資料シート●メディアテクノロジー論

報告●スチル
ビームの速さ

稲森久子
(98年度受講生)

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/MedThech/still/gallery/Inamori.html


この課題は要点を聞いてしまうと誰でも似たような報告しか書けなくなってしまいます この課題に取り組もうとしているのなら、自分で考察して報告を提出してしまうまで、このページの記事は見ないことを勧めます



 1本のラスタが0.4m、1枚のフレ−ムは525本のラスタからできている。
 したがって、1枚のフレ−ムは、合計で 525×0.4=210m のラスタからできている。
 さらに、1秒の画像は30枚のフレ−ムでできているので、電子ビ−ムの速さは、毎秒210×30=6300m、つまり6.3km/秒である。


おまけ


6.3×10^3m/秒
=22680km/時
=マッハ19


Q  スクーリングでは"NTSCではラスタの本数は490本"と聞きましたが、参考書で調べていたら525本だと書いてありました。スクーリングでの話しはまちがいじゃないんですか?

A  どっちも間違いではありません。
 ビデオテープやTVの電波には525本分のラスタのための信号が記録されています。ただし、そのうち、実際に表示されるのは490本分だけで、あとの35本分のラスタの内容は表示されません。
 ビームは、下端から上端まで戻す間も、左右に往復しています。往復を止めたりまた始めたりするのは面倒だからです。そのため、ビームを戻す間の埋め草として、黒いラスタが必要です。ビームを下端から上端に戻すのに必要な時間は、表示できるラスタの本数に換算して35本(偶数分表示で12.5本+奇数分表示で12.5本)分に当たります。
 つまり、525本というのは全部のラスタの本数、490本というのはそのうちの表示される分の本数というわけです。
 なお、ビデオソフトやTVの方式には3種類あって、地域によって異なった方式が使われています。ですから、ラスタの本数は日本と海外とでは違います。



このページの記事は 表記の学生が学習の一環として作成した著作物です

メディアテクノロジー論


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01-05-14