戻る   EXOR 回路 (exclusive-OR circuit)



EXOR 回路は 「排他的論理和」 といいます。

EXOR 回路は OR 回路に少し似ています。
OR 回路では入力がすべて1の時には1を出力するのに対して、 EXOR 回路は0を出力することだけが違います。
OR 回路
A B X
000
011
101
111
EXOR 回路
A B X
000
011
101
110

EXOR 回路は、 切替えスイッチを下図のように接続した回路の動作と同じです。
スイッチ A, B と電球 X の 点滅との関係を 「電球回路」 の表にまとめてあります。
切替スイッチが上側に接続されているときを 1、下側に接続されているときを 0 と考えれば、 EXOR 回路の 「真理値表」 とこの 「電球回路」 は同じになります。
この切替えスイッチの回路は、 A, B のどちらのスイッチをいつ操作しても、 必ず電球の点滅状態が変わるという特徴があります。 それで、 私の家の階段にもこの切替えスイッチをつけています。
1 階 (スイッチ A) で電灯をつけて 2 階 (スイッチ B) で消したり、 2 階でつけて 1 階に降りてから消したりでき、 とても便利です。



上図の EXOR 回路入力部の数字や回路図のスイッチの付近、 あるいは真理値表をマウスでクリックすると、 状態を変えることができます。


EXOR 回路の出力は
半加算回路 の 「和 (S)」 と同じですから、 半加算回路は EXOR 回路と AND 回路で表すこともできます。
また、 2 つの入力 A, B が同じであれば 0、 異なっていれば 1 を出力することから、 EXOR 回路はデータの比較にも用いられます。