資料シート●各科目

RGB方式

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/R/RGB.html


 混色に基づいた表色系の一つ。


 どんなでも、赤(red)+緑(green)+青(blue)の3種類の並べ混色によって確実に再現できる。この3色をどれぐらいずつ混ぜ合せればいいかを表わす数量の組合せによってを整理する方式をRGB方式(red-green-blue system)という。
 すべてのRGB表現と対応するように整理して並べると、全体としては立方体のように見える。これを立方体(▽図。color cube)という。




 赤+緑+青の3色を混ぜ合せる度合い(ふつうはそれぞれ0〜1)の組み合せを決めてしまえば必ず一つの色が絞り込めるし、逆にある一つの色に対していろんな組み合せができてしまうこともない(例外はあるけど)。このことに基づいてを表現するやり方をRGB表現という。
 HSV表現は(一般に顕色表色系は)、わたしたちのに対する感覚を自然に表現できるが、その情報を使ってじかにを印刷したり表示したりすることはできない。RGB表現はこの短所を補うものとして、コンピュータによるスチル/ビデオ処理などに使われている。

 コンピュータやビデオのモニタの多くは液晶かCRTを使って作られている。液晶もCRTも、赤、緑、青ので光って見える発光子を無数に並べておき、そのそれぞれを強弱をつけて光らせることによって、その並べ混色でいろんなを表示し分けることができるようになっている。そのため、スチルやビデオを取り扱うシステムを設計する場合には、システムのしくみを自然に考えられるようにするために、RGB表現がよく使われる。そして、その結果として、スチルやビデオを扱うシステムの多くは、内部ではRGB方式に基づいた処理を行なっている。

 スチルやグラフィックスをコンピュータのためのファイルとして記録する場合には、RGB方式による表現が使われてきた。しかし、写真や放送、映画などの用途では、媒体の負荷を減らすのにもっとつごうがいいYCC系による表現が代わりに使われるようになっている。



スチル | 映像


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05-05-14