戻る ドットインパクトプリンタ (dot impact printer)



ドットインパクトプリンタ は、 文字の形状を点の集合で表現して印刷するプリンタです。
それぞれの点は、 左右に動く印字ヘッドに組み込まれたドットワイヤがタイミングをはかって飛び出し、 インクリボン越しに用紙を叩くことによって印刷されます。

下図はドットインパクトプリンタが文字を印刷する様子を表しています。

ボタンをクリックすると、 印字ヘッドが右に動き始めます。
ドットワイヤが印字すべき位置に来ると赤く表示されます。 コイルに電流が流れて、 ドットワイヤが飛び出します。





ボタンや ボタンで ヘッドの速度を変えることができます。
ボタンをクリックすると、ヘッドの動きはドットピッチ単位になります。
ボタンをクリックすると、ヘッドは左端に戻ります。


文字を 60 字/秒の速度で印刷するには、 ドットワイヤは 1 秒間に 60×24 = 1,440 回動けなくてはなりません。
24 本のワイヤが 1 秒間に 1,440 回ものスピードで紙を叩くのですから、 印刷時の騒音はかなりのものです。
しかしワイヤがこれだけせわしなく動いても、 1 秒間に印刷できるのはたった 1 行です。 プリンタの主流が静かで早いレーザプリンタやインクジェットプリンタに移ったのも、 無理ならぬところです。



関連事項:  ドットインパクトプリンタ (用語解説)


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update: 2012.11.27 address