41-1 いちごの酢豚

いちごと、真っ黒なバルサミコ酢で酢豚をアレンジ!見た目のインパクトもさることながら、それに負けない、いちごの存在感にびっくりすること請け合いです。


  エネルギー : 570 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・いちご 14〜15コ(250g)
・豚肩ロース肉 (塊)  300g

 【A】 
  ・塩 小さじ1/3
  ・黒こしょう (粗びき)  小さじ1/3
  ・小麦粉 適量

 【たれ】 
  ・バルサミコ酢 120ml
  ・しょうゆ 大さじ1強
・揚げ油 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  いちごはヘタを取る。
  豚肉は3.5cm角に切る。【A】の塩、黒こしょうをふってなじませ、小麦粉をまぶす。
  揚げ油を160℃〜170℃に熱して豚肉をカラリと揚げ、油をきる。
  小鍋に【バルサミコ酢】を入れ、約35mlになるまで煮詰める。
  表面加工のしてあるフライパンに、煮詰めたバルサミコ酢としょうゆを入れ、強火にかけて煮立てる。トロリとしたら豚肉を加えて混ぜ、さらにいちごを加えてたれをからめる。器に盛り、黒こしょうをふる。



41-1a  鶏肉のいちごソース

スナップえんどうと新たまねぎ…これぞ春!の組み合わせをまとめ上げるのは、色鮮やかないちごソースです。春の気分を、さらに盛り上げましょう。



  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・鶏もも肉 1枚
・スナップえんどう 6コ
・新たまねぎ 2コ

 【たれ】 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/3
  ・みりん 大さじ1+1/3

 【いちごソース】 

 【A】 
  ・いちご (粗みじんに切る)  300g
  ・塩 小さじ1/3
  ・しょうゆ 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
 
    

  鶏肉は半分に切る。スナップえんどうは筋を取り、堅めにゆでる。
  たまねぎは上下を切り落とし、横に2等分に切る。表面加工のしてあるフライパンにサラダ油大さじ1を熱して両面をこんがりと焼き、【たれ】を合わせてからめる。
  【いちごソース】をつくる。【A】を合わせて表面加工のしてあるフライパンに入れ、強火にかける。煮詰まってトロリとしてきたらしょうゆを加えて混ぜる。
ポイント: いちごソースの味つけは、塩と香りづけのしょうゆのみにして、酸味を引き立てます。甘くないいちごのソースも、さっぱりしておいしいものですよ。
  表面加工のしてある別のフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉を皮のほうから焼く。焼き色がついたら裏返し、こんがりと焼く。
  鶏肉を1.5cm幅に切り、器に盛る。縦に割ったスナップえんどうとたまねぎをあしらい、【いちごソース】をかける。



41-1b  いちごとまぐろのわさびあえ

いちごとまぐろ、驚きの組み合わせで、美しく春を演出します。春のおもてなしに、しゃれた前菜としていかがでしょうか。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・いちご 100g
・まぐろ (刺身用のさく)  130g
・菜の花 6本
・いちご (飾り用/ヘタを取ってくし形に切る)  1コ分

 【ごまだれ】 
  ・練りわさび 小さじ2
  ・練りごま (白)  大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
・塩 小さじ1/6
 
    

  いちごはヘタを取り、7mm角に切る。まぐろも7mm角に切り、塩小さじ1/6をなじませて少しおき、いちごと混ぜる。菜の花は堅めにゆでて水にとり、水けを絞って粗みじんに切る。
ポイント: 色が似ているだけでなく、いちごの酸味がアクセントになり、まぐろをさっぱり食べられます。同じ大きさに切って混ぜ、一体化させると、取り合わせの意外性が増します。
  【ごまだれ】の材料を、順に混ぜ合わせる。
  皿に直径8cmのセルクル型をのせ、いちごとまぐろ、菜の花を、半量ずつ順に詰める。上から押さえて型をそっとはずす。残りも同様に形づくる。
ポイント: 浅めの空き缶などに菜の花、いちごとまぐろの順に詰め、皿に返してもよい。
  飾り用のいちごをのせ、周りに【ごまだれ】を注ぐ。



41-2 桜餅

小豆の皮を丁寧に除いてつくるこしあんは、なめらかでつややか。上品な姿と味わいが手の中、口の中で感じられる一品です。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 300分 (小豆を一晩浸す時間は除く。)

 


(10コ分/1コ50g)
・小豆 150g
・白ざらめ糖 75g
・道明寺粉 100g
・砂糖 70g
・桜の葉の塩漬け 20枚
*市販品。サッと洗い水けを拭いて使う。 


 

前日の準備 
 小豆はサッと洗い、たっぷりの水に一晩浸しておく。 
    


こしあん(270g)をつくる
  水に浸した小豆を流水で洗って鍋に入れ、たっぷりの水を注いで中火にかける。沸騰したら、ぬるま湯程度の温度(約40℃)になるまで水を注ぎ(びっくり水)、そのままアクが出るまで中火で煮立てる。
ポイント: 一度温度を下げると、小豆の中心にまで水分が入り、柔らかく、しわが寄らずに煮上がる。
  アクが出たゆで汁をいったん捨て(渋きり)、小豆をきれいに洗って冷ます。
  鍋に移し、たっぷりの水を注いで中火にかける。沸騰したら火を弱める。途中ゆで汁が半分くらいになったら水を足し、アクを取りながら2時間煮る。
  ヒタヒタ程度まで湯を捨て、小豆の形がなくなるまで、玉じゃくしなどでつぶす。
ポイント: つぶして皮を破き、中身を出す。
  ボウルの上にこし器や目の細かいざるを重ね、細い流水に当てながら、へらなどでボウルにこし出す。
  こし器をきれいにし、 をもう一度別のボウルにこし出す。
  こし器の上にガーゼを敷いて を注ぎ、きつく絞る。
  鍋に1cm深さの水とざらめ糖を入れて中火にかけ、混ぜながらざらめ糖を溶かし、 を半量ずつ加える。
  混ぜながら水分をとばす。ぽてっとした状態になったら、バットに上げて冷まし、ラップをかける。
ポイント: 焦げないように、鍋底を絶えずかき混ぜ、鍋肌のあんもこそげる。

生地をつくる
  ボウルに道明寺粉を入れ、水130ml(道明寺粉の1.3倍量)を注ぐ。3〜4分間混ぜ、最低2〜3時間おく。
ポイント: 前日に用意し、一晩おいてもよい。
  蒸気の上がった蒸し器に、堅く絞ったぬれ布巾を敷く。 を入れてふたをし、中火で20分間蒸す。
  ボウルに移し、砂糖を3回に分けて加え、混ぜ合わせ、粗熱を取る。
ポイント: 道明寺粉をたたむように混ぜると、粘りが出ず食感よく仕上がる。

あんを包む
   を、それぞれ10等分して、堅く絞ったぬれ布巾の上に並べる。
ポイント: こしあんのでき上がりが多い場合は、270g量ってから10等分する。
  生地を手にのせて少し平らにし、あんをのせる。人さし指と親指で口を閉じるように包んで形を整え、2枚の桜の葉ではさんで仕上げる。




41-2a  姫椿(ひめつばき)

桜餅と同様、こしあんと道明寺粉でつくるお菓子。道明寺粉は半分を紅(あか)く染めて、東大寺のお水取りに合わせた和菓子「糊(のり)こぼし」のように仕立てます。白あんでつくるとより色がきれいに仕上がりますよ。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 :

 


(10コ分)
・道明寺粉 100g
・砂糖 70g
こしあん 200g
・食紅 適量
・氷餅 適量
*もち米を水に浸して粉砕し、煮てから型に流して凍らせる。これを寒風にさらして乾燥させたもの。和菓子の仕上げにまぶして使用することが多い。 
・こなし 適量
*こなしとは白あんに小麦粉と米粉を混ぜて蒸し、砂糖を加えたもの。細工しやすく京菓子には欠かせない素材。つばきの花芯に見立てるために、食紅(黄)を混ぜた。マジパンや白あんに食紅(黄)を混ぜて代用してもよい。 
 
    

  砂糖35gに食紅を混ぜる。氷餅はくずし、ふるいにかけて細かくする。
  道明寺粉を桜餅 の要領で蒸して半分に分け、別々のボウルに入れる。片方に の着色した砂糖、もう一方に砂糖35gを加え、それぞれ混ぜ合わせる。
   をどちらも10等分して、堅く絞ったぬれ布巾の上で合わせる。紅白の生地を10組つくる。こしあんも10等分する。
  紅白の生地を手にとって、上にこしあんをのせる。桜餅 の要領で包み、 の氷餅をまぶす。
  布巾で包んで菜箸をゆっくりと1cmほど刺し、穴をつくる。菜箸の先にこなしをつけて穴に置き、花芯にする。



41-3 カヴァティエッディの魚介のラグーあえ

南イタリア・プーリア地方の手打ちパスタ。時季の食材を使った魚介のラグーソースと合わせて、春らしく、軽やかな一皿に仕上げる極意を教わります。


  エネルギー : 670 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (カヴァティエッディの生地をねかせる時間は除く。)

 講師: 濱崎 龍一


(2人分)

 【カヴァティエッディ】*つくりやすい分量/約4人分できる 

 【A】 
  ・セモリナ粉 120g
  ・強力粉 100g
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
  ・塩 二〜三つまみ
  ・ぬるま湯 (60℃)  カップ1/2

 【あさりのだし】*つくりやすい分量 
  ・あさり (殻付き/砂抜きしてあるもの)  300g
  ・水 カップ1+1/2
  ・イタリアンパセリ 1〜2枝

 【魚介のラグー】 
  ・帆立て貝柱 100g
  ・えび (殻付き/無頭)  90g
  ・いか 70g
  ・新たまねぎ 1コ(100g)

