作品記録●QMF


(スチル)

うららとフロント
その"分岐と合流"
水戸上映会に寄せて

谷口梯三

内容+諸元 | コメント

http://www.infonet.co.jp/apt/March/QMF/Taniguti/UraraFront/comment.html




 この作品は、が広島を離れ東京に出てきて平良安彦と組んで作ったユニット [極楽横町] の4番目の作品であり、平良の死去により最終作となった。
 [うららフロント] は、もともと [ZIN] という自主映画グループのメンバーとともに練っていた企画だったが、クランクイン直前に白紙撤回(=没)となりプロジェクトは解散。それがのちになって、タイトルだけ残して、全く違う企画-ストーリーで実現することになった。
 米澤正行QMFの旧くからの盟友だ。"お互い5年ぶりに新作をやろう。短編で" というシバりのもとに上映日まで決めて、新生[うららフロント]は突貫工事で突っ走った。

 ストーリーの軸になるのは、二人の男と一人の女の合流と分岐。"不在の2ショット" を撮りたかった。
 "うらら" といえば隅田川。ウォーターフロントといえば湾岸 (93年当時)。となれば舞台は2カ所。それは、隅田川が海に合流する河口に架けられた鉄橋、そして橋に隣接したハイパー (?) 神社。
 そう。ご想像の通り、狙いは彼岸と此岸の境界線に立つこと。

 2カ所のロケに2日、つまり1日1か所で撮り切った。

 2年後、この作品は同じスタッフやキャストとともに次回作 [アブサバ] へと展開することになったのでした。

 久々の上映となります。よろしくどうぞ。

2003/11/02 01:09
谷口梯三



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三月劇場
QMF


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