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カウンタ (counter) |
カウンタは、 いうまでもなく、 数を数えるための装置です。
「いくらだい?」
「十六文いただきます」
「小銭だァ、間違えるといけねえな。 勘定してやろう、手ェ出してくんねえ」
「これへいただきます」
「そうかい。 ひとぉつ、ふたぁつ、みッつ、よッつ、いつつ、むッつ、ななぁつ、やッつ。 何刻だい?」
「へえ、九ッ」
「十、十一、十二、十三、十四、十五、十六。」
お馴染みの 「時そば」
*1 ですが、
この噺からも、 数を数えるということは、 数を
数えるばかりでなく、
数えている数を
覚えておくことも必要だ、 ということが分かります。
いろいろな電子装置や
CPU の内部で使われているカウンタも、
メモリ (
レジスタ)
にカウント機構を付加したような構成になっています。
上図は 8 ビットのカウンタです。
カウンタは、 入力信号
(パルス) が入るたびにカウント値をひとつ上げます。
![](gif/inc.gif)
をクリックするとカウント値が上がります
(これを インクリメント といいます)。
入力信号
(パルス) が入るたびにカウント値を下げたい場合もあります。
![](gif/dec.gif)
をクリックするとカウント値が下がります
(これを デクリメント といいます)。
デクリメント機能もあるカウンタを 「アップ・ダウンカウンタ」 といいます。
![](gif/run.gif)
をクリックすると、 自動的にインクリメントされます。
![](gif/slow.gif)
や
![](gif/fast.gif)
をクリックすると、
自動インクリメントの速度を変えることができます。
(カウンタの枠内をクリックすると、 そのビットの 0、1 を直接反転させることができます。)