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レジスタはデータを一時的に記憶するための、 一種のメモリです。
普通のメモリ (メインメモリなど) は、 たとえば 8 ビットのメモリが 10 億個余り集まって 1G バイトのメモリになっていて、 それぞれはアドレスで識別されますが、 レジスタは単独、 あるいは数本〜せいぜい数十本が組になって使われます。 レジスタのサイズは CPU のビット数 と同じか、 その整数倍が一般的です。

CPU 内部には決まった役割を持っているものや、 汎用的に使用されるものなど、 多くのレジスタがあります。
私たちは電話をかけながら待ち合わせ場所や時間などをメモします。 忙しくなってくると机の周りはメモだらけになりますが、 CPU もデータや命令、 やりかけの演算結果などを一時的にレジスタに書き込み、 必要に応じて読み出しては仕事を続けます。


下図は 16 ビットのレジスタの例です。




上図のレジスタの部分をクリックすると、レジスタの値を1ビット毎に反転させることができます。
右端のボタンをクリックするとクリアされます。


レジスタはこのように何ビットかの 2進数 を記憶するメモリですが、 CPU に組み込まれているレジスタには カウンタ の機能を持ったものや、 シフトレジスタ の機能を持ったものなどもあります。
レジスタは CPU 内部にあって、CPU と同じ速さで動きます。



関連事項:  シフトレジスタ  RAM  2 進数 


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update: 2012.12.09  address