 【B】 
  ・にんにく (半分に切る)  1かけ分
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
  ・赤とうがらし
   (ヘタと種を除き、半分にちぎる)  
1本分
  ・アンチョビ (フィレ/粗みじん切り)  2枚分(6g)
  ・バター (食塩不使用)  大さじ1(12g)
  *あれば。 
  ・ブランデー 大さじ1+1/2
  *白ワインでもよい 
  ・グリーンアスパラガス
   (塩ゆでして、1cm幅の乱切り)  
2〜3本分
・イタリアンパセリ (刻む)  適量
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    


カヴァティエッディの生地をこねる
  【A】を大きめのボウルに入れ、ざっと混ぜる。ぬるま湯を注ぎ、手で混ぜてよくなじませる。
  ひとまとまりになったらまな板に取り出し、手のつけ根を使って、10分間ほどよくこねる。
  生地のきめが細かくなり、表面がツルツルして、耳たぶよりも柔らかいくらいの堅さになったら、ラップをかけて2時間ねかせる。
ポイント: ここでグルテンを落ち着かせます。途中から冷蔵庫に入れてもかまいませんが、初めはしばらく常温においてください。

成形する
  生地を麺棒で2cm厚さにのばす。7mm幅の薄切りにし、さらに7mm幅の細切りにする。
ポイント: 生地を少しずつとって直径7mmの棒状にのばしてもいいですが、切るほうがよりスピーディーにできます。
   を手のひらで軽く転がし、直径7mmの棒状にする。
   を2cm幅に切る。
  人さし指と中指をそろえて を押さえ、少し前に押すようにしてから、ぎゅっと手前に引く。くるんと丸まればよい。残りも同様に形づくる。
  セモリナ粉(分量外)を敷いたバットに入れ、上からもセモリナ粉をかけて混ぜておく。
ポイント: セモリナ粉を混ぜるのは、カヴァティエッディ同士がくっつかないようにするため。この状態で、冷凍保存することもできます。

あさりのだしをとる
  【あさりのだし】の材料を鍋に入れ、強火にかけてふたをする。
  沸騰したら弱火にし、あさりの口が開いたらそのまましばらく煮立て、こす。あさりはむき身にし、とっておく。
ポイント: あさりのだしは冷凍保存することができます。

ラグーをつくる
  帆立ては1.5cm角、えびは殻をむいて1.5cm幅、いかは1cm角に切る。新たまねぎは縦半分に切り、薄切りにする。
  【B】をフライパンに入れて強火にかけ、香りがたったら弱火にして赤とうがらしを加える。にんにくが色づいたら火を止め、アンチョビとバターを加えて弱火にかける。新たまねぎを加え、ふたをして蒸し炒めにする。
ポイント: 蒸らすことで新たまねぎの甘み、コクを引き出します。
  新たまねぎがしんなりしたら、にんにくと赤とうがらしを除き(赤とうがらしは好みのタイミングで取り出してよい)、塩二つまみをふる。
  別のフライパンにエクストラバージンオリーブ油適量を熱し、帆立て、えび、いかを入れて強火で炒め、焼き色をつける。一度火を止めてブランデーを加え、アルコール分をとばして に加える。
  フライパンに、 のあさりのむき身と、あさりのだしカップ1/2を加え、なじませて火を止める。

カヴァティエッディと合わせる
  鍋に湯をたっぷり沸かし、1%弱の塩(湯1リットルに対して10g弱が目安)を入れ、セモリナ粉をはたいたカヴァティエッディ160gを入れる。3分間ほどゆで、火が通って弾力が出てきたら湯をきる。
ポイント: カヴァティエッディはアルデンテを気にしなくてもよいパスタなので、多少長くゆでても大丈夫。凍った状態のものは、そのまま湯に入れ、5〜6分間ほどゆでます。
   のフライパンに、アスパラガス、 、エクストラバージンオリーブ油大さじ2を加えて火にかけてあえる。味をみて足りなければ塩適量で味を調える。器に盛り、イタリアンパセリを散らす。
《プロの技法1》
「あさりを選別する」
今回ラグーのベースになるのが、あさりのだし。悪くなったあさりが1コ混ざるだけで、味が台なしになってしまうので、以下の方法で悪いあさりを除いてから、計量します。
(1)音を聞く
あさりを5〜6コ両手にとり、耳元で転がして音を聞きます。悪くなっているものはにぶい音やカラカラと空虚な音がします。
(2)においをかぐ
悪くなっているあさりは、異臭がします。
《プロの技法2》
「香ばしさを加える」
帆立て、えび、いかは別のフライパンで炒めてからソースに入れることで、香ばしさを加えます。炒めるときはすぐ混ぜずに、じっくり焼き色をつけてください。この香ばしさで、全体に軽やかなソースに深みが加わります。




41-3a  春キャベツとアンチョビのカヴァティエッディ

春キャベツの甘味を楽しめる一品に仕上げます。


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 濱崎 龍一


(2人分)
カヴァティエッディ 160g
・春キャベツ 140g
・新たまねぎ 1コ(100g)

 【A】 
  ・にんにく (半分に切る)  1かけ分
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
・赤とうがらし (ヘタと種を除き、半分にちぎる)  1本分
・アンチョビ (フィレ/粗みじん切り)  3枚分(8〜10g)
・バター (食塩不使用/あれば)  大さじ1(12g)
あさりのだし カップ1/2
・塩 二つまみ
・エクストラバージンオリーブ油 少々
・黒こしょう (粗びき)  少々
 
    

  春キャベツは1cm四方の色紙切りにする。新たまねぎは縦半分に切り、薄切りにする。
  【A】をフライパンに入れて強火にかけ、香りがたったら弱火にして赤とうがらしを加える。にんにくが色づいたら火を止め、アンチョビとバターを加えて弱火にかける。新たまねぎを加え、ふたをして蒸し炒めにする。
  新たまねぎがしんなりしたら、にんにくと赤とうがらしを除き、塩二つまみをふる。あさりのだしを加え、なじませて火を止める。
  鍋に湯をたっぷり沸かし、1%弱の塩(湯1リットルに対して10g弱が目安)を入れ、セモリナ粉をはたいたカヴァティエッディを入れる。
  3分間ほどゆでたらキャベツを加えてすぐに火を止め、湯をきる。
   を加えて火にかけ、あえる。器に盛り、エクストラバージンオリーブ油少々をかけ、黒こしょう少々をふる。



41-5  トマトとチキンの煮込み

トマト缶と余りがちなキャベツで、手軽なのに味は本格派のうれしい一皿です。


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.10 g
  調理時間 : 20分

 講師: 山本 麗子


(4人分)
・トマトの水煮 (缶詰)  1缶(400g)
・鶏もも肉 2枚
・キャベツ 1/2コ
・シェリー酒 大さじ2
*または白ワイン。 
・スープ カップ1
*固形チキンスープの素(洋風)1/2コを湯カップ1で溶いたもの。 
・塩 
・こしょう 少々
・小麦粉 大さじ2
・オリーブ油 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  鶏肉は4cm角に切って、塩小さじ1/2 、こしょう少々をふってもみ込み、小麦粉大さじ2をまぶす(小麦粉をまぶして、鶏のうまみを閉じ込める)。
  ボウルにトマトを缶汁ごと入れ、料理ばさみで細かく刻む(トマトは細かく刻むことで、なめらかなソースに)。キャベツは軸を取って3cm角に切る。
  鍋にオリーブ油大さじ2を中火で熱し、 を炒める。肉の色が変わったらシェリー酒を加え、 のトマトも加える。
  スープ、 のキャベツ、塩少々、しょうゆ大さじ1を加えて味を調え、10分間煮る。

※このレシピは、2009/06/01に放送したものです。



41-5a  鶏のから揚げ

「冷めてもおいしい」を意識して、試作に試作を重ねてたどり着いたのが、かたくり粉だけの衣。そのぶん、特製うまみじょうゆでまろやかなコクを肉に浸透させます。お弁当にぴったりです。


  エネルギー : 700 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 1.90 g
  調理時間 : 20分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量。8〜10コ)
・鶏もも肉 1枚(250g)
うまみじょうゆ 大さじ1+1/2
・かたくり粉 
・揚げ油 
 
    

  鶏肉は約3cm角に切る。ボウルに入れ、うまみじょうゆを加えてからめ、5〜10分間おく。汁けが出てきた場合は、ざるに上げて汁けをしっかりきる。
  ポリ袋に を入れ、かたくり粉大さじ4を加えて、全体にたっぷりまぶす。
  鍋に2〜3cm深さまで揚げ油を入れて、約180℃に熱する。 を加えたら3分間ほど触らずに揚げる。
ポイント: 揚げ油は鶏肉の頭が少し出るくらいの少なめで大丈夫。揚げ初めは触らず見守って!
  カラリとしてきたら、裏返し、こんがりと中まで火を通す。



41-6  ダブル春にんじんサラダ

シャキシャキの春にんじんを、すりおろした春にんじん入りのドレッシングでいただきましょう。シンプルですが、香りも彩りも華やかな一皿です。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 0.80 g
  調理時間 : 15分

 講師: 小林 まさみ


(2人分)
・春にんじん (小)  1本(100g)

 【A】 
  ・オリーブ油 大さじ1+1/2
  ・酢 大さじ1
  ・砂糖 小さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  少々
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・パセリ (みじん切り)  少々
・塩 
 
    

  にんじんは皮付きのまま、先端のほうから約10g分(大さじ1)をすりおろして瓶などに入れる。
  残りのにんじんはスライサーでせん切りにしてボウルに入れ、塩小さじ1/6をまぶし、10分間ほどおく。
   に【A】を加え、ふたをしてふり混ぜ、ドレッシングをつくる。
   の水けを絞って器に盛り、 をかけ、パセリを散らす。食べる直前によく混ぜる。



41-7 シャキシャキもやしのチャーハン風

もやしとエリンギの食感がまるで米粒のよう。ユニークで新しいもやし料理をご紹介します。


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・もやし 1袋(200g)
・エリンギ 2本(100g)
・かにかまぼこ 6本
・細ねぎ 3本
・卵 2コ

