53-1  たたき梅ご飯

どなたにも喜ばれる手軽なご飯。混ぜご飯は何でも、必ずアツアツのご飯でつくるのが大事。ちりめんじゃこは小ぶりでよく乾いたものが上等ですよ。


  エネルギー : 400 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 鈴木 登紀子


(3〜4人分)
・ご飯 400ml(カップ2)
・梅干し (大)  1コ
・ちりめんじゃこ 50g
・白ごま 大さじ5
・焼のり (全形)  1枚
・木の芽 適量
 
    

  梅干しは種を除き、包丁で果肉をたたいてなめらかにする。焼きのりは小さくちぎる(もみのり)。
  水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に炊きたてのご飯を移し、しゃもじでほぐす。
  白ごま、もみのり、ちりめんじゃこを散らし、盤台を回しながらサックリと混ぜる。
   の梅肉をところどころに少しずつのせ、サッと混ぜる。梅肉はまんべんなく散らさず、混ぜ残しがある程度でよい。
  器に盛り、木の芽をあしらう。



53-1a  帆立てと菜の花の炊きおこわ

帆立ての缶汁を加えただしで炊くので、さっぱりした豊かな味わい。炊きおこわは蒸すよりも手軽で、失敗が少ないのも魅力です。菜の花は春の色。目にも嬉しいごちそうです。


  エネルギー : 2040 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・もち米 600ml(カップ3)
・帆立て貝柱 (大)  1缶(180g)
・生しいたけ 4枚(50g)
・エリンギ 1本(80g)
・にんじん 50g
・菜の花 6本
・だし カップ1+3/4〜2

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ3
  ・酒 大さじ2
  ・塩 小さじ1/4
・塩 
・うす口しょうゆ 
 
    

  もち米はざるに入れてボウルで受け、流水の下でやさしくこするようにして洗う。水がにごらなくなったら、たっぷりの水につけて20分間ほどおく。
  帆立ては身と汁に分け、身はかるくほぐす(汁もとっておく)。しいたけは固く絞ったぬれ布巾で汚れを拭き取り、石づきを除いて4〜5mm角に切る。エリンギ、にんじんも同じ大きさに刻む。
  菜の花は塩少々を入れた熱湯で2本ずつサッとゆで、冷水にとる。根元を持って振り洗いし、水けをしっかりと絞る。つぼみの部分を2cm長さに切り、残りはみじん切りにして、うす口しょうゆ大さじ1/2をふって混ぜ、きつく絞る。
  もち米の水けをきって鍋に入れる。 の帆立ての汁にだしを加えてカップ2+1/4にし、鍋に注ぐ。
ポイント: おこわの水加減は、もち米の上に「丸箸が転がる程度(5mmほどかぶるくらい)」がちょうどよい。
   に【A】を加えてサッと混ぜ、 の野菜と帆立てを散らしてのせ、ふたをして強火にかける。
  5〜6分間たって沸騰したらごく弱火に落とし、13〜14分間炊く。火を止めて10分間ほど蒸らし、水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に移す。
  盤台を回しながら、練らないようにしゃもじでサックリと混ぜ、みじん切りにした菜の花の茎を散らす。サッと混ぜて器に盛り、菜の花のつぼみを添える。



53-1b  ベーコンと野菜のハイカラご飯

カリカリベーコンやセロリは意外にもご飯によく合い、「おしょうゆ」が更においしさを引き立てます。


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (野菜を塩水につける時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(3〜4人分)
・ご飯 400ml(2カップ分)
・ベーコン (薄切り)  100g
・コーン (缶詰)  大さじ6
・きゅうり 1/2本(50g)
・にんじん 30g
・セロリ 50g
・塩 小さじ1/2
・しょうゆ 大さじ2
・酒 大さじ1
・こしょう 少々
 
    

  ベーコンは7〜8?幅に切る。コーンは汁けをよくきる。
  きゅうりは縦半分に切ってスプーンで種を除き、3?長さの短冊形に切る。にんじん、セロリも同じ大きさに切る。
  ボウルに3%の塩水(水カップ3に塩大さじ1強)をつくり、 を20〜30分間つけてしんなりとさせ、水けをきつく絞る。さらしの布巾に包み、もう一度しっかりと絞ってほぐす。
  フライパンを中火で熱してベーコンを炒め、カリカリになったら火を止めて取り出す。残った油にしょうゆ大さじ2、酒大さじ1を加えて混ぜる。
  水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に炊きたてのご飯を移す。塩小さじ1/2と の調味油、ベーコンを加えて手早く混ぜる。 とコーンを散らし、サックリと混ぜて器に盛る。好みで、こしょう少々をふっても。



53-1c  コンビーフとらっきょうのハイカラご飯

コンビーフの濃厚なうまみとカリカリとしたらっきょうの甘酸っぱさの相性が抜群のご飯です。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 鈴木 登紀子


(3〜4人分)
・ご飯 400ml(カップ2)
・コンビーフ (缶詰)  1缶(100g)
・らっきょうの甘酢漬け (市販)  100g
・白ごま 大さじ4
・細ねぎ 5本
・塩 
・酒 
 
    

  コンビーフはよくほぐし、酒大さじ1、塩小さじ1をふって混ぜる。
  らっきょうは縦半分に切る。細ねぎは小口切りにする。
  水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に炊きたてのご飯を移す。 と白ごまを散らし、盤台を回しながらしゃもじでまんべんなく混ぜる。
  らっきょうを加えてサックリと混ぜ、器に盛って細ねぎを散らす。



53-1d  ほろほろご飯

「ほろほろ」は、岩手に伝わる郷土料理。刻んだくるみに、大根のみそ漬け、そして本来は「うこぎ」という低木の新芽を摘んで使いますが、どなたにもつくりやすいよう、春菊で代用した一品です。


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 鈴木 登紀子


(3〜4人分)
・ご飯 400ml分(カップ2)
・春菊 2株
・くるみ (むき身)  30g
・八丁みそ 大さじ2
・大根のみそ漬け (5mm角に刻む)  大さじ3
*市販品で良い。 甘みの少ない辛口の古漬 けを使用。 
・白ごま 大さじ4
・しょうがの梅酢漬け 少々
*あれば。 
・塩 
・うす口しょうゆ 
 
    

  春菊は塩少々を加えた熱湯でサッとゆで、冷水にとってきつく絞る。細かく刻んでうす口しょうゆ小さじ1をふり、サッと混ぜ、さらしの布巾に包んでもう一度きつく絞る。
  くるみはフライパンでからいりし、飾り用を少々取り分け、残りを細かく刻む。
  八丁みそはオーブン用の紙に5?厚さに広げ、250℃に温めたオーブンで約8分間焼いてほぐす。
  しょうがの梅酢漬けは、小さい花びらの形に切る。
  水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に炊きたてのご飯を移し、塩小さじ1/3と白ごまをふる。 の具、大根のみそ漬けを散らし、盤台を回しながらしゃもじでサックリと混ぜる。
ポイント: 器に盛り、2で取り分けておいたくるみと4をあしらう。

八丁みそ
愛知県岡崎市特産の豆みそ。昔は木じゃくしに塗って火にかざし、ゆっくりあぶって焼きみそにしましたが、オーブンでも香ばしく焼けます。



53-2  あさりのしぐれ煮

ご飯のお供や、おむすび、お茶漬けにも合う、春においしい食材をふんだんに使った常備菜です。1品目は、大粒のあさりに、しょうがをきかせたしぐれ煮です。蒸し汁を使い、うまみたっぷりに仕上げます。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・あさり (砂抜きしたもの)  600g
*砂抜きしていない場合は、海水程度の塩水(約3%。カップ1に対し、粗塩小さじ1の割合が目安)に浸し、静かなところに半日〜1日間おく。 
・しょうが (せん切り)  20g
・酒 
・砂糖 
・しょうゆ 
 
    

  あさりは殻と殻をこすり合わせて洗い、ざるに上げて水けをきる。フライパンに入れ、酒カップ1/2を加えて強火にかけ、沸騰して貝が3〜4コ開いたらふたをする。火を止め、貝が開くまでそのまま3〜4分間蒸らす。
  布巾を敷いたざるでこし、あさりと蒸し汁に分ける。
  あさりの殻を使って、身をかき出す。こうすると、貝柱ごときれいに取れる。
  フライパンにあさりの蒸し汁を戻し、砂糖大さじ2を入れて強火にかける。煮立ったらしょうがを加え、火を弱めてアクを除く。1分間ほど煮たらあさりを加え、さらに1分間ほど煮る。
  ざるでこし、煮汁をフライパンに戻す。強火にかけ、煮汁が1/3量ほどになるまで煮詰める。味をみて、しょうゆ約小さじ1を加え、軽くとろみがつくまでさらに煮詰める。
  あさりとしょうがを戻して中火にし、煮汁がなくなるまで混ぜながら煮る。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2a  じゃこみそ

みそと梅肉を溶かした煮汁にじゃこをからめた一品です。柿の種あられの香ばしさがアクセント。


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ちりめんじゃこ 70g
・梅干し (大)  1コ
・柿の種あられ 30g
*ピーナツ20g、あられ10gを用意。 
・信州みそ 50g
・酒 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ2
 
    

  柿の種あられはポリ袋に入れ、麺棒などでたたいて細かく砕く。梅干しは種を除く。
  フライパンに【A】を入れてみそをを溶かし、 の梅肉を加えてゴムべらでつぶすようにしながら混ぜる。中火にかけ、煮立ててアルコール分をとばし、ちりめんじゃこを加えて混ぜる。
  汁けが少なくなってきたら の柿の種あられを加え、汁けがなくなるまで混ぜながら煮る。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2b  ふきの葉のつくだ煮

