69-1  甘酢漬けらっきょう

辰巳芳子さんのらっきょう漬け。粗漬けしたらっきょうを甘酢漬けにします。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 辰巳 芳子


(つくりやすい分量)

 【粗漬け用の材料】*つくりやすい分量。 
  ・らっきょう 3kg
  *甘酢漬け用に2kgを使い、塩漬け用に1kgを使う。 
  ・粗塩 適量

 【甘酢漬けらっきょう用の材料】*つくりやすい分量。 
  ・粗漬けしたらっきょう 2kg

 【甘酢】 
  ・酒 カップ2
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・酢 カップ4
  ・白ざらめ糖 カップ2+1/2〜3
  ・赤とうがらし (種を取り除く)  2〜3本
 


 

らっきょうを粗漬けする 
 10%の塩水を煮立て、大きめの容器に移し、冷ます。 
 らっきょうはきれいになるまで泥を丁寧に洗い落とし、 に入れる。塩水に漬けることで、らっきょうの芽の動きを止める。 
 清潔な布巾を広げ入れ、落としぶたとなる皿、軽めのおもし(皿が浮かない程度のもの)の順にのせて涼しいところに置く。 
 3日後、らっきょうを取り出して水できれいに洗い、ざるに上げる。漬け水は捨て、容器をきれいにし、らっきょうを戻し入れる。新たに10%の塩水を煮立てて冷まし、注ぐ。 と同様にして、涼しいところに置く。 
 さらに3日後、 と同様にして新たな塩水に漬け、涼しいところに置く。繰り返し塩水に漬けることで、らっきょうの内部まで塩水が行き渡る。 
 さらに3日後、らっきょうを水で洗い、根と芽を切り取りながら、薄皮を除く。粗漬けのでき上がり。 
    


甘酢漬けらっきょうをつくる
  粗漬けしたらっきょうは、たっぷりの水につけて好みの塩けになるまで塩抜きし、ざるに上げて水けをきる。
  塩抜きしている間に、鍋に【甘酢】の材料を入れ、弱火で煮溶かす。50〜60℃で火を止め、冷ます。
   の【甘酢】の1/3量を平たい鍋に入れ、中火にかける。80℃を保ちながら、 のらっきょうを数回に分けて煮る。7〜8分間ずつ煮てすくいとり、別の容器に移して粗熱を取ってから、瓶に入れる(写真・右)。すべて入れ終わったら、 の【甘酢】の残りをヒタヒタに注ぐ。
  瓶ごと氷水につけてさらに冷まし、ふたをして涼しい場所に置く。味がなじんだ約1か月後から食べる。

◆らっきょうを漬けるときに用意するもの◆
《道具類》
粗漬け用に大きめの容器、おもし、皿、布巾を用意する。これらは煮沸消毒したものを使う。漬けたらっきょうは、ふた付きのガラス瓶(煮沸消毒したもの)に入れて保存する。ほかにも、ざるやホウロウの鍋、温度計などが必要。
《泥付きらっきょう》
堅く締まっていて、傷がなく、芽が伸びていないものを使う。入手後は、芽が伸びないうちにすぐに漬ける。



69-2  新しょうがの甘酢漬け

みずみずしい新しょうがを甘酢に漬けた手軽な保存食。辛みやえぐみが少ない新しょうがは、食べやすく、下ごしらえも簡単です。淡いピンク色に染まるのが楽しい。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 高橋 潤


(つくりやすい分量)
・新しょうが 500g

 【甘酢】 
  ・米酢 カップ2+1/2
  ・砂糖 190g
・粗塩 45g
・酢 少々
 
 
    

  ボウルに【甘酢】の材料を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
ポイント: 火にはかけず、酢の風味を生かす。
  新しょうがは洗ってスプーンで皮をこそげ取る。赤い部分は色みの素(もと)になるので、残しておく。
ポイント: 包丁を使うと厚くむきすぎてしまうが、スプーンだと細かい部分まできれいに薄くこそげ取れる。
   を繊維に沿って薄切りにする。薄さは好みでよい。
   の半量を盆ざるに広げ、ボウルにのせる。酢少々を入れた熱湯をまんべんなく回しかけ、辛みを抜く。
ポイント: 湯に酢を入れるのは、アクによって新しょうがが黒ずむのを防ぐため。
   が熱いうちに粗塩の半量をまぶし、よくあえる。
ポイント: 塩をまぶして下味をつけ、アクを抜く。
  冷めないうちに手でギュッと水けを絞る(やけどに注意する)。残りの半量も同様にする。
  保存瓶に の【甘酢】を注ぎ、 を入れて漬ける。2〜3日目から食べられ、冷蔵庫で約1か月間保存できる。
ポイント: ひねしょうがでつくる場合は、4の工程で湯をかけるかわりにサッとゆで、えぐみを取る。

