学習書●[情報処理]

AIFF:WAV
仕組み 特性 比較
演習報告

五林麻美
(02年度履修生)

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/AV/gallery/Gobayasi.html




1. 概要-AIFFについて

 AIFFはApple社が定めた音声ファイルのフォーマット。同社のパソコンMacintoshシリーズの標準フォーマット。Audio Interchange Fileの略称。拡張子は".aif"または".aiff"で、読み方は"エー アイ エフ エフ"。

 本家のマックで使う場合だったら、拡張子って、ふつうはつけないんだけどね。

 ステレオにもモノラルにも対応している。WAVE同様無圧縮。音質的にはWAVEと変わらないが、WAVEよりも100バイト程度軽い。

2. 概要-WAVEについて

ヘッダの量などの問題で、WAVより100バイト程度軽い。Microsoft社が定めた音声ファイルのフォーマット。Microsoft WAVEとも呼ばれる。WAVと呼ばれることが多いが、正しくはWAVEという。拡張子は".WAV"で、読み方はウェーブ。
 無圧縮の形式と圧縮する形式がある。ただし、圧縮した場合の音質は、MP3よりも劣ると言われている。

3. 仕組み

 音は波形で表される。これはアナログ情報であり、これをそのまま保存しようとすれば、無限の容量が必要になる。なので、これをデジタル情報化する。アナログ情報の波形を一定の時間(これをサンプリングレートという)ごとに分割し、さらに波の高低も2n段階に丸めて、それぞれの時刻に対する丸めた値を一列に保存する。このような情報でも、実際の音として再生すれば、もとの音と区別のつかない音が再生できる。AIFFや、WAVEというのはこのデジタル情報を保存する形式のこと。

 こういう説明には図が絶対に必要ですね。

 一連の値の先頭には、ヘッダというものをつける。ヘッダとは、各種の情報が詰まったもの。たとえば、そのファイルのフォーマットがWAVEだという断り書きや、サンプリングレート、この音の再生時間、などの情報が保存される。

 感じだけの説明になっていますが、これだけではかえって分からなくなります。こういう説明に続いて、具体的に実際にどうなっているのか示さないと十分ではありません。

4. AIFFとWAVEの比較

 どちらも原音そのまま(WAVEの圧縮型は別として)であるが、一方、容量が大きい。1分あたり約10MB。基本的にはMac/Win両方で聞ける。

 AIFFもWAVEもヘッダ部分を除いて、基本的に同一なので、容量にはほとんど差がない。違う部分は、WAVEは圧縮がサポートされているが、AIFFはそうでない点である。しかしながら、音質と容量のことを考えると結局WAVEの圧縮型を使用することはないので、差はないといえる。

5. 補足

 WAVEは、版を重ねるごとにデータ構造が変わってきていて、ヘッダ部分の容積が増加してきている。なので、直接データを操作するときには注意。apiを使ってアクセスしたほうがいい。
 AIFFは、情報量の違いによってデータ構造が変わることはない。また、AIFFは、圧縮フォーマットをサポートしていないので、情報の構造もかなりシンプルである。

参考文献

(著者不明)
WEB ni Ongakuwo!!
http://www.interq.or/jp/blue/inside/wav/
1999-2002

おパパ
http://www.bd.wakwak.com/~opapa/VC/Specificantion/Wave.htm
1999-2002

 よく調べました。説明も分かりやすい方でしょう。
 しかし、しくみ(表題にも書いてあるよね)についての説明は、概念だけにとどまっていて、実際にファイルを覗いてみたら何がどういう順番で書いてあって、それがもとの音とどういう関係になっているのかということは、全く説明されていないと言っていいでしょう。
 でも、その部分についてはこれから続くほかの人たちにやってもらうことにしようね。



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情報処理像と音[AIFF:WAV]


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