ふきの葉も捨てずに煮て、ほろ苦さを生かします。よく水にさらし、水けをしっかり絞るのがおいしくつくるコツです。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (ふきの葉を水にさらす時間は除く。)

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ふきの葉 100g
・昆布 (だしをとったあとのもの)  30g

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/2
  ・しょうゆ カップ1/4
・粉がつお 大さじ2
・白ごま 大さじ1
 
    

  ふきの葉は細かく刻む。たっぷりの熱湯で1分間ほどゆでてざるに上げ、そのまま水に10分間ほどさらす。ざるから引き上げ、よく水けを絞る。昆布は細切りにする。
  フライパンに【A】を入れて中火で煮立て、ふきの葉をほぐしながら加える。昆布を加え、汁けが少なくなるまで混ぜながら煮る。
  粉がつお大さじ1、白ごまを順に加えて混ぜる。汁けがなくなったら残りの粉がつおも加えて混ぜる。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2c  たけのこの木の芽みそ

とろりとからんだ甘口みそと木の芽の香りで、白いご飯がどんどんすすむ一品です。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ゆでたけのこ 300g
・木の芽 5g

 【A】 
  ・白みそ 100g
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/4
 
    

  たけのこは3?厚さの短冊形に切る。
  フライパンに【A】を入れてみそを溶かし、中火にして煮立て、たけのこを加える。落としぶたをし、火を弱めて3分間ほど煮る。火から下ろして落としぶたを取り、冷まして味を含ませる。
  再び中火で煮立て、落としぶたをして火を弱め、時々混ぜながら3分間ほど煮る。火から下ろし、落としぶたを取って冷ます。これをもう一度繰り返す。
  強火にかけ、汁けがほとんどなくなったら木の芽を加え、混ぜて仕上げる。



53-2d  きゃらぶき

ほろ苦く、シャキシャキしたふきのおかず。しょうゆの風味が一体となって、ご飯にぴったりの一品です。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (冷ます時間を除く。)

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ふき (ふきの葉を除く。)  250g

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/4
  ・しょうゆ 大さじ1+2/3
・塩 
・しょうゆ 
 
    

  ふきは鍋に入る長さに切り、太い部分と細い部分に分ける。まな板にのせて塩大さじ1をまぶし、両手で転がして板ずりをする。
  たっぷりの熱湯にふきの太い部分を入れて2分間ほどゆで、細い部分も加えてさらに2分間ゆでる。冷水にとって冷まし、皮をむく。太い部分は縦半分に切って4?長さに、細い部分は4?長さに切る。
  フライパンに 、【A】を入れて中火にかけ、煮立ったら落としぶたをし、火を弱めて5分間ほど煮る。火から下ろして落としぶたを取り、冷まして味を含ませる。
  再び中火で煮立て、落としぶたをして火を弱め、5分間ほど煮る。火から下ろし、落としぶたを取って冷ます。これをもう一度繰り返す。
  強火にかけ、煮汁が少なくなったら、仕上げにしょうゆ大さじ1/2を加え、軽く煮る。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2e  あさりいそべ

あさりから出るだしと塩け、のりのうまみがあるから、味つけは砂糖のみ。磯の香りが広がる一品です。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・あさり 600g
*砂抜きしたもの。 
・焼きのり (全形)  3枚
・酒 
・砂糖 
 
    

  あさりはあさりのしぐれ煮 の要領で酒蒸しにしてこし、殻から身を取り出す。
  フライパンにあさりの蒸し汁、砂糖大さじ2を入れて強火にかけ、煮立ったらのりをもんで加える。あさりを加え、混ぜながら煮る。のりが煮汁を吸ったら火から下ろし、冷ます。
  再び中火にかけ、汁けがなくなるまで、焦がさないように混ぜながら煮る。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2f  じゃこブルー

じゃこにブルーチーズの個性的な香りと塩けがマッチした一品です。


  エネルギー : 760 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ちりめんじゃこ 100g
・ブルーチーズ 60g
・オリーブ油 
・みりん 
・しょうゆ 
 
    

  フライパンにオリーブ油大さじ3を中火で熱し、ちりめんじゃこを炒める。
  ブルーチーズ50g を加えて炒め、溶けて全体になじんだら、みりん小さじ1、しょうゆ小さじ1/2を加えて炒める。
  残りのブルーチーズを加えて混ぜ、すぐに火を止める。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



53-2g  たけのこの甘辛煮

たけのこに甘辛しょうゆ味をしっかりしみ込ませます。仕上げのごま油でコクと風味がアップします。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・ゆでたけのこ 300g

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/4
  ・砂糖 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ1+2/3
・しょうゆ 
・ごま油 
 
    

  たけのこは7mm厚さほどの乱切りにする。
  フライパンに【A】を入れ、中火にして煮立て、たけのこを加える。落としぶたをし、火を弱めて3分間ほど煮る。火から下ろして落としぶたを取り、冷まして味を含ませる。
  再び中火で煮立て、落としぶたをして火を弱め、3分間ほど煮る。火から下ろし、落としぶたを取って冷ます。これをもう一度繰り返す。
  強火にかけ、汁けがほとんどなくなるまで煮る。仕上げにしょうゆ小さじ1、ごま油小さじ2を順に加えてからめる。
ポイント: 保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日間保存できる。



53-3 麦とろご飯

ふんわり白いとろろと麦ご飯がよく合います!


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (米をざるに上げておく時間、炊く時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・米 400ml(カップ2)
・押し麦 約50g

 【とろろ汁】 
  ・山芋 正味200g
  *いちょう芋(大和芋)を使用。 
  ・白みそ 100g
  ・水 カップ1+1/2
 
    


麦ご飯を炊く
  米と押し麦は合わせて洗い、ざるに上げて40分間ほどおいて吸水させる(洗い米)。
ポイント: 麦ご飯は口当たりが軽く、ツルリとした食感がとろろ汁とよく合います。
   を炊飯釜に入れ、同量の水を加えて炊き、おひつに移す。
ポイント: おひつに移すことで、木が余分な水分を吸水してご飯の味を保ちます。

【とろろ汁】をつくる
  山芋は皮をむき、黒い斑点も丁寧に除く。すり鉢の上で、目の細かいおろし金ですりおろす。
ポイント: 山芋の皮はすべてむかず、手に持つところを残すと扱いやすくなります。
  すり終わったら、さらになめらかになるようにすりこ木でよくする。
ポイント: すり鉢ですることでとろろに空気が入り、量が増えてふんわりとします。
  白みそを水で溶いてみそ汁を用意し、 に玉じゃくし1杯ずつ加えながらする。
   を数回繰り返し、とろろを柔らかくのばす。
ポイント: 山芋の種類や質によって粘りの強さは異なります。スルスルと飲める程度に柔らかくすることで麦ご飯との相性がよくなります。

食べ方
  麦ご飯を茶碗(わん)によそい、【とろろ汁】をかける。

《押し麦》
大麦の外皮をはいでから蒸し、押しつぶして乾燥させたもの。つるんとした歯ごたえがあるので、サラダやスープなどに幅広く使えます。食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富。
《山芋》
生食できる芋は山芋だけです。いちょう芋(大和芋)のほか、じねんじょ、つくね芋、長芋があります。滋養によいといわれる粘りの成分は、ムチンという糖たんぱく質です。



53-4  えびフライ

子どもから大人まで家族の誰もが喜ぶえびフライ。おいしくきれいに揚げるには、えびの下処理にちょっとしたコツがあります!


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (えびを解凍する時間は除く。)

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・えび (無頭/殻付き/冷凍)  6匹

 【衣】 
  ・小麦粉 適量
  ・溶き卵 1コ分
  ・パン粉 適量

 【付け合わせ】 
  ・小松菜 1/2ワ
  ・トマト 1コ
  ・和風ドレッシング (市販)  大さじ1+1/3
・レモン (くし形に切る)  1/4コ分

 【タルタルソース】*つくりやすい分量。 
  ・マヨネーズ 大さじ6
  ・らっきょう (みじん切り)  大さじ1/2
  ・細ねぎ (小口切り)  大さじ1/2
・揚げ油 
 
    

  えびは冷蔵庫に半日間おいて解凍し、水けがあれば拭いておく。
  えびの尾から3〜4節めの背に竹串を刺して背ワタを取る。
  尾と尾の隣の1節を残して殻をむく。
  尾の先を約2mm切り、包丁でしごいて中の水を出す。特に中央付近は水が多いので、念入りに出す。
ポイント: 水を出しておくことで、揚げたときにはねるのを防ぐ。
  節ごとに腹側から身の1/3くらいの深さまで切り込みを入れ、身を軽く引っ張り、形を整える。
ポイント: 切り込みを入れることで揚げ上がりがきれいに。腹側の筋を切ると、揚げても身が曲がりにくく、姿よく仕上がります。
  えびの尾側を持ち、身の部分に小麦粉を薄くつけ、余分な粉をはたく。溶き卵にくぐらせて、パン粉をつける。
ポイント: 尾と尾の隣の節には衣をつけないようにする。
  えびを3匹ずつ、175℃の揚げ油で2〜3分間揚げる。薄いきつね色になったら網じゃくしで引き上げる。
ポイント: 一度に全部入れると、揚げ油の温度が下がってしまうため。
  【付け合わせ】をつくる。小松菜はサッとゆでて水けを絞り、2cm長さに切り、ドレッシングであえる。トマトは皮をむき、くし形に6等分に切る。えびフライ、半分に切ったレモンとともに器に盛る。【タルタルソース】の材料を混ぜ合わせて、添える。
《ポイント》
えびは姿よくふっくらやわらかく。




