開発された空気清浄機
一般の空気清浄機は空気中の「粒子状汚染物質（ダスト）」の除去を主眼としていますが、ダストフリー空気清浄機は「粒子状汚染物質」も「ガス状化学物質」も同時に除去できる、ユニークな設計の高性能な空気清浄機です。
ダストフリー空気清浄機は、アレルギー患者、シックハウス症候群、化学物質過敏症患者のために開発されました。
自宅で起きたガス漏れ事故が原因で、アレルギー反応が激しくなり化学物質にも反応するようになったバーネット夫妻が、自身と家族のアレルギー症状を改善するために、何年にもわたり研究し、新しいタイプの空気清浄機とフィルターを開発しました。
彼らの主治医であるダラス臨床環境医学センターのＳ博士は、そのフィルターの良さを認め、積極的に患者に紹介を始めました。こうして1983年にダストフリーの生産が本格的に開始されたのです。誘発中和法というアレルギーの治療を行っている、ニューヨーク州バッファローの州立大学小児科助教授、ラップ博士もダストフリー空気清浄機を推奨しています。（月刊ＣＯＭＯより）
ダストフリー空気清浄機の特長
●四面吸収（特許機構）で驚異の空気清浄力
室内の汚染された空気は四面構造のフィルターからゆっくりと流入。臭いや化学物質除去フィルターとの接触時間を増やし、その効果を最大限にしています。 四面吸収は、吸収面が市販の空気清浄機の４〜1０倍もあるので、汚染物質の除去能力に優れています。花粉、カビの胞子、排気ガス、ダニの死骸やフンなどのハウスダストも、四面１６枚のフィルターが強力に除去します。
●粒子状の汚染物質とガス状の化学物質の両方に効果！
ダストフリー空気清浄機のユニークな設計は、静電気を帯びさせたエレクトレット（極細密粒子除去フィルター）や、活性炭など化学物質吸収体のフィルターへの採用などで、粒子状の汚染物質（ダスト）とガス状の化学物質の両方に効果をもたらします。 新建材等から放出されるホルムアルデヒドや、ガス状有害化学物質の除去に最適です。
●フィルターの組み合わせで、「自分仕様の空気清浄機」に！
個人のアレルギー症状やお部屋の汚染度、除去したい物質、使用目的などに合わせて、四面のフィルターの種類や枚数を、自由に組み合わせできます。フィルターが機械の外部についている特許機構は、オプションフィルターの追加、取り替え、増減が自由にできる、ダストフリーだけの特長です。
汚染度の激しい場所では、オプションのメタルトレーフィルター（金属枠）をご使用ください。１台に１枚〜４枚装着できます。
フィルターの組み合わせのご相談は、専門知識を持ったアドバイザーが行います。特に、シックハウス症候群、化学物質過敏症患者の方や、その兆候のある方は是非ご相談ください。化学物質過敏症の専門医によりますと、「環境に適応している化学物質過敏症患者に、その適応を一気に外すと、新しい適応ができず、体調不良になる場合がある」そうです。このようなリバウンド状態（急激に空気がきれいになると一時的に体調不良になる）にならないよう、オプションフィルターの使用や増減などのアドバイスをいたします。
●米国１４機種性能テストで好成績
アメリカ タルサ大学環境技術センターで行われた米国内家庭用空気清浄機１４機種性能比較テストで好成績をおさめています。特に、ホルムアルデヒドと窒素酸化物の除去成績は抜群でした。（花粉・カビ・タバコの煙・臭い・微粒子・ホルムアルデヒド・窒素酸化物などの除去テスト）
タルサ医科大学では、化学物質に症状を呈する人々を対象にした実験の形でも効果が証明され、学会で発表されています。
●日本の公的機関におけるホルムアルデヒド除去試験結果でも好成績
ホルムアルデヒド濃度4.7ppmが２４時間後に0.4ppmに！
１週間連続稼働後は、測定不能のゼロに近い状態に！
（平成８年４月３０日 鳥取県工業試験場）