日程表


科目解説書



映像発展演習B
[ドラマ]

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/Drama.html



実際に履修した学生によるこの科目の評価



今回の板書


演習・1駒×15週 (春セメ 火曜 3限)
教員=石原亘



学習する内容

 映画には時間があります。
 時間がたてば、いろんなことが変化します。そこにはストーリ(story)が生まれます。そこで、映画は、発明されるとほとんどすぐに、ストーリを(/ストーリを通じて)表現するメディアになりました。
 映画が登場するまでは、ストーリは、演劇(語り聞かせも含まれるでしょう)や文学によって表現されてきました。そこに映画が新しいメディアとして加わったわけです。そして、この機能は、そのあとで登場したラジオやまんが、TVにも引き継がれていきました。
 ストーリを(/ストーリを通じて何かを)表現しようとする作品のスタイルをドラマといいます。文学やまんがのドラマもありますが、現代の世間での用語としては、"ドラマ"と言えば、そのうちでも特に映像として作られた作品を指すのがふつうです。いっぽう、現代の映像による作品の、たぶん半分以上はドラマのスタイルをとって作られています。映像のメディアとしての特性を考えれば、それは当然でしょう。
 この科目では、映像にとって最もあたりまえのスタイルとして理解されている、ドラマの作り方を学習します。あたりまえの映像を作りたい人は進むべき道として、ドラマなんじゃない特別な映像を作っていきたい人は、新しい出発の原点として、ぜひこの科目を学習してください。

 合衆国では日本のドラマ映画が人気を集めています。ハリウッド映画にもドラマはあるのになぜでしょう。その一つの理由は、日本のドラマは、ライブの代用品としてではなくて、ライブでは撮影できない、実在しない運動や、たまたま偶然に見たけれど、二度とは見られなかった運動を表現できる強力な表現として作られてきたからだと思います。このような、ライブでは作り出せない体験に観客が魅きつけられているのです。

 この科目では、ドラマを通じて表現を行なうために必要な、発想技能知識を学習します。ただ、こうしたことがらは、ことばで明確に説明できるようなものではないので、講義によって説明することはしません実習を通じて、一人ひとりが自分の理解のしかたで発見してくれることを期待しています。
 ことしは、ドラマの内容を決定する、次の三つのことがらについて学習します。

 ・現場で創造する:せりふ+しぐさ
 ・脚本で創造する:流れ
 ・梗概で創造する:できごと

 実際に実習を進めていくためには、実習に使うカメラやコンピュータの使い方(=機能+操作)についても知っておく必要があります。こちらのことがらについては、教われば誰でも正確に理解できることなので、実習のあいまに短い講義を行なって説明します。


学習の形態

 大学で学習する科目には、講義と演習/実習とがあります。学習の進め方によってそれまで知らなかった新しい知識に触れる機会(=先生の話しや本)をもつことで学習を進めるのが講義訓練によっていろいろな能力を高めていくのが演習/実習です。
 表現力は、実際に自分の目と手を通じてでなければ学習できません。その機会に出会えるようにするために、この科目では、実際にいくつかの作品の制作を行なっていきます。つまり、この科目の学習は訓練(=演習)を通じて進められていきます。


学習の進行

 この科目では、1週間の準備に続いて、三つの単元を学習します。それぞれの単元では、一人ひとりが監督になって、小さいながら完結した作品の制作を行ないます。

 ドラマを構成する要素は、全体から詳細に至る順に並べると、 ・できごと ・気流(しいて言えば) ・せりふ+しぐさ の三つのレベルで考えることができます(もっと多いかも)。
 この科目では、三つの単元でこれらのそれぞれについて考えていきます。

 どの単元の実習も、一度に全部の工程を説明したり(まして)実行したりはできないので、4回にわたって少しずつ作業を進めていきます。だから、途中のスクーリングに参加しなかったりして作業が完了していないと、次のスクーリングから合流することはかなり難しくなります。もし、何かの事情があって1回だけスクーリングを休んで、次からまた参加することになってしまった場合は、うまく追いつける方法があるかもしれませんから、なるべく早く先生に相談しておきなさい。

 それぞれの単元は5週間(合評を含む)前後ずつかけて学習していきます。作業にかけられる時間は少し厳しいかもしれませんが、集中して効果的に学習できるように自分でも工夫してください。