53-4a  あさりのスパゲッティ

あさりのスープでつくるちょっとおしゃれなスパゲッティ下処理から加熱まであさりを丁寧に扱うことが、おいしさのポイント。


  エネルギー : 560 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (あさりの砂を抜く時間は除く。)

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・スパゲッティ (太さ1.7mm)  160g
・あさり 500g
・にんにく 1かけ
・赤とうがらし 1本
・白ワイン カップ1/4
・塩 
・オリーブ油 
・こしょう 
 
    

  あさりの砂をはかせる。バットにあさりを入れ、ヒタヒタになるように3%の塩水を注ぐ。上にざるをのせ、半日間おく。
ポイント: 塩水は冷たすぎない温度がよい。
  あさりを3〜4つ手に取り、両手でやさしく殻と殻をこすり合わせて洗い、ざるに上げる。ここで、貝が割れているもの、貝の状態が悪いものは取り除く。
ポイント: 貝と貝をこすり合わせて、にぶい音がするものは状態が悪い。
  にんにくはみじん切りにする。赤とうがらしは種を取り除き、2mm幅の輪切りにする。
  フライパンに、にんにく、赤とうがらし、オリーブ油大さじ4を入

ポイント: オリーブ油が常温のうちからにんにくと赤とうがらしを加熱することで、香りをたたせる。
  あさりを加え、強めの中火にして、白ワインを加える。そのままふたをして蒸す。
  あさりの口が開いたら、あさりをバットに取り出し、残った汁を3分間煮詰める。ここで砂や殻の破片が見つかったら、別の鍋に汁を移すなどして取り除く。
ポイント: 汁だけを煮詰める。あさりをいったん取り出すことで、身が堅くなるのを防ぎ、汁だけを煮詰めて、あさりから出たうまみを凝縮します。
   で汁を煮詰めている間、殻からあさりの身を取り出す。
ポイント: あさりの殻が多すぎると食べにくいので、1人あたり、5〜6コを殻付きのまま残しておくと、見た目もきれいに。
  鍋にたっぷりの湯を沸かして塩を加え(2リットルの湯に対して大さじ1が目安)、スパゲッティを袋の表示どおりにゆでる。ゆで上がったら、湯をよくきる。
ポイント: あさりから塩けが出るので、ゆでるときの塩は少なめに
  ゆで上がったスパゲッティを のフライパンに加え、軽く混ぜ合わせる。取り出しておいたあさりを加え、味をみて足りない場合は、塩・こしょう各少々を加えてよく混ぜ合わせ、器に盛る。
《ポイント》
あさりはふっくらうまみをのがさず。



53-5  ホットケーキ

表面はよい焼き色でサクッと歯ごたえよく、中はふんわりしっとり柔らかく焼き上げたら、昔ながらのホットケーキの出来上がり。


  エネルギー : 410 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 小菅 陽子


(直径14cm4枚分)

 【A】 
  ・薄力粉 240g
  ・ベーキングパウダー 小さじ2
  ・砂糖 80g
・卵 2コ
・牛乳 160ml
・メープルシロップ 適量
・バター 
 
    

  ボウルに【A】をふるい入れ、真ん中にくぼみをつける。
  別のボウルに卵を割り入れ、牛乳を加えて泡立て器で混ぜる。これを のくぼみに注ぎ入れる。
ポイント: 粉にくぼみをつけるのは、混ぜやすくするため。
  くぼみの内側から、泡立て器でゆっくりと、サックリと混ぜて生地をつくる。
ポイント: 強く混ぜすぎると生地の目がつまり、堅くなるので注意。
  紙タオルに、バター(またはサラダ油)少々を薄くしみ込ませ、フライパン(直径15cmのものが最適)の底と側面を拭く。 の1/4量を流し入れ、ふたをする。中火にかけて1分間焼く。
ポイント: 厚みがあるので、ふたをして中までしっかり火を通す。
  弱火にして3分間焼く。表面にプツプツと穴があいてきたら裏返して2〜3分間焼き、取り出す。
ポイント: 表面に穴があき始めたら、裏に、よい焼き色がついた目安。焼き時間はフライパンや火力で異なるので、様子を見ながら加減する。バターは紙タオルで薄く塗る。バターは目に見えないほど薄く塗るのが、焼きむらなく均一に火を通すコツ。バターが多いと、中まで火が通る前に表面が焦げやすくなります。
  紙タオルに、バター(またはサラダ油)少々を薄くしみ込ませ、フライパンの底と側面を拭く。 の残りを1/3量ずつ、 と同様に焼き、器に盛る。バター適量をのせ、メープルシロップを添える。
ポイント: 1枚目はフライパンが冷たいので中火で1分間焼いて温めるが、2枚目以降は温めなくてよい。
《ポイント》
色むらなく美しく中はふんわりと。



53-5a  ミルクセーキ

泡立て器で混ぜるだけで手軽に楽しめる。卵とミルクのやさしい味わいが、ほっと、なごむ素朴なドリンクです。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 小菅 陽子


(2人分)
・牛乳 200ml
・卵黄 (新鮮なもの)  2コ分
・砂糖 大さじ2
・バニラエッセンス 少々
*お好みで。 
 
    

  ボウルに卵黄と砂糖を入れ、泡立て器ですり混ぜる。
ポイント: すり混ぜて、砂糖を溶かす。
   に牛乳を少しずつ加え、好みでバニラエッセンスをふる。
ポイント: よく混ざるように、牛乳は少しずつ。
  グラスに氷を入れ、 を茶こしでこしながら半量ずつ注ぎ入れる。
ポイント: 茶こしでなめらかに。混ぜ合わせただけでも飲めますが、茶こしでこすと、口当たりがなめらかになります。
《ポイント》
のどごしよくなめらかに。



53-5b  ババロア

昔懐かしいババロア。いちごをつぶした甘酸っぱいソースとともにいただきましょう。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (冷やし固める時間は除く。)

 講師: 小菅 陽子


(140ml容量の型*4コ分)

 【卵液】 
  ・牛乳 250ml
  ・卵黄 2コ分
  ・砂糖 60g
  ・粉ゼラチン 5g
・生クリーム 100ml
*乳脂肪分40%以上のもの 
・バニラエッセンス 2〜3適
・いちご (ソース用/ヘタを取る)  100g
・いちご (ヘタを取って半分に切る)  4コ分
・ミントの葉 4枚
 
    

  粉ゼラチンを水25mlに入れて5分間ほどおき、ふやかしておく。
  鍋に牛乳を入れ、沸騰直前まで中火で温める。
  ボウルに卵黄と砂糖を合わせ、泡立て器でよくすり混ぜる。 を少しずつ加えて混ぜ合わせる。
ポイント: よく混ざるように、牛乳は少しずつ加える。
   を鍋に戻して弱火にかけ、木べらでかき混ぜながら、とろみがつくまで3分間ほど煮る。木べらですくって、耐熱ゴムべらでスーッと線が描けるくらいになったら、火から下ろす。

ポイント: 線が描けるくらいの、ゆるいとろみでよい。
   を加えて溶かし、ボウルに移す。底を氷水につけ、軽くトロリとするまで木べらでゆっくり混ぜながら冷やし、卵液をつくる。
ポイント: 木べらですくうと、トロリと落ちるくらいの堅さが目安。生クリームは卵液と同じ堅さに。生クリームは卵液の堅さと同じくらいのとろみ具合に泡立てるのがポイントです。堅さが違うと全体が均一に混ざらずに、口当たりが悪くなります。
  別のボウルに生クリームを入れ、 と同じくらいにトロリとするまで泡立て、 に加えてゴムべらで混ぜ合わせる。バニラエッセンスをふる。
ポイント: 底からすくうように混ぜ合わせる。
  水でぬらした型に を流し入れ、冷蔵庫に入れる。表面を触って何もついてこなくなるまで、30分〜1時間冷やし固める。
  型の底を40〜50℃の湯に2秒間ほどつけて型から取り出し、器に盛る。ソース用のいちごをミキサーかフードプロセッサーでなめらかにし、かける。飾り用のいちごとミントの葉を添える。
《ポイント》
分離させず口当たりよく。



53-6  うの花

白いフワフワしたのおからを、春に咲くウツギの花にたとえたのが名前の由来です。経済的かつ体にもよくておいしい、素朴な味です。


  エネルギー : 660 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 野口 日出子


(つくりやすい分量)
・おから 200g
・ねぎ (細いもの)  1本
・ごぼう 1/4本(40g)
・にんじん 1/4本(40g)
・こんにゃく 1/3枚
・油揚げ 1枚
・絹さや 5枚

 【煮汁】 
  ・だし カップ1
  ・砂糖 大さじ3
  ・しょうゆ 大さじ2+1/2
  ・みりん 大さじ1/2
・塩 
・サラダ油 
 
    