 【A】 
  ・塩 二つまみ
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (中国風)  小さじ1/4
  ・こしょう 少々
・サラダ油 小さじ2
・しょうゆ 少々
 
    

  もやしはサッと洗い、ひげ根を取り、米粒と同じくらいの大きさに刻む。
  エリンギは根元を切り落とす。薄切りにしたあと細切りにし、米粒と同じくらいの大きさに刻む。かにかまぼこも米粒と同じくらいのさいの目に切り、細ねぎは小口切りにしておく。
  ボウルに卵を溶きほぐし、もやしとエリンギを入れる。全体を混ぜ、【A】を加えて下味をつける。
ポイント: もやしを卵でコーティングするので水分が出にくく、パラパラに炒めることができる。
  フライパンにサラダ油小さじ2を強火で熱し、 を炒める。
  卵に火が通り、パラパラな状態になったら のかにかまぼこを加えて炒める。
   の細ねぎを入れて炒めたら、仕上げに鍋肌からしょうゆ少々を回しかけ、香りづけをする。全体を混ぜて火を止め、皿に盛る。




41-7a  マーボーもやし

粗びきのひき肉と豆もやしはよく合う食材。コクがあり、後引く辛みがサイコーです。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・豆もやし 3/4袋(150g)
・豚ひき肉 (粗びき)  150g

 【A】 
  ・酒 小さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・甜麺醤(テンメンジャン) 小さじ1

 【B】 
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ2/3
  ・酒 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2/3
  ・オイスターソース 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
・チキンスープ 200ml
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
・ねぎ (みじん切り)  1/3本分
・水溶きかたくり粉 大さじ1
*水2:かたくり粉1の割合で溶いたもの。 
 
    

  豆もやしはサッと洗い、ひげ根を取る。
  表面加工のしてあるフライパンで豚ひき肉を炒める。火が通ったら【A】を入れ、水分がなくなるまでしっかり炒めて取り出す。
   のフライパンをきれいにして強火にかけ、 の豆もやしを入れたら弱火にし、【B】を加えながら弱火で炒める。チキンスープを加え、2〜3分間煮込む。
ポイント: 炒めすぎると水分が出て食感がなくなるので手早く。
   のひき肉を戻し入れ、ねぎを加える。水溶きかたくり粉でとろみをつけ、火を止めて器に盛る。



41-7b  ピリ辛おろしもやし

大根おろしをもやしにからめて風味をアップします。程よい酸味は箸休めにぴったりの味。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・もやし 180g
・大根 3cm

 【A】 
  ・塩 一つまみ
  ・こしょう 少々

 【B】 
  ・酢 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1/2
  ・一味とうがらし 少々
 
    

  もやしはひげ根を取って熱湯でゆで、【A】をふり、おか上げする(「もやしの保存【おか上げ】」参照)。
  大根は皮をむいてすりおろし、軽く水けをきる。
  ボウルにもやしを入れ、合わせた【B】を加えて混ぜる。 を加えて全体をからめ、器に盛る。
ポイント: 冷蔵庫で冷やして食べてもおいしい。



41-7c  もやしサンラータン

たっぷりの具に、やさしいとろみをつけて食べごたえアップ。酸味と辛みのバランスが絶妙なスープです。


  エネルギー : 190 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・もやし 1/2袋(100g)

 【A】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・豚バラ肉 (薄切り)  60g
・白菜 1/2枚

 【B】 
  ・チキンスープ 500ml
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/3
  ・酒 大さじ1
  ・ラーユ 小さじ1
  ・塩 小さじ1/5
  ・こしょう 少々
・水溶きかたくり粉 大さじ2
*水2:かたくり粉1の割合で溶いたもの。 
・溶き卵 大さじ1
・酢 大さじ1+1/3
 
    

  もやしはひげ根を取る。熱湯で30秒間ほどゆで、ざるに上げる。しっかり水けをきり、【A】をふって下味をつけ、粗熱を取る(おか上げ)。
  豚バラ肉は5mm幅の細切りにし、白菜は5cm長さの細切りにする。
  鍋を強火にかけ、豚バラ肉を炒める。火が通ったら【B】を入れ、 のもやしと の白菜を加えて1〜2分間煮る。
  水溶きかたくり粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を回し入れる。サッと混ぜ合わせたら仕上げに酢大さじ1+1/3を加え、火を止めて器に盛る。



41-7d  もやしの保存【おか上げ】




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 菰田 欣也

・もやし 200g
・塩 一つまみ
・こしょう 少々
 
    

  もやしはひげ根を取る。熱湯で30秒間(豆もやしの場合は1分間)ゆで、素早くざるに上げる。水けをしっかりきる。
ポイント: ざるに上げたあとも余熱で火が入るので、早めでよい。
  もやし200gに対して、塩一つまみ、こしょう少々を目安にふりかけ、全体を混ぜ合わせる。食べてみて塩味を感じるくらいがいい。
  バットなどに広げて粗熱を取り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。2〜3日間で食べきるように。



41-7e  もやし春巻

豆もやしのおいしさが味わえます。皮はパリパリで、ご飯にも酒にもぴったり!


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・豆もやし 1袋(200g)

 【A】 
  ・塩 一つまみ
  ・こしょう 少々
・春巻の皮 2枚
・溶き卵 適量
・サラダ油 小さじ1
・酢 
・しょうゆ 
 
    

  豆もやしはひげ根を取る。熱湯で1分間ほどゆで、ざるに上げる。しっかり水けをきり、【A】をふって下味をつけ、風通しのよい場所で粗熱を取る。
  春巻の皮を広げ、手前を少しあけて の半量を並べる。手前からきっちり巻き、巻き終わりの1cm幅に溶き卵を塗って閉じる。もう1本も同様につくる。
ポイント: 皮が乾燥していたら、霧吹きで水分を与えて電子レンジ(600W)に15秒間かけると巻きやすい。
  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油小さじ1を強火で熱し、 の巻き終わりを下にして並べたら弱火にする。焼き色がつくまで4面をじっくり焼く。取り出して油をきり、食べやすい大きさに切って皿に盛る。好みで酢じょうゆを添えてもおいしい。



41-7f  もやしシューマイ

ザックリ刻んだもやしでボリュームアップすれば、肉のうまみたっぷりなのに、軽やかに食べられます。


  エネルギー : 330 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・もやし 1/2袋(100g)
・豚ひき肉 200g

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1/2
  ・オイスターソース 小さじ1/3
  ・砂糖 小さじ1/3
  ・しょうゆ 小さじ1/4
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
  ・ごま油 少々
・シューマイの皮 (大)  8枚
・かたくり粉 
 
    

  もやしはサッと洗い、ひげ根を取り、粗みじんに刻む。ボウルに入れ、かたくり粉大さじ2をふり入れ、全体にまぶしてパラパラの状態にする。
ポイント: かたくり粉はもやしの水分を閉じ込め、肉とのつなぎをよくする。
  別のボウルに豚ひき肉と【A】を入れ、しっかり混ぜ合わせる。
   のもやしを加え、ザックリ混ぜ合わせ、8等分に分ける。
  シューマイの皮に をのせ、8コ分包む。オーブン用の紙を敷いたせいろに並べる。
  蒸気の上がった中華鍋にせいろを重ね、強火で10〜12分間蒸す。蒸し上がったら皿に盛る。
【おいしさアップ!】
蒸し上がりをそのまま冷まして粗熱を取り、一晩冷蔵庫に入れる。ねかせることで味がなじみ、うまみがアップする。食べる直前に温め直すとよい。



41-7g  もやし焼きそば

シンプルな具材で主役の麺を際立たせます。麺の香ばしさと野菜の甘みがマッチした一品です。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 菰田 欣也


(2人分)
・もやし 3/4袋(150g)
・キャベツ 2枚
・中華麺 (蒸し)  2玉

 【A】 
  ・酒 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1/2

 【B】 
  ・酒 大さじ2
  ・水 大さじ2

 【C】 
  ・オイスターソース 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・こしょう 少々
・サラダ油 小さじ2
 
    

  もやしはサッと洗い、ひげ根を取る。キャベツは堅い軸の部分をつぶし、細切りにする。
  皿に中華麺をのせ、【A】をふりかける。表面加工のしてあるフライパンにサラダ油小さじ2を強火で熱し、麺を入れる。
  フライパンが温まってくると自然にほぐれるので、強火のまま両面に焼き色がつくまで焼き、箸で軽くほぐしながら全体に広げる。
   の野菜と【B】を入れ、ふたをして中火で1分間ほど蒸らす。
ポイント: 蒸しすぎると野菜から水分が出て全体が水っぽくなり、食感もなくなるので注意。
  野菜がしんなりしてきたらふたを取り、【C】を入れてサッと炒める。火を止め、皿に盛る。



41-8 もやしとちくわの磯辺かき揚げ

ちくわの磯辺揚げをアレンジ。もやしの「ちょっと意外な食感」で、家族の心をがっちりつかみます。


  エネルギー : 350 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 笠原 将弘


(2〜3人分)
・もやし 1袋(200g)
・ちくわ 3本

 【A】 
  ・青のり粉 大さじ2
  ・小麦粉 少々

 【衣】*つくりやすい分量。余ったら、ほかの野菜などにつけて天ぷらに。 
  ・卵黄 1コ
  ・冷水 カップ1
  ・小麦粉 120g

 【天つゆ】 
  ・だし カップ3/4
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
・大根おろし 大さじ2
・揚げ油 
 
    

