戻る 中央処理装置 (CPU)  (Central Processing Unit)

コンピュータの構成図 コンピュータの演算装置と制御装置をあわせて、中央処理装置 (CPU) といいます。

「演算装置」は文字通り、さまざまな演算を行う装置で、 「制御装置」は命令を解読して演算装置に送ったり、 コンピュータ内の各装置の動作のタイミングなどを制御します。
「中央処理装置」はコンピュータの心臓部です。

左図はコンピュータを構成する各装置を表したもので、 現在の CPU は、ほとんどの場合、1つの LSI に集積されていて、 MPU (Micro Processing Unit) とも呼ばれています。

下の写真の左はペンティアム (Pentium) という CPU です。 1994〜5年から、パソコンに標準的に使われています。 同じ CPU でも処理速度の違いがあり、 90MHz, 120MHz, 233MHz, 266MHz など、さまざまな クロック 周波数のものがあります。

現在ではさらに高機能の Pentium III や Pentium 4 に主流が移っています。

中央の写真は Pentium III (450MHz) の本体で、右の写真はその CPU です。
Pentium CPU Pentium III Pentium III chip

下の写真は MC6809P という 8ビット の CPU です。 1981年に発売された FM-8 というパソコンに使用されていたもので、 40ピンの DIP (Dual Inline Package) IC、 64kバイトのメモリアドレス、 1MHz のクロックなど、現在の CPU と比べると、文字通り 隔世 の感があります。

MC6809P

パソコンに使用されている CPU のビット数は8ビットから32ビットへと4倍、 標準実装メモリは 64kバイト から 128Mバイト へと 2,048倍、 クロック周波数は1MHz から最近では 1GHz へと 1,000倍になりました。 これらを単純に掛け合わせただけでも、800万倍 以上になります。 約20年の間にパソコンの処理能力はこんなにも向上していますが、 価格は逆に安くなっています。 ちなみに、当時の FM-8 本体の定価 *1は \218,000、 1979年に発売された PC-8001 本体の定価は \168,000 でした。

現在では、これだけの予算があれば、パソコン本体ばかりでなく、 ディスプレイやプリンタなどもセットにして購入することができます。

エレクトロニクスの技術の進歩は、にわかに信じがたいほどのものがあります。


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*1 本体の価格には、フロッピーディスクドライブもディスプレイの価格も含まれていません。 当時フロッピーディスクドライブは高嶺の花で、 一般的にはオーディオカセットテープがデータの保存に使用されていました。 パソコン用のハードディスクは存在すらしませんでした。

update; 2001.08.22  ueyama@infonet.co.jp