  ねぎは1cm幅に切る。ごぼうはささがきにして水に放し、水けをよくきる。にんじんは2cm長さの細切りにする。
  こんにゃくは2cm長さの細切りにして熱湯に入れ、再び煮立ったら、ざるに上げて水けをきる。油揚げは熱湯にくぐらせて油抜きをし、縦半分に切って細切りにする。
  絹さやは筋を取り、サッと塩ゆでして水に放す。水けをきって細切りにする。
  鍋にサラダ油大さじ1を中火で熱し、ねぎをしっかりと炒める。
ポイント: ねぎの香りを油に移す。ねぎをよく炒めて油に香りを移すのが、風味よく仕上げる秘密。ねぎは青い部分も残さず使います。
  ごぼうを加えてサッと炒め、にんじん、こんにゃく、油揚げも加えて炒め合わせる。全体に油が回ったら、おからを加えてよく混ぜ合わせる。
  【煮汁】の材料を加え、木べらで混ぜながら10〜15分間いりつける。汁けがほとんどなくなったら絹さやを散らし、サッと混ぜて器に盛る。
ポイント: 汁けがとんで、木べらの手ごたえがふんわりと軽くなればでき上がり。ベチャッとしていると傷みやすいので注意。
《ポイント》
ねぎの香りを移して風味よく、ふんわりと。



53-6a  茶碗蒸し

器を持つ手もあったかく、どなたにも喜ばれる茶碗蒸しは、お客様の特別な日の食事につきものでした。節目節目の思い出とともにある、小さなごちそうです。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 野口 日出子


(3人分)
・卵 2コ

 【A】 
  ・だし 360ml
  ・塩 小さじ1/3
  ・うす口しょうゆ 小さじ1/2
  ・みりん 小さじ1/2
・えび (有頭/殻付き)  3匹
・鶏ささ身 (大)  1本
・生しいたけ 3枚
・ぎんなん (殻を割って塩ゆでし、薄皮をむいたもの。)  6コ
・みつば (2cm長さ)  少々
・柚子(ゆず)の皮 少々
・酒 
・塩 
 
    

  えびは頭と背ワタを取る。小鍋に酒・水各大さじ3を沸かし、塩少々とえびを入れて3〜4分間いりつける。取り出して水をサッとかけ、尾と尾の隣の1節を残して殻をむく。
  ささ身は筋を引いて一口大のそぎ切りにし、塩少々をふり、熱湯にサッとくぐらせて水けをきる。しいたけは軸を取って四つ割りにし、熱湯でサッとゆでる。
  ボウルに卵を割りほぐし、【A】を加えてよく混ぜる。味をみて、塩けを程よく感じれば、ざるでこす。
  茶碗に とぎんなんを等分に入れ、卵液を等分に注ぐ。蒸気の上がった蒸し器に入れ、布巾で包んだふたをして強火で2〜3分間蒸す。
  表面が白くなったら火を弱め、えびを1匹ずつのせる。弱めの中火にし、ふたの下に菜箸を2本渡して12〜13分間蒸す。途中、湯が少なくなったら適宜足す。
ポイント: やさしい蒸気で火を通す。蒸し器の内部が高温になると「す」が立ち、口当たりが悪くなります。菜箸で隙間をつくり、蒸気を逃がしながら蒸しましょう。
  竹串を刺して蒸し上がりを確かめ、みつばをのせて器のふたをする。蒸し器から出し、柚子の皮をのせる。
ポイント: 竹串を刺すと表面にピッとひびが入り、澄んだ汁が出てくればでき上がり。



53-6b  赤飯

かつてはどこの家庭でも、節句やお祝い事には赤飯を炊き、親戚やご近所にも配って喜びを分かち合いました。蒸し器と蒸し布があれば簡単につくれます。ぜひ定番のレパートリーに加えてください。


  エネルギー : 2170 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 80分 (もち米を汁に浸す時間は除く。)

 講師: 野口 日出子


(つくりやすい分量)
・もち米 600ml(カップ3)
・ささげ カップ1/2

 【ごま塩】 
  ・黒ごま 大さじ1
  ・塩 大さじ1/2
・塩 
 
    

  もち米は洗ってざるに上げる。ささげは洗って水けをきり、かぶる程度の水を加えて強火にかけ、沸騰したらざるに上げてゆで汁を捨てる。
   の豆は、再び水カップ3+1/2を加えて強めの中火にかけ、沸騰して汁が澄んだ赤ワインのような色になったら火を止め、豆と汁を分ける。
ポイント: ここでは豆に火が通っていなくてOK。汁がにごらないうちに取り分けます。
   の汁は玉じゃくしですくって落とし、これを1分間ほど繰り返して鮮やかに発色させる。
ポイント: ささげのゆで汁も大事な材料。汁を空気に触れさせることで、きれいな赤褐色に。これをもち米に吸わせ、加熱するときもふりかけてモッチリ蒸し上げます。
   が冷めたら のもち米を浸し、一晩(5〜6時間以上)おく。
   の豆は、再びかぶるくらいの水を加えて中火にかける。常に豆が湯に浸っているように、水を適宜足しながら、約15分間ゆでてざるに上げる。
ポイント: 指でつぶせる程度の柔らかさが目安。
   の米と汁を分け、汁には塩少々を加える。米に を混ぜ、蒸し布を敷いた蒸し器に広げて布の余分をかぶせ、強火で蒸す。
  10分おきに火を弱め、蒸し布を持ち上げて米の上下を返す(熱いので注意)。全体に の汁を手でまんべんなくふりかけ、再び強火で蒸す。
ポイント: 蒸し布に火が移らないように注意。下鍋の湯は、減っていれば適宜足すこと。
   を3回ほど繰り返して合計30分間ほど蒸し、箸にまとわりつくくらい粘りが出たら、盤台に移す。
  小鍋で黒ごまと塩を別々にいり、冷ましてから合わせる。器に赤飯を盛り、ごま塩をふる。



53-7  パプリカの肉詰め マッシュポテト添え

大きなパプリカと小さなピーマンにギュッとお肉を詰めて、やさしい和風だしで煮込みます。マッシュポテトを添えて、和洋の組み合わせをお楽しみください。


  エネルギー : 940 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・パプリカ(赤) (大)  1コ
・ピーマン (大)  2コ
・たまねぎ 1/2コ(100g)
・合いびき肉 400g
・卵 1コ
・だし カップ2

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・みりん 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1/2〜1
  ・水 大さじ1
・赤とうがらし (小口切り)  1本分
・マッシュポテト 全量
・マスタード 適宜
・塩 
・こしょう 
・小麦粉 
・サラダ油 
 
    

  パプリカ、ピーマンはそれぞれ縦半分に切ってヘタと種を除き、ワタも取る。たまねぎはみじん切りにする。
  ボウルにひき肉、卵、塩小さじ1/2、こしょう少々を入れてよく混ぜ合わせ、たまねぎを加えてさらに混ぜる。
ポイント: たまねぎを加える前にしっかり混ぜて、粘りを出すのがコツ!
  パプリカとピーマンの内側に小麦粉を薄くふる。
   を詰めて表面を平らにならす。
ポイント: カーブの奥まで隙間がないように詰めましょう。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、 を肉の面を下にして入れて強火で焼く。焼き色がついたら裏返して焼き、焼き目がついたら火を止める。
  鍋にだしと【A】の調味料を合わせて火にかける。煮立ったら のパプリカを加えて落としぶたをし、弱火で約5分間煮る。ピーマンを加えて落としぶたをし、さらに約10分間煮る。
ポイント: 大きさが違うので、時間差で煮汁に加えます。
  【水溶きかたくり粉】をつくる。
  落としぶたを取り、赤とうがらしを加えて少し煮る。水溶きかたくり粉を加えて軽くとろみをつける。
  器に盛り、マッシュポテトを添える。好みでマスタードを添えて食べる。
ポイント: 和風の味なので、ご飯と漬物やちりめんざんしょうなどもよく合います!



53-7a  マッシュポテト

じゃがいもにひと工夫するだけで簡単!


  エネルギー : 280 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・じゃがいも 2コ(300g)
・生クリーム カップ1/2
・牛乳 大さじ2
・塩 
・こしょう 
 
    

  じゃがいもは皮をむき、四つ割りにする。よく洗って鍋に入れ、じゃがいもがかぶるまで水を加えて火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたをして約10〜15分間、十分柔らかくなるまでゆでる。
  鍋の湯を捨て、なめらかになるまでつぶす。
  生クリームと牛乳を加えて混ぜ、塩・こしょう各少々で味を調える。



53-7b  たこの和風カルパッチョ

みょうがや青じそなど、薬味をたっぷりかけて香味じょうゆとすだちでさっぱりとお召あがりください。


  エネルギー : 150 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・ゆでだこの足 1本
・セロリ 1/2本
・きゅうり 1/2〜1本
・紫たまねぎ 1/4コ
・みょうが 2コ
・青じそ 10枚
・白ごま 適量
・パルメザンチーズ 適量
香味じょうゆ 適量
・すだち 適量
・オリーブ油 
 
    

  たこは薄切りにする。
  セロリは筋を取り、3mm角に切る。きゅうりは縦半分に切ってスプーンで種を除き、3mm角に切る。紫たまねぎ、みょうがも3mm角に切る。青じそは細かいみじん切りにする。
  器にたこを平らに並べ、その上に の野菜をたこが隠れるくらいにたっぷりと盛り付ける。白ごまをふってパルメザンチーズをおろしかける。
  食べる直前に香味じょうゆをかけてすだちを搾り、オリーブ油適量を回しかける。
ポイント: 好みでバゲットを添えて。ガーリックトーストにしてもいいですよ!



