9-1. 男はつらいよ

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子森川信三崎千恵子笠智衆
1969年 (松竹)

「喜劇 一発大必勝」 の山田洋次と 「いい湯だな 全員集合!!」 の森崎東が、脚本を共同執筆し、山田洋次が監督した人情喜劇。撮影は高羽哲夫。出演は渥美清、森川信、倍賞千恵子ほか。山田監督原作、渥美主演の同名TV番組の映画化。


9-2. 続男はつらいよ

監督 山田洋次
出演 渥美清森川信三崎千恵子前田吟秋野太作佐藤オリエ
1969年 (松竹)

男はつらいよ」 の山田洋次が、小林俊一、宮崎晃と共同で脚本を書き、山田が監督したシリーズ第二作。撮影は、 「喜劇 女は度胸」 の高羽哲夫が担当。


9-3. 男はつらいよ フーテンの寅

監督 森崎東
出演 渥美清新珠三千代森川信三崎千恵子前田吟香山美子
1970年 (松竹)

続男はつらいよ」 の山田洋次、小林俊一、宮崎晃が共同執筆したシナリオを 「喜劇 女は度胸」 の森崎東が監督したシリーズ第三作。撮影は、 「続男はつらいよ」 の高羽哲夫が担当。


9-4. 新・男はつらいよ

監督 小林俊一
出演 渥美清森川信三崎千恵子前田吟倍賞千恵子栗原小巻
1970年 (松竹)

男はつらいよ フーテンの寅」 の山田洋次と宮崎晃が脚本を共同執筆し、同作の執筆陣の一人小林俊一の第一回監督作品。シリーズ第四作、撮影は同じく高羽哲夫。


9-5. 男はつらいよ 望郷篇

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子森川信三崎千恵子前田吟
1970年 (松竹)

ひさびさにこのシリーズが生みの親、山田洋次のもとに帰っての五作目。脚本は 「新・男はつらいよ」 でコンビを組んだ山田洋次と宮崎晃。監督は 「続男はつらいよ」 の山田洋次。撮影は高羽哲夫が担当。


9-6. 男はつらいよ 純情篇

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子若尾文子森川信三崎千恵子
1971年 (松竹)

一昨年九月の第一作「男はつらいよ」から第六作目。渥美清、倍賞千恵子をはじめとするレギュラー・メンバーに、今回は寅さんに慕われる六人目の女性に若尾文子、その他森繁久彌、宮本信子らが出演する。原作・脚本・監督は「家族」の山田洋次。同じく「家族」の宮崎晃も脚本に参加し、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-7. 男はつらいよ 奮闘篇

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子森川信三崎千恵子前田吟
1971年 (松竹)

男はつらいよ」 シリーズ第七作目。脚本は朝間義隆と、監督の山田洋次。撮影は前作 「男はつらいよ 純情篇」 の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-8. 男はつらいよ 寅次郎恋歌

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子池内淳子森川信三崎千恵子
1971年 (松竹)

昭和四十九年九月に登場して以来、松竹のドル箱的存在となった 「男はつらいよ」 シリーズ八作目。なお今回は二時間という大作となり、寅さんの八人目の恋人として池内淳子が出演する。脚本は朝間義隆と山田洋次。監督、撮影は前作 「男はつらいよ 奮闘篇」 同様、山田洋次と高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-9. 男はつらいよ 柴又慕情

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子吉永小百合松村達雄三崎千恵子
1972年 (松竹)

男はつらいよ」 シリーズ第9作目。今回の寅さん憧がれの人には、ファン投票第一位の吉永小百合が、また、“おいちゃん”役の故森川信の代役として松村達雄が出演する。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎恋歌」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影は 「喜劇 社長さん」 の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-10. 男はつらいよ 寅次郎夢枕

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子松村達雄三崎千恵子前田吟
1972年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第10作。この作品で始めて寅さんに本格的な恋敵が登場し、奇妙な三角関係を繰り広げ、あげくに寅さんが惚れられてしまう。脚本は 「男はつらいよ 柴又慕情」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している 「故郷」 の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-11. 男はつらいよ 寅次郎忘れな草

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子浅丘ルリ子松村達雄三崎千恵子
1973年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第十一作目。今回の寅さんが恋する相手は、北海道で偶然知りあった薄幸の三流歌手、リリー。このリリーをめぐっての寅さんの奮闘努力を描く。脚本は 「故郷」 の宮崎晃、 「男はつらいよ 寅次郎夢枕」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影は 「愛ってなんだろ」 の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-12. 男はつらいよ 私の寅さん

監督 山田洋次
出演 渥美清岸惠子前田武彦倍賞千恵子松村達雄
1973年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ十二本目。フーテンの寅こと車寅次郎が、故郷柴又にて巻き起こす笑いと騒動を描く人情喜劇。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」 の朝間義隆、原作・監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-13. 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子吉永小百合松村達雄三崎千恵子
1974年 (松竹)

