戻る   アナログ (analog)



「アナログ」 とは連続して変化するものをいう語で、 温度や音や光など連続的に変化するもの、 また、 それらを連続的に変化する物理量 (水銀柱の長さや電圧など) で表わすこと、 さらに、 それらを用いて目的を達成するための装置 (体温計など) に対して使われます。

アナログの例:
体温計 体温計です。
水銀柱の長さによって体温を計ります。
温度は連続的に変化し、 水銀柱の長さも連続的に変化します。
目盛りの中間の温度であっても、 直感的に読みとることができます。
腕時計 時はめぐりまた夏が来て、 あの人はもういません。
時刻を2本 (または3本) の針の 「角度」 という連続的な物理量で表す時計は、 アナログ時計と呼ばれます。
ものさし ものさしです。
長さも、 連続的なアナログ量です。 ものさしは、 長さをアナログ的に測ります。

(このものさしには、1cm おきに小さな穴があります。 シャープペンシルで 1cm 間隔のマークが簡単に付けられるように工夫されています。 このあたりは実にデジタル的です)。
計算尺 計算尺。
これもほとんど見かけなくなりましたが、 映画 「風立ちぬ」 に登場して話題になりました。
しかし計算尺はあんな風に使うものではなく、 対数で表した数値を長さに置き換えて、 掛算や割算等の計算に使用します。 これぞ まさしくアナログです。

私が使っていたものはとっくの昔に行方不明になりましたが、 ネットを検索するとペーパークラフトの計算尺がたくさんあります。 写真は 「はなまるまとめノート」 からダウンロードして作った計算尺です。 くわしい作り方や使い方の説明が同ページにあります。



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update: 2013.12.01  address