  【天つゆ】の材料は小鍋に合わせ、中火でひと煮立ちさせる。
  もやしは形よくまとまるように、ザク切りにする。ちくわは長さを半分に切り、棒状に切る。
   をボウルに合わせ、【A】を加えてまぶす。
  別のボウルに【衣】の卵黄と冷水を混ぜ合わせ、小麦粉を加えてざっと混ぜる。 に少しずつ加え、もやしとちくわがからみ合う濃度に加減する。
  揚げ油を170℃に熱し、 をしゃもじに適量のせてすべらせながら入れる。周りが固まったら裏返し、合計3〜4分間揚げる。器に盛り、大根おろしと【天つゆ】を添える。




41-8a  もやしと油揚げの煮びたし

人気の京風おばんざい「野菜と油揚げの煮びたし」。油揚げと煮干しのだしが出た煮汁と一緒にもやしをたっぷり食べましょう。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 笠原 将弘


(2〜3人分)
・もやし 1袋(200g)
・油揚げ 1枚
・煮干し 20g
・昆布 3g

 【煮汁】 
  ・水 カップ2+1/2
  ・うす口しょうゆ カップ1/4
  ・みりん カップ1/4
 
    

  煮干しは頭と内臓を除く。油揚げは縦半分にし、細切りにする。
  鍋に【煮汁】の材料と の煮干し、昆布、油揚げを入れ、弱めの中火にかける。煮立ったら強火にしてもやしを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。
  そのまま冷まして味を含ませ、もう一度温めて器に盛る。



41-8b  もやしと鶏肉の白あえ

白あえは、真っ白で上品なおかずです。良質なたんぱく質・鶏むね肉&豆腐と、低エネルギーのもやしとの超ヘルシーな組み合わせ。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (豆腐を水きりする時間は除く。)

 講師: 笠原 将弘


(2〜3人分)
・もやし 1袋(200g)
・鶏むね肉 100g
・木綿豆腐 150g

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 小さじ2
  ・ごま油 小さじ1
  ・みりん 小さじ1
・白ごま 少々
・塩 少々
 
    

  豆腐は紙タオルで包み、水を入れたボウルなどでおもしをし、30分間ほど水きりしておく。鶏肉は皮を除き、1.5cmほどの厚さにそぎ切りにして2〜3等分にする。
  もやしは塩少々を入れた熱湯でサッとゆで、すぐに引き上げて湯をきる。ざるに広げて冷まし、塩少々をふる。
ポイント: 鍋に残った湯で鶏肉に火を通すので、湯は捨てずにざるや網じゃくしでもやしだけをすくい、そのまま火にかけておく。
   の湯に の鶏肉を入れ、再び沸いてきたら火を止める。5分間ほどおき、余熱で火を通す。取り出して粗熱を取り、水けを拭いて手で食べやすく裂く。
   の豆腐をボウルに入れて泡立て器でほぐす。【A】を加え、さらによく混ぜてなめらかにする。
   にもやしと鶏肉を加え、サックリとあえる。器に盛り、白ごまをふる。
【もやし使いのコツ】
もやしをゆでるときは、ほとんど湯通し程度に。ゆですぎないうちに湯をきり、ざるに広げて手早く冷まします。水っぽくなりうまみもなくなってしまうので、決して水にはさらしません。上手にゆでて冷ましたもやしは、シャキシャキと歯切れがよく、サラダやあえ物にぴったり。



41-8c  もやし豚汁

豚肉のコクと、もやしのみずみずしさがマッチした究極のシンプル豚汁です。具だくさんの豚汁にも負けないおいしさ!


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 笠原 将弘


(2〜3人分)
・もやし 1袋(200g)
・豚バラ肉 (薄切り)  100g

 【A】 
  ・水 カップ3
  ・昆布 (3〜4cm四方)  1枚(3g)
  ・みりん 小さじ1
・みそ 大さじ3
・黒こしょう (粗びき)  適量
 
    

  豚肉は一口大に切る。
  フライパンを弱火にかけて を広げて入れ、じっくりと焼く。脂が出たらもやしを加え、強火で炒める。
  しんなりしたら【A】を加えてひと煮立ちさせ、火を弱め、みそ大さじ3を溶き入れる。器に盛り、黒こしょう適量をふる。



41-8d  もやしあんの和風天津丼

ご飯の上のふわふわ卵に、甘酢あんならぬ和風のもやしあんをとろりとかけます。和風の天津丼をご賞味あれ。


  エネルギー : 660 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 笠原 将弘


(2人分)

 【もやしあん】 
  ・もやし 1袋(200g)

 【A】 
  ・だし カップ1
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
  ・かたくり粉 小さじ2
  ・水 小さじ2

 【ふわふわ卵】 
  ・卵 3コ
  ・かにかまぼこ (細かくほぐす)  50g
  ・砂糖 小さじ1
  ・塩 小さじ1/3
・ご飯 丼2杯分
・細ねぎ (小口切り)  適量
・サラダ油 大さじ2
 
    

  【もやしあん】をつくる。もやしはみじん切りにする。フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し、もやしを炒める。【A】を加え、ひと煮立ちしたら、かたくり粉を水で溶き、回し入れながら混ぜる。とろみがついたら火を止める。
  【ふわふわ卵】をつくる。ボウルに卵を割りほぐし、すべての材料を加えて混ぜる。 と別のフライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、卵液を流す。箸で大きく混ぜ、半熟状になったら火を止める。
  丼にご飯を盛って を等分にのせ、 をかけて細ねぎを散らす。



41-8e  もやしの明太子あえ

明太子のピリ辛味をどーんと受けとめる、もやしの懐の深さを実感する一品です。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 笠原 将弘


(2〜3人分)
・もやし 1袋(200g)
・からし明太子 50g

 【A】 
  ・ごま油 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
・焼きのり (全形)  1/2枚
・塩 
 
    

  からし明太子はスプーンでこそげて皮を除く。ボウルに入れて【A】を加え、味を調える。
  もやしは塩少々を入れた熱湯でサッとゆで、すぐに引き上げて湯をきる。ざるに広げて冷まし、塩少々をふる。
   に加えてあえ、器に盛る。焼きのりを細切りにして散らす。



41-9 もやしと豆腐の韓国風お好み焼き

豆腐入りの生地がふんわり柔らか。豚キムチ風味の、パンチのきいた味わいです。


  エネルギー : 730 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)
・豆もやし 1袋(200g)
・わけぎ 2〜3本
・白菜キムチ (市販)  100g
・豚バラ肉 (薄切り)  80g

 【生地】 
  ・絹ごし豆腐 1/2丁(150g)
  ・卵 1コ
  ・小麦粉 100g
  ・かたくり粉 20g
  ・すりごま (白)  大さじ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・にんにく (すりおろす)  1かけ分
・糸とうがらし 適宜
*あれば。 
・ごま油 
・酢 
・しょうゆ 
 
    

  豆もやしは好みでひげ根を取り、3〜4cm長さに切る。わけぎは1cm幅の斜め切りにする。白菜キムチは汁けを絞り、粗く刻む。豚肉は2〜3cm幅に切る。
  豆腐は水けをきってボウルに入れ、なめらかになるまで泡立て器で混ぜる。【生地】のほかの材料を加えてさらに混ぜる。
   を加えて、ザックリと混ぜ合わせる。
  フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、 を流し入れて円形に広げ、ふたをして5分間ほど焼く。
  こんがりと焼き色がついたら、鍋のふたなどをかぶせて裏返し、フライパンに戻し入れる。
  【生地】の周囲にごま油大さじ2を回しかけ、さらに3〜4分間、こんがりと焼く。器に盛り、糸とうがらしをのせる。好みで、酢・しょうゆ各適量を混ぜて、添える。



41-9a  鶏手羽のもやしヤンニョムかけ

もやしたっぷりでつくる韓国風のたれが、シンプルな鶏手羽の塩焼きにメリハリを出します。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)
・鶏手羽中 12本

 【もやしヤンニョム】 
  ・豆もやし 1/2袋(100g)

 【たれ】 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・白ごま 大さじ1
  ・酢 大さじ1
  ・砂糖 小さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・しょうが (すりおろす)  1かけ分
  ・にんにく (すりおろす)  少々
  ・細ねぎ (小口切り)  2〜3本分
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  手羽中は塩・黒こしょう各少々をふり、魚焼きグリルで両面をこんがりと焼く。
  豆もやしは好みでひげ根を取り、小さめの鍋に入れる。「たっぷりもやしの白ビビンバ」の「豆もやしのゆで方」を参照してゆでる。
  もやしをざるに上げて水けをきり、塩一つまみをふる。ざるを揺すって全体にからめ、粗熱が取れたら水けをしっかり絞り、粗く刻む。
  ボウルに【たれ】を混ぜ合わせ、もやし、細ねぎを加えてサッと混ぜ、【もやしヤンニョム】をつくる。
  器に を盛って をかけ、黒こしょう適量をふる。



41-9b  もやしの焼き肉

豚肉でもやしを巻いて焼き、葉野菜で包んでいただきます。安価でヘルシーな焼き肉です!


