戻る EXOR 回路 (exclusive-OR circuit)


EXOR 回路は、「排他的論理和」 ともいいます。

EXOR 回路は OR 回路に少し似ています。
OR 回路では入力がすべて1の時には1を出力するのに対して、 EXOR 回路は0を出力することだけが違います。

回路図では下図のように、OR 回路の前にもう一本線を加えた記号で表します。

EXOR 回路の動作は、切替えスイッチを下図のように接続した回路に例えることができます。

スイッチ A, B と電球 X の 点滅との関係を、「電球回路」 にまとめてあります。
それぞれの切替スイッチが上側に接続されていると 1、下側に接続されていると 0 と考えれば、 EXOR 回路の 「真理値表」 とこの 「電球回路」 は同じであることが分かります。

この切替えスイッチの回路は、 A, B のどちらのスイッチを操作しても、 いつでも電球を点けたり消したりできる特徴があります。
私の家の階段にも、この切替えスイッチをつけています。
1階 (スイッチ A) で電灯をつけて2階 (スイッチ B) で消したり、2階でつけて1階に降りてから消すことができ、とても便利です。

EXOR 回路の出力は 半加算回路 の 「和 (S)」 と同じですから、 半加算回路は EXOR 回路と AND 回路で表すことができます。


また、 2つの入力 A, B が同じであれば 0、 異なっていれば 1 を出力することから、データの比較にも用いられます。





上図の EXOR 回路入力部の数字や回路図のスイッチの付近、 あるいは真理値表をマウスでクリックすると、状態を変えることができます。



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update; 2007.11.23  address