くアニメ。脚本、監督は「風の谷のナウシカ」の宮崎駿が担当。


7-48. おもひでぽろぽろ

監督 高畑勲
出演 今井美樹本名陽子柳葉敏郎伊藤正博寺田路恵
1991年 (東宝)

人生の節目を迎えた27歳の女性が小学校のころの自分を思い出しながら、田舎の人々と自然に触れ、自らの生き方を見つけていくまでを描く。岡本螢、刀根夕子原作の同名コミックの映画化で、 「魔女の宅急便」 の宮崎駿がプロデュース。脚本・監督は 「火垂るの墓」 の高畑勲。作画監督は 「魔女の宅急便」 の近藤喜文、近藤勝也、佐藤好春が共同でそれぞれ担当。