資料シート/メディアテクノロジー論
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ヒント
http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/ MedThech/figure/hint/turningpoint.html
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VRMLブラウザは、VRMLで書かれたウェブからウェブへリンクを張るのに使う。
(99-06-22、Hさん)
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VRMLブラウザは、VRMLで書かれたウェブからウェブへ、リンクを伝いながら次々にいろんな情景を表示させるのに使う。
リンクを張るのには特別なシステムはいらない。VRMLの規則の中にリンクの内容(どこからどこに張るか、など)を指定する形式が決められているから、それにしたがってふつうの作文システムなどを使って書けばいい。VRMLを直接に書かなくてもいいようにするためのシステムも現われてきているが、これらはVRMLモデラ(<VRML modeller)と呼ばれている。
ブラウザの方は何に使うのかというと、張り渡してあるリンクを伝って、ウェブからウェブへ切り替えながら表示をしてもらうのに使う。
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HTMLで書かれたウェブは、ページからページへと渡り歩けるようになっている。これに対して、VRMLで書かれたウェブは、いわばへやからへやへ渡り歩けるようになっている。
(99-06-22、Hさん)
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ウェブは、ページからページへと渡り歩けるようになっている。HTMLで書かれたページは、それぞれがちょうど紙に書かれているもののように見える。これに対して、VRMLで書かれたウェブは、いわば一つのへやのように見える。
ウェブに関してページといったら、それは実物の新聞などのページではなくて、ブラウザで表示が切り替わる単位、つまりウィンドーの中に表示されているもののことだ、だから、HTMLで書いてあってもVRMLで書いてあっても、どっちもページという点では変わらない。
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VRMLの登場によって、今までプロでないと近づけなかったグラフィックスの世界に、一般の人々が誰でも参加できるようになった。
(99-06-22、Iさん)
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VRMLの登場によって、設計システムがないと作り出せなかったグラフィックスが、作文システムさえあれば自分の手で自由に書き下ろせるようになった。しかも、その成果を世界のより多くの人々に見せることもできるようになった。
ただグラフィックスの技術を使ってきれいなレンダリングやグラフィックデザインを作りたい、というだけなら、VRMLが登場するよりもずっと前から自由にできるようになっていた(もちろんコンピュータは必要だ。昔も今も)。
また、VRMLの前から使われていたシステムでは実際にレンダリングを見ながら情景を設計できたが、VRMLでは(本来は)、設計している時は自分の想像の中でしか情景を見ることはできない。
つまり、VRMLはホビーストにグラフィックスを開放したわけではないし、グラフィックスを容易にもしていない。VRMLの意義は(ウェブが組めるということは別格として)ほかにある。
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VRMLの新しいバージョンの策定が進められている。
(99-06-22、Hさん)
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VRMLの新しいバージョンはもう確定してVRML2.0と呼ばれている。現在は、さらに新しい規格の策定が進められている。
古い資料をうっかり知らないで使うとこんなことになる。
コンピュータ科学では、2〜3年しかたってないのにまるで話しが変わってしまっていることがよくある。資料を使う前には、それが最近のものかどうか必ず確かめておこう(資料[資料の新しさ])。
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コンピュータを使って画像を作成したり解析したりする技術をコンピュータグラフィックスという。
(99-06-22、Yさん)
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コンピュータを使って画像を作成する技術ならコンピュータグラフィックスだけど、もともとある画像を解析してその意味を引き出すための技術は画像処理という。
いろんな技術を無理に区別して石頭になってしまうのは困るけど、それぞれの技術が向かい合おうとしている固有の対象とそのための手段を見失うことだけは避けよう。それを忘れると、技術は魔法と変わらなくなってしまうだろう。
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コンピュータグラフィックスは、1963年にサザランドが初めて開発した。
(99-06-22、Yさん)
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コンピュータグラフィックスはサザランドのシステムよりずっと前から使われていた。
サザランドは1963年に[SketchPad]を発表した。このシステムは、人が操作して、絵を描いたり製図をしたりすることができるというものだった。
これに対して、初期のコンピュータグラフィックスは、プログラムの中にあらかじめ書き込まれている情景を表示するだけのものだった。現在でも、グラフィックスシステムのほとんどは、人の操作をともなわずに表示だけを行なうように作られている。たとえば、顕微鏡や望遠鏡の映像を表示したり天気図を引いたりするのに使われるシステムがこれに当たる。
サザランドのシステムは、表示ではなく、設計(絵を描くような芸術的な作業も含めて)を目的とするシステムだという点が画期的だった。
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