53-7c  香味じょうゆ




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・しょうゆ カップ1
・にんにく 2〜3かけ
・しょうが 1かけ
 
    

  にんにく、しょうがは皮をむいて薄切りにし、しょうゆに漬けて冷蔵庫で半日間以上おく。



53-8  新たまねぎの丸ごと煮

鶏肉のうまみとだしがしみ込んだ、やさしい味の丸ごと煮。新たまねぎなら、煮る時間は半分に。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・新たまねぎ 2コ
・鶏ひき肉 50g
*できれば、もものひき肉がよい。 
・しょうが (みじん切り)  小さじ1
・だし カップ2+1/2
・みつばの葉 適量
・酒 大さじ1
・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
 
    

  新たまねぎは皮をむき、上下を切り落とす。鍋にひき肉、しょうが、酒大さじ1を入れ、へらで混ぜる。
ポイント: 火にかける前に、ひき肉に酒を吸わせておくと、肉の臭みが取れ、パサつかずにしっとりと仕上がる。
  鍋を中火にかけ、へらで混ぜながら、肉の色が変わるまで火を通す。
  だしを加えて沸騰させ、新たまねぎを入れて弱火にし、アクを取る。うす口しょうゆ大さじ1+1/2を加えて15分間ほど煮たら、適量の煮汁とともに器に盛り、みつばの葉を添える。

鍋は、だしを加えたときに、たまねぎ2コがつかるくらいの大きさのものを使う。



53-8a  新たまねぎのかき揚げ丼

新たまねぎの甘みは、かき揚げにするとさらに引き立ちます。丼にすると、おいしさ倍増!


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・新たまねぎ 1コ
・さやいんげん 4本

 【丼つゆ】 
  ・だし カップ1/4
  ・みりん 大さじ1/+1/3
  ・うす口しょうゆ 大さじ1
・ご飯 (温かいもの)  茶碗2杯分
・小麦粉 大さじ2
・揚げ油 
・塩 少々
 
    

  新たまねぎは縦半分に切り、1.5cm幅のくし形に切る。ボウルに移し、小麦粉大さじ1を入れて混ぜる。水大さじ4と小麦粉大さじ2を混ぜたものを加えて混ぜる。
ポイント: 汁けが全体に行き渡るように、ボウルを傾けながら大きくザッ、ザッと混ぜる。
  揚げ油を180℃に熱し、大きめのスプーンで を1/6量ずつすくって入れる。1分30秒間ほど揚げたらとり出して、油をきる。さやいんげんは180℃の揚げ油で30秒間素揚げし、油をきって塩少々をふる。
  鍋に【丼つゆ】の材料を入れて中火にかけ、みりんのアルコール分をとばす。
  器にご飯をよそい、 の丼つゆを適量かけ、 をのせる。さらに【丼つゆ】適量をかける。

《つゆは割合で、使う分だけつくる》
丼つゆやめんつゆは、少しだけ欲しいときがありますよね。
そんなとき、だし、みりん、うす口しょうゆを鍋に入れて、使う分だけをその場でつくります。だしと調味料の割合を覚えておくと便利です。
【今回のかき揚げ丼に使った丼つゆの割合】
だし:みりん:うす口しょうゆ=10:4:3
めんつゆや親子丼にも使えます。



53-8b  新たまねぎの梅だれサラダ

定番ともいえる梅だれをスライスした新たまねぎにかけます。梅の酸味が生のたまねぎによく合います。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 大原 千鶴


(好みで調節)
・新たまねぎ 適量
・梅肉 (市販)  適量
・みりん (煮きったもの)  適量
・粉がつお 適量
・うす口 しょうゆ 適量
 
    

  新たまねぎはスライサーを使って薄切りにし、水にさらして引き上げます。
ポイント: 水にさらす時間は好みで調節。
  梅肉を煮きったみりんでのばし、粉がつおとうす口しょうゆで味を調える。
ポイント: みりんとうす口しょうゆの分量は、梅肉の味にもよるので好みで調節。

梅肉は市販のものでなくても梅干しの種を取り除いて、包丁でたたいたものを使ってもおいしい。



53-8c  新たまねぎの粉焼き

濃い焼き色をところどころつけて、香ばしさを出します。ちょっとピリ辛な大人の味わいで、お酒もすすみます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・新たまねぎ 1コ
・赤とうがらし (種を除く/小口切り)  適量
・かたくり粉 適量
・ごま油 大さじ1
・ラーユ 小さじ1
・しょうゆ 大さじ1+1/2
 
    

  新たまねぎは6等分のくし形に切り、かたくり粉適量を表面にまぶす。
  表面加工のしてあるフライパンに、ごま油大さじ1とラーユ小さじ1を入れて中火で熱し、くし形をなるべくくずさないように を並べ入れ、ふたをして弱火にする。
  時々ふたを取り、焼く面を返し、5分間ほど蒸し焼きにする。ふたを取って、しょうゆ大さじ1/2を回し入れ、新たまねぎにからめて火を止める。器に盛り、赤とうがらしを散らす。



53-8d  新たまねぎと牛肉の炊いたん

少ない砂糖でも、新たまねぎを多めに使えば、自然な甘みを出すことができます。ぜひ、ご飯のおかずに!


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・新たまねぎ 2コ
・牛薄切り肉 100g

 【煮汁】 
  ・酒 カップ1/4
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ3
・木の芽 適量
 
    

  新たまねぎは縦半分に切ってから、繊維を断つように横1cm幅に切る。牛肉は5cm長さに切る。
  鍋に【煮汁】の材料を入れて中火にかける。【煮汁】が沸騰したら牛肉を入れ、混ぜながら色が変わるまで煮る。
  新たまねぎを加えて時々混ぜ、新たまねぎがうっすら茶色くなるまで煮たら、火を強めて、【煮汁】がほぼなくなるまで煮る。
  器に盛り、木の芽を飾る。



53-8e  新たまねぎと桜えびの酢あえ

スライサーで薄切りにした新たまねぎは、生の食感が生きます。酢ですっきりとした味わいに仕上げたあえものです。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)
・新たまねぎ 1コ
・桜えび 6g
・みつばの茎 1/4ワ分
・酢 大さじ2
・塩 小さじ1/2
 
    

  新たまねぎは、スライサーで薄く切りながら水をはったボウルに入れる。すべて切り終えたら、手で絞って水けをきる。
  桜えびはざるに入れて熱湯をかける。みつばの茎はサッとゆでて3cm長さに切る。
  ボウルに酢大さじ2、塩小さじ1/2を混ぜ合わせ、 を入れてあえる。
ポイント: つくってすぐに食べてもよく、冷蔵庫に入れて翌日食べてもよい。翌日は新たまねぎの辛みがやわらぐ。



53-8f  新たまねぎのドレッシング

新たまねぎの甘みに、みりんで甘みをプラス。サラダやマリネ、焼き魚などにも使える万能ドレッシングです。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)
・新たまねぎ (すりおろす)  1/6コ
・みりん (煮きったもの)  大さじ2
・米酢 大さじ2
・サラダ油 大さじ2
・塩 小さじ1
 
    

  材料を混ぜ合わせる。

◆マスタードや刻んだハーブなどを加えて混ぜ、味に変化をつけていただいてもおいしい。
《保存》
保存容器などに入れて冷蔵庫で保存すれば約1か月間もちます。



53-9  伊万里グリーンカレー

【クッキングコンテスト2014】グランプリレシピ 〜じもと盛り上げ料理部門〜


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 


(4人分)
・小ねぎ (ペースト用)  100g
*小ねぎは、細ねぎともいう。 
・小ねぎ (小口切りにする)  40g
*小ねぎは、細ねぎともいう。 
・グリーンアスパラガス 100g
・たまねぎ 30g
・梨 90g
・なす 65g
・鶏もも肉 (一口大に切る)  100g
・ココナツミルク (缶詰)  130ml
・グリーンカレーペースト (市販)  大さじ1
・ナムプラー 小さじ2
・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風) 小さじ1/2
・ご飯 (長粒種,温かいもの)  2.5合分
・揚げ油 
・塩 
・サラダ油 
・砂糖 
・バター 
 
    

  小ねぎ(ペースト用)は熱湯で1分間ゆでる。変色を防ぐため、冷水にサッとさらしてざるに上げる。水けをきって、1cm幅に切る。アスパラガスは長さを半分に切り、上半分はバットにとり分けておく(長ければ適宜切る)。下半分は3cm長さに切り、熱湯で5分間ゆで、ざるに上げて水けをきる。
   でゆでた下半分のアスパラガスを布巾で包み、手で絞る。絞り汁はボウルに入れる。
  たまねぎと梨は皮をむいて小さく切る。
   の小ねぎ、 のたまねぎと梨を別々にミキサーにかけて、ペースト状にする。小ねぎの繊維が残る場合は裏ごしする。
  なすは乱切りにし、170〜180℃の揚げ油で素揚げして油をきる。
  鶏肉は塩適量をふってなじませておく。鍋にサラダ油小さじ1を入れて中火にかけ、鶏肉の色が変わるまで炒める。
   にココナツミルクの半量を加え、煮立ったら、グリーンカレーペーストを入れて混ぜる。残りのココナツミルクと水大さじ2を加え、混ぜながら沸騰させる。
   の絞り汁と を入れて混ぜ、砂糖・塩各少々、ナムプラー、顆粒チキンスープの素を順に加えて混ぜる。 でとり分けておいたアスパラガスを入れ、5分間煮て火を止める。味が足りなければ塩で調える。
  ご飯にバター20gと小口切りの小ねぎを加えて混ぜ、器に盛り をかける。

【小ねぎの色合いを生かす】
ペースト状にした小ねぎをカレーソースに入れて混ぜると鮮やかなグリーンになる。



53-11  「てるづき」ビーフカレー(時松Ver.)

【海上自衛隊カレー】護衛艦「てるづき」に、週1回必ずでるという人気のメニュー、カレーをご紹介!


