64-1  グルメハンバーガー

ジューシーで肉の存在感が際立つ、塩味が決め手の大人のハンバーガーです。らっきょうの程よい酸味が、アクセント。


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分

 講師: グッチ 裕三


(4人分)
・ハンバーガー用パン 4コ
・牛ひき肉 (粗びき)  400g
・牛脂 40g

 【A】 
  ・塩 小さじ2/3
  ・ナツメグ 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
・ベーコン (薄切り)  2枚
・らっきょうの甘酢漬け (市販)  4コ
・ベビーリーフ 1袋(40〜50g)
・サラダ油 
 
    

  ハンバーガー用パンは横半分に切り、らっきょうは縦に薄切りにする。
  ベーコンは長さを半分に切って、熱したフライパンに並べ、弱火で両面を焼く。
  牛脂を包丁で細かくたたいてボウルに入れ、ひき肉、【A】を加えてこねる。4等分にし、手にサラダ油少々をつけてパンの大きさを目安に平らな円形に整え、火が入りやすいように中央をへこませる。
   のフライパンを紙タオルで拭き、サラダ油大さじ1を強めの中火で熱して を並べる。約3分間焼き、焼き色がついたら裏返し、中火にして約3分間焼く。途中、余分な脂を紙タオルで拭き取る。
  オーブントースターに のパンの断面を外側にして重ねて入れ、1〜2分間焼く。
  下側になるパンにベビーリーフの1/4量をのせて を置き、 のベーコンと のらっきょうを重ね、上側になるパンではさむ。残りも同様につくる。

【子ども用にはコレ!!】
肉ダネを裏返したときにスライスチーズをのせ、チーズをトロリと溶かす。下側になるパンにベビーリーフ、チーズをのせたハンバーグ、ベーコンを重ね、上側になるパンではさむ。好みでケチャップを添えれば、でき上がり。



64-2  たらとたっぷり野菜のレンジ蒸し

白身魚と野菜に甘辛だれをかけてチンするだけ!電子レンジ任せのお手軽メイン料理です。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.60 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 10分

 講師: 高谷 亜由


(2人分)
・たら (切り身)  2切れ(150g)
・白菜 1枚(100g)
・赤ピーマン 1/2コ(15g)
・生しいたけ (小)  2枚(30g)
・たまねぎ 1/6コ(30g)
・しょうが 1かけ

 【A】 
  ・水 大さじ2
  ・酒 大さじ2
  ・オイスターソース 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酢 小さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・砂糖 小さじ1/2
・細ねぎ (小口切り)  適量
 
    

  白菜は軸と葉に切り分け、軸は一口大のそぎ切りに、葉はザク切りにする。赤ピーマンはヘタと種、白いワタを取り除き、5mm幅の斜め切りにする。しいたけは石づきを切り落として軸とかさに分け、それぞれ薄切りにする。たまねぎは繊維を断つように薄切りに、しょうがはせん切りにする。
  【A】を混ぜ合わせる。
  耐熱皿に白菜としいたけを広げ入れ、よく水けを拭いたたらを並べる。残りの野菜をのせて を回しかけ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)に約6分30秒間かける。
ポイント: たらのうまみが野菜にしっかりしみ込む。たらは真ん中に寄せすぎると熱が通りにくくなるので注意。
  たらの中まで色が変わったら取り出し、足りなければ様子をみながら10秒間ずつ追加する。ラップを外し、細ねぎを散らす。



64-3  鱈ちり

ばぁばの故郷・青森で、寒い日のごちそうだった鱈(たら)ちりをご紹介。あたたかく、ときにユーモラスにポイントを伝えるばぁば節は当時から健在です。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 鈴木 登紀子

・生だら 6切れ
・大根 600g
・にんじん 100g
・白菜 1/5コ
・ねぎ 3本
・すき昆布 1/2枚
・しらたき 1袋
・絹ごし豆腐 1丁
・せり 1ワ
・だし カップ12

 【A】 
  ・酒 大さじ3
  ・塩 大さじ1+1/2
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
・もみじおろし 適宜
*市販のもみじおろしの素(もと)を使ってもよい。 
・だいだいの搾り汁 適宜
・塩 少々
 
