資料シート●各科目

ブラウザ

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/browser.html



 いくつものファイルの内容を切り変えたり見比べたりしながら確かめるための情報システム。
 ウェブを見るためのブラウザを略してただブラウザということが多い。Explorer(エクスプローラ)、Netscape(ネットスケープ)などが広く使われている。




 ウェブを見る機能はコンピュータにもともと備わっているわけではない。ブラウザ(<browser=閲覧器)というソフトウェアをコンピュータに組み込むことによって、そのコンピュータにウェブを見る機能が追加されるようになっている。
 もともと、ウェブに限らずファイルの内容を見るためのソフトウェアをブラウザといっていた。しかし、現在では写真や音楽を含むほとんどすべての形式の情報がウェブとして取り扱われるようになってきたこともあって、ウェブ用のブラウザのことをただブラウザということが多い。
 ウェブブラウザにはいろんな種類のものがあるが、現在ではNetscapeの[Netscape](以前は[Navigator]や[Communicator]という名前だった)とMicrosoftの[InternetExploerer]が最もよく使われている。

 映画などの特別な形式の記事は、ブラウザの本来の機能では表示できない。このような特別な形式の記事は、プラグイン(plug in)という部品のようなソフトウェアをブラウザにつけ足して表示させるようになっている。


歴史/将来


 最初のブラウザは、ウェブのアイデアを提案したBerners-Lee(バーナースリー Tim, )とCailliau(ケヨー Robert,)によって90年にCERN(Conseil Europeenne pour la Recherche Nucleaire)で開発された。

 続いて、93年02月(正規版は09月)にIllinois大学(Urbana校)のNCSA(the Natiobal Center for Supercomputing Applications)からMosaic(モゼーク)が発表された。Mosaicはパーソナルコンピュータでも使うことが可能で、NetscapeやExplorerなど、現在のほとんどのブラウザにとっての原型になった。

 Mosaicの開発に参加していたAndreesen(アンドリーセン Marc,)は、さらに強力なブラウザを開発するために、94年にNCSAを退いてなかまたちとNetscape Communication(始めはMosaic)という名前の会社を起こし、NetscapeNavigatorを発表した。Netscape(始めはNavigator)はマルチメディアやスタイルの表示にも対応し、そのために独自にHTMLの拡張さえ行なった。



Navigator

 Netscapeの登場によって、ウェブが新しいメディアとして注目を浴びるようになった。特に、学生は無料でNetscapeを使うことが許されていたので、それまでの登録制の通信サービスからインタネットに向かってユーザの移動が始まった。
 この動きを受けて、MicrosoftはInternetExplorerを発表した。ExplorerとNetscapeとは、ユーザを囲い込もうとして、無料にするまでして激しく争ってきたが、現在のところはExplorerの方がかなり有利に競争を進めている。
 Appleは独自のブラウザを提供する必要に迫られて、MacOSXで使える専用のブラウザとしてSafariをリリースした。

 最近のほとんどのコンピュータは、これらのブラウザのどれかがインストールされた状態で供給されていて、そのまますぐ使えるようになっている。





ウェブが見えなくなってしまったら


 日本字で書かれたウェブ(ふつうに見るウェブはたいていそうだろうけど)を[Explorer]で見ようとすると、背景だけで字が何も表示されないことがあります。原因はよく分かりませんが、EUCやJISで書かれたウェブのうちのさらに一部で特別な場合に限って起こるようです。以下の手順で治ることが多いから、もしやと思ったらぜひ試してみてください。

00. メニューの項目の中の[表示]:[フォント]:[日本語(シフトJIS)]を打つ。この段階では字が化けた状態で表示される。

01. メニューの項目の中の[表示]:[フォント]:[日本語(EUC)]を打つ。これで読める字で表示されるようになる。EUCの代わりにJISにした方がいい場合もある。




(日経パソコン 05-12-26)



ウェブ


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06-01-06