男はつらいよ」 シリーズ第十三作目。吉永小百合がシリーズ二度目の登場で、未亡人となった彼女との幸せを願って、奪闘努力する寅さんを描いた人情喜劇。脚本は 「男はつらいよ 私の寅さん」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-14. 男はつらいよ 寅次郎子守唄

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子十朱幸代下條正巳三崎千恵子
1974年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第14作目。今回は寅さんが旅先でひょんなことから預ってしまった赤ん坊をめぐって捲き起こる騒動を描く。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」 の朝間義隆、原作・監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-15. 男はつらいよ 寅次郎相合い傘

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子浅丘ルリ子船越英二下條正巳
1975年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ15作目。旅から旅へ渡り歩く香具師の寅さんと故郷・柴又の人々との心のふれあいを描いた喜劇で、今回は11作目 「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」 に次いで浅丘ルリ子がシリーズ二度目のゲスト出演。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎子守唄」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-16. 男はつらいよ 葛飾立志篇

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子樫山文枝桜田淳子下條正巳
1975年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第16作目。今回は教養を身につけようと心機一転して学問を始めた寅さんを描く。脚本は 「同胞 はらから」 の朝間義隆、原作・監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-17. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子前田吟中村はやと下條正巳
1976年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第17作目。フーテンの寅が捲き起こす人情喜劇で、今回は風変りな日本画壇の大御所の老人と芸者が相手役となる。脚本は 「男はつらいよ 葛飾立志篇」 の朝間義隆、監督は脚本も執筆している同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-18. 男はつらいよ 寅次郎純情詩集

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子檀ふみ京マチ子下條正巳
1976年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ第十八作目で、おなじみのフーテンの寅が捲き起こす人情喜劇。今回は、学校の若い先生とその母を相手に、物語がくりひろげられる。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」 の朝間義隆と山田洋次の共同、監督は 「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」 の山田洋次、撮影もやはり同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-19. 男はつらいよ 寅次郎と殿様

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子下條正巳真野響子三崎千恵子前田吟
1977年 (松竹)

“男はつらいよ”シリーズ19作目。今回は嵐寛寿郎と17人目のマドンナ役の真野響子をゲストに迎え、寅さんとおなじみとらや一家が、繰りひろげる喜劇。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」 の山田洋次と朝間義隆の共同、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-20. 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子下條正巳中村雅俊大竹しのぶ
1977年 (松竹)

シリーズも二十作目を迎えた今回は、ヒロインの他に青年が登場し、寅さんと共に騒動をまきおこす。脚本は 「幸福の黄色いハンカチ」 の山田洋次と同作の朝間義隆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-21. 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子下條正巳三崎千恵子太宰久雄
1978年 (松竹) 103分

シリーズ二十一作目の今回は、マドンナ役に迎えられた木の実ナナが得意の歌と踊りを披露するほか武田鉄矢が寅さんと一緒に騒動をまきおこす。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」 の山田洋次と朝間義隆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれを担当。


9-22. 男はつらいよ 噂の寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子大原麗子下條正巳三崎千恵子
1978年 (松竹) 105分

昭和四十三年に登場して、今正月で十年目を迎えた二十二作目の今回は、マドンナに大原麗子、寅さんの恋敵に室田日出男を起用して、泉ピン子が脇をかためている。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫が担当している。


9-23. 男はつらいよ 翔んでる寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子下條正巳三崎千恵子前田吟
1979年 (松竹) 107分

シリーズ始まって十年、二十三作目の今作品の二十一代目のマドンナには桃井かおりが迎えられた。北海道で知り合った娘に一目惚れするが、最後は彼女の仲人をつとめる寅次郎の姿を描く。脚本は 「男はつらいよ 噂の寅次郎」 の山田洋次と 「俺たちの交響楽」 の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-24. 男はつらいよ 寅次郎春の夢

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子下條正巳三崎千恵子前田吟
1979年 (松竹) 104分

お馴染“とらや”に外国人が転がり込んで寅次郎と繰り広げる騒動を描くシリーズ第二十四作目。脚本は 「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」 の山田洋次、同作の朝間義隆、 「太陽を盗んだ男」 のレナード・シュレイダーと栗山富夫の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-25. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子浅丘ルリ子下條正巳三崎千恵子
1980年 (松竹) 104分

シリーズ二十五作目の今回は、 「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」 「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」 でキャバレー歌手リリーに扮して人気を博した浅丘ルリ子がマドンナとして三回目の出演をしている。ハイビスカスの花咲く沖縄を舞台に、寅次郎とリリーを中心に、お馴染“とらや”のレギュラーメンバーが繰り広げる騒動を描く。脚本は 「遙かなる山の呼び声」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-26. 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子伊藤蘭下條正巳三崎千恵子
1980年 (松竹) 100分

