作品記録●[三月劇場]


(スチル)

[無限のうた]

http://www.infonet.co.jp/apt/March/Ido/Infinity/index.html



映像

72年〜85年

フィルム(8mm)
アニメーション
23分




監督
井戸良弘
作画
井戸良弘
久保田真理子
望月滋子
出演
秋想一
落合克弘
ほか


オリジナルへのアクセス

isihara@tokiwa.ac.jp





内容


素粒子 核戦争 宇宙
誕生
太陽に照らされながら静かに回り続ける地球
夜に柔らかく支えられた夢の底
環状線 目覚め
祈り 無限と無とが区別を失う交差 再び誕生 限りない光


紹介


 [無限のうた]は作者がまだ高校生だった1972年より制作を始め現在もまだそのタイトルのごとく歌い続けられているという井戸良弘のライフワークである。この映画は"完結"するということから無縁である。その制作もまた上映においても。つねに映画とコミュニケートし続けるという意図から回転数を自由に交換できる映写機を用いて井戸によるライブパフォーマンスとしてこの作品の上映は行なわれる。だから二度と同じ[無限のうた]という映画を目にすることはありえない。その意味でもこの映画は"完結"しない。変化し続ける生きものとして映画を感じていこうとする姿勢に教えられることが多かった作品である

95-03-10
谷口悌三


 プログレッシブロックグループのPink Floydの作品である[Atom Heart Mother]は、LPの片面を完全に埋める大作です。[無限のうた]はこの曲にインスパイアされてできた作品です。そして、石原=井戸の最初の映像作品でもあります。そもそも、石原がコンピュータ科学を学ぼうと考え始めたのは、コンピュータグラフィックスによってこの作品を表現をさらに高めようとしたからでした。
 数学の教科書の中に、わたしたちは座標軸の模式図をよく見かけます。それらはほんの小さな図にすぎませんが、そこに描かれている座標の軸は、省略された欄外で実は限りなく無限に広がっています。このように、目に見える世界から始まり無限に至るはずの、宇宙がもっている無数の軸のうちのほんのいくつかでも描き出せれば、と願って[無限のうた]は作られています。

78-04-17
井戸良弘














ほかの作品の引用

原子心母
(アルバム原子心母に収録)
Pink Floyd
ライオンの食事
アンリ-ルソー

(登場順)



発表歴

日時 名称 主催 会場
76-10-18 シネマテーク-イド
三月劇場
筑波大学
平砂学生宿舎娯楽室
77-01-
22/25/27
第14回ハイロシネマフェスト
上映作家集団
ハイロ
アピア
(渋谷)
78-01-29
共感-共同空間
(上映会)
能勢伊勢雄
ペパーランド
(岡山)
78-04-17
フィルムフェストウイズ貘
(上映会)
三月劇場
ロック喫茶
[貘]
(水戸)
82-03-24
シアター-ザ-ビーム
三月劇場
[アクアク]
(筑波)
84-08-05〜06
オプティカルセッション 井戸良弘映像個展
三月劇場
オーシマ画塾
(仙台)
85-03-10
QMF上映会
Vol.24
井戸良弘さよなら上映会
QMF
クエスト
(広島)
99-11-02

99-11-06
動楽映楽
eggy
第七藝術劇場
(十三)
04-10-30
映像パラダイス
12のショートフィルム+1
(上映会)
宴や夜市
井戸良弘
泉町会館
(水戸)
05-09-23

05-09-25
野外芸術祭
ゆらぎ
MAST企画
A-Sタクト
DancE Energy lab
筑波高原キャンプ場

(ほか)


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[三月劇場]
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