    

  たらはざるに並べて塩少々をふり、2〜3時間おいて身をしめる。大根・にんじんは3〜4cm長さのせん切りにする。にんじんの一部は輪切りにして梅型で抜く。白菜は葉先と軸に分けて細切りにする。ねぎは斜め切りにする。すき昆布は水でよく洗い、約5分間水につけて戻す。しらたきは水からゆではじめ、沸騰して約5分間ゆでて水にとる。よくさらしてから水けをきり、食べやすく包丁を入れる。豆腐は食べやすい大きさに切る。せりは水で十分に洗い、食べやすい長さに切る。
  土鍋にだしを入れて煮立て、【A】を加えて味を調える。大根、にんじん、白菜を入れてふたをして火が通ったら、たら、しらたき、すき昆布、豆腐、ねぎ、せりを適量ずつ加えながら、煮えたところから器に取り分ける。好みで、もみじおろしやだいだいの汁などを添えていただく。

※このレシピは、1993年1月4日に放送したものです。



64-4  しょうゆバジリコ

バジリコの代わりに青じそ、というのが昭和のイメージ。焼きうどんのような、甘辛しょうゆ味が後を引く一品です。


  エネルギー : 760 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 3.90 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 20分 (スパゲッティを冷蔵庫でおく時間は除く。)

 講師: 西山 英一郎


(1人分)
・スパゲッティ (乾/強力粉使用の太めのもの)  130g(ゆで上がり約300g)
・豚バラ肉 (薄切り)  20g

 【A】 
  ・たまねぎ (薄切り)  40g
  ・ピーマン 20g
  ・マッシュルーム (薄切り)  15g
  *水煮でも可。 
・青じそ (粗みじん切り)  2枚分
・トマト (1cm角に切る)  適量

 【しょうゆソース】*つくりやすい分量。このうち大さじ1+1/3 を使用。残りは保存容器に入れ、冷蔵庫で約1週間保存可能。スパゲッティのほか、焼きうどんやチャーハン、炒め物などに利用できる。 
  ・酒 カップ1/4
  ・みりん カップ1/4
  ・しょうゆ カップ3/4
  ・にんにく (すりおろす)  5g
・サラダ油 小さじ2
・バター 10g
・塩 
・こしょう 
 
    


スパゲッティの準備をする
  鍋にたっぷりの湯を沸かし、スパゲッティを袋の表示より約2分間短めに(少し芯が残るくらい)ゆでて、もみ洗いし、冷水に移して冷ます。水けをきってポリ袋に入れ、サラダ油約小さじ2をまぶして冷蔵庫で半日間おく。

下ごしらえをする
  豚肉は3cm幅に切る。ピーマンはヘタと種を除いて細切りにする。
  【しょうゆソース】の酒、みりんを鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら、しょうゆを加えて火を止め、にんにくを加えて冷ます。大さじ1+1/3を使用する。

焼く
   のスパゲッティをボウルに入れ、青じそをのせる。
  フライパンにバター10gを入れて中火にかける。バターが溶けはじめたら、豚肉を広げ入れ、塩・こしょう各少々をふる。豚肉の色が変わったら、【A】を加えて炒める。
  たまねぎが透き通ったら、 を加えて強火にし、塩・こしょう各少々をふる。強火で水分をとばしながら手早く炒めていく。
ポイント: 片手でフライパンの柄を握って、前後に揺り動かしながら、トングで8の字を描くように炒め混ぜる。炒める時間は約1分30秒間。スパゲッティに透明感が出て、ところどころに焼き色がつくくらい。水分がとんで、スパゲッティが時折はじけるようになる。

仕上げる
  鍋肌に沿うように を回し入れる。
  香りがたったら、トングで手早く混ぜ合わせる。

ポイント: 香りがたつまで触らずにおくと、【しょうゆソース】の香ばしさがアップ。
  皿に盛り、トマトをのせる。

●フライパンは直径28cm以上の大きめの深いタイプで、表面加工のしてあるものが使いやすい。トングは、あればヘッド部分がナイロン製などのタイプを使うと、フライパンが傷つきにくい。



