科目学習書●[メディアテクノロジー論]/[マルチメディア活用論]

(通論)

情報



http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/MedTech/information.html




負荷 情報量


 情報をビット列や信号波で表現した時に、その表現を使って記録/通信するのにどれぐらい手間がかかるかを表す量を、その情報のその表現での負荷(charge)という。負荷は、情報を表現するのに使われているビットの総数で表すことができる。
 負荷は、情報の内容だけでなく、その表現のしかたによっても変わる。つまり、内容は同じ情報でも、負荷をかけない表現と負荷がかかる表現とがある。しかし、負荷がかからない表現に書き換えていくと、それぞれの情報によって決まっているある限界があって、それより小さく圧縮することはできなくなることが知られている。この限界をその情報の情報量という。
 負荷と情報量は、メディアについて考えるための基本なので、しっかり学習しておきなさい(資料[負荷 情報量])。


容量 流率


 記録の媒体が格納できる情報の負荷の大きさを、その媒体の容量(capacity)という。
 通信の媒体がある決まった時間に通過させることができる情報の負荷の大きさを流率(ratio)という。

 流率と速度はよく似ているけれどちょっと違う。流率は道の幅に当たり、速度はそこを走っている車の速さに当たる。密度が一定なら流率と速度は対応するけれど、情報は途中で滞ったりするので、流率が大きいからと言って速度も大きいとは限らない。
 流率のことを速度と呼んでしまうことがよくあるけれど("転送速度が19Kbpsのモデム"とかね)、よした方がいいと思う。



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03-10-28