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 

・たまねぎ 
・牛肉 
・にんにく 
・しょうが 
・にんじん 
・じゃがいも 

 【香辛料】 
  ・ナツメグ 
  ・オールスパイス 
  ・パプリカ 
  ・カレーパウダー 
  ・ローリエ 
  ・ガラムマサラ 

 【調味料】 
  ・なたね油 
  ・カレールー 
  ・コンソメ 
  ・中濃ソース 
  ・トマトケチャップ 
  ・オイスターソース 
  ・ドミグラスソース 
  ・焼き肉のたれ 
  ・フルーツチャツネ 
  ・はちみつ 
  ・赤ワイン 
  ・粉チーズ 
  ・インスタントコーヒー 
 
    

  なたね油でたまねぎを炒める。
  牛肉はにんにく、しょうが、【香辛料】(ローリエ、ガラムマサラ以外)で炒める。
  炒めたにんじん、じゃがいも、たまねぎに水、ローリエと【調味料】(カレールー、粉チーズ、インスタントコーヒー以外)を入れて煮込む。
  別の釜でカレールーを のスープでのばしながらつくる、 の野菜、 を入れ、残りの【調味料】と【香辛料】を加えて完成!



53-12  簡単網焼きパン

イーストを使わないのでとっても簡単なパンです!ふんわりおいしく、思い立ったらすぐにつくれて、失敗もなしです。


  エネルギー : 1010 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量/8〜10コ分)

 【A】 
  ・薄力粉 100g
  ・強力粉 100g
  ・ベーキングパウダー 小さじ2
・牛乳 カップ1/2
・プレーンヨーグルト (無糖)  大さじ2
・砂糖 大さじ2
・塩 少々
・サラダ油 大さじ1
 
    

  【A】を合わせてボウルにふるい入れ、砂糖大さじ2、塩少々を加えて軽く混ぜる。
  牛乳とプレーンヨーグルト、サラダ油大さじ1を加えてさらに混ぜ、手でよくこねる。
ポイント: 表面に少しざらつきが残っているくらいの状態でOK!
  ひとまとまりになったら、ラップをかぶせ、10分間ほどおいて生地を休ませる。
  台に打ち粉(強力粉/分量外)をふり、生地を麺棒で厚さ1cm、直径20cmくらいにのばす。
ポイント: 麺棒がなければ、手でのばしても。
  カードや包丁で好みの大きさに切り分ける。
  焼き網を熱し、 をのせて焼く。焼き色がついたら返して焼き、中まで火を通す。
ポイント: 焼き網を使って直火(じかび)で焼くと、香ばしくておいしいですよ!フライパンやオーブントースターで焼いたり、揚げてドーナツにしても。ドーナツにするときは、生地をドーナツ型で抜いて160℃の揚げ油で4〜5分間揚げ、たっぷりの砂糖をまぶす。



53-12a  カリフラワーのミルク煮

丸ごとのカリフラワーを、牛乳と生クリームで柔らかく煮込みます。スプーンでくずしながら、やさしい味のスープと一緒にどうぞ。


  エネルギー : 520 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・カリフラワー (小)  1コ(正味300g)
・牛乳 カップ1
・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (洋風)  小さじ1
・生クリーム カップ1

 【ブールマニエ】 
  ・小麦粉 大さじ1
  ・バター (室温に戻しておく)  10g
・パルメザンチーズ 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
 
 
    

  カリフラワーはよく洗い、水けをしっかりきる。
  鍋に牛乳と顆粒チキンスープの素を入れ、火にかける。煮立ったらカリフラワーを頭を下にして加え、落としぶたをして弱火で10分間くらい煮る。
  カリフラワーの上下を返して生クリームを加え、カリフラワーが柔らかくなるまで、落としぶたをして弱火でさらに5〜10分間煮る。小麦粉とバターを練り混ぜた【ブールマニエ】を加えて溶かし、少し煮てとろみをつける。塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛ってパルメザンチーズをおろしかける。
ポイント: とろみが足りないようならブールマニエをさらに増やすといいですよ。



53-12b  チリコンカン

いろいろなスパイスを使うと、味に深みが生まれます。たっぷりの生野菜やハーブを添えて、サラダのように食べると、ヘルシーです。


  エネルギー : 470 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・キドニービーンズ (水煮/缶詰)  1缶(約400g)
・たまねぎ 1コ(200g)
・にんにく 1かけ
・ベーコン 2枚
・合いびき肉 300g
・赤ワイン カップ1/2
・トマトの水煮 (缶詰/ホールタイプ)  1缶(400g)
・トマトケチャップ 大さじ3〜4

 【A】 
  ・カイエンヌペッパー 少々
  ・ガラムマサラ 小さじ1
  ・ターメリック 小さじ1
  ・クミンシード 小さじ2
  ・シナモン 小さじ1
  ・チリペッパー 少々

 【トッピング】 
  ・トマト 適量
  ・紫たまねぎ 適量
  ・レタス 適量
  ・香菜(シャンツァイ)・バジル・ミントなどの生のハーブ 適量
・ライム (くし形に切る)  適宜
・パルメザンチーズ 適宜
・オリーブ油 大さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
 
 
    

  キドニービーンズは缶から出して、汁けをきる。たまねぎは7〜8mm四方に切る。にんにく、ベーコンはみじん切りにする。
  鍋にオリーブ油大さじ1を熱し、にんにくを炒めて香りが出たらベーコン、ひき肉の順に加えて炒める。肉の色が変わったらたまねぎ
  赤ワインを加えて煮立て、トマトの水煮を汁ごと加えて粗くつぶしてから のキドニービーンズを加える。
  時々混ぜながら中火で10〜15分間煮る。トマトケチャップ、【A】の香辛料を加えて塩・こしょう各少々で味を調える。
  【トッピング】を用意する。トマトは1cm角に切る。紫たまねぎは1cm四方に切る。レタスは2〜3cm四方のザク切りにする。香菜、バジル、ミントは葉をつまむ。
  チリコンカンに好みの【トッピング】をのせ、好みでライムを搾りかけたり、パルメザンチーズをおろしかけて食べる。
ポイント: 好みでアボカドなどを加えてもおいしいですよ。

カイエンヌペッパー、ガラムマサラ、ターメリック、チリペッパー、シナモン、クミンシード。すべてそろわなければ、数種類だけでもよい。



53-13  豚肉と野菜のギョーザ

にんにくは、炒めてからあんに加えるひと手間で、風味がアップ!羽根を付けてパリッと焼き上げました。


  エネルギー : 45 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (野菜に塩をふっておく時間、 あんの味をなじませる時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(24コ分)
・キャベツ 2〜3枚(正味150g)
・白菜 2〜3枚(正味150g)
・にら 50g
・にんにく (みじん切り)  大さじ1
・豚ひき肉 (脂の多い部分)  150g
・スープ 大さじ1
*ペースト状スープの素(もと)(中国風) 小さじ1を湯大さじ1で溶き、冷ます。 
・紹興酒 大さじ1
・ギョーザの皮 (市販)  1袋(24枚)
・薬味 適量
*せん切りしょうが、香菜などお好みで。 
・たれ 適量
*酢、黒 酢、ラーユ、豆板醤、しょうゆなどをお好みで。 
・塩 
・ごま油 
・こしょう 少々
・小麦粉 小さじ1
・サラダ油 少々
 
    

  キャベツ、白菜はそれぞれ3〜4mm四方に切る。
   をボウルに入れ、塩小さじ1+1/2をまぶして約10分間おく。しんなりしたらさらしなどで包み、水けをしっかり絞る。
  にらは細かいみじん切りにする。
  小さめのフライパンにごま油大さじ1/2を熱し、にんにくを入れて焦がさないようによく炒める。香りが出て少し色づいたら火を止め、粗熱を取る。
ポイント: 炒めるひと手間で、風味がアップ!
  ボウルにひき肉を入れ、スープと紹興酒を加えてよく混ぜる。 のにんにくを油ごと加えてさらによく混ぜてから、 を加えて混ぜる。塩・こしょう各少々を加えて味を調え、時間があれば30分間以上おいて味をなじませる。
  水カップ1/2に小麦粉小さじ1を加えてよく混ぜ、羽根用の液をつくる。
  ギョーザの皮に を約大さじ1のせ、縁に水をつけ、ひだを寄せながら閉じ合わせて包む。24コつくる。
  小さめのフライパンにサラダ油少々を中火で熱し、ギョーザの半量を円形に並べる。少し焼いたら縁から の半量を回し入れ、ふたをして弱めの中火で3分30秒〜4分間蒸し焼きにする。
  水分がほとんどなくなったら、ふたを取ってごま油を適量回しかける。中火にして表面がパリッとするまで焼き、フライパンに皿を重ねて裏返し、盛り付ける。残りのギョーザも同様に焼き、好みの薬味、たれをつけて食べる。



53-13a  大根と帆立のギョーザ

帆立てのうまみを大根にしっかり吸わせ、まん丸に包んでカリカリに焼き上げます。さっぱりしているのに深い味わいのギョーザです。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 栗原 はるみ


(25コ分)
・大根 1/4本(400g)
・帆立て貝柱 200g(10コ)
・せり 正味30g

 【A】 
  ・しょうが汁 小さじ1
  ・紹興酒 小さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ2
・ギョーザの皮 (市販/大判)  1袋(25枚)
・薬味 適量
*せん切りしょうが、香菜などお好みで。 
・たれ 適量
*酢、黒酢、ラーユ、豆板醤、しょうゆなどをお好みで。 
・かたくり粉 大さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
・サラダ油 少々
・ごま油 適量
 
    