64-5  いわしのつみれ汁

いわしをまるごとたたいて「つみれ」に仕立てました。寒さの続く季節に温かい汁物で体を温めて。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.10 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 30分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・いわし (大)  5匹(500g)

 【A】 
  ・おろししょうが (皮ごとすりおろす)  20g
  ・赤みそ 25g
  ・小麦粉 大さじ3
  ・粉ざんしょう 適量
・白菜 250g
・ねぎ 1本
・昆布 (8cm四方)  1枚
・粉ざんしょう 適宜
・みそ 30g
・ごま油 大さじ1
 
    

  いわしは包丁でウロコを取り、頭を切り落として腹をまっすぐ切り、切り口から内臓をかき出す。流水で腹の中をきれいに洗い、水けを丁寧に拭き取る。
ポイント: まな板に紙を敷いておくと、取り出した内臓をそのまま包んで捨てることができる。水洗いでは、血合いや血を取り除く。
  白菜は食べやすい大きさにザク切りにする。ねぎは2cm幅くらいの斜め切りにする。
   を小口から骨ごと薄切りにし、さらに包丁で細かくたたく。
ポイント: 包丁は、あれば出刃包丁を使うと重みがあるのでたたきやすい。
   をすり鉢に移してすりこ木でよくすり、【A】の材料を順に加えながら、さらにすり混ぜてなめらかにする。
  鍋に昆布と水カップ4を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら白菜を加える。再び煮立ったら、 を一口大に丸め、スプーンですくって落とし入れていく。
ポイント: つみれのタネを片手に1つかみほど取って握り、親指と人さし指の間から丸く絞り出してスプーンですくい取る。
  少し煮てアクを取り、 のねぎを加えて5分間ほど煮る。
ポイント: 昆布は邪魔にならなければ取り出さなくてもよい。
  みそ30gを溶き入れ、さらに2〜3分間煮て味をなじませる。仕上げにごま油大さじ1を回し入れる。椀(わん)によそい、好みで粉ざんしょうをふる。



64-6  大茶碗蒸し

大きな鉢で具だくさんの茶碗(わん)蒸しをつくるのも、アットホームな感じがしてよいでしょう。



  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.60 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 40分

 講師: 鈴木 登紀子


(3〜4人分)
・卵 3コ
・かまぼこ (白)  50g
・鶏ささ身 2本(90g)
・生しいたけ 2枚
・長芋 50g
・ぎんなん 9コ
・梅麩(ふ) (薄切り)  5枚
*梅の形をした生麩。 
・だし 適量

 【A】 
  ・だし カップ3+1/4
  ・酒 大さじ1
  ・塩 小さじ1
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
・みつば (ザク切り)  少々
・うす口しょうゆ 小さじ1
・塩 少々
 
    

  かまぼこは6〜7mm角、ささ身は5〜6mm角に切る。しいたけは軸を除き、かさを固く絞った布巾で拭いて、5〜6mm角に切る。長芋は皮をむいて5〜6mm角に切り、万能こし器に入れて流水の下でふり洗いをする。さらに氷水で洗ってぬめりを取り、水けをきる。かまぼこ、ささ身、しいたけ、長芋をバットに入れ、うす口しょうゆ小さじ1をふる。
  ぎんなんは殻を割って実を取り出し、小鍋にヒタヒタの水、塩少々とともに入れて火にかける。煮立ってきたら、穴あき玉じゃくしで転がしながら薄皮を除き、取り出す。梅麩はだしに浸しておく。
ポイント: ぎんなんを傷めずに、きれいに薄皮を除くことができます。
  よく溶きほぐした卵に【A】を加えて味を調え、万能こし器でこして卵液をつくる。別の器に大さじ5を取りおき、残りは の具と合わせて混ぜ、耐熱の器に流し入れる。
  蒸気の上がった蒸し器に の器を入れて最初の1分間は強火のまま蒸し、弱火にしてさらに17〜18分間、竹串を刺したときに澄んだ汁が出てくるまで蒸す。
   のぎんなんと汁けをきった梅麩を表面に散らし、 で残しておいた卵液をはる。再び強火で蒸し、表面が固まったら取り出して、みつばを散らす。
ポイント: ほとんど蒸し上がってから残しておいた具と卵液を表面に流して固めることで、見た目を華やかに仕上げます。



