作品記録/[三月劇場]
(スチル)
[距離]
http://www.infonet.co.jp/apt/March/Aki/Distance/index.html
映像
[三月劇場]作品
・
74〜75年
フィルム(8mm・モノクロ+カラー・独立音源)
20分
ドラマ
監督
脚本
秋想一
井戸良弘
オリジナルへのアクセス
(この作品は制作の途中で解体してしまったため現在は見ることができない)
物語
少女(:柴田ひろみ)と男(:秋想一)が夢の話しをしている。アダムとイブの話し、手無し犬の話し、夢ではないけれど、少女がまだ幼い頃に体験した雲の話しなどを。
二人は時々、ブレヒトの[ガリレオ-ガリレイの生涯]でのガリレイのことばを思い出す。ガリレイは"場合によっては2点間の最短距離も直線でないことがあり得る"と言っていた。その証明というわけでもないが、夢の中に繰り返し現われるリンゴは落ちることもできずに糸で吊り下げられている。それを解き放すにはナイフに当たる何かが必要だ。ただ、今だけは、男は中央線に沿った長い直線の道路を全力で疾走していかなければならない。
そしていつの間にか、ちょうど実際の夢もそうであるように、現実も一つの夢になり、少女は独りで旅立つ。
解説
[距離]はとうとう完成できなかった。
73年(構想のみ)、74年(主演の女優が拒否)、75年(主演の女優の家族が拒否)と3度にわたって制作を試みたがいつも中止に追い込まれた。
75年の制作が、本来の構想に基づく[距離]としては最後のプロジェクトになった。
次の作品には[距離]の設定の一部が取り入れられていて、ある意味ではそれぞれが[距離]の一つのバリエーションになっていると言っていい。
題名 作者 制作年 上映時間 男達の夜
井戸良弘 77 アダムとイブ
井戸良弘 77 手無し犬
秋想一 復活
(演劇)
秋想一
また、次の作品は74〜75年版の[距離]の素材を再構築して制作されている。
題名 作者 制作年 上映時間 連作距離(へだたり)
異流仁義 76〜 50分
(可変)
脚本
●
74年版
75年版
制作ノート
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[三月劇場]
[QMF]
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