10日間後には…時間がたつにつれ、徐々に淡いピンク色になってくる。
◆新しょうがを漬けるときに用意するもの◆
《容器について》
酢を使うため、酸に強いガラスやホウロウ製がよい。今回使ったのは、1リットル容量の密閉できるガラスの保存瓶。必ず煮沸消毒して使う。
《新しょうが》
新しょうがは収穫後すぐに出荷される。表面につやがあり、茎の付け根がきれいな紅色をしているものを選ぶ。



69-3  ピーマンのえび肉詰め

【土井善晴の満足おかず】露地物のピーマンを主役にするおかずなら、えびをタネに加えた肉詰め。えびのプリプリした軽さに鶏ひき肉のうまみを重ねて、食べればみんなが満足。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 1.60 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・ピーマン 6〜8コ(210g)
*季節の露地物で小さくて柔らかいものなら10コくらい。 

 【肉ダネ】 
  ・えび (無頭/冷凍/殻付き)  180g(正味150g)
  ・鶏ひき肉 70g
  ・たまねぎ (みじん切り)  70g
  ・しょうが (みじん切り)  5g
  ・かたくり粉 大さじ1
  ・塩 小さじ1弱
・米酢 適量
・溶きがらし 適量
・小麦粉 適量
・サラダ油 大さじ1
・トマトケチャップ 適量
 
 
    

  【肉ダネ】をつくる。えびは流水の下で殻をむいて尾を取り、水が濁らなくなるまで洗って、水けをしっかり拭き取る。背を開いて背ワタを取り、粗く刻む。
  ボウルに とひき肉、たまねぎ、しょうがを入れ、かたくり粉、塩を加え、手で全体がまとまるくらいまで混ぜ合わせる。
  ピーマンは縦半分に切って、堅いヘタと種を取り、内側に茶こしで小麦粉適量をふる。
ポイント: 種は【肉ダネ】を詰めるのにじゃまにならない程度に除きます。少しくらい残っても、気にしなくて大丈夫。
  フライパンにサラダ油大さじ1を入れて全体に広げる。 のピーマンに の【肉ダネ】を適量ずつ軽く詰め、肉側を下にして押しつけるようにして並べていく。
ポイント: 詰めたときは、ピーマンと【肉ダネ】の間に隙間があっても大丈夫。軽い気持ちで詰めて、フライパンに押しつけます。
   を中火にかけて焼く。【肉ダネ】に焼き色がついたら裏返し、熱湯カップ1/3を入れてふたをし、2〜3分間蒸し焼きにする。火が通ったら、ふたを外して水分をとばす。
   に皿をかぶせ、フライパンごとひっくり返し盛り付ける。小皿にトマトケチャップ適量と米酢、溶きがらしを入れて添える。
ポイント: 私はフライパンの内側に入るような皿をかぶせ、しっかり押さえて返してからフライパンを外します。難しければ、一つ一つ盛ってもよい。



69-4  鶏から揚げの香味とろろだれ

人気のから揚げも、青じそ、みょうがの清涼感あふれる香りと酸味をきかせたとろろだれをたっぷりかければ、さっぱりとした夏向きのメニューになります。



  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・青じそ 1ワ(約10枚)
・みょうが 3コ
・鶏もも肉 1枚(280g)

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
・長芋 (すりおろす)  80g
・レモン汁 大さじ2
・かたくり粉 
・塩 少々
・揚げ油 
 
 
    