64-7  麩と豚バラ肉の角煮風

塊肉の代わりに薄切り肉で麩(ふ)を巻けば、満足感はそのままに、ヘルシーな角煮風のでき上がり。


  エネルギー : 410 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 3.70 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 40分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・焼き麩(ふ) (戻したもの)  12コ
*下ごしらえ参照。小町麩と呼ばれるタイプで、幅約3cmのものを使用。 
・豚バラ肉 (薄切り)  6枚(130g)

 【合わせ地】 
  ・だし カップ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ2+2/3
  ・砂糖 大さじ5+1/2
・水菜 (サッとゆでて水けを絞り、食べやすい長さに切る)  1/3ワ
・溶きがらし 適量
・サラダ油 大さじ1
・酒 カップ1/2


 

焼き麩の戻し方 
 麩を水につけて約5分間おき、形がくずれないように注意しながら、両手で押さえるようにして水けをきる。こうすることで、余分な水分が抜けるとともに、麩が中まできちんと戻る。
 
    

  まな板に豚肉4枚を幅が約12cmになるように重ねて並べる。麩を豚肉の幅に合わせて4コ並べる。1/3ほどの長さまで巻く。
   の巻き終わりに合わせて麩を4コ並べ、同様に1/3ほどの長さまで巻く。
  同様に の巻き終わりに合わせて麩を4コ並べ、最後まで巻く。
  豚肉2枚を重ねて をのせ、 の麩が見える側を包む。豚肉の上下の面にようじを3本ずつ刺してとめる。
  フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し、 を入れる。全体に焼き色をつけ、上下の面全体に竹串で十数か所穴をあける(【合わせ地】が中まで入るようにするため)。
  鍋に【合わせ地】を入れて沸騰させ、 を加える。酒カップ1/2を加えて落としぶたをし、中火で約20分間煮る。
  煮詰まってきたら、肉に煮汁を回しかけ、汁が少なくなるまでさらに煮詰める。
  取り出してようじを外し、食べやすい大きさに切って器に盛る。水菜を添えて溶きがらしをのせる。

【食感を足し、うまみをよく吸わせて】
麩は小麦粉由来なので料理に加えると食べごたえがアップします。ぜひ、みそ汁やすき焼き以外にも使ってみてください。ただ、麩はそのままだと食感や味がもの足りなく感じてしまいます。調理のときは食感のある食材を加え、うまみのあるだしやたれをよく吸わせるとおいしくいただけます。



64-8  セロリつくね

セロリがたくさん入るので食感もよく、甘辛だれがさらに食欲をそそります。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : 1.30 g (塩分は1コ分)
  調理時間 : 30分

 講師: 栗原 はるみ


(8コ分)
・合いびき肉 300g
・セロリ 1本(正味100g)
・たまねぎ 1/4コ

 【A】 
  ・酒 大さじ1/2
  ・小麦粉 大さじ1

 【B】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・黒こしょう (粗びき)  少々

 【甘辛だれ】 
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・みりん カップ1/4
  ・砂糖 大さじ2
・七味とうがらし 適宜
・粉ざんしょう 適宜
・サラダ油 少々
 
    

  【甘辛だれ】をつくる。小鍋に【甘辛だれ】の調味料を合わせて中火にかける。煮立ったら弱火にし、約5分間、少しとろみがつくくらいまで煮詰めて火を止める。
  セロリは筋を取り、6〜8mm角に切る。たまねぎも6〜8mm角に切る。
ポイント: 食べるときにセロリとたまねぎの食感がわかるよう、やや大きめの角切りにします。
  ボウルにひき肉を入れ、【A】を加えて2〜3分間よく混ぜる。【B】、セロリ、たまねぎを加えてさらによく混ぜる。
ポイント: ひき肉は野菜を加える前によく混ぜて粘りけを出すことで、形くずれしにくくなります。
  8等分して高さ3cmほどの平たい丸形にする。
  フライパンにサラダ油少々を強火で熱し、 を並べ入れる。焼き色がついたら上下を返す。中火にしてしばらく焼き(ここから焼き上がりまでは約6分間)、さらに側面も焼く。その後、弱〜中火で調整しながら、中まで火が通るように全体を焼く。器に盛り、再び温めた をかける。好みで七味とうがらしや粉ざんしょうを添える。



