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ドットフォント (dot font)
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コンピュータのディスプレイに文字を表示したり、 プリンタで文字を印刷するには、
文字の形状のデータが必要です。
ドットフォントは文字の形状を点の有無で表し、 2 進数の 1 と 0 に対応させて、
1 ドットを 1 ビットとしてメモリに記憶させています。
上図は 16×16 ドットの例ですから、 一つの文字は 24×24 = 576 ビット = 72 バイトを使って表現されています。
ドットフォントは、 フォントデータを構成するドットの数が多ければ多いほど
文字の形状の表現が豊かになります。
しかし、 ドット数が多い精細なフォントデータは、 メモリの容量もたくさん必要になります。
かつてはパソコンのディスプレイでは一般的に 16×16 ドット、
プリンタでは 24×24 ドットのフォントデータが使われていましたが、
拡大印字すると斜線部のギザギザが目立つ、 変形が困難などの理由から、
現在ではもっぱらアウトラインフォントが使われるようになりました。