  エネルギー : 530 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)
・豆もやし 1袋(200g)
・豚バラ肉 (薄切り)  12枚

 【たれ】 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1
  ・酒 大さじ1
  ・ごま油 大さじ1
  ・白ごま 大さじ1
  ・粉とうらがし (中びき)  大さじ1
  ・ねぎ (みじん切り)  5cm分
  ・にんにく (すりおろす)  1かけ分
  ・しょうが (すりおろす)  1かけ分
・サニーレタス 適量
・フリルレタス 適量
・青じそ 適量
・塩 少々
・黒こしょう (粗びき)  少々
・小麦粉 
・ごま油 少々
 
    

  豆もやしは好みでひげ根を取る。豚肉は塩・黒こしょう各少々をふる。【たれ】を混ぜ合わせる。
  肉を1枚広げて縦長に置き、豆もやしの1/12量をのせ、手前からクルクルと巻く。残りも同様にし、計12コつくる。
   に小麦粉を薄くまぶす。
  フライパンにごま油少々を中火で熱し、 の巻き終わりを下にして並べ、こんがりと焼く。焼き色がついたら、転がしながら全体を焼く。
  余分な脂を紙タオルで拭き取り、【たれ】を回し入れて全体にからめる。器に盛り、葉野菜を添える。

もやしの焼き肉はレタス、青じそで巻いて食べます。



41-9c  たっぷりもやしの白ビビンバ

具は体によい白い素材だけ。本来のビビンバより手間がかからず、手軽につくれます。


  エネルギー : 660 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (米と押し麦をざるに上げておく時間、炊く時間、ささ身を冷ます時間は除く。)

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)

 【麦ご飯】*または米だけのご飯でもよい。 
  ・米 180ml(1合)
  ・押し麦 90ml(1/2合)
・豆もやし 1袋(200g)
・鶏ささ身 2本

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・塩 小さじ1/3
・新たまねぎ (縦に薄切り)  1コ分

 【B】 
  ・塩 少々
  ・酢 大さじ1
  ・ごま油 小さじ1

 【コチュジャンだれ】 
  ・コチュジャン 大さじ1
  ・酢 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・みそ 大さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1
  ・しょうが (すりおろす)  1かけ分
・塩 一つまみ
・ごま油 小さじ2
 
    

  米と押し麦を合わせて洗い、ざるに上げて30分間ほどおく。炊飯器の内釜に入れ、1.5合の目盛りまで水を加え、普通に炊く。
  豆もやしは好みでひげ根を取り、小さめの鍋に入れる。「豆もやしのゆで方」を参照して、ゆでる。
  もやしをざるに上げて水けをきり、塩一つまみをふる。ざるを揺すって全体にからめ、粗熱が取れたら水けを絞る。ボウルに入れ、ごま油小さじ1をからめてナムルにする。
ポイント: 塩の脱水作用で余分な水分が出て、パリッと仕上がる。
  ささ身は鍋に入れてかぶるくらいの水を注ぎ、【A】を加えて強火にかける。沸騰したら火を止め、そのまま冷ます。ささ身を取り出して食べやすい大きさに裂き、ごま油小さじ1をからめる。
ポイント: 酒と塩入りの湯でゆでるのは、臭みを取って下味をつけるため。
  新たまねぎをボウルに入れ、【B】を順にからめてナムルにする。
  器に麦ご飯を盛り、たまねぎ、豆もやし、ささ身の順にのせる。【コチュジャンだれ】を混ぜてかける。
【豆もやしのゆで方】
少なめの水で蒸し煮のようにゆでると、豆の風味とうまみが引き立ちます。もやしが半分くらいつかる深さに水を注ぎ、強火にかける。沸騰したらふたをし、弱めの中火で5〜6分間ゆでる。



41-9d  もやしの冷麺風

夜食やダイエットメニューにぴったり! 豆もやしが主役のアイデア冷麺です。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (煮干しを水につけておく時間、スープを冷ます時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)
・豆もやし 2袋(400g)

 【煮干しだし】 
  ・煮干し 30g
  ・水 カップ4

 【A】 
  ・塩 小さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  1かけ分
・きゅうり 1/2本
・白菜キムチ 80g
*市販。 
・ゆで卵 1コ
・糸とうがらし 適宜
*あれば。 
・酒 カップ1/4
・塩 一つまみ
 
    

  【煮干しだし】をつくる。煮干しは内臓を取り(頭は付けたままでよい)、鍋に入れる。分量の水を注いで30分間ほどおき、強火にかける。沸騰したら弱火にし、10分間ほど煮て、ざるでこす。
  豆もやしは好みでひげ根を取る。【煮干しだし】を鍋に戻し入れ、酒カップ1/4を加えて強火にかける。煮立ったらもやしを加え、弱めの中火で5分間ほど煮る。もやしを取り出して汁けをきり、塩一つまみをふる。ざるを揺すって全体にからめ、粗熱が取れたら水けを絞る。
  鍋に残った煮汁に【A】を加え、軽く煮てスープをつくる。ボウルに移して冷まし、冷蔵庫で冷やす。
  きゅうりは斜め薄切りにしてから細切りにする。白菜キムチは食べやすい大きさに切る。ゆで卵は半分に切る。
  器にもやしを盛り、 のスープをかける。 を順にのせ、糸とうがらしを散らす。



41-9e  もやしとあさりの豆乳スープ

豆の風味とあさりのうまみが、ふくよかなスープです。体の奥にじんわりしみ入る奥深い味に仕上がります。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (煮干しと昆布を水につけておく時間は除く。)

 講師: コウ ケンテツ


(2人分)
・豆もやし 1袋(200g)
・あさり (砂抜きしたもの)  200g

 【煮干しと昆布のだし】 
  ・煮干し 20g
  ・昆布 (5cm四方)  1枚
  ・水 カップ2
・豆乳 (無調整)  カップ1

 【A】 
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・塩 小さじ1/2
  ・にんにく (すりおろす)  1/2かけ分
・細ねぎ (小口切り)  適量
・白ごま 適量
・粉とうがらし (中びき)  適量
・酒 
・塩 
 
    

  【煮干しと昆布のだし】をつくる。煮干しは内臓を取り(頭は付けたままでよい)、昆布とともに鍋に入れる。分量の水を注いで30分間以上おく。強火にかけ、煮立ったら昆布を取り出し、弱火にして10分間ほど煮てざるでこす。
  豆もやしは好みでひげ根を取る。あさりは殻をこすって洗う。
  【煮干しと昆布のだし】を鍋に戻し入れ、酒大さじ1、もやし、あさりを入れて強火にかける。煮立ったら弱火にして5分間ほど煮る。
  あさりの口が開いたら、豆乳と【A】を加えてひと煮立ちさせ、塩少々で味を調える。器に盛り、細ねぎ、白ごま、粉とうがらしを散らす。



41-10 あさりのだし巻き卵

酒蒸しにしたあさりと、たっぷりの青ねぎ、あさりから出たおいしいだしを加えて焼き上げましょう。おうちならではのあったかおかず。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (あさりを砂抜きする時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(12.5×16cmの卵焼き器で1枚分)
・卵 (L)  3コ
・あさり 200g
・青ねぎ 3本
・塩 
・酒 大さじ2
・しょうゆ 小さじ1
・サラダ油 適量
 
    


あさりを酒蒸しにする
  あさりはバットに並べて海水程度の塩水(水カップ1に塩小さじ1)をヒタヒタに加える。ぬらした新聞紙でふたをして砂抜きをする。青ねぎは小口切りにする。
  殻と殻をこすり合わせて洗い、鍋に入れる。酒大さじ2をふって弱めの中火にかけ、ふたをして約3分間蒸し煮にする。
  貝が開いたら火から下ろし、粗熱を取る。殻をはずし、身と蒸し汁を合わせて量る。足りなければ水を加え、カップ1/2とする。

溶き卵に合わせて焼く
  卵をボウルに割りほぐし、 と青ねぎ、しょうゆ小さじ1を加えて混ぜる。
  卵焼き器にサラダ油適量をなじませ、強めの中火で十分に熱する。 の卵液を玉じゃくしに2/3ほどすくって流し、半熟状になったら、向こう側から手前へ三つ折りにする。
  焼けた卵を向こう側に戻し、あいたところにサラダ油を塗る。 と同様に卵液を流し、焼けた卵の下にも行き渡らせ、半熟状になったら三つ折りにする。
   を繰り返して巻き重ね、焼き上がったら、すぐに器に盛る。




41-11  キャベツメンチカツ

たっぷりの刻みキャベツに少なめのひき肉で作るヘルシーなメンチカツです。



  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 脇 雅世


(2人分)
・春キャベツ 150g
・合いびき肉 100g
・たまねぎ 1/4コ
・卵 (大)  1コ
・生パン粉 適量
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・揚げ油 
 
    

  キャベツは軸も一緒に粗みじんに切る。たまねぎも粗みじんに切る。
  耐熱ボウルに1を入れ、ラップをして電子レンジ(600W)に1分30秒間かける。粗熱を取り、軽く水けを絞る。
ポイント: 水分にうまみがあるので、あまり強く絞りすぎないこと。
  別のボウルに合いびき肉と塩小さじ1/2、こしょう少々、卵、 を入れて全体がなじむまでよく混ぜる。
ポイント: 卵が多いので、柔らかいタネになる。
  ボウルにたっぷりのパン粉を用意する。 のタネを6等分にして1コずつ落とし入れ、しっかりとパン粉をつけながら円盤状に形を整える。
ポイント: 揚げるときにふくらむので、やや薄くし、中央を少しくぼませる。
  170℃に熱した揚げ油に落とし入れる。最初は形がくずれるので触らず、周りがしっかりしてきたら返して3〜4分間、カラリと揚げる。
ポイント: パチパチという音がしたら、中まで火が通っている。揚げたりないときは、電子レンジ(600W)に10秒間ほどかける。



41-11a  肉みそのキャベツ包み

こっくりと甘辛味がなじんだキャベツ入り肉みそ。ゆでたキャベツでクルッと巻いて、甘みと食感が味わいましょう。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (春雨を戻す時間は除く。)

 講師: 吉田 勝彦


(2〜3人分)
・春キャベツ 8〜9枚
*キャベツ1/2コを、芯を左側にしてまな板に置き、芯のほうの1/3の長さを切り落としたもの。 

 【肉みそ】 
  ・豚ひき肉 120g
  ・春キャベツ (内側の部分)  70g
  ・たまねぎ 40g
  ・春雨 (乾)  20g

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・甜麺醤(テンメンジャン) 大さじ2
  ・ごま油 小さじ1
・塩 
・サラダ油 大さじ1
 
    

  キャベツは外葉を8〜9枚はがす。内側は【肉みそ】に使う。
  鍋に湯を沸かして塩一つまみを入れ、 の外葉をサッとゆで、氷水にとって冷ます。ざるに上げ、水けを拭く。
  肉みそをつくる。キャベツの内側、たまねぎはみじん切りにする。春雨は水に20分間ほどつけて戻し、水けをきって2cm長さに切る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱してひき肉を炒め、色が変わったら、 を加えて炒め合わせる。【A】を順に加えて混ぜ、仕上げにごま油を加える。
   のキャベツで【肉みそ】を包んで食べる。