 (映像として)ドラマを作っていくには、少なくとも何人かに俳優として演技をしてもらわなければいけません。また、できれば撮影や照明はほかの人に手伝ってもらった方が、自分だけでやるのよりはずっといい作品が作れます。このようにして集まったグループをクルーといいます。
 この科目の課題では、監督は本人がやらなければ学習する意味がありませんが、ほかの仕事はクルーにまかせてしまってもかまいません。
 クルーは自分で好きなように編成してください。ただし、学校から借りたカメラなどの機材を、使い方をよく知らない人に操作させるのだけは止めてください。実際としては、科目に参加しているほかの人に加わってもらって、撮影はその人にやってもらうのがいいでしょう。

 ほかの学生とは違う学年で学習している人や、他人との話し合いがあまり得意でない人にとっては、クルーを集めることは、相当に難しいかもしれません。
 (簡単なことでも)何か事情があってクルーを組むことができない人は、先生に相談してください。映画の代わりに、クルーを組まなくても作っていけそうな、まんがや紙芝居などの形式(でも映像に変りはないしね)で制作するように、課題を手直ししてあげます。


日程

シラバス

 日程は実際の進行によって前後することがあります。ウェブの情報が最も新しいものなので、分からなくなったらウェブの記事で確かめるようにしなさい。


学習に必要な技能

 この科目を学習するためには、原則として、次の技能を身につけていることが必要です。

・MacOSX(=Macintoshコンピュータ専用のOS)の操作
・QuickTimePlayerの操作
・FinalCut(またはiMovie)の操作
・カメラの操作(基礎的なレベル)


学習を通じて得られる技能

 この科目の一番の目的は、作家としてドラマによる表現を行なっていける力を身につけることにあります。
 でも、技能が機材の操作と深くかかわり合っていることも確かです。この科目をきちんと学習すると、下のような機材はかなり自由に使えるようになるはずです。

・デジタルカメラ
QuickTimePlayer
FinalCut/iMovie
・コンピュータ(MacOSX)


定員

 原則として30名。
 教具の台数が限られているので、場合によっては、1台の機材を1〜2名の相席で使わせることがあります。この場合、最初の課題が終わったところで、なるべくひとりが1台ずつの機材を落ちついて使えるように、機材を割り当て直します。この時期に出席しておかないと、実験や制作をスクーリング以外の時間にやらなければならなくなるので気をつけなさい(出席できなくなるわけではないけど)。


学習のための手段
スクーリング

 大学での学習は、実はすべてがそうなのですが、時間を決めて教室に集まってすることは、学習のほんの一部でしかありません。自習の時間に各自が自分でやるのが学習の本体です。このことをはっきりさせるため、この科目では、いわゆる授業のことを"スクーリング"(schooling。もともとは通信教育での言い方)と呼ぶことにします。

 好きで始めた学習でも、自分だけで学習していたら、なかなか始める気になれなかったり、疲れてしまって放り出したくなったりすることがあるでしょう。スクーリングは、そんな時に学習への元気を取り戻すための場です。だから、やる気がある時はもちろん、学習をやめてしまいたくなった時にこそ、スクーリングは必要です。先生のトークを聞いたり、演示を見たり、(科目の形態によっては)ほかの学生の学習の進め方を確かめたりして、スクーリングを役立ててください。
 特にこの科目では、いろいろな機材を使って実際に制作を行ないます。こうした機材の中にはみなさんが自分で手に入れるのが難しいものもあります。だから、スクーリングは作業ができる貴重な機会でもあります。

日時
会場
春セメ
火曜
3限目
10:40〜12:10
QS201
(メディア実習室)

 それぞれの課題の最後のスクーリングは、合評という特別な形式で行ないます。合評を自分の学習に活かすために、合評の心構えをよく理解しておきなさい(資料[合評って何だろう])。

 スクーリングに出席できなかった場合は、必ずその週のうちに先生に会って、済ませておかなければいけないことを聞いたり、受け取っておくものを受け取っておいたりしておきなさい。
 決められている回数(=  回)よりも多くスクーリングに欠席すると、成績を判定してもらう資格を失う(=絶対に不合格になる)ことが大学の規則で決められています。

 スクーリングに参加する場合は、ルールを守り、ほかの学生の学習の妨げにならないようにしなさい。
 スクーリングはコンサートと同じです。自分たちだけの会話をしたり、途中で好き勝手に出入りしたりしていたら会場の気分がぶち壊しになります。空気を壊さないように行動しなさい。


