戻る ドットインパクトプリンタ (dot impact printer)

ドットインパクトプリンタ は、 文字の形状を点の集合で表現して印刷するプリンタです。

それぞれの点は、左右に動く印字ヘッドに組み込まれたドットワイヤが、 タイミングをはかって飛び出し、インクリボン越しに用紙に打当てられることによって印刷されます。

下の図では、文字が印刷される様子を表しています。

文字の付近、または "RUN" ボタンをクリックすると、印字ヘッドが右に動き始めます。 ドットワイヤが印字すべき位置に来て電流が流れるときは、ドットワイヤは赤く表示されます。





1秒間にこのような漢字を60字印刷できるプリンタのドットワイヤは、 少なくとも1秒間に 60×24=1,440 回動けなくてはなりません。 1/1,440 秒以下で往復しないといけないのです。
印字ヘッドに流す電流の ON/OFF のタイミングも、 正確にコントロールされなければ文字の印刷はできません。*1


*1 この画面では印字ヘッドを連続的に(1ピクセル毎に)動かして表示していますが、 実際のプリンタでは、印字ヘッドはドットピッチ(例:1/160インチ)単位で 間歇的に移動します。
この画面ではドットを直径7ピクセルの円として表示していますので、 印字ヘッドも7ピクセル毎に、間歇的に動かして表示すれば実際に近くなります。 "PITCH 7" ボタンをクリックすると、そのような表示モードになります。


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1999.03.04   address