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アウトラインフォント と ドットフォント
(outline font & dot font)
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文字を画面やプリンタに出力するための、 文字の形状のデータをフォントデータといいます。
フォントデータには
アウトラインフォント と
ドットフォント の 2 種類があります。
アウトラインフォントは文字の形状を輪郭線で表しています。
線の端点や曲線の基準点の座標のデータから文字の形を算出します。
拡大や縮小、 変形が自由にできて、拡大しても斜線や曲線を自然に表示できるという特徴があります。
ドットフォントは文字の形を点の集合で表します。
あらかじめ縦横のドット数を決めたうえでフォントデータが作られています。
ドット数が少ないと文字の形が不自然になりがちで、 画数の多い文字は正確に表わせません。
かといって、 ドット数を増やすと大容量のメモリが必要になります。
拡大すると斜線や曲線部のギザギザ
(ジャギー:jaggies) が目立ち、
拡大や縮小、 変形も困難ですが、 文字の白黒とデータの 0 と 1 が一対一で対応しているので、
CPU の負担が軽いという特徴があります。
下に表示されている 「漢」 という文字は、 アウトラインフォントで作られたゴシック体の文字です。
24×24、 32×32、 48×48… などをクリックすると、 それぞれのピクセル数のドットフォントになります。
明朝体に変えたり、 「A」 を Helvetica や Times new Roman で表示することもできます。
(ドットフォントとしてのデータはアウトラインフォントの文字から生成しているので、 不自然な点が目立ちます。
特に明朝体は 24×24 ドットでは文字になっていませんが、 ご了解下さい。
マウスでドットをクリックすれば、 文字の形を修正することができます。)