  鶏肉は一口大に切ってポリ袋に入れ、【A】を加えて少しもみ込み、10分間ほどおく。汁けを軽くきり、かたくり粉をたっぷりとまぶす。
ポイント: 衣がしっかりついていたほうが、あとでたれがからみやすい。
  青じそは食べやすくちぎる。
ポイント: 手でちぎったほうが香りがたちやすい。
  みょうがは粗みじん切りにする。
ポイント: 根元を切り離さずに縦四つ割りにし、端から切ると簡単。
  ボウルに長芋、レモン汁、 、塩少々を入れて混ぜ、香味とろろだれをつくる。
ポイント: レモン汁を入れることで、みょうがの色が鮮やかになる。
  フライパンに揚げ油を1cmほど入れて170℃に熱し、 を入れて3〜4分間ほど色づくまで揚げ焼きにする。器に盛り、 のたれをかける。
ポイント: 最初はいじらず、表面がある程度固まってきたら、時々返しながら中まで火を通す。

※このレシピは、2016/06/06に放送したものです。



69-5  豚肉と枝豆のみょうが焼き

カリカリに焼いた豚肉のうまみを吸ったみょうがが最高の一品です。


  エネルギー : 470 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 1.40 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 15分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・みょうが 6コ
・豚バラ肉 (薄切り)  200g
・枝豆 (ゆでてさやから出したもの)  80g
・ラーユ 少々
・サラダ油 小さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
 
 
    

  みょうがは縦に四つ割りにする。枝豆は薄皮を取り除く。
ポイント: みょうがはこの切り方にすると、程よく火が通り、存在感も残る。
  豚肉は食べやすい大きさに切る。フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、豚肉を入れる。塩・こしょう各少々をふり、カリカリになるまで3〜4分間焼く。
ポイント: ここで、うまみの素(もと)になる豚肉の脂をしっかり出す。
   のみょうがを加え、しんなりするまで炒める。
ポイント: みょうがに豚肉の脂を吸わせながら火を通す。
   の枝豆を加え、塩・こしょう各少々で味を調える。仕上げにラーユを加えて軽く炒める。
ポイント: ラーユを加えて味にアクセントをつける。

※このレシピは、2016/06/07に放送したものです。



69-6  さば缶のさっぱり南蛮

酸味と赤とうがらしの辛みが絶妙な、夏にぴったりのおかず。大きめに切ったみょうがの食感も楽しめます。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 10分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・青じそ 1ワ(約10枚)
・みょうが 3コ
・さばの水煮 (缶詰)  1缶(160g)
・厚揚げ (小)  1枚(130g)
・赤とうがらし (ヘタと種を除く)  1本

 【A】 
  ・水 カップ1/2
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酢 大さじ1
 
 
    

  青じそは重ねて丸め、2〜3mm幅の細切りにする。みょうがは縦半分に切ってから、斜め半分に切る。厚揚げは6等分に切る。
ポイント: 青じそとみょうがの切り方を変えて、見た目や食感の違いを楽しむ。
  鍋に缶汁ごとさばを入れ、【A】、半分にちぎった赤とうがらしを加えて火にかける。煮立ったら の厚揚げを加える。オーブン用の紙の中央に穴をあけたもので落としぶたをし、弱めの中火で3分間煮る。
ポイント: 酢が入っているので、アルミ箔(はく)の落としぶたを使うと変色してしまうので注意。
   にみょうがを加えてさらに2分間煮る。器に盛り付け、 の青じそをのせる。
ポイント: 3〜4分間ほど冷ますと、みょうがの色がきれいになる。

※このレシピは、2016/06/08に放送したものです。



69-7  鶏ハム

とっても簡単なのに、確実に、おいしい鶏ハム。しっとりしたむね肉のうまみが、じんわりと。ベビーリーフサラダと一緒にいただくのもおすすめ。


  エネルギー : 650 kcal (エネルギーは全量。サラダは除く。)
  塩分 : 5.90 g (塩分は全量。サラダは除く。)
  調理時間 : 195分 (冷蔵庫でなじませる時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・鶏むね肉 (鮮度のよいもの)  2枚(600g)
・すし酢ドレッシングのベビーリーフサラダ 
*全体備考参照。 
・砂糖 小さじ2
・塩 大さじ1/2
 
 
    