学習のための手段
リアクションシート

 スクーリングに参加したら、必ずリアクションシートを提出していきなさい。

 リアクションシートには、その回のスクーリングで初めて分かったこととか、よく分からなかったことを書いておきなさい。分からなかったことに対しては、なるべく全部の書き込みに対して、次のスクーリングかこのサイトでもっと詳しく説明します。
 また、学習していて困ったことなども書いておいてください。

 リアクションシートは会場のいつも同じ特別な場所に置いておくので、会場に入る時に自分で受け取っておきなさい。そして、スクーリングが終わって会場から出る時に、先生のテーブルに提出していきなさい。

 提出されたリアクションシートはスクーリングに参加していたという証拠にもなります。自分としてはしっかり学習したつもりだったのにテストやレポートでいい成果が示せなかった場合などに役立つかもしれません。

 先生から最初のリアクションシートを受け取って、書き方の説明を聞きながら実際に書いてみなさい。


学習のための手段
自習

 表現する力は作業の繰り返しによっていくらでも向上させることができますが、スクーリングでは一通りの作業ができる時間しかとれません。スクーリング以外の時間もやりくりして、作り方を変えてみたり、作品の細かい傷を直したりして、なるべくいろいろな体験をしてみるようにしなさい。
 実習室で自習する時間を1限/週ぐらいずつ決めておけば、自然とほかの学生が空けてくれるようになるので、ほかの科目の自習をする学生とぶつかってしまうことがなくなります。この時間はこの科目の自習をする時間ということにして、ほかの科目は入れないようにしましょう。
 近々の(2回目ぐらい)スクーリングで実習室の時間割りを伝えます。その時にほかの科目のスクーリングとぶつかっていないことを確かめておきなさい。


自習
  曜  限


学習のための手段
シラバス

 科目で学習する内容と学習の手順をまとめた資料のことをシラバス(syllabus)といいます。この科目には、科目の全体についてのシラバス(=みなさんが今、見ているこの資料)と、単元ごとのシラバスがあります。たとえば、みなさんが今、見ているこの資料は、科目の全体についてのシラバスです。

 この科目のシラバスは、ウェブになっているので、インタネットにつながっているコンピュータさえあれば、SafariInternetExplorerなどのウェブブラウザを使って世界のどこからでも見ることができます。

シラバス

 シラバスには、学習しなければならない資料の本体やそれをウィンドーに呼び出すボタンが含まれています。資料の中には、写真ビデオサウンドなども含まれています。

 資料の一部については、つごうがあってインタネットには省略したものしか置いてないこともあります。また、ほかの人が提供している資料については、その人のつごうでいつの間にかなくなってしまっていることもあります。これらの理由から、場合によっては記事の一部が正しく表示されなかったり、ボタンを打っても新しいページが呼び出されないことがあります。
 このようなトラブルについてはあまりナーバスにならなくてもかまいませんが、学習のためには見られなくなっている資料をどうしても見ておきたいという場合には、資料の題名見出しを記録しておいて、スクーリングの時などに先生に相談しなさい。そうすればたぶん、印刷してある複写を貸したり、先生のコンピュータで見せてあげたりできるでしょう。

 科目の学習が始まってからも、シラバスの記事は、いつも追加されたり変更されたりしています。また、科目の進行に関する連絡もシラバスを通じて行ないます。だから、週に一度は必ず、シラバスの起点ページ(つまりこのページ)だけは見ておくようにしなさい。

 コンピュータとインタネットを使うと、どのようにしてシラバスを見ることができるようになるのか、ざっと見ておきましょう。

 印刷されたシラバスと、スクリーンで見るシラバスとでは、どんな違いがあるか見比べてみましょう。


学習のための手段
教員へのアクセス

 この科目では、研究室に会いに行ったり、電子メールや電話を使ったりして、学習の進め方などについて先生と相談することができます。

教員へのアクセス

 みなさんからの電子メールは、日に一度ずつまとめて見ます。だから、携帯で電子メールをやりとりするのとは違って、すぐには返事が行かないかもしれません。


学習についての要請
予習

 いくつかの実習では、スクーリングで使う素材や道具を準備しておく作業(現地での撮影、資料の調査など)が必要になります。そのための作業は、自習時間や週末を使ってやってもらうことになります。週末に一日かけてやってもらわなければならない作業もあるので、週末の日程はいつでも調整できるようにしておきなさい。
 何か予習しておかなければならないことがある場合は、その直前かその前のスクーリングの時に指示します。

