パケット (packet) |
上図右下の
をクリックするとパケットモードに変わります。
コンピュータの下に、それぞれのコンピュータが送信しようとしているパケットの数が表示されます。
送信、受信のコンピュータを選ぶと、パケットが送り出されます。
宛先コンピュータの名前、送り主コンピュータの名前、何番目のパケットか等を示すデータの部分を
「ヘッダ」 といいます。
ヘッダに続いて、一定の長さのデータが送り出されます。これをパケットといいます。
パケットが到着すると、受信パケット数が表示されます。
長いデータを送信する場合でも小さいパケットに分割されているので、
他のコンピュータも自由にデータのやりとりができます。
複数のコンピュータからデータを受信すると、パケットはバラバラに到着しますが、
送り主コンピュータ毎にパケットの順序通りに並び変えれば正しいデータに戻すことができます。
インターネットが普及するずっと以前、 パソコン愛好者の間では 「パソコン通信」
その頃私は、 仕事仲間とデータのやりとりをするための通信プログラムを作ったことがあります。
必要なデータ
当時、 モデムと電話回線を使った通信では、
通信速度はせいぜい 10kbbs 程度
お分かりでしょうか?
パケット通信のもうひとつの利点は、 通信エラーがあっても、
こわれたパケットだけを再送信すればすむことです。
私のプログラムも、 データをあらかじめ1キロバイト程度に分割して送信し、
終了後エラーがあれば、「16 番目と 138 番目をもう一度送ってくれい」、「よしきた、ほれ 16 と 138」、
「よし、今度はちゃんと届いた」、「じゃ、さいなら」
というようなやりとりをするようにしておけばよかったのです。
当時はそんな知恵もなく、 デー知送信の度に、 ただただ祈っておりました。
プログラムが完成して最初の試運転には、 手近のヌード写真のデータを使ったのですが、
終了後電話でうまく届いたか訊いてみると、 「次は無修正のにしてくれ」 というのが仲間の返事でした。
ちゃんと届いたようです。