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トークンリング (token ring) |
下図では4台のコンピュータがループ状に接続されています。
をマウスでクリックして下さい。しばらくするとネットワークのケーブル上に
が表示され、
反時計方向に回転し始めます。
は 「トークン (token) 」 です。
トークンはリレーのバトン、
あるいは江戸時代に関所を通るのに必要だった通行手形のようなもので、
トークンリング方式のネットワークでは、トークンがないとデータを送ることができません。
まず、データを送信するコンピュータ、次に送り先のコンピュータをクリックして下さい。
送信コンピュータの名前は青に、受信コンピュータの名前は赤に変わります。
データを送信するコンピュータは、トークンが来るのを待ちます。
トークンが届くと、これに宛先 (ex. )
および送主 (ex.
) のコンピュータ名と
データ (ex.
)をつけ加えて送り出します。
各コンピュータは、届いたデータの宛先をチェックして、
自分宛でなければそのまま次に送ります。
自分宛であれば、コンピュータはデータ部分を読み込み、データを受け取ったという、
受領書に相当するデータ (ex. )
をつけ加えて送り出します。
やがて送主コンピュータにデータが戻ってきます。
ネットワークを一周して戻ってきたデータが送信したものと同じで、
宛先コンピュータの受領データがあれば、データは正しく届けられたことが分かります。
送主コンピュータはトークンだけにして送り出します。
トークンリング方式はネットワークの管理方式の一つです。 データの送信権はトークンにあるので、イーサネットのように ネットワーク上でデータが衝突することはありません。 トークンが常に正常に動いているかどうか、コンピュータによる管理が必要です。