  鶏肉は皮と脂を取り除く。身の厚い部分に何か所か斜めに切り込みを入れて開き、2cmくらいの厚さにならす。表裏に砂糖小さじ2をたたくようにすり込み、同様に塩大さじ1/2をすり込む。
  ジッパー付きの保存袋に を並べ入れ、冷蔵庫に3時間以上おいてなじませる。
   を取り出し、紙タオルで押さえて水けを拭き取り、常温に戻す。広げたラップの上に鶏肉2枚を少し重ねて置き、直径7〜8cmの筒状に丸める。ラップをしっかり巻きつけ形を整える。空気が入らないように両端をきつくねじり、たこ糸で縛る。
ポイント: 鶏肉が冷たいと、5で鶏肉が温まりにくくなる。
   を立てて、上から軽く押すようにして形を整える。ラップでもう一度しっかり巻く。ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜き、口をしっかり閉じる。
  厚手で深めの、保温性の高い鍋に、たっぷりの水(4.5リットル以上)をグラグラと沸騰させ、 を入れる。ふたをして、火を止め、そのままの状態で3時間ほどおく。
ポイント: 湯量が少ないと鶏肉が十分温まらない(肉の中心部の温度を63℃以上30分間以上保つようにする)。 鍋に入れるときは保存袋が鍋肌に触れないように注意する。
  鍋から取り出してラップを外し、好みの厚さに切り、ベビーリーフサラダの上に盛る。できたてがおいしいので、早めに食べきる。
ポイント: 切ったときに中心部まで火が通っているか確認する。赤みが残っている場合は、様子を見ながら、電子レンジ(600W)にかけるなど加温する。

【すし酢ドレッシングのベビーリーフサラダ】
ボウルにすし酢(市販)大さじ1を入れ、オリーブ油大さじ2を少しずつ加え、泡立て器で乳化するまで混ぜる。塩・こしょう各少々をふり、水けをよくきったベビーリーフ2袋(100g)を加え、ふんわりと全体を混ぜて器に盛る。
■ラップ、ジッパー付きの保存袋は、耐熱温度100℃以上のものを使用する。
※このレシピは、2016/06/09に放送したものです。



69-8  クセなし!いわしのしょうが煮

酒の働きとしょうがの香りで、いわしのくせを感じさせません。味つけはしょうゆだけでシンプルに。マヨネーズと一緒にいただくと驚くほどおいしさアップ!


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 1.50 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 30分

 講師: 中村 元計


(2人分)
・いわし 12〜15匹(150g)
*体長6〜9cmの小さいものを使う。 

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・水 カップ1/2
・しょうが 10g
・しょうが (せん切り)  適量
*仕上げ用。 
・しょうゆ 大さじ1
・マヨネーズ 適量
 
 
    

  いわしはウロコがあれば包丁でこそげ取り、頭を切り落とす。腹を指で開き、流水で内臓をきれいに洗い流す。しょうがは皮を薄くむき、薄い輪切りにする。
  鍋にいわしと【A】を入れ約10分間おく。
   を中火にかけてしばらく煮て、アルコール分をとばす。
ポイント: アルコール分が十分にとぶまで、落としぶたはしない。香りがとぶのでしょうがもまだ加えない。
   にしょうゆ大さじ1、 のしょうがを加えて落としぶたをする。強めの中火にして煮汁がほぼなくなるまで煮る。味をみてうすいようなら、しょうゆを加える。器に盛り、仕上げ用のしょうが、マヨネーズ適量を添える。

【ここが肝心!】
「青魚を煮るときは、薬味をたっぷり使いましょう。いわしは小さいものを使えば、骨ごと食べられます」
◆保存◆
冷蔵庫で約2日間保存可能。



69-9  チキンフィリップ

イギリスのエリザベス女王の夫であるフィリップ殿下に由来する料理だとか。前日に鶏肉を焼いておけば、当日は仕上げだけ。見た目も華やかで、めいめいで取り分けるスタイルもおもてなしにぴったり。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.90 g (塩分は1人分)
  調理時間 :  (鶏肉を冷ます時間を除く。)

 講師: 真崎 敏子


(4人分)
・鶏もも肉 (骨付き)  3本(約900g)
・白ワイン 70ml
・ブラウンマッシュルーム 120g
・赤ワイン 80ml
・トマト 1+1/2コ
・クレソン 1ワ

