GIF アニメ (Animated GIF) |
ホームページでは、左のような動く画像をよく見かけます。
画像を動かすしくみにはいろんなものがありますが、手軽ですから、よく使われているのは GIF アニメーションです
(アニメ GIF、GIF アニメ、ともいいます)。
GIF (Graphics Interchange Format) は、
CompuServe *1 のネットワーク上で
グラフィックスデータをオンライン転送するために作られたデータ形式です。
256色までの画像データを圧縮してファイルに保存できるので、
JPEG とともに、インターネットでもよく利用されています。
複数の画像データをまとめて保存することもできますから、何枚かの絵を順次切り替えて表示させると、
ぱらぱらマンガのようにして、動かすことができます。
上の GIF アニメ *2 は、下図のように、
16枚の絵を組み合わせて作られています。
それぞれの絵の下につけた数字は、フレームの番号と表示時間を表しています。
表示時間は百分の一秒を単位とした数字です。
たとえば、"4: 30" は、「4番目のフレームの絵は、30/100 秒 = 0.3 秒間 表示される」
ということを表しています。
下図の背景は薄い緑ですが、GIF の特徴の1つに、任意の色を透明にすることができる、というのもあります。
背景色を透過に設定すると、上の GIF アニメーションのように、人物だけが動いているように表示されます。
(上図の ボタンをクリック、
またはスライドバーをドラッグすると、中央の画像が変化します。)
GIF アニメは、専用のソフトウェアを使えば誰でも作れますが、
このような楽しい作品を作るには、一枚一枚絵を描かなくてはなりません。
そういう意味では、映画やテレビのアニメと全く同じで、たいへんな作業です。
しかし、コンピュータが、計算によって画像を少しずつ変形させていくようなアニメーションなら、
自動的に作ることも出来ます。
これは、上の踊る GIF アニメの最初のフレームの画像を、「爆発」 のイメージでアニメ化したものです。
GIF アニメのソフトウェアの機能の一部を利用しています。こういうものなら、最初の絵さえあれば、
用意されているさまざまなパターンで "アニメーション" をたのしむことができます。
*1 アメリカのパソコン通信サービス。全米最大でしたが、1997年、AOL に買収されました。
*2 ホームページのおもちゃ箱
の作品を使わせていただきました。
かわいいアイコンや GIF アニメなどの素材ががたくさんあります。