41-11b  キャベツあじ南蛮

あじ南蛮のつけ汁にサッとゆでたキャベツを入れるだけ。一度食べると、キャベツが欠かせなくなるおいしさです。


  エネルギー : 220 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 渡辺 あきこ


(2人分)
・春キャベツ 2枚(150g)
・あじ (三枚におろしたもの)  4枚(2匹分)

 【A】 
  ・酢 カップ1/2
  ・水 カップ1/4
  ・砂糖 大さじ2
  ・塩 小さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
・たまねぎ (薄切り)  50g
・しょうが (せん切り)  1かけ分
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1本分
・塩 少々
・こしょう 少々
・小麦粉 適量
・揚げ油 適量
 
    

  キャベツは4cm四方に切り、軸は4cm長さの薄切りにする。【A】を合わせ、砂糖をよく溶かしてからバットに入れ、たまねぎ、しょうが、赤とうがらしを加える。
  たっぷりの熱湯にキャベツを入れて10秒間ほどゆでる。ざるに上げて水けをきり、粗熱が取れたら のバットに入れる。
  あじは3〜4cm幅に切る。塩・こしょう各少々をふり、小麦粉をまぶす。
  170℃に熱した揚げ油に を入れ、約2分間揚げて、熱いうちに につける。すぐに食べられる



41-12  アスパラボンゴレビアンコ

アスパラガスとあさりのうまみと栄養を逃がさない、スペシャルボンゴレビアンコを紹介します。


  エネルギー : 520 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (あさりの砂を抜く時間は除く。)

 講師: 脇 雅世


(2人分)
・グリーンアスパラガス 5本(約150g)
・あさり 250g
・スパゲッティ (太さ1.6mm)  200g
・イタリアンパセリ (粗みじん切り)  少々
・塩 適量
・こしょう 適量
・オリーブ油 大さじ2
 
    

  アスパラガスは根元を少し切り、皮むき器で下半分の皮を薄くむき、2cm幅の斜め切りにする。あさりは海水程度の濃さの塩水(水カップ1に塩小さじ1が目安)に1〜2時間浸して砂抜きをし、こすり洗いをする。
  中華鍋または深めのフライパンに2リットルの湯を沸かし、塩小さじ2を入れてスパゲッティを加える。袋の表示時間の4分前になったら、スパゲッティがヒタヒタになるくらいの量を残して湯を捨て、あさりとアスパラガスを加える。
ポイント: 残す湯の量は250mlくらいが目安。
  ふたをして約1分間、強火でゆでる。あさりの口が1〜2コ開き始めたらふたを取り、全体を混ぜながら汁けをとばす。汁けがほとんどなくなるまで、約3分間、火を通す。
ポイント: 汁けがなくなってもスパゲッティが堅い場合は、適宜湯を加える。
  味をみて足りなければ、塩・こしょう各適量をふり、混ぜる。オリーブ油大さじ2を回し入れ、全体をなじませるようにさらに混ぜる。器に盛り、イタリアンパセリを散らす。



41-12a  アスパラのり巻き




  エネルギー : 690 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 70分

 講師: 渡辺 あきこ


(2人分)
・グリーンアスパラガス 6本

 【牛肉のしぐれ煮】 
  ・牛切り落とし肉 (2cm幅に切る)  80g
  ・しょうが (せん切り)  1/2かけ

 【A】 
  ・水 カップ1/4
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
・米 360ml(2合)

 【B】 
  ・酢 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2
  ・塩 小さじ1
・焼きのり (全形)  3枚
・青じそ (せん切り)  4枚
・練りわさび 少々
・塩 
 
    

  米は洗って炊飯器の内釜に入れ、堅めの水加減で炊く。アスパラガスは根元を少し切り、皮むき器で根元から1/3くらいの皮を薄くむく。
  フライパンにアスパラガスがかぶるくらいの湯を沸かして塩少々を入れ(湯カップ3に塩小さじ1/2が目安)、アスパラガスを加える。柔らかめに約2分間ゆでてざるに上げ、水けをきって粗熱を取る。
  鍋に【A】を煮立て、牛肉としょうがを入れて時々混ぜながら汁けがなくなるまで煮詰める。
   のご飯が炊き上がったら、バットなどに広げる。【B】を混ぜ合わせて加え、切るように混ぜてから、うちわなどであおいで冷ます。
ポイント: 混ぜながら冷ますと、ご飯がダマになって味が行き渡らないので、全体に混ぜ合わせてから冷ます。
  中巻きをつくる。巻きすに焼きのりを表側(つやのある面)を下にして横長に置く。 のすし飯220gを向こう側4cm残して、均一に広げる。中央に のしぐれ煮の半量と のアスパラガスを2本のせ、すし飯の手前と向こう側の端を合わせて巻く。同様にしてもう1本つくり、2cm幅に切る。
  細巻きをつくる。焼きのりを長辺が半分になるように切り、 と同様に巻きすに置く。 のすし飯80gを向こう側2cmを残して、均一に広げる。中央にわさびを細長く塗り、青じそとアスパラガス1本を置く。すし飯の手前と向こう側の端を合わせて巻く。同様にしてもう1本つくり、3cm幅に切る。



41-13  にんじんバンバンジー

生のにんじんのおいしさを味わおう!しっとりした蒸し鶏、コクのあるごまソースとの組み合わせも絶妙です。


  エネルギー : 170 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (鶏肉を冷ます時間は除く。)

 講師: 吉田 勝彦


(2人分)
・春にんじん 1本
・鶏むね肉 (皮なし)  130g

 【ごまソース】 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・酢 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・練りごま (白)  大さじ1
・細ねぎ (小口切り)  1本分
・酒 小さじ1
 
    

  にんじんは5cm長さ、2mm角の細切りにする。
  水にさらし、パリッとしたら水けをきる。
  鶏肉は厚みを均等に開き、酒小さじ1をふる。紙タオル(不織布タイプ)にのせ、蒸気の上がった蒸し器などで強火で7分間ほど蒸す。
  蒸し器から取り出し、そのまま紙タオルで包んで冷ます。食べやすい大きさに手で裂く。
  【ごまソース】をつくる。しょうゆ、酢、砂糖を混ぜ合わせ、練りごまに少しずつ加えて溶く。
  器に、にんじん、鶏肉を盛って【ごまソース】をかけ、細ねぎを散らす。



41-13a  にんじん茶碗(わん)蒸し

鮮やかな色合いに思わず歓声があがるかも。春にんじんの甘みがたっぷり出るので、甘さ控えめの味つけにするのがポイントです。


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (あさりの砂を抜く時間は除く。)

 講師: 渡辺 あきこ


(2人分)
・春にんじん 40g
・あさり 6コ(60g)
・卵 1コ

 【A】 
  ・だし 130ml
  ・塩 一つまみ
  ・うす口しょうゆ 小さじ1/4
・みつば (2cm長さに切る)  4本
・塩 
 
    

  にんじんは皮をむき、すりおろす。耐熱ボウルに入れ、ラップをして電子レンジ(600W)に1分間かけて柔らかくする。あさりは海水程度の濃さの塩水(水カップ1に塩小さじ1が目安)に30分間浸して砂抜きをし、こすり洗いをする。
  ボウルに卵を割り入れ、菜箸で卵白を切るようによく溶きほぐす。【A】を混ぜ合わせて卵に少しずつ加えて混ぜ、目の細かいざるでこす。 のにんじんを加える。
  耐熱の器にあさりとみつばを入れて の卵液をひと混ぜしてから注ぐ。
  鍋に深さ1〜2cmほどの湯を沸かし、 を並べ入れる。布巾でくるんだふたをし、中火で1分間煮立て、ふたをずらして弱火にし、さらに15分間蒸す。
ポイント: ふたを布巾でくるむと、水滴が茶碗蒸しに落ちない。



41-13b  丸ごとにんじんピラフ

柔らかく火の通りのよい春にんじんを丸ごと一緒に炊きます。ぜいたくなピラフです。


  エネルギー : 1840 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 脇 雅世


(つくりやすい分量)
・春にんじん (小)  2〜3本(200g)
*あれば、葉付きのものがよい。 
・米 540ml(3合)
*洗ったり浸水させたりしない。 
・たまねぎ (薄切り)  1/4コ
・スープ 540ml
*固形チキンスープのもと(洋風)1コを湯540mlで溶く。 
・にんじんの葉 (みじん切り)  適宜
・塩 小さじ1
・こしょう 少々
・バター 大さじ1+1/2
 
    

  にんじんは皮をむき、太ければ縦半分に切る。スープは塩小さじ1とこしょう少々を加えて温めておく。
  厚手の鍋にバター大さじ1+1/2を中火で溶かし、たまねぎを焦がさないように透き通るまで炒めて、米を洗わずに加える。
  全体に油が回って米が熱くなるまで、中火で焦がさないように炒め、 のスープを加える。
  煮立ったら菜箸で全体をサッと混ぜ、 のにんじんをのせる。ふたをし、蒸気がふたの端からもれてきたら弱火にして、15分間炊く。火を止めて10分間蒸らす。
  フォークでにんじんをつぶし、あればにんじんの葉を加えて、全体を混ぜほぐす。



41-14 ふわふわパンケーキ

休日のブランチタイムには、パンケーキとバターの甘い香りをデート気分で楽しんで。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (ヨーグルトの水けをきる時間、粉を計量する時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(直径12cmのもの4枚分)

 【A】 
  ・薄力粉 100g
  ・ベーキングパウダー 小さじ1
・卵 2コ
・グラニュー糖 30g
・プレーンヨーグルト (無糖)  カップ1/2
・牛乳 カップ1/4
・粉砂糖 適量
・メープルシロップ 適宜
・サラダ油 適量
*バターでもよい。 
・バター 適量
 
