![]() |
記憶回路 (メモリ)(memory) |
メモリは、1ビットのデータを記憶するメモリセルを格子状に並べたものです。
下図は、256bit のメモリです。
メモリセルが 16行×16列 に並べられていて、
行と列それぞれに 0000 から始まる 2進数 4桁のアドレスをつけてあります。
列につけられたアドレスを上位に、行につけられたアドレスを下位にして並べると、
8桁のアドレスができます。
8桁の2進数は、256種類の情報を表すことができますから、
このアドレスデータで任意のメモリセルを指定することができます。
下図の、任意の列のアドレス(上位4ビット)、例えば 1001 をマウスでクリックしてみて下さい。
選ばれた列(1001番地)のメモリセルのデータが黒で表示されます。
任意の行のアドレス(下位4ビット)、例えば 0011 をマウスでクリックしてみて下さい。
選ばれた行(0011番地)のメモリセルのデータが黒で表示され、
1001番地の列との交点にあるメモリセルのデータが赤で表示されます。
図の下にはアドレス 10010011 と、選択されたセルのデータが表示されます。
このように、8bit のアドレス信号を用いれば 16行×16列=256bit、
10bit のアドレス信号を用いれば 32行×32列=1,024bit (1Kbit)、
20bit のアドレス信号であれば 1,024行×1,024列=1,048,576bit (1Mbit)
のメモリセルにアクセスすることができます。
アドレス信号によって、任意のメモリセルに瞬時にアクセスできるメモリを、
RAM (Random Access Memory) といいます。
使用するメモリセルによって、DRAM、
SRAM など、メモリの性質に差が生じます。
上図では、メモリセルを直接クリックすることも、
図の下に表示されているアドレスをクリックして 0, 1 を反転させることもできます。
また、"WRITE" ボタンをクリックしておいてメモリセルをクリックすると、
メモリセルのデータが反転します。
"READ" ボタンをクリックすると元のモードに戻ります。
"CLR" ボタンをクリックすると、メモリセルの選択表示やアドレス表示等が消されます。