死んだテキ屋仲間の娘を柴又に連れてきて夜間高校へ通わす寅と“とらや”の人々の暖かい人情を描くシリーズ第二十六作。今回のマドンナには元キャンディーズのランちゃんこと伊藤蘭が迎えられている。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-27. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子松坂慶子下條正巳三崎千恵子
1981年 (松竹) 104分

大阪を旅する寅次郎とそこで出会った浪花芸者の楽しくも哀しい恋を描くシリーズ二十七作目。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-28. 男はつらいよ 寅次郎紙風船

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子音無美紀子岸本加世子下條正巳
1981年 (松竹) 分

旅先で知り合った若い娘や、昔のテキ屋仲間の未亡人と寅次郎が繰り広げる騒動を描くシリーズ二十八作目。脚本は 「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-29. 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子いしだあゆみ下條正巳三崎千恵子
1982年 (松竹) 110分

今までふられ続けて来た寅さんが、なんと美人にほれぬかれるシリーズ第二十九作。寅次郎を戸惑わせるマドンナにいしだあゆみを迎え、脚本は 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」 の山田洋次、朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-30. 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子田中裕子沢田研二下條正巳
1982年 (松竹) 106分

旅先で知り合った青年と娘の恋の仲立ちをする寅次郎の姿を描く。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-31. 男はつらいよ 旅と女と寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子都はるみ下條正巳三崎千恵子
1983年 (松竹) 101分

寅さんが旅公演の途中失踪した演歌歌手と知り合い恋をするシリーズ第三十一作。マドンナに都はるみを迎え、脚本は 「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」 の山田洋次と朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-32. 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子竹下景子中井貴一杉田かおる
1983年 (松竹) 95分

晩秋の吉備路を舞台に寅次郎と結婚に失敗した寺の娘とのふれあいとすれちがいを描く。脚本は 「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」 の山田洋次と朝間義隆の共同執筆。監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-33. 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子中原理恵下條正巳三崎千恵子
1984年 (松竹) 102分

北海道を舞台に寅次郎と理容師の娘とのふれあいを描く同シリーズ第33作。脚本は 「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」 の山田洋次と同作の朝間義隆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-34. 男はつらいよ 寅次郎真実一路

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子大原麗子下條正巳三崎千恵子
1984年 (松竹) 107分

人妻に想いを抱く寅次郎の姿を描く 「男はつらいよ」 シリーズ34作目。脚本は 「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆。監督も山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-35. 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子平田満樋口可南子下條正巳
1985年 (松竹) 108分

五島列島で知り合った女性と、彼女に恋する青年の恋の橋渡しをする寅次郎の姿を描いた 「男はつらいよ」 シリーズの35作目。脚本は 「男はつらいよ 寅次郎真実一路」 の山田洋次と朝間義隆の共同執筆。監督も山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-36. 男はつらいよ 柴又より愛をこめて

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子栗原小巻下條正巳三崎千恵子
1985年 (松竹) 106分

社長の娘を探しに行った式根島で、出会った女教師に恋をする寅次郎の姿を描くシリーズ第36作。脚本は監督も担当している 「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆。撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-37. 男はつらいよ 幸福の青い鳥

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子志穂美悦子長渕剛下條正巳
1986年 (松竹) 102分

ひいきにしていた一座の死んだ座長の娘に恋する寅次郎の姿を描く 「男はつらいよ」 シリーズの第37作。脚本は監督も担当している 「キネマの天地」 の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆。撮影も同作の高羽哲夫が担当。


9-38. 男はつらいよ 知床慕情

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子竹下景子淡路恵子三船敏郎
1987年 (松竹) 107分

北海道の知床を舞台に、獣医と居酒屋のおかみを結びつける寅次郎の姿を描いた 「男はつらいよ」 シリーズの第38作目。原作・脚本・監督は 「男はつらいよ 幸福の青い鳥」 の山田洋次、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-39. 男はつらいよ 寅次郎物語

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子秋吉久美子五月みどり伊藤祐一郎
1987年 (松竹) 102分

死んだ香具師仲間の遺児と母親探しの旅をする寅次郎の姿を描く 「男はつらいよ」 シリーズの第39作目。山田洋次原作の映画化で、脚本は 「男はつらいよ 知床慕情」 の山田と朝間義隆が共同で執筆。監督は同作の山田洋次、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-40. 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子三田寛子三田佳子三崎千恵子
1988年 (松竹) 100分

寅次郎と女医の恋を描く、 「男はつらいよ」 シリーズ第40作。脚本は 「ダウンタウンヒーローズ」 の山田洋次と朝間義隆が共同で執筆。監督は同作の山田、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-41. 男はつらいよ 寅次郎心の旅路