    

  卵は卵黄と卵白に分ける。
  卵黄にグラニュー糖の1/3量を加え、泡立て器でよくすり混ぜる。水けをきったヨーグルトと牛乳を加え、さらによく混ぜる。
   に【A】の粉を合わせてふるい入れ、ゴムべらで混ぜ合わせる。
  卵白に残りのグラニュー糖を加え、ハンドミキサーまたは泡立て器でツノが立つくらいまでよく泡立てる。
   の1/3量を加え、手早く混ぜる。さらに残りの を加え、泡を消さないようにサックリと混ぜる。
  小さめのフライパンを火にかけてサラダ油またはバター適量を熱し、 の生地の1/4量を流し入れる。火を弱めて端が焼けてきたら裏返し、中まで火を通す。残り3枚も同様に焼く。
  焼きたてを器に盛り、バター適量をのせて粉砂糖をふり、好みでメープルシロップをかける。
《前日やっておくと◎!》
前日のうちにできる作業をやっておくと、時間にも気持ちにも余裕が生まれ、週末をより楽しむことができます。
●ヨーグルトの水きり
ボウルにざるを重ねて紙タオルを敷き、上からヨーグルトを入れる。ラップをかけて冷蔵庫に入れ、一晩おいて水けをきる。
一晩おくことでヨーグルトの水けがしっかりきれ、ふわっとした口当たりになります。当日水きりする場合は、1〜2時間以上おけば大丈夫。
●粉類の計量
粉類は計量して、それぞれボウルに入れてラップをかけておくと、当日すぐにつくれます。




41-14a  具だくさんクリームスープ

ディルの香りが爽やかな肉だんごと野菜のスープは、パンケーキにぴったり。大きめのカップでたっぷり食べましょう。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (バターを常温に戻す時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(2〜4人分)
・じゃがいも 2コ(200g)
・にんじん (小)  1本(100g)
・たまねぎ 1/2コ(100g)
・マッシュルーム 1パック

 【肉だんご】 
  ・豚ひき肉 100g
  ・ディル 1/2パック

 【ブールマニエ】 
  ・バター 大さじ1
  *常温に戻して柔らかくしておく。 
  ・小麦粉 大さじ1
・スープ カップ2
*顆粒(かりゅう)スープの素(もと)(洋風)大さじ1を湯カップ2で溶く。 
・牛乳 カップ1
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 大さじ1
 
    

  じゃがいもは皮をむき、1〜1.5cm角に切って水にさらす。ざるに上げて水けをよくきる。にんじんは皮をむき、1cm角に切る。たまねぎは1cm四方に切る。マッシュルームは軸を除き、3等分に切る。
  【肉だんご】用のディルは堅い軸を除いて細かく刻む。
  ボウルに豚肉を入れ、塩小さじ1/4、こしょう少々を加えてよく混ぜ、 を加えて混ぜる。
  バターに小麦粉を加えてよく混ぜる。
ポイント: これを【ブールマニエ】と言う。スープに溶かすだけで簡単にとろみをつけられる方法。
  鍋にサラダ油大さじ1を熱し、じゃがいも、にんじん、たまねぎを炒める。じゃがいもの周りが透き通ってきたらマッシュルームを加えて炒め、スープを加える。煮立ったら弱火にして約5分間、ふたをして野菜が柔らかくなるまで煮る。
   を小さめのスプーンですくい、同じ大きさのスプーン2本を使ってだ円形に整えながら に落とし入れる。アクが出たら除き、牛乳を加えて約3〜5分間煮る。
   の【ブールマニエ】を加えてとろみをつけ、塩・こしょう各少々で味を調えて火を止める。



41-15 豚のしょうが焼き

豚肉に下味をしみ込ませ、かたくり粉をまぶしてしっとり焼き上げるので、ジューシーに仕上がります。


  エネルギー : 300 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 野口 日出子


(2人分)
・豚ロース肉 (しょうが焼き用)  4枚(160〜200g)

 【下味】 
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・酒 大さじ1
・キャベツ (せん切り)  適量
・かたくり粉 小さじ2
・サラダ油 大さじ1
 
    

  豚肉は焼き縮みを防ぐため、赤身と脂身の境目に数か所切り目を入れ、筋を切る。
  ボウルに の豚肉を広げて入れ、下味の材料をもみ込み、10分間ほどつけておく。
ポイント: しょうがをもみ込むことで、爽やかな香りがつき、肉が柔らかくなる。
  豚肉を取り出してバットに広げ、紙タオルで余分な汁けを拭き取る。
  豚肉の両面に、かたくり粉小さじ2を茶こしでふる。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、豚肉を広げて入れ、中火で1分間ほど焼く。
ポイント: 焼きすぎないことが大切。短時間で焼くと、冷めても堅くならない。
  焼き目がついてきたら裏返し、30秒間ほど焼く。食べやすく切り分け、キャベツとともに器に盛る。




41-15a みそ汁

いつの時代も食卓に欠かせない、温かいみそ汁。しっかりした味わいの煮干しだしを使うと、みそのコクによく合います。わかめも丁寧に下ごしらえして、もうひと味おいしく。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 野口 日出子


(2人分)
・わかめ (塩蔵)  20g
・木綿豆腐 1/3丁(100g)
・ねぎ 1/3本
・煮干しだし カップ2
*下準備参照。 
・みそ 35g


 

煮干しだしをとる(約3カップ分) 
 煮干し50gは、頭と内臓を取り除く。 
 鍋に水カップ5を入れ、煮干しを20分間ほどつけておく。 
 鍋を中火にかけ、沸騰したらアクを取り除く。弱めの中火で20分間ほど煮出し、こす。 
    

  わかめは水に5分間ほど浸して塩を抜く。沸騰した湯に入れ、再度沸騰したらざるに上げ、3cm長さに切る。
ポイント: サッと湯にくぐらせることで余分な水分が抜け、味がしみ込みやすくなる。
  豆腐は1.5cm角のさいの目に切り、ねぎは小口切りにする。
  鍋に煮干しだしを入れて中火で温め、フツフツしてきたら、みそを溶き入れる。
ポイント: 2人分なら、玉じゃくしにのせて菜箸で溶けば簡単。
  豆腐とわかめを順に加えてひと煮立ちさせ、椀によそい、ねぎを散らす。
【みそ汁は煮立てない!】
みそを入れたら、ひと煮立ちさせ、すぐに火を止めるのが鉄則。グラグラと煮立てては、繊細なみその香りがとんでしまいます。ただし、白みその場合は別。熟成が浅い白みそは、じっくり時間をかけて煮詰めることでおいしくなります。




41-15b 卵焼き

砂糖でしっかり甘みをつけた関東風の卵焼きです。お弁当に入っていると、何よりうれしい。火加減は常に中火でテンポよく焼き、最後に焼き目をつけて、香ばしさをプラスして、仕上げます。


  エネルギー : 570 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 野口 日出子


(13.5×18cmの卵焼き器1コ分)
・卵 5コ

 【甘露だし】 
  ・だし 70ml
  ・砂糖 大さじ4
  ・酒 大さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/3
・大根おろし 適量
・サラダ油 
・しょうゆ 少々
 
    

  小鍋に【甘露だし】の材料を入れてよく混ぜ、弱火で砂糖を溶かし、冷ましておく。ボウルに卵を軽く溶きほぐし、【甘露だし】を加えてザックリ混ぜる。
  卵焼き器を中火で熱し、多めのサラダ油を紙タオルでなじませ、余分な油をきる。玉じゃくしに1杯分の卵液を流し入れ、半熟状になったら、卵を向こう側へ寄せる。
  手前に油を塗り、同量の卵液を流し入れ、焼けた卵の下にも卵液を行き渡らせる。半熟状になったら、向こう側の卵の横に菜箸を刺し、手前に折り返す。再びあいた部分に油を塗り、卵を向こう側へ移動させる。
  卵液がなくなるまで、 を5〜6回繰り返し、最後に焼き目をつける。切り分けて器に盛り、大根おろしを添えてしょうゆ少々を落とす。
ポイント: へらで卵焼き器の縁に寄せ、角をしっかりつけて形を整える。
【空気を入れながら焼く】
何度か折り返して形ができたら、時々、菜箸で卵をつつきましょう。卵に空気が入り、ふわふわとした柔らかな食感に焼き上がります。




41-16 スパゲッティナポリタン

昭和のスパゲッティの定番。ケチャップにトマトの水煮を加えるのがポイント。


  エネルギー : 670 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・スパゲッティ (太さ1.7mm)  150g
・しめじ 1/2パック(50g)
・ピーマン 2コ
・ウインナーソーセージ 6本

 【A】 
  ・にんにく (みじん切り)  1かけ分
  ・ベーコン (1cm幅に切る)  2枚
・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ分
・トマトの水煮 (缶詰・ホールタイプ)  1/3缶(約130g)
・トマトケチャップ 大さじ4
・グリンピース (ゆでる)  大さじ2
・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
・塩 
・オリーブ油 
・こしょう 
・バター 
 
    

  鍋に2リットルの湯を沸かして塩大さじ2を入れ、スパゲッティを入れて袋の表示時間どおりにゆでる。
ポイント: 塩を入れてゆでるとパスタがのびにくくなり、下味もつく。
  具を用意する。しめじは石づきを取ってほぐす。ピーマンは乱切りにし、ソーセージは切り目を入れて半分に切る。オリーブ油小さじ1を熱したフライパンで軽く炒め、塩・こしょう各少々をふって取り出しておく。
  ソースをつくる。 のフライパンに【A】を入れて弱火で炒める。にんにくが色づいたらたまねぎを加え、軽く色づくまで中火で炒める。
   にザックリつぶしたトマトの水煮を加えて混ぜ、トマトケチャップも加え、弱火で4〜5分間煮る。
ポイント: トマトの水煮を加えることでさっぱりしながらもうまみのある味わいになる。
   を弱火にかけたまま、 を加えて味をなじませ、ゆで上がったスパゲッティとバター10gを加える。
  サッとからめて全体をなじませ、塩・こしょう各少々で味を調える。器に盛り、グリンピースを散らし、パルメザンチーズをかける。




