資料シート●各科目

演習
ディスク
報告

菊池卓
(00年度履修生)

http://www.infonet.co.apt/March/syllabus
/Literacies/file/gallery/Kikuti.html




 私たちは、作成した文章やその他のものを記録するためにHD、FD、CD(特にCD-R)、MO 等を用いている。ここではそれらの相違(主として容量に関する特性)について述べたいと思う。

 まず、HDについてだが、HDとはハードディスクのことであり、コンピュータの記録媒体である。そして、密閉した容器中に高速で回転する磁気ディスクを収めたものである。記録容量としては、ひと昔前までなら1Gや2Gであったが、ここ2-3年で6G、10G、またはそれ以上に変わってきている。ソフトウェアの大容量化に伴い、HDの容量も増えていったものだと考えられる。当たり前のことだが、この容量が大きければ大きいほどコンピューターに多くの(または大容量の)ソフトウェアを積むことが可能となる。

 次にFDについて述べる。FD(floppy disk)は、コンピュータの記録媒体であり、円盤状の磁性体にデータを記録する。サイズについては3.5inch のものが主流であるが、そのほかにもいわゆる5inchのものがある。記録容量は1MB 前後と少ないが、一枚あたり60円程度と手頃であるし、文章の保存等には充分である。 しかし、最近ではこのFDを装備しないコンピューターも増えてきているので、将来的に見てこのFDが使用されなくなる可能性は高いと思われる。

 CD(Compact Disk)は馴染みのあるものだと思う。これも記録媒体であり、直径12cm または8cm のディスクにデジタル情報を記録したメディアのことだ。信号が記録された薄膜を樹脂で保護する構造を持つ。 ソフトウェアの配布媒体として広く普及しているものがCD-ROMと呼ばれるものであり、記録容量は約650MB である。
 近年では、このCDに書き込みのできるCD-Rというものが普及してきている。これは追加記録ができる特殊なCDで、高出力のレーザーを当てることでデジタルデータを記録することができるものだ。
 CD-Rは、一度書いた所はもう使えなくなるので、何度も書き足していくうちにいつかは使えなくなってしまうが、CD-RWといって、何度でも新品の状態に戻すことができるものもある。

 MO(Magneto-Optical disk)は、レーザ光によって光磁気材料のディスクにデータを記録、再生するコンピュータの記録媒体であり、3.5inch で記録容量が640MBのもの(ほかに230MBのものなどがある)が主流だ。

 DVD(Digital Video Disk)とは 画像と音声を直径12cm のディスクに記録するものだ。DVDの普及によって私達はより大容量のものを記録できるようになった。DVD-ROMと呼ばれる 再生専用のDVDは、記録容量は片面、単層記録で4.7GB 。 また、CD-RのようにDVDにもDVD-Rというものがあり、記録容量は約3.8GBである。

 このほかにも、情報を記録するために、SuperDiskやZip、Jazといったものが使われている。これらを簡単に説明すると、SuperDiskは記録容量120MBを達成した3.5型フロッピーディスクであり、Zipは100MBと250MB、そしてJazは2GBの容量をもつものだ。

 以上がそれぞれの容量について述べたものだ。大容量のものであれば多くのことを記録できる訳であるが、それではあまりに能がない。たとえば、一般の文章等をDVDとして保存することは全く意味のないことであるからだ。

 ディスクの使い方については、個人の事情によるところも大きいので、今後は私個人の使い分け方について述べることにしよう。

 まずHDであるが、ここには全てのプログラムや文章を記録させている。いちいちFDなどを入れたり出したりするのが面倒なのでHDに保存している訳だが、バックアップ的な役割も果たせるので(FDなどにも記録することを前提とする)よいと思う。

 前半でも述べたが、文章程度ならばFDで何ら問題はない。しかし、画像や音を入れようと思うとこれでは容量が足りないのでCD-RやMOが必要になるだろう。DVD-Rもいいかもしれない。
 私は、iMacを使っているが、この機種では本体にFDがついていなかったため、別にSuperDiskドライブを買ってきてつないでいるが、CD-RやMOでもよかったと思っている。
 人によっては文章等もCDやDVDにして、それ一枚だけですむようにしたい人もいるだろう。画像や音のような大容量になる情報を記録するとなるとFDではとても不可能であるが、それ以外の用途ならば個人の好みで選んでも構わないと思う。ただ、自分のコンピューター以外でも作業する場合があるのであれば、FDやCD-Rならば読み出せるようになっていることが多いので、なるべくFDやCD-Rなどを使用した方がいいと思われる。

参考資料
IMIDAS コンピューター略語辞典


 全体の構成がきちんとできているのがいい。たとえば、資料を調べて分かった客観的な事実をまず紹介しておいて、それから、自分の事情について説明する、という組み立て方とか。
 ただ、このような報告は表にした方がもっと見やすくなるよ。菊池くんの方にとっても、基準が揃ってないのに気づくとか、見落としがチェックできるし。
 それから、表現で気になる所が少しあった。まだまだ精進が必要だね。

 内容について言うと、前半については内容はだいたい正確だ。資料がちゃんとしてるんだから当然だけど。
 後半では、菊池くん自身にとってのそれぞれのメディアの用途の違いが述べられているわけだけど、こっちの部分については、ちょっともったいないと思う。前半の部分との関連づけがほとんどなくて、"それはそうとして"って感じで書かれているからだ。菊地くんは、容量以外の事情もあって使い分けているのに、そこの事情と理由があまりはっきりと規定されていないからだ。
 "共通の認識としてはそうなんだけど、自分の使い方にはこれこれこういう特別な事情があるから"、という立場で述べていったらよかったのに。

 参考文献一覧の考え方について一言。
 菊池くんは参考文献一覧に書名しか書いてないけど、それはだめ著者名発行年月日が絶対に必要。
 なぜ著者名かっていうと、"何という本に書いてあるか"じゃなくて、"誰がそう言っているか"の方が大切なんだから。それから、年月日の方は、こういう分野の事実って、ドッグイヤー(dogyear=犬にとっての1年)級の速さで変化してるから。IMIDASなんか(別冊付録とは言っても)特に、毎年書き変えられてるから、年月日(少なくとも何年度版か)が書いてなかったら、意味ないってば。
 そう言えば、実際、ちょっと古くなってしまってる情報があったんで、そこは黙って直しておいたよ。どこだか分かる?
(石原)



このページの記事は、科目[情報処理]を履修した学生が課題[ディスク]の学習の一環として作成した著作物です

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