 【ドレッシング】 
  ・たまねぎ (みじん切り)  大さじ3
  ・ケイパー (みじん切り)  大さじ2
  ・オリーブ油 大さじ2
  ・サラダ油 大さじ2
  ・白ワインビネガー 大さじ1
  ・マスタード 小さじ2
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 大さじ1
 
 
    


前日の準備
  鶏肉は塩・こしょう各少々をふる。厚手のフライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱して鶏肉を入れ、全面に焼き色をつける。白ワインを加えてふたをし、途中で一度返して13〜15分間、中まで火が通るまで焼く。フライパンから取り出し、完全に冷えてから食べやすい大きさにほぐし、骨を除く。
  マッシュルームは四つ割りにする。鍋に赤ワイン、塩・こしょう各少々を入れて熱し、マッシュルームを加えて汁けが少なくなるまで煮詰める。
ポイント: 火を止めておいておくとマッシュルームが汁けを吸う。

当日の準備
  【ドレッシング】の材料を混ぜ合わせて鶏肉をあえ、皿に盛り をのせる。
  トマトはくし形に、クレソンは食べやすい長さに切り、 の鶏肉の周りに盛り付ける。残った【ドレッシング】はトマトやクレソンにもかけて食べる。



69-10  新しょうがのつくだ煮

みずみずしく、爽やかな辛みが特長の新しょうが。手に入ったら、早めに保存食にしてみましょう。甘辛いつくだ煮にすれば、ご飯のお供に、お酒のあてにも。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 8.70 g (塩分は全量)
  調理時間 : 90分

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)
・新しょうが 200g

 【A】 
  ・酒 大さじ3+1/3
  ・しょうゆ 大さじ3+1/3
  ・水 大さじ3+1/3
  ・砂糖 大さじ2+1/2
 
 
    

  新しょうがは水で洗い、皮付きのまま5mm幅に切る。
   を鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にかける。沸騰したら5分間ゆで、ざるに上げて水けをきる。
ポイント: 一度ゆでこぼすことで、アクが抜けてほどよい辛さになる。
  別の鍋に【A】を入れて中火にかける。沸騰したら、しょうがを加え、落としぶたをする。弱火で約40分間煮る。
  落としぶたを取り、時々混ぜながら煮汁が完全になくなるまで煮詰める。
  粗熱が取れたら、保存容器に入れて、冷蔵庫で保存する。

【保存】
約2週間保存可能。



69-11  揚げそばサラダ

カリッと揚げた香ばしいそばに、みずみずしい野菜とドレッシングをからめた新食感のそばサラダ。ドレッシングはねぎ・わさび入りで、そばの香りによく合います。


  エネルギー : 660 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.50 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 30分

 講師: グッチ 裕三


(2人分)
・そば (乾)  150g
・きゅうり 1/2本
・大根 80g
・水菜 2株
・貝割れ菜 1/2パック
・かにかまぼこ 4本

 【ドレッシング】 
  ・すし酢 (市販)  大さじ3
  ・ごま油 大さじ1
  ・ねぎ (粗みじん切り)  大さじ2
  ・練りわさび 小さじ1
・もみのり 適量
・揚げ油 
 
 
    

  そばは袋の表示どおりにゆでて冷水にとり、水けをよくきる。料理ばさみで食べやすい長さに切り、厚手の紙タオルでしっかりと水けを取って、ざるに広げて乾かす。
  きゅうりはヘタを除いて縦半分に切り、斜め薄切りにする。大根はせん切りにする。水菜は4〜5cm長さに切る。貝割れ菜は根元を落とし、長ければ半分に切る。かにかまぼこは食べやすく裂く。
  深めのフライパンに揚げ油を2cmほどの深さまで入れて170〜180℃に熱し、 のそばを数回に分けて入れ、じっくりと揚げる。カリッとしたら、取り出して油をきる。
ポイント: そばは一度に入れてはダメ!3〜4回に分けて揚げ、6〜7分間かけてカリカリに。
  ボウルに【ドレッシング】の材料を混ぜ合わせる。
   を彩りよく皿に盛り、 をのせる。 を回しかけ、もみのりをあしらう。



69-12  とうもろこしの牛乳かき揚げ

無理なく、おいしい減塩和食づくりに、牛乳が大活躍するんです。牛乳のうまみを衣に生かしたかき揚げは、調理に塩を使っていないのに、つけ塩や天つゆなしでも、十分おいしく食べられます。


