[Explorer] ちゃんとした使い方

　[Explorer](IEとよぶ人も)にはウェブを見る機能のほかにメールをやりとりする機能があって便利なんだけれど、コンピュータを買ったままの状態で使うと、[Explorer]専用の形式のメールを送り出してしまうという困った問題があります。この形式のメールは、受け取る相手が自分のよりも新しいバージョンの[Explorer]を使っていて、しかも専用の形式のメールを読めるように設定してない限り読めません。たとえば、ほかのソフトウェア([Eudora]など)を使っている人や、少し前に手に入れた[Explorer]を使っている人は専用の形式のメールは読めません。

　この専用の形式のメールの正体は、ふつうの読めるメールとHTML形式(ウェブを書くのに使う形式)の読めないメールとが上下に並んだものだ。[Explorer]は、こんなメールを受け取ると、どちらか片方を抜き出して表示するようになっている。しかし、ほかのソフトウェアは事情を知らないからふつうのメールが届いたつもりで全部をそのまま表示してしまう。しかも、HTMLの部分はブラウザで見るのと違って、ちょうどbasicやcのプログラムみたいな形式のまま表示してしまう。メールが読めなくなっている時、実はこんなことが起きている。
　マイクロソフトって、周りの人のことも考えずに勝手な設計をするからほんとに困るよね。

　もし、メールを受け取った人から"変なメールが来たよ"とか、"HTML形式のメールが来たよ"なんて言われたら、すぐにソフトウェアの設定を変えて、ちゃんと読めるメールが届くようにしてあげてください。
　もちろん、科目のレポートを提出したり相談したりするためのメールも共通の形式のメールでなければいけません。

　設定を変える手順は以下のとおりです。

00.　メニューの中の[ツール]を打つ。プルダウンが下りて来る。

01.　そのプルダウンの中の[オプション]を打つ。設定のためのウィンドーが表示される。

02.　左側の枠の中の[送信]を打つ(上下に振らないと現われないかもしれない)。右側の枠が[送信]フォームに変わる。

03.　[送信]フォームの中の[HTML形式]にマークがついているはずだ。そこで、[テキスト形式]にマークを打つ。[HTML形式]のマークが消える。

04.　[変更]ボタンを打つ。設定のためのウィンドーが消えてもとの表示に戻る。