 どうしても必要ということではありませんが、新しい単元が始まる前には、シラバスや、その中で紹介している資料に、目を通しておきましょう。実際の学習がスムーズに勧められるようになります。シラバスはウェブとして公開されています。


学習についての要請
スクーリング

 毎回のスクーリングには必ず参加しなさい。
 実習のほとんどの作業はスクーリングの中で行なってもらいます。また、実習で行なう作業の手順は、スクーリングで実物を使って説明したり実験したりします。

 実験や実習の時間には、先生やほかの学生と話しをして、分からなかったことを確かめたり、意見を聞いたりすることができます。自分だけで作業するのではなくて、こうしたやりとりを通じて、表現への理解を拡げていくようにしなさい。

 スクーリングの途中で何か疑問に感じたり、発見できたことがあったら、すぐにリアクションシートに書いておきなさい。
 毎回のスクーリングでは、必ず一つ以上の疑問か発見があることを期待しています。

 合評には、作品が完成していなくても必ず参加しなさい。たとえ途中だったとしても、どこまで作業が進んでいるか見せてもらえば相談したりほかの学生の成果を見てヒントにすることができるからです。遅れ具合によっては、日にちを空けて特別に再合評することもあり得ます。
 日程表をよく調べて、少なくとも合評だけは欠席したりしないように気をつけなさい。


学習についての要請
自習

 実習に必要な作業は、原則としてスクーリングの時間で消化できる程度に抑えてありますが、作業に失敗したり、機器の具合が悪かったりするとかなり前の手順からやり直さなければならなくなってしまうことがあります。このような場合は、自習のために決めておいた時間などを使って遅れを取り戻しておきなさい。


成果

 学習の結果として単元ごとにいくつかの作品が作り出されていきます。これらの作品は、作者であるみなさんの大切な財産ですから、いつでも、教室のコンピュータから複写して自由に持ち帰ってかまいません(そのための操作は最後のスクーリングでも説明します)。これらの作品は、みなさんが就職進学に応募する時にも、自分の能力を証明するのに役立つので、気軽に捨てたりしてはいけません。
 ただし、素材としてほかの人の作品が含まれている場合は、必ずそのことを説明してから見せるようにしなさい。


成績の評価

 科目の学習を完成したかどうかの評価(つまり成績)は、次の二つの評価を対等に平均して決めます。

A:スクーリングに熱心に参加していたかどうか
 これは、基本的にはリアクションシートの記事に基づいて判定します。そのほか、スクーリングでの行動(発言、質問、推敲の繰り返し、プレゼンテーションの工夫など)にすぐれた点があれば、さらに上向きに評価します。

B:実習で、創造性/誠実さ/技術力/作業量(の少なくともどれか一つ)を発揮したか
 これらは実習の成果として完成した作品に基づいて判定します。
 実習の成果は、成果から創造性、創作に対する誠実性、、作業量を読み取って評価します。
 ただし、2/3以上のスクーリングに出席していないと、合格にはできません。リアクションシートに記事が書いてない回は、欠席していたとして扱います。
 特別な期末試験は行ないません。

 芸術系の科目は、一人ひとりによって学習の進め方がかなり違います。だから、二人並べてどっちの成績がいいとか悪いとか比べてはいけません。そもそも、芸術を単純な公式でいいか悪いか分類するのがあまりいいことではありません。
 他人と比べるのではなく、自分が期待していた成績と、実際の成績とは、どこがどう違っているのかを確かめて、それに基づいて成績が公平に評価されているかどうか判断してください。
 そのためにも、単元ごとに、評価を自分で推定して記録しておきましょう。実習に対する評価は、成果に対する観客の反応を見れば、自分である程度は推定できるはずです。
 途中で自分の成績を知りたくなっても、すぐには教えられない場合があります。

 決められた課題に参加しなかったのをレポートやテストなどで読み替えることはしません。時間をかけて課題を体験することはほかの経験では置き換えられないたいせつなものだからです。

 (4年生に) この科目は実習なので、不合格になっても再試験を申請することができません。スクーリングできちんと学習して、合格できるように努力しなさい。


材料+道具

・ビデオテープ
 撮影に使います。
 映像基礎演習で使ったのと同じ種類で、新品を用意してください。使ったことがあるテープを流用したい場合は、もとの内容は消してもいいことにして、必ず先頭から使うようにしなさい。

