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インターネットの起源は 1969 年に作られた ARPANET です。
カリフォルニア大学ロスアンジェルス校、 スタンフォード大学、 カリフォルニア大学サンタバーバラ校、 ユタ大学の 4 つの大学のコンピュータがネットワークで接続されました。

次のグラフはこの時点からのインターネットのホストコンピュータ数の推移を対数で表しています。


ホストコンピュータ数の推移 (対数)

インターネット上のホストコンピュータ数の推移(対数)

1971 年には マサチューセッツ工科大学、 ハーバード大学、 NASA などが接続されて、 ホストコンピュータ数は 23 になります。
以後、 随時ホストコンピュータ、 あるいはネットワークが接続されて、 ホストコンピュータの数は徐々に増え続けます。
1986 年には NSFNET が作られ、 これによって特に大学からの接続が爆発的に増加しました。
また、 1988 年にはカナダやデンマークなどの国々との接続が始まります。

1989 年、 CERN の Tim Berners-Lee がインターネットの情報を閲覧するための World-Wide Web (WWW) というソフトウェアシステムを開発し、 CERN はこれを 1991 年に公開しました。 WWW は操作性に優れていたので、 またたく間に普及しました。

同じく 1991 年、 NSF はこれまで学術研究専用であった NSFNET を、 商用利用に解放しました。

こうしたことがあって、 インターネットに接続されているホストコンピュータの数は 1990 年頃から約 10 年間、 直線的に増加し続けています。 これはこの間、 ホストコンピュータの数が一定の割合で増加してきたことを意味しています。
2000 年頃から増加のペースが少し緩やかになりましたが、 現在は 8.9 億台ものホストコンピュータがインターネットに接続されています。
2011 年 11 月に世界人口は 70 億人に達しましたが、 7.9 人に 1 台のホストコンピュータがある勘定になります。




次のグラフは実数で表したものです。
1995 年以降の増加のすさまじさがよく分かります。


ホストコンピュータ数の推移

インターネット上のホストコンピュータ数の推移(実数)




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このページは Hobbes' Internet Timeline v6.0 と、 1998 年以降については ISC の資料を参考にして作成しました。
このページのグラフの 数値データ表 もあります。

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update: 2012.10.21  address