  大根は5〜6cm長さのせん切りにし、熱湯で3〜4分間ゆでて冷水にさらす。ざるに上げ、さらしなどで包んで水けをしっかり絞り、みじん切りにする。
  せりはみじん切りにする。
  【A】を合わせてよく混ぜる。
  帆立て貝柱は刻んでからたたいてボウルに入れ、 を加えてよく練り混ぜる。もう一度水けを絞った大根とせりを加えてさらによく混ぜる。かたくり粉大さじ1を加えて混ぜ、塩・こしょう各少々で味を調える。
  ギョーザの皮に を大さじ1弱のせて縁に水をつけ、軽く閉じる。中央にひだを寄せ、丸く包む。
  閉じた部分はねじってしっかり留め、留め口を平らに押さえて厚みをならす。25コつくる。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、ギョーザの半量を留め口を下にして並べて焼く。焼き色がついたら水カップ1/4を加え、ふたをして弱めの中火で5〜6分間焼く。ふたを外し、水分が蒸発したら裏返してごま油を適量回しかけ、カリッと焼く。残りのギョーザも同様に焼く。
  皿に盛り、好みの薬味、たれをつけて食べる。



53-13b  ラーパーツァイ

ごま油と花椒の香りが食欲をそそる、さっぱり甘酢風味の一品です。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (おもしをしておく時間、 味をなじませる時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・白菜 400g
・にんじん 1/2本(100g)
・しょうが 1かけ

 【甘酢】 
  ・酢 カップ1
  ・砂糖 大さじ3〜4
  ・塩 小さじ1/2

 【A】 
  ・花椒(ホワジャオ) 大さじ1
  ・赤とうがらし (小口切り)  1〜2本分
・柚子(ゆず) 適宜
・塩 小さじ1
・ごま油 大さじ1〜2
 
    

  白菜は5〜6cm長さに切り、芯の部分は8mm幅、葉の部分は2〜3cm幅に切る。にんじんは皮をむき、5cm長さの細切りにする。しょうがは皮をむき、せん切りにする。
  ボウルに白菜を入れ、塩小さじ1を全体にまぶして漬物容器に移す。おもしをして30分間ほどおく。
  【甘酢】の材料を合わせ、砂糖と塩が溶けるまでよく混ぜる。
   の白菜の水けを絞って耐熱容器に入れ、 の【甘酢】を回しかける。にんじん、しょうがと【A】を散らす。ごま油大さじ1〜2をフライパンで煙がたつくらいまで熱し、上から回しかける。
  しばらく冷蔵庫において味をなじませる。好みで柚子を搾りかけ、混ぜながら食べる。



53-14  さけたま弁当

さけのおにぎりと卵焼きで「さけたま弁当」。上手にできたら何度もつくりたくなる組み合わせです。


  エネルギー : 610 kcal
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ

卵焼き 
塩ざけご飯のおにぎり 
たたききゅうりの酢じょうゆ漬け 
あっさりコールスロー 
・ミニドーナツ (市販)  
 
    

  おにぎりは1つは焼きのりで包み、もう1つはそのまま詰めてみました
  お弁当は品数も少なくて単調になりがちなので、そんなちょっとした変化も大事だと思います。そして食後に何か甘いものがほしい私は、小さなお菓子を添えています。



53-14a  野菜たっぷり焼きそば弁当

野菜たっぷり焼きそば弁当は、あっさりめに仕上げたので、好みの味を調整しましょう。


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 栗原 はるみ


(1人分)
・中華麺 (蒸し)  1玉
*冷たいと麺がちぎれてしまうので、使う少し前に冷蔵庫から出しておく。 

 【好みの野菜】*合わせて正味約100g 
  ・キャベツ 1枚
  ・ピーマン 1コ
  ・にんじん 4cm
・豚肩ロース肉 (切り落とし)  50g

 【A】 
  ・豚カツソース 大さじ1/2〜1
  ・オイスターソース 1/2〜1
  ・顆粒チキンスープの素(中国風) 小さじ1/2
・青のり粉 適量
・サラダ油 
・塩 
・こしょう 
 
 
    

  キャベツは芯を取り、5〜6cm四方に切る。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、縦1cm幅に切る。にんじんは短冊形に切る。豚肉は大きければ一口大に切る。
  麺はボウルに移して、1本1本よくほぐす。
ポイント: 根気よく丁寧にほぐして。ペッタンコだった麺がふんわりボウルいっぱいになりますよ。
  【A】を混ぜ合わせる。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を強火で熱し、豚肉を炒め、キャベツ、ピーマン、にんじんの順に加えて炒め、麺を加えて炒める。
  麺に油が回ったら、 を加えて手早く炒め、塩・こしょう各少々で味を調える。青のり粉を加えてざっと混ぜる。
ポイント: 青のり粉は仕上げにパラパラではなく、ここでたっぷりからませて。
焼きそばは、炒める前に麺をほぐすとおいしく仕上がります。



53-14b  塩ざけご飯のおにぎり

炊飯器で一緒にさけを炊き込みます。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (米を炊く時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・米 カップ1(200ml)
・塩ざけ (甘塩/切り身)  1切れ(100g)
・焼きのり 適量
・酒 
・塩 
 
 
    

  米は洗ってざるに上げ、15分間ほどおく。
  塩ざけは大きな骨があれば除き、酒大さじ1/2をふる。
ポイント: あとで塩けは調整するので、ここでは調味料を入れる必要なし。
  水カップ1を注ぎ、塩ざけをのせて普通に炊く。
  炊き上がったら、塩ざけの皮と残った骨を除き、ほぐしながらサックリと混ぜる。味をみて、足りなければ塩少々で調える。おにぎりにして、好みで焼きのりを巻く。

おにぎりの具として人気のさけですが、さけは魚焼きグリルで焼いてほぐし、ご飯は炊いて……と
そこそこ手間がかかるもの。そこで炊飯器で一緒にさけを炊き込んで、工程を1つに! 米カップ1、水カップ1、塩ざけ1切れという覚えやすいレシピです。



53-14c  たたききゅうりの酢じょうゆ漬け

おいしい漬け汁がしみたきゅうりは、最高の箸休め。お弁当に詰めるときは、せん切りにんじんとしょうがを合わせるのがおすすめです。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷蔵庫で置く時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・きゅうり 6本

 【漬け汁】 
  ・酢 カップ1/2
  ・しょうゆ カップ1/2
  ・砂糖 大さじ4
  ・ごま油 大さじ1
  ・赤とうがらし (小口切り)  1〜2本
 
 
    

  漬け汁の酢、しょうゆ、砂糖を合わせてよく混ぜる。
  きゅうりはすりこ木や麺棒でたたいて亀裂を入れ、食べやすい大きさに切る。
   のきゅうりをポリ袋や保存容器に入れ、1を注ぎ、漬け汁のごま油、赤とうがらしを加えて、冷蔵庫で1〜2時間おく。

冷蔵庫で1週間ほど保存可能。ただし、味がだんだん濃くなっていくので、好みの段階で食べきりましょう。
お弁当には、にんじん・しょうが(各せん切り)適量を漬け汁に5〜10分間浸し、きゅうりと一緒に詰める。



53-14d  あっさりコールスロー

和・洋どんなおべんとうにも合う、あっさりコールスロー。


  エネルギー : 360 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・キャベツ 600g
・にんじん 1/2本(約80g)
・たまねぎ 1/4コ

 【A】 
  ・顆粒スープの素 (洋風)  少々
  ・砂糖 少々
  ・酢 大さじ2
  ・マヨネーズ 大さじ2〜3
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・塩 
 
 
    

  キャベツは少し太めのせん切りにする。にんじんは5cm長さのせん切りにする。たまねぎは薄切りにする。
  ボウルに を合わせ、塩小さじ1/2をふって混ぜ、10分間ほどおく。
   を紙タオル(不織布タイプ、またはさらし)で包み、手のひらに底を当てて、水けを吸わせ、ボウルに移す。
ポイント: 水けを無理やり絞ったりせず、ポンポンとやさしく手を当てて、自然に下に水けを落とすイメージで。
  【A】を順に加えてサックリと混ぜる。

冷蔵庫で2〜3日間保存可能。ただし、だんだん水分が出てくるので早めに食べるのがおすすめ。
にんじんのせん切りはそのまま食べたり、加えたりと何かと便利。切っておいてもしばらくは安心な野菜なので、まとめ切りして保存。細すぎず太すぎない程度の、5〜6cm長さのせん切りが使いやすいと思います。



53-14e  卵焼き

だし巻き卵は、きれいに巻くのが初心者には大変…。でもだしは加えず、しかも最後に巻きすで整える方法なら、多少崩れてもきれいな形が復活!道具に上手に頼るのも、お弁当づくりでは大切です。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 栗原 はるみ


(1本分)
・卵 2コ

 【A】 
  ・砂糖 大さじ1+1/2〜2
  ・みりん 大さじ1
  ・塩 少々
・サラダ油 
 
 
    

  卵を溶きほぐし、【A】を加えてよく混ぜ、ざるで一度こす。巻きすの上にオーブン用の紙を敷いておく。
  卵焼き器にサラダ油適量を熱し、紙タオルで全体になじませる。しっかり熱くなったら卵液を半量弱流し入れてざっと混ぜ、半熟のうちに手早くまとめる。
  焼けた卵を向こう側に寄せ(このとき油が足りない場合はあいたところになじませる)、残りの卵液を流し入れる。
  焼けた卵を持ち上げて、下にも卵液が行き渡るようにし、半熟より

ポイント: ここできれいに巻けなくても挽回できるから大丈夫!
  卵焼きを取り出し、オーブン用の紙でクルクルと巻く。
ポイント: ここは素早く。余熱で固めます。
  さらに巻きすで巻き、数分間おいて形を整える。食べやすい大きさに切り分ける。