41-16b ポテトサラダ

じゃがいもはつぶさず、食感を残し、サッとあえるだけ。懐しい味にホッとする、家庭的なポテトサラダです。


  エネルギー : 280 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・じゃがいも (中/男爵)  3コ
・にんじん 1/3本

 【下味】 
  ・白ワインビネガー 大さじ2
  *または酢。 
  ・塩 小さじ1/4
・たまねぎ 1/4コ
・きゅうり 1/2本
・ゆで卵 1/2コ
・塩 少々
・マヨネーズ 大さじ3
 
    

  じゃがいもは皮をむいて1cm幅のいちょう形に、にんじんは3mm幅のいちょう形に切る。ともに蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で10分間ほど蒸す。
   をボウルに入れ、熱いうちに合わせておいた【下味】を混ぜ合わせる。
ポイント: 冷めると下味がしみ込みにくい。
  たまねぎはみじん切りにする。きゅうりは薄切りにし、塩少々をふってもみ、10分間おいて水けを絞る。
   を混ぜ合わせ、マヨネーズ大さじ3であえる。器に盛り、刻んだゆで卵を散らす。
《男爵がおすすめ!》
ホクホクとした食感が持ち味の男爵は、あえるときに自然にくずれるので、ポテトサラダに最適です。



41-16c ポテトコロッケ

たっぷりのじゃがいもに、下味をきかせた具を混ぜあわせた昔ながらの素朴なコロッケ。衣をつけたらすぐに揚げて、香ばしい食感に。


  エネルギー : 560 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・じゃがいも (男爵/中)  4コ
・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ
・牛ひき肉 100g

 【衣】 
  ・小麦粉 適量
  ・溶き卵 適量
  ・パン粉 適量

 【付け合わせ】 
  ・きゅうり (せん切り)  1/2本分
  ・キャベツ (せん切り)  3〜4枚分
  ・紫たまねぎ (せん切り)  1/4コ分
  ・ミニトマト 6コ

 【ソース】 
  ・トマトケチャップ 大さじ3
  ・ウスターソース 大さじ1
・バター 10g
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 少々
・揚げ油 
 
    

  じゃがいもは皮をむいて5〜6等分に切る。蒸気の上がった蒸し器に入れ、柔らかくなるまで中火で12〜13分間蒸す。
   が熱いうちに、マッシャーでつぶす。
ポイント: 冷めてからつぶすと、なめらかにつぶれにくい。
  バター10gを熱したフライパンにたまねぎを入れ、少し色づくまで中火で炒める。ひき肉を加えて色が変わるまで炒め、塩・こしょうを強めにふって下味をしっかりつける。
  粗熱が取れた を混ぜ合わせ、4等分にする。手にサラダ油少々をつけて小判形にまとめる。
  フライパンに揚げ油を入れ、170℃に温める。油が温まる間に、 に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に【衣】をつける。小麦粉はラップを敷いたバットに入れると、後片づけがラクになる。
ポイント: 衣をつけるのは揚げる直前に。時間がたつと、衣がはがれやすくなる。
  油に入れ、両面がきつね色になるまで7〜8分間揚げる。器に盛り、【付け合わせ】の野菜と、混ぜ合わせた【ソース】を添える。
ポイント: 油に入れて最初の30秒間は、破裂しやすいのでいじらない。
【じゃがいもは蒸して風味を生かす】
じゃがいもの下ごしらえで大切なことは、水っぽさを抑えること。
そこでおすすめなのが、蒸す方法です。ゆでるよりも時間はかかりますが、水にうまみが溶け出さないぶん、じゃがいもの風味がしっかり感じられます。水っぽくならないので、蒸してから水分をとばす必要もありません。




41-17  肉野菜炒め

食材ごとに下準備をしっかりするのがコツ。下準備がすんだら、強火で一気に炒め上げます。


  エネルギー : 250 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・豚ロース肉 (薄切り)  100g

 【A】 
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・酒 小さじ1
  ・かたくり粉 小さじ1
  ・サラダ油 小さじ1
  ・こしょう 少々
・ピーマン (大)  1コ
・生しいたけ 2枚
・キャベツ 80g
・にんじん 2cm
・にんにく (みじん切り)  小さじ1/3
・しょうが (みじん切り)  小さじ1/2
・ねぎ (みじん切り)  3cm分

 【B】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・砂糖 小さじ1/6

 【C】 
  ・酒 小さじ2
  ・ごま油 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
・サラダ油 
 
    

  肉は一口大に切って【A】をもみ込み、10分間ほどおく。ピーマンはヘタと種を除いて一口大の乱切りにする。しいたけは石づきを取って、そぎ切りにする。
  キャベツは、中心の軸から縦半分にして、4cm四方に切り、軽く握る。にんじんは縦に薄切りにする。
ポイント: キャベツは軽く握って繊維を柔らかくする。
  フライパン全体にサラダ油適量を紙タオルで塗り、強火にかける。
   を加えてふたをし、1、2回返しながら蒸し焼きにする。キャベツがしんなりしたら、にんじんとともに紙タオルにとり、水けをきる。
ポイント: キャベツは蒸して余分な水分を出す。歯ざわりがよくなり、味も入りやすくなる。
  同じフライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、 の豚肉をほぐしながら炒める。色が変わったら紙タオルの上にとり、油をきる。
ポイント: 豚肉は火が入りすぎて堅くならないように、一度取り出す。
  フライパンをきれいにし、サラダ油小さじ1+1/2とにんにくを入れ、弱火にかける。にんにくが色づく前にしょうがとねぎを加え、香りがたつまで炒める。
  ピーマンとしいたけを加えて強火にする。しいたけがしんなりしたら、 を加えて炒め合わせ、【B】を全体にふる。
ポイント: 火が弱いと野菜から水分が出て味がぼやける。
  肉を戻し入れ、【C】を順に加えて炒め合わせ、器に盛る。




41-17a  かき玉スープ

卵の柔らかな食感が懐かしさを感じさせます。卵に合わせて、ほかの食材も柔らかく仕上げるのがポイント。ささ身のゆで汁がスープになります。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・溶き卵 1コ
・鶏ささ身 2本

 【ゆで汁】*スープにするときの分量は、300mlが目安。 
  ・水 350ml
  ・酒 大さじ3
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) 小さじ1
  ・塩 小さじ1/2
  ・ねぎ 3cm
  ・しょうが (薄切り)  3枚
・生しいたけ 2枚

 【A】 
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・塩 少々
・しょうが汁 小さじ1/3

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1
  ・水 大さじ2
・こしょう 少々
 
    

  ささ身は肉の厚みを切り開き、厚さを均一にする。【ゆで汁】は鍋に入れて強火にかける。
  沸いたらささ身を加え、弱めの中火にする。3〜4分間ゆで、ささ身を取り出して粗熱を取る。【ゆで汁】はこしてとりおく。
  ささ身は細く裂く。しいたけは石づきを取り、そぎ切りにしてから細切りにする。
ポイント: なるべく細く切り、柔らかい食感に仕上げる。
  こした【ゆで汁】を鍋に入れて中火にかける。【A】、 としょうが汁を加えて混ぜ、煮立ったら強火にする。玉じゃくしやへらでスープを回しながら【水溶きかたくり粉】を加え、ひと煮立ちさせる。
  スープを回しながら、卵を細く流す。卵が浮いてきたら火を止め、こしょう少々をふる。
【卵は煮すぎない】
かき玉スープは卵の柔らかさが命。卵がフワッと浮き上がったら、すぐに火を止めるのが大切。




41-17b  チャーハン

休日のお昼に大活躍のチャーハンは、ご飯の下準備が仕上がりのポイント。次々加える食材に油を移すイメージで炒めます。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (ご飯を冷ます時間は除く。)

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・ご飯 (温かいもの)  300g
・卵 (小)  2コ
・たまねぎ (みじん切り)  大さじ1+1/2
・ハム 80g
・細ねぎ 1本

 【A】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 適量
・サラダ油 
・しょうゆ 小さじ1
 
    

  ご飯は、オーブン用の紙の上にとる。サラダ油適量を塗ったしゃもじで広げ、人肌程度に冷めるまでおく。
ポイント: 炊きたてのご飯はアツアツで水分が多いのでチャーハンには向かない。一度広げ、粗熱と水分を取る。
  卵は溶きほぐす。ハムは5mm角に切り、細ねぎは小口切りにする。
  フライパン全体にサラダ油適量を紙タオルで塗る。サラダ油大さじ1を入れて強火にかけ、たまねぎをしんなりするまで炒める。
  溶き卵を一気に加えて、手早く油と混ぜるように炒める。
  卵の縁が固まり、中が半熟になったら、ご飯を加えて手早く炒め合わせる。
ポイント: ご飯を玉じゃくしで軽くたたいてほぐしながら炒め合わせると、粘りが出ない。
  卵とご飯が混ざり、ご飯がほぐれてきたらハムと細ねぎを加えて大きく返しながら炒め、【A】を加える。
  仕上げに鍋肌からしょうゆ小さじ1を加え、大きく返すように混ぜて器に盛る。
【ご飯は堅めに炊く】
ご飯は通常より1割減の水加減で炊くのが、おすすめです。パラパラに仕上げやすくなります。ラップで包んで冷凍保存しているご飯を使う場合は、ラップをはずして耐熱皿などに置き、ふんわりラップをかけて解凍します。軽くほぐれる人肌程度になればよく、熱くなるまでかける必要はありません。どちらの場合もオーブン用の紙の上にとる作業は必要です。