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 0.60 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分

 講師: 小山 浩子


(4人分)
・蒸しえび 200g
*むきえびを、酒少々を入れた熱湯でサッとゆでてもよい。 
・コーン (缶詰/ホールタイプ)  200g
*正味。 
・みつば 1ワ(50g)

 【A】 
  ・卵 1コ
  *中サイズのもの。大きいものを使う場合は、つくり方2でまぶす小麦粉を大さじ5にする。 
  ・牛乳 カップ1
  ・小麦粉 カップ1
・小麦粉 大さじ4
・揚げ油 
 
 
    

  【A】は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
  蒸しえびは殻がついていれば取る。コーンは缶汁をきり、みつばは3cm長さに切る。それぞれ紙タオルでしっかり水けを拭き、小麦粉大さじ4をまぶす。
  【A】の卵をボウルに溶き入れ、牛乳、小麦粉を順に加えて粉っぽさが残る程度に混ぜる。
ポイント: 牛乳を衣に加えて、うまみアップ。塩をつけなくても、おいしく食べられます。
   のボウルに を加え、ざっくり混ぜる(ボウルは氷水で底を冷やしておくとよい)。
ポイント: そのままでも食べられる食材を使って揚げ時間を短縮し、牛乳のうまみを生かします。
  揚げ油を170℃に熱し、 を玉じゃくし1杯分ずつ落とす。カラリと揚げ、油をきる。



69-13  ブルーベリーパンケーキ

甘酸っぱい風味で人気のブルーベリー。日もちするソースにしてストックすれば、いつでもブルーベリー風味のおやつに。梅雨の日のティータイムは、パンケーキにたっぷりかけて、気分をリフレッシュ!


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : 0.40 g (塩分は1枚分)
  調理時間 : 30分

 講師: 小林 かなえ


(直径13cm6枚分)
・バター (食塩不使用)  20g

 【A】 
  ・薄力粉 120g
  ・ベーキングパウダー 10g
  ・グラニュー糖 60g
  ・塩 1つまみ
・卵 1コ
・牛乳 120ml
・ブルーベリーソース 適量
*全体備考参照。 
 
    

  バターは耐熱容器に入れ、ラップはせずに電子レンジ(600W)に1分間かけて溶かす。
  目の細かいざるに【A】を合わせてボウルにふるい入れ、中央にくぼみをつける。
   のくぼみに卵を割り入れ、泡立て器で溶きほぐす。
  牛乳を卵めがけて加える。
  真ん中から混ぜ、周りの粉を少しずつ混ぜ込んでいく。
  粉っぽさがなくなるまで混ぜたら、 を加えて混ぜる。
  表面加工のしてあるフライパンを、油をひかずに弱めの中火で温め、 を玉じゃくし1杯分(約1/6量)流し入れる。
  上面全体にプツプツと穴があいてきたら、フライ返しなどで裏返し、1分間ほど焼く。残りも同様に焼く。皿に盛り、ブルーベリーソースをかける。
ポイント: 徐々にフライパンが熱くなって焦げやすくなるので、2枚目以降は、フライパンの底をぬれ布巾に当てて冷ましてから、生地を流し入れるとよい。

●ブルーベリーソース●
パン、ヨーグルト、アイスクリームにかけてもおいしい。
(◎610kcal(全量)◎塩分0g(全量)◎調理時間5分)
材料(つくりやすい分量)
ブルーベリー…2パック(約250g)
グラニュー糖…125g
1.ブルーベリーは洗い、ステンレスかホウロウの鍋に入れ、グラニュー糖を加えて木べらで全体をよく混ぜる。
2.1を中火にかけて、全体をよく混ぜながら煮る。
3.グラニュー糖が溶けて煮立ったら、1分間ほど煮る。
【保存】
保存瓶に入れて冷蔵庫で約10日間。



69-14  ポークジンジャー

まろやかなしょうがソースに厚切りの豚肉がベストマッチ。パンとワインを添えれば、いつもと違うごちそうに!