・FireWireケーブル
 映像基礎演習で使ったものを使います。

・メモリディスク(いわゆるUSBメモリ)
 全部の単元の学習が完了した時に、作品を記録して持ち帰ってもらうのに使います。すぐには必要ありません。
 1〜2GB程度のものが必要です。
 作品だけでなく、素材も持ち帰りたい場合は、この容量のものがもう1本ほど必要になるかもしれません。

 これらは自分の負担で揃えてきてもらいます。

 チームを作るのが難しいために課題を触った場合は、これらの材料+道具の代わりに、新しい課題に合った材料+道具を用意してください。

 コンピュータ(とカメラ)もよく使いますが、実習室のが使えるので、自分で買う必要はありません。
 自分の家でも作れるように自分のコンピュータ/カメラを買いたい場合は、特別な機能が必要なので、買いに行く前に、必ず先生に相談してください。


学習のための手段
実習室

 実習では、cコンピュータを使います。この科目ではほとんどの作業をMacOSXコンピュータ(いわゆるマック)を使って進めていきます。MacOSXコンピュータは学校の実習室(QS201)に設置されていますから、(自習に使う場合も含めて)自分で揃える必要はありません(もう持っているならそれを使うのはもちろんかまいません)。

 実習室は、スクーリングの時間は手続きなしで自由に使うことができます。さらに、スクーリング以外の時間でも、ほかの科目のスクーリングで使われていなければ、自由に出入りして使ってかまいません。
 実習室は、実習の学習だけでなく、科目とは関係ない自主的なトレーニングのために使うこともできます。ただし、ほかの学生が課題のために使おうとしている場合は、そっちを優先させてあげてください。


実習室の機材の利用について
QS201週間スケジュール

 実習室を使いに行ってみたら、ほかの科目のスクーリングをしていたり、自分の台をほかの学生が使っていたりして、使えなくなっていることがあります。それが原因で合評などの節目に間に合わなくても、本人に責任があるとして扱います(特別に助けてはあげません)。

 このほか、センター実習室やK棟1階実習室も利用できます。ただし、実習に必要な作業が何でもできるようにはなっていません。

 この科目で使う機材は、悪用すると、ソフトウェア(またはビデオやオーディオの作品)を複製するのにも使うことができます。でも、ソフトウェアやビデオ/オーディオ作品の著作者は、自分の著作物を使ったり楽しんだりする人から、敬意と次の創作への支援を受ける権利があります(資料[著作者への敬意と支援について])。したがって、このような行為は(上記の機材は使っていなかったとしても)絶対に禁止します。もしそれが明らかになった場合は、著作者にそのことを知らせます。そのうえ、大学の規則や法律に基づいて罰せられることもあります。


学習のための手段
教科書/参考書

 ことしは市販の教科書は指定しません。その代わり、資料や演習書をインタネットを通じてあらかじめ公開しておきます。特に大切なものは印刷して配布します。
 参考書は各回のスクーリングシラバスで紹介します。


シラバス
http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/Drama/syllabus.html
(学習書を兼ねる)

 ドラマを学習している学生なら必ず読む参考書というものがいくつかあります。この科目では、毎週、そんな参考書などの資料を一つずつ紹介していきます。

 ドラマは本を読んだら作れると言うものではありませんが、少なくとも学習する元気はもらえるはずです。自分に合ったものを見つけたら、ぜひ手に入れておきましょう。

 コンピュータの使い方についての参考書もいくつかいいものがあります。もっと細かく知っておきたい人は、参考書として▽などの本を手に入れて、手元に置いておくといいでしょう。

MacFan書籍編集部
Macintosh 入門-活用ガイド 2005 Mac OS X v10.4 "Tiger" 対応版
(毎日コミュニケーションズ 1869円 ISBN4839918082)

超図解 Photoshop CS2 for Windows&Macintosh
(X-media 1344円 ISBN4-87283-517-4)


学習のための手段
ノート

 この科目では考えるための道具としてノートを活用してもらいます。実習が中心の科目だからといって手ぶらでスクーリングに来たって学習が深まらないし、ちょっとした紙の上での実験をするのにも困ります。
 この科目ではノートを次のような目的で使います。