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子淡路恵子下條正巳三崎千恵子
1989年 (松竹) 分

ウィーンを舞台に寅次郎と美人観光ガイドとの恋を描く。 「男はつらいよ」 シリーズの第41作で、原作・脚本・監督は 「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」 の山田洋次、共同脚本は同作の朝間義隆、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-42. 男はつらいよ ぼくの伯父さん

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子檀ふみ下條正巳三崎千恵子
1989年 (松竹) 106分

甥のために恋のコーチを買って出た寅次郎の珍騒動を苗く。 「男はつらいよ」 シリーズ第42作で、原作・脚本・監督は 「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」 の山田洋次、共同脚本は同作の朝間義隆、撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。


9-43. 男はつらいよ 寅次郎の休日

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子後藤久美子吉岡秀隆夏木マリ
1990年 (松竹) 分

甥の初恋のために再び奮闘するフーテンの寅次郎の姿を描くシリーズ第43作。原作・脚本・監督は山田洋次。共同脚本は朝間義隆。撮影は高羽哲夫と、前作 「男はつらいよ ぼくの伯父さん」 と同じスタッフがそれぞれ担当。


9-44. 男はつらいよ 寅次郎の告白

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子後藤久美子吉岡秀隆吉田日出子
1991年 (松竹) 分

甥っこの恋の手ほどきに奮闘する寅さんの奮闘を描くシリーズ第44作。原作・脚本・監督は 「息子(1991)」 の山田洋次。共同脚本は同作の朝間義隆。撮影は同作の高羽哲夫と 「おあずけ」 の花田三史が共同でそれぞれ担当。


9-45. 男はつらいよ 寅次郎の青春

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子風吹ジュン永瀬正敏下條正巳
1992年 (松竹) 分

宮崎を舞台に、寅次郎と甥の満男のそれぞれの恋の行方を描く 「男はつらいよ」 シリーズ第45作。スタッフ、キャストは前作 「男はつらいよ 寅次郎の告白」 とほぼ同じメンバーで、監督・原作・脚本は山田洋次、共同脚本は朝間義隆、撮影は高羽哲夫と花田三史が担当。


9-46. 男はつらいよ 寅次郎の縁談

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子吉岡秀隆下條正巳三崎千恵子
1993年 (松竹) 分

男はつらいよ」 シリーズ四十六作目。香川県の瀬戸内海を舞台に、おなじみの寅さんが真剣に結婚を考える。マドンナは二十七作目 「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」 で共演した松坂慶子。その父親役には新国劇の大御所・島田正吾、御前様の娘役には一作目のマドンナ光本幸子が配された。


9-47. 男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子かたせ梨乃小林幸子吉岡秀隆
1994年 (松竹) 101分

滋賀県長浜を舞台に、寅と甥の満男、2人の恋を描くシリーズ第47作。監督は前作 「男はつらいよ 寅次郎の縁談」 以来1年ぶりとなる山田洋次、脚本は山田と朝間義隆の共同、撮影監督は高羽哲夫、撮影は池谷秀行が担当。マドンナ役はかたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人で、いずれも初出演となる。


9-48. 男はつらいよ 寅次郎紅の花

監督 山田洋次
出演 渥美清倍賞千恵子浅丘ルリ子吉岡秀隆後藤久美子
1995年 (松竹) 110分

松竹のお正月の顔“寅さん”の活躍を描くシリーズ第48作は、奄美大島を舞台にした物語。監督は 「男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様」 の山田洋次。脚本は山田と朝間義隆の共同。撮影は 「時の輝き」 の長沼六男で、先頃永眠した高羽哲夫の名も撮影監督としてクレジットされている。マドンナは、本シリーズには 「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」 以来15年ぶりに登場の浅丘ルリ子で、今回で4回目となる当たり役・リリーを演じている。出演は倍賞千恵子、吉岡秀隆らおなじみのメンバーのほかに、 「キャンプで逢いましょう」 の後藤久美子が泉役で3年ぶり5度目の登場を果たした。翌年49作目の撮影を前に渥美清が死去したことにより、今作がシリーズ最終作となった。


9-49. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇

監督 山田洋次
出演 渥美清浅丘ルリ子倍賞千恵子吉岡秀隆前田吟
1997年 (松竹) 106分

渥美清の死去により終了した 「男はつらいよ」 シリーズ全48作の中から、シリーズの大半を演出した山田洋次が特に好きな一編という第25作 「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」 を、コンピュータ・グラフィックの導入、ドルビー・ステレオ・システムで録音し直すなど、最新技術を駆使してリニューアルさせた特別篇。冒頭部分には、寅次郎の甥の満男にふんする吉岡秀隆の登場シーンを新たに追加して、満男が寅さんの想い出を回想するという形に仕上げている。