53-15  メンチカツ

ジューシーな肉汁とともに揚げたてをいただくのが、やはりいちばん。ソースのほかに、調味料をいくつか用意して、味にバリエーションを出しましょう。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1コ分 。塩分は1コ分。)
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 30分

 講師: 栗原 はるみ


(5〜6コ分)
・豚ひき肉 (粗びき)  200g
・たまねぎ 1/2コ(100g)

 【衣】 
  ・卵 2コ
  ・小麦粉 大さじ6
  ・生パン粉 適量
  *乾燥パン粉でも可。 

 【A】 
  ・チキンスープ 大さじ2
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風) 小さじ1/4を湯大さじ2で溶いて冷ましたもの。 
  ・白ワイン 大さじ1
  ・卵 1コ
・キャベツ (せん切り)  適量
・ソース 適宜
・トマトケチャップ 適宜
・和がらし 適宜
・レモン (くし形に切る)  適宜
・すだち (半分に切る)  適宜
・塩 少々
・こしょう 少々
・揚げ油 
 
    

  たまねぎは7〜8mm角に切る。
  【衣】用の卵をよく溶いて小麦粉を入れ、ダマをつぶすように静かによく混ぜる。
  ボウルにひき肉を入れ、【A】を順に加えて、塩・こしょう各少々をふり、粘りが出るまで手で混ぜる。 のたまねぎを入れてさらに混ぜる。
ポイント: 水分が多めなので、混ぜはじめは緩めに感じられますが、混ぜ続けることで徐々に粘りが出てきます。
  バットにパン粉を入れる。 を5〜6等分し、1つずつ丸形に整えて手のひらにのせ、表面を覆うように、 をつける。パン粉を全体につける。揚げ油を170〜180℃に熱し、耐熱のフライ返しなどにのせて入れる。
ポイント: パン粉がふやけてしまわないように、パン粉をつけたらすぐに揚げましょう。
  4〜5分間して、【衣】がきつね色になったら取り出して油をきる。器に盛り、付け合わせの野菜や調味料などを添える。



53-15a  ポテトグラタン

ホワイトソースを使わずにつくれるグラタン。じゃがいもには、たまねぎではなく、ねぎを合わせます。この組み合わせ、とても合いますよ。


  エネルギー : 360 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 1.40 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 35分

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・じゃがいも 3コ(400g)
 
・ねぎ 1〜2本(120g)
 
・アンチョビ (フィレ)  2〜3枚(8g)
 
・生クリーム カップ1
 
・チーズ 100g
*ここではすりおろしたグリュイエールチーズ とパルメザンチーズを合わせて100g使ったが、ピザ用チーズなどでもよい。ピザ用チーズを使う場合は粗めに刻む。 
・塩 小さじ1/3
 
・黒こしょう (粗びき)  少々
 


 
 オーブンは200℃に予熱しておく。オーブンレンジの場合は、じゃがいもを電子レンジで加熱したあとに、200℃で予熱する。
 
    

  じゃがいもは皮をむいて6〜7mm厚さの輪切りにする。1〜2分間水にさらして引き上げ、水けをきる。
  耐熱の器に紙タオル(電子レンジ対応)を敷き、 を広げ入れる(じゃがいもは多少重なり合ってもよい)。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)で約6分間加熱する。十分柔らかくなったことを確認し、紙タオルを抜き取る。
ポイント: 電子レンジにかけている間に、手順34にとりかかりましょう。電子レンジにかけたじゃがいもは、少し食べてみて柔らかさを確認。堅いと感じたらさらに加熱します。紙タオルは、じゃがいもから出る水分を吸収してくれます。
  ねぎは5〜6cm長さに切り、さらに縦3〜4等分に薄く切る。アンチョビは、粗く刻む(または手でちぎる)。
  生クリームに、塩小さじ1/3と黒こしょう少々を入れてよく混ぜる。
   のねぎとアンチョビを、 のじゃがいもの間に入れる。
ポイント: じゃがいも、ねぎ、アンチョビができるだけ均一になるようにします。また、オーブンで焼くとねぎのかさが減るので、器の縁より高くなるくらいまで入れても大丈夫。焼き上がりもおいしそうになります。
   を回しかける。
  中身が見えなくなるくらいまでたっぷりとチーズをかける。オーブン用の紙を敷いた天板にのせ、200℃のオーブンに入れて約20分間焼く。



53-16  鶏むね照り焼き

甘辛の煮汁をつややかにからめた照り焼きは、和風の人気おかず。鶏むね肉は繊維を断ち切ってそぎ切りにすると、火通りと味のしみ方が抜群によくなります。香ばしく焼いてから、煮汁をたっぷりからめましょう。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.70 g
  調理時間 : 15分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・鶏むね肉 1枚(約250g)
・グリーンアスパラガス 4本

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1
・粉ざんしょう 適量
・塩 少々
・サラダ油 大さじ1
 
    

  鶏肉は繊維を断つように、約1.5cm厚さのそぎ切りにする。
ポイント: 切り口の表面を広く、繊維を短く切ると、火通りと味のしみ込みが早い。
  アスパラガスは堅い部分の皮をむき、塩少々を入れた熱湯でゆでて冷水にとり、水けをきる。穂先の部分を残し、縦半分に切る。ボウルに【A】を合わせておく。
  フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱して を入れ、焼き色がついたら返し、サッと焼く。
ポイント: 裏返してから焼きすぎると、味が入りにくくなるので軽く焼く。
  鶏肉を端に寄せ、あいたところに【A】を入れて軽く煮立てる。
  鶏肉に煮汁をかけながら3〜4分間焼いて、照りよく仕上げる。
ポイント: スプーンで煮汁を絶えずかけながら、味をなじませる。
  器に盛り、アスパラガスをのせて煮汁をかけ、粉ざんしょうをふる。

※このレシピは、2015/04/06に放送したものです。



53-17  鶏むねソテー

これぞ王道中の王道、チキンソテー。良質で小ぶりなむね肉を、切らずに焼くのがポイント。鶏肉のあっさりしたうまみに、にんじんとたまねぎの甘さがベストマッチ。ソース代わりにたっぷりのせていただきましょう。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 1.90 g
  調理時間 : 25分

 講師: 藤野 嘉子


(2人分)
・鶏むね肉 (小)  2枚
*1枚200gほどの小ぶりのもの。350gほどの大きい鶏肉なら1枚を焼いてから切って、2人分に盛り分けるとよい。 
・にんじん 250g
・新たまねぎ 1/2コ
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  少々
・オリーブ油 少々
・こしょう 少々
・バター 大さじ1/2
 
    

  にんじんはせん切り器でおろす。たまねぎは1cm幅のくし形に切る。
  鶏肉は塩小さじ1/2、黒こしょう少々をふり、弱めの中火で熱したフライパンに皮側を下にして入れる。約4分間、じっくりと焼き、皮がこんがりとしたら上下を返す。
ポイント: まずは皮側からじっくり焼いて、カリッと香ばしく。
  反対側も3分間ほど焼き、もう一度上下を返す。ふたをして弱火で4〜5分間蒸し焼きにし、厚みに竹串を10秒間ほど刺してみて、温まっていれば取り出す(取り出したら、冷めにくいようにアルミ箔(はく)をかぶせておくとよい)。
ポイント: 弱火で蒸し焼きにすればパサつかず、ふっくら火が通る。
  あいたフライパンにオリーブ油少々をひき、 の野菜を炒める。油が回ったらふたをして、時々混ぜながら蒸し焼きにする。十分にしんなりとして甘みが出たら、塩・こしょう各少々、バター大さじ1/2を加えてからめる。
   を食べやすい幅に切り、 を添えて盛る。

※このレシピは、2015/04/07に放送したものです。



53-18  鶏むねカシューナッツ炒め

ふっくら柔らかな鶏むね肉と香ばしいカシューナッツとのハーモニーが楽しい、定番の炒め物。揚げずに炒めてヘルシーに仕上げた、家庭でつくりやすいレシピです。


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g
  調理時間 : 20分

 講師: 吉田 勝彦


(2人分)
・鶏むね肉 1/3枚(約100g)
・カシューナッツ (おつまみ用/塩味つき)  30g
・ピーマン 1コ
・たけのこ (水煮)  30g
・ねぎ 10cm
・しょうが 10g

 【A】 
  ・酒 小さじ1
  ・塩 一つまみ
  ・こしょう 少々

 【B】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・オイスターソース 小さじ1
・かたくり粉 小さじ1
・サラダ油 大さじ2
 
    

  鶏肉は厚さを半分に切り、2cm角に切る。ピーマンはヘタと種を取って2cm四方に切る。たけのこは1cm四方に切る。ねぎは1cm幅に切り、しょうがは薄切りにする。
ポイント: 鶏肉は火が通りやすいよう、厚みを半分にする。
   の鶏肉に【A】をもみ込んで下味をつけ、かたくり粉小さじ1をまぶしてよくもみ込む。
ポイント: 下味とかたくり粉をもみ込むと、むね肉がジューシーに。
  フライパンにサラダ油大さじ2を熱し、 を入れて中火で炒める。肉の色が変わったら、ねぎとしょうがを加える。香りがたったら、水大さじ3を加えて煮立てる。
ポイント: 水を加えて煮立てることで、肉のうまみを引き出す。
  【B】の合わせ調味料を加えて全体によくからめ、ピーマンとたけのこを加えてサッと炒め合わせる。仕上げにカシューナッツを加え、ざっと混ぜる。

※このレシピは、2015/04/08に放送したものです。