64-9  冬野菜と豚バラのもちグラタン

ホワイトソースでつくる餅を使ったボリュームたっぷりのグラタンです。


  エネルギー : 520 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.40 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 40分

 講師: 落合 務


(3〜4人分)
・豚バラ肉 (薄切り)  200g
・白菜の軸 150g
・じゃがいも 150g
・かぶ (葉を除いて)  150g
・かぶの葉 50g
・ねぎ 100g
・切り餅 (薄切り)  100g
・牛乳 カップ2
・粉チーズ 50g
・卵 2コ
・塩 
・オリーブ油 大さじ1
・黒こしょう (粗びき)  適量
・バター 
 
    

  豚肉は3〜4cm長さに切り、塩小さじ1/2をふっておく。白菜はザク切りにし、じゃがいもとかぶは皮をむき、5mm幅のいちょう形に切る。かぶの葉は5mm幅に切る。ねぎは3cm長さに切る。
  軽く熱したフライパンにオリーブ油大さじ1と豚肉を入れ、焼き色がつかないようにほぐしながら弱めの中火で炒め、バットに取り出す。
  同じフライパンを拭かずに弱めの中火にかけ、じゃがいもを入れて炒める。白菜、ねぎ、かぶの順に加え、塩小さじ1/2をふる。かぶの葉を加えて黒こしょう適量をふり、野菜に火が通ったら豚肉を戻し入れる。
  フライパンをごく弱火にし、餅の半量を割りながら加え、ひと混ぜしたら残りの餅も同様に加える。牛乳を加えて中火にし、とろみがついてきたら弱火にする。粉チーズ20gを加えて火を止め、バター10gを加えて余熱で溶かし、塩・黒こしょう各適量で味を調える。
ポイント: フライパンの縁が焦げやすいので餅は縁から離して加え、くっつかないようにへらなどで混ぜる。
  耐熱皿にバター少々を塗り、 を流し込む。表面にくぼみを2つつくり、それぞれに卵を割り入れる。粉チーズ30gをふり、オーブントースターで15〜20分間、表面に焼き色がつくまで焼く。



64-10  白菜と肉だんご煮

白菜はトロトロ、肉だんごはフワフワに仕上げます!


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 3.20 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 60分 (肉だんごを冷やす時間は除く。)

 講師: 脇屋 友詞


(3〜4人分)
・豚バラ肉 (薄切り)  200g
・豚もも肉 (薄切り)  200g
・木綿豆腐 (水けをきる)  100g
・白菜 500g
・チキンスープ 大さじ4
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を 表示どおりに湯で溶いたもの。 
・ねぎ油 (またはサラダ油)  大さじ2
*全体備考参照。 

 【A】 
  ・葱姜水(ツォンジャンスイ) 大さじ2
  *水大さじ5〜6とねぎの青い部分・ しょうが各少々を合わせ、指先でもんで風味を移す。 
  ・紹興酒 小さじ2
  ・溶き卵 小さじ2
  ・かたくり粉 小さじ2
  ・オイスターソース 小さじ1

 【B】 
  ・チキンスープ カップ2
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を 表示どおりに湯で溶いたもの。 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・オイスターソース 小さじ2
  ・こしょう 少々
・塩 
・揚げ油 
 
    

  豚バラ肉、豚もも肉はそれぞれ5mm角に切ってボウルに合わせ、塩小さじ1/2を加えて練って粘りを出す。【A】を順に加え、豆腐をくずしながら加えて混ぜる。8等分にしてだんご状にし、冷蔵庫で1時間冷やす。
  鍋に揚げ油を入れて150℃に熱し、 のだんごの表面が白くなるまで揚げ、表面を固める。
  【B】を別の鍋に入れて沸かし、耐熱のボウルに移す。 を加えてラップをし、蒸気の上がった蒸し器で30分間蒸す。
  白菜は芯をつけたまま縦に長く切り分け、塩