資料シート●[情報処理]

演習
一つ飛ぶ理由

報告

小長井敬
(02年度履修生)

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/information/gallery/Konagai.b.html




 この課題について考えているうちに、スクーリングの時に先生がおっしゃっていたことで、"ガ"という文字を表すのに、JIS1単位系では、"カ"+"゛"で表していたが、JIS2単位系では新しく"ガ"という文字ができたということを思い出した。
 となると、か/た/は行には、濁点/半濁点のついた文字が入ってくるのでないかと考えた。
 では、濁点/半濁点のついた文字がないのに、あ/や行はなぜ空いているのであろうか。そこで、現在日本で使用されている文字というものを考えてみた。すると、"ャ"などの小さい文字があることに気がついた。

 これを確かめるために、Microsoft Word 2002 に使われているシフトJIS/ユニコードについて調べてみた。
 確かに、"あ"の次にきているのは小文字の"ぃ"であり、"い"はその次にきていた。また、か行でも"か"の次に"が"、続いて"き"がくるようになっている。
 さらに、濁点や小さい文字がないな/ま/ら行は確かに間隔が空いていなかった。
 しかしながらこれらで注目すべき点は、すべてがこのような順序整列に並んでいるというわけではないことである。たとえば"ヴ"は、かな文字の一番後に配置されている。また、小さい文字はその元となる文字の一つ前に来ているのに対し、濁点などは後ろに来ているという相違点も見つけることができた。
 ユニコードでは、シフトJISでは存在しない"j"というようなとても発音しにくいようなものまで入っていた。

 こういった表を改めて見ていると、符号系を設計した人たちがいかに苦労をしてきたかというものが少なからず見えるような感じがした。

 小長井くんは新しい謎をいくつも発見している。あとに続く人は、この謎にぜひ挑戦してみよう。



このページの記事は 表記の学生が学習の一環として著作した報告(一部加筆)です

情報処理情報一つ飛ぶ理由


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