  エネルギー : 960 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 5.20 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分 (豚肉を休ませる時間は除く。)

 講師: 大宮 勝雄


(2人分)
・豚ロース肉 (2cm厚さ)  2枚(500g)

 【A】 
  ・しょうが (せん切り)  20g
  ・しょうが汁 大さじ1+1/3
  ・にんにく (すりおろす)  1かけ分
  ・プレーンヨーグルト (無糖)  小さじ1強
  ・はちみつ 小さじ1強
  ・白ワイン 大さじ2+1/3
  ・りんごジュース (果汁100%)  カップ1/2
  *透明なタイプがよい。 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/3
・水溶きコーンスターチ 小さじ1
*水1:コーンスターチ1の割合で溶いたもの。 
・バター (食塩不使用)  25g

 【B】 
  ・じゃがいもソテー 適量
  *全体備考参照。 
  ・クレソン 適量
・塩 
・こしょう 
・小麦粉 
・サラダ油 少々
 
 
    

  豚肉は両面から筋切りをし、脂身部分も両面から交互に深い切り込みを入れる。両面にたっぷり塩・こしょうをふり、薄めに小麦粉をふる。
ポイント: ◆筋と脂を切る◆
肉に厚みがあるので両面から筋を切り、焼き縮みを防ぐ。脂身部分も切ることで、焼き上がりの形がきれいになる。
  厚手のフライパンを強火で十分に熱し、サラダ油少々を入れ、 を並べる。まめに上下を返しながら焼き色がしっかりつくまで焼き、側面も同様に焼く。
ポイント: ◆まめに返しながら焼く◆
肉の脂で揚げ焼きをするように、全面にしっかり焼き色をつけながら焼く。まめに返せば両面の焼き色、肉の縮み具合が同じになり、形も整う。
  ステンレスのバットに を並べ、焼き終わったフライパンの上にのせる。アルミ箔(はく)をふんわりかぶせ、10〜15分間おく。
ポイント: ◆余熱で火を通す◆
肉の熱が奪われないようにアルミ箔をかぶせる。フライパンの熱を伝えて中心部まで余熱で火を通しながら、しっとり柔らかく仕上げる。アルミ箔でぴったり覆ってしまうと焼いた面から肉汁が出やすくなるので、かぶせる程度に。
   のフライパンに混ぜ合わせた【A】を入れ、強火にかける。沸いたら水溶きコーンスターチを加えてひと混ぜし、バターを加え、バターが溶けたら火を止める。 を肉汁ごと加えて全体をからめ、皿に盛り、【B】を添える。

●じゃがいもソテーのつくり方●
じゃがいも2コ(400g)は皮をむいて厚めの輪切りにし、塩・こしょう各少々をふる。厚手のフライパンを強火で熱してサラダ油少々を入れ、じゃがいもを並べてふたをする。火を弱めて蒸し焼きにし、途中上下を返して焼き上げる。



69-15  鶏から揚げの香味とろろだれ

人気のから揚げも、青じそ、みょうがの清涼感あふれる香りと酸味をきかせたとろろだれをたっぷりかければ、さっぱりとした夏向きのメニューになります。



  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・青じそ 1ワ(約10枚)
・みょうが 3コ
・鶏もも肉 1枚(280g)

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
・長芋 (すりおろす)  80g
・レモン汁 大さじ2
・かたくり粉 
・塩 少々
・揚げ油 
 
 
    

  鶏肉は一口大に切ってポリ袋に入れ、【A】を加えて少しもみ込み、10分間ほどおく。汁けを軽くきり、かたくり粉をたっぷりとまぶす。
ポイント: 衣がしっかりついていたほうが、あとでたれがからみやすい。
  青じそは食べやすくちぎる。
ポイント: 手でちぎったほうが香りがたちやすい。
  みょうがは粗みじん切りにする。
ポイント: 根元を切り離さずに縦四つ割りにし、端から切ると簡単。
  ボウルに長芋、レモン汁、 、塩少々を入れて混ぜ、香味とろろだれをつくる。
ポイント: レモン汁を入れることで、みょうがの色が鮮やかになる。
  フライパンに揚げ油を1cmほど入れて170℃に熱し、 を入れて3〜4分間ほど色づくまで揚げ焼きにする。器に盛り、 のたれをかける。
ポイント: 最初はいじらず、表面がある程度固まってきたら、時々返しながら中まで火を通す。

※このレシピは、2016/06/06に放送したものです。