・実験や制作の場としていろいろなものを書いたり見たりします。
・実験や制作に必要な手順をちょっと書いておく(作業が終わったら捨ててもいい)
・制作のための構想を練ってくる
・途中の細かい講義の内容を書いておく

 このような目的に合わせて、自分がいちばん使いやすいと思うノートのシステムを工夫して活用してください。


使いやすいノート


学習のための手段
マニュアル

 実験や実習では、コンピュータなどの機材を使います。でも、これらの教具の操作をむきになって覚えるのは科目の目的ではないし、そもそも何年かすれば事情が変わってしまうのでむだなことです。いっぽう、ぶ厚い参考書(例:Photoshopの正式なマニュアルは400ページ以上)を持って来て、その中の説明を探しながらコンピュータを使うのは時間の浪費です。
 そこで、この科目では、必要に応じて少しずつマニュアル(操作説明書)を作り、それを見ながら、実際の作業を進めていきます。

 マニュアルは、見出しだけが書いてあるマニュアル用紙を使って作ります。マニュアル用紙は単元の最初に配ります。毎回のスクーリングでは、そのうちから作業に必要になるページを選び、先生の説明を聞いて、実験して確かめた結果を書き込みます。

 こうして作ったマニュアルは、科目を離れて自分の作業をする時にも役立ちます。


すばやく書けて見やすいマニュアル

 この科目では、[映像基礎演習]や[コミュニケーション基礎演習]で(途中まで)作ったものをもとにして、ページを追加したり書き足したりしながら、もっと充実したマニュアルを作っていきます。これらの科目を履修したことがある(/履修している)人は、これまでに配られたマニュアル用紙をフォルダなどに入れて持って来ておきなさい。
 マニュアル用紙がなくても、スクーリングの時に新しい用紙をあげます。でも、ちゃんと自分で書き込んでおいたマニュアルがあるんなら、それを活用しましょう。


筆名

 一般の社会では、意見や作品を発表する時に、責任を明らかにするために発表した人の氏名も公開するのが原則です。でも、自分のプライバシを守ることも大切です。そのため、多くの人たちは、こうした活動のために、本名とは別に筆名(ペンネーム、芸名、ハンドルネームなど)を使っています。
 この科目でも、スクーリングで話し合ったり、リアクションシートを書く時などに、みなさんの本名の代わりに筆名を使います。

・本名をそのまま筆名に使ってもかまいません。
・ほかの科目でも筆名を使っている場合は、同じものを使った方がいいでしょう。

 みなさんが自分でイベントや団体を立ち上げる場合や、就職/進学の時には、この科目の進行につれて作られた記事や自分の作品などのいろいろな記録を見せることによって、自分の成果を評価してもらうことが必要になります。そして、それらの記録には、意見を述べたり作品を作ったりしたみなさんの名前が筆名によって書き記されています。このように、みなさんのこれからの活動で、筆名は大切なはたらきをすることになりますから、慎重に決めてください。笑いがとれるだけの筆名とか、難しい筆名を使うのはよした方がいいでしょう。

 筆名最初の回スクーリングで登録します。


プライバシ+知的所有権

 この科目では、みなさんに、社会とのつながりを実感しながら学習を進めてほしいと考えています。そのため、ほかの学生の学習の参考にしたり、学内外の人たちに科目の紹介をしたりするため、スクーリング、掲示、ウェブ、放送などの手段を使って、みなさんの学習の成果(作品、企画/報告など)を紹介することがあります。
 みなさんの作品を公開する時には、(科目が完了したあとだったりするので)みなさんにそのことを連絡することはできないかもしれません。でも、誰がそうしたすばらしい成果を作ったのかははっきりさせておくべきですから、作者は必ず明らかになるようにします(もちろん筆名で)。もちろん、公開によってみなさんのプライバシやみなさんが作品の中で引用したほかの作品の知的所有権が損なわれたりしないように気をつけます。

みなさんの著作物を使わせてもらうことについて

 たがいに助け合って学習していくためですから、ぜひ協力してください。


息抜き

 この科目の学習で使うウェブの中には、働かなくなってしまっているボタンがあるかもしれません。そうしたボタンを探してください。もし見つけたら、どのページに載っている何というボタンがそうなのか知らせてください。




Q&A

大学からの連絡

あらかじめ決まっている行事の連絡はここで見ることができます
でも校舎の掲示板の方も必ず見ておくようにね



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09-04-14

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