戻る 基本論理回路  (fundamental logic device)

コンピュータのハードウェアの大部分は、3種類の 論理回路を組み合わせて作られています。

AND 回路(論理積回路)、 OR 回路(論理和回路)と NOT 回路(否定回路)です。 これらを基本論理回路といいます。

AND 回路と OR 回路には複数の入力端子があり、 そのすべてに1が入力されたときのみ1を出力するのが AND 回路、 少なくとも1つの入力端子に1が入力されたときに1を出力するのが OR 回路です。

NOT 回路は入力端子が1つで、1が入力されると0を、0が入力されると1を出力します。

下の図では、デジタル波形で表された信号が論理回路に入力されたときに、 どのような信号が出力されるかを見ることができます。

実際の論理回路設計では、AND 回路、OR 回路の出力をそれぞれ反転させた NAND 回路 (否定論理積回路)、 NOR 回路 (否定論理和回路) が主に使用されます。


ボタンの説明

ANDORNOTNANDNOR
AND 回路を表示します。 OR 回路を表示します。 NOT 回路を表示します。 NAND 回路を表示します。 NOR 回路を表示します。
SLOWFASTSTOPSTEPSTART
入・出力信号の移動速度を遅くします。 入・出力信号の移動速度を早くします。 入・出力信号の移動を停止します。 入・出力信号を1STEP 移動させます。 入・出力信号の移動を開始します。

この画面では、入出力信号とも数秒に1度のペースで非常にゆっくりと変化しますが、 実際のコンピュータでは1秒間に数億回以上も変化する信号 (数100MHz) を扱っています。


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1998.10.24   address