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[鉄本演劇事務所]

http://www.infonet.co.jp/apt/March/TPO/index.html



 東京乾電池の新ユニットリチウムが、[フレームアウト]の出演などで鉄本演劇事務所とも縁りの深い、わがヘンリー-ヤマト-六世(=やまのぼる)の新作[ドランカーIII]を本人の演出で上演します。
 会場は下北沢OFF-OFFシアター、期間は12月14日(火)〜19日(日)です。



主催
鉄本久邦

79年〜

 [鉄本演劇事務所]は80年前後の筑波大学で、短命ながらかなり濃厚な活動を行なった制作集団です。多くの演劇の公演、および映像作品の制作をプロデュースしました。
 鉄本久邦はもともと[筑波小劇場]に所属していくつかの作品に出演していましたが、既存の劇団の枠を超えた活動を目指して、79年に[筑波小劇場]に所属したまま[鉄本演劇事務所]を結成しました。
 その活動には、[筑波小劇場][竹蜻蛉(たけとんぼ)]、[描]の三つの劇団、および映像集団[映画を創る会]を始めとする学内の多くのグループから、多くのパフォーマやスタッフが参加しました。また、水戸の[三月劇場](水戸)[JEK]、東京の[南宝企画プロダクション]など、学外の多くの劇団や映像制作集団との提携を展開していきました。
 [鉄本演劇事務所]が活動していた80年前後の時代は、筑波大学の全体を通して、学内外でそれぞれ孤立して活動していた団体が、相互にネットワークを構築していった時代でした。そのきっかけは、一つには79年と80年の学園祭闘争であり、一つは[鉄本演劇事務所]の活動にあったと言っていいと思います。また、この時期は、学内の劇団の集散が激しく行なわれた時期でもありました。
 80年の秋には、演劇の活動の中核になる劇団[マザー]が発足しました。それまで、[鉄本演劇事務所]は実際に映像や演劇の制作に参加する固有のスタッフをもっていませんでした。[鉄本演劇事務所]はもともとプロデュースを行なう集団だったからです。
 [鉄本演劇事務所]は、公式には解散していませんが、81年からのちは活動がとだえて現在に至っています。




演劇に関する作品


[楽屋]

85年
筑波大学平砂学生宿舎集会室
作:清水邦夫
演出:鉄本久邦
出演:中村恵美、ほか


[魔妖精の夜]

85年
筑波大学平砂学生宿舎集会室
作+演出:鉄本久邦
出演:山田美砂、鉄本久邦井戸良弘、ほか


映像に関する作品


[フレームアウト'80]

85年
70分
(QMFと合作)
制作+脚本:鉄本久邦
監督:井戸良弘



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[三月劇場]
[QMF]


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最新更新
98-05-12

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