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「ディジタル」 は不連続に変化するものをいい、 温度や時間、 金額などを数字で表現すること、 あるいは数字で表現するための装置 (体温計、計算機など) に対して使われます。

デジタルの例:
デジタル体温計 体温計です。
温度はアナログ量ですが、 体温を数字で知らせてくれます。
温度は連続的に変化しますが、 この体温計では 36.9℃ のつぎは 37.0℃ です。
この体温計では、 36.95℃ という温度は表示できません。

デジタル時計 時は絶えることなく流れ、過ぎ去ります。
(呼び戻すことはできません…。)

時間もアナログ量ですが、 時刻を数字で表す時計はデジタル時計と呼ばれます。
電子式卓上計算機 電卓 (電子式卓上計算機) です。
電卓は数字を入力し、 計算結果を数字で表示する計算機。 まぎれもないデジタルです。

電卓の心臓部はマイクロコンピュータで、 コンピュータは "0" か "1" だけのデジタル信号で動いています。
電子式卓上計算機 そろばん、 です。
ほとんど見かけなくなりました。 梁 (はり) より上の珠 (たま) が下がっていると 5、 梁より下の珠が上がっていれば 1。 こうして 5 個の珠で 0 〜 9 の数字を表します。 まさにデジタル。

電卓が普及し始めた頃は、 銀行の窓口などに 「私、 そろばんの方が慣れてるし、 速い」 という人がけっこういました。
左の写真はそういう時代に作られた、 「そろばんつき電卓」(逆か?) です。 シャープミュージアム(天理) に展示されています。



関連事項:  アナログ  アナログとデジタル

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update: 2013.12.01  address