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パルス符号変調 (PCM) (Pulse Code Modulation) |
画面には、やや不規則な波形が表示されています。音声の波形を模した
アナログ信号です。
このようなアナログ信号をコンピュータで扱うには、
デジタル信号に変換しなくてはなりません。
「STEP」ボタンをクリックすると、棒グラフのような画面に変わります。
一定の時間間隔で信号の電圧を測定してグラフのように表示しています。
これを「標本化 (sampling)」といいます。
画面内のバーにマウスカーソルをあわせると測定された値が表示されます。
数値は画面の高さを100として表しています。
「STEP」ボタンをもう一度クリックすると、バーが2色に色分けされます。
見にくければ「V Rough」ボタンをクリックして下さい。縦軸の目盛が粗くなって、
目盛の線から下が濃くなっていることが分かりやすくなります。
このように、目盛の線に合わせて揃えると「量子化 (quantization)」されます。
画面内のバーにマウスカーソルをあわせると量子化された値が表示されます。
数値は1目盛を1としています。
量子化された数値を2進数に変換すれば、デジタル信号化は完了です。
「STEP」ボタンをクリックすると、
量子化された数値が、順に2進数に変換されて表示されます。
このようなデータに置き換えられると、音声、画像などのアナログ信号も、コンピュータで
扱うことができるようになります。
これを「符号化 (encoding)」といいます。
パルス符号変調 (PCM) とは、このような手順で
アナログ信号を2値デジタル信号に変換することです。
ボタン | ボ タ ン の 機 能 | ||||||||
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STEP | このボタンをクリックする度にパルス符号変調の処理過程が進行します。
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CLEAR | STEP をクリアして最初の 「波形」 の画面に戻ります。 | ||||||||
RND Wave | 「Random Wave」の略です。 クリックする度に波形が変わります。 | ||||||||
SIN Wave | サイン波形を表示します。 | ||||||||
V Fine | 量子化ビット数を増やします。 デジタル信号量は1ビットずつ増えますが、アナログ信号に復元したときの 振幅がきめ細かくなります。 | ||||||||
V Rough | 量子化ビット数を減らします。 デジタル信号量は減りますが、アナログ信号に復元したとき 振幅のきめが粗くなります。 | ||||||||
H Fine | 標本化周波数を2倍にします。 デジタル信号量は2倍必要になりますが、復元できる最高周波数成分が2倍になります。 | ||||||||
H Rough | 標本化周波数を 1/2 にします。 デジタル信号量は 1/2 になりますが、復元できる最高周波数成分が 1/2 になります。 | ||||||||
>> | 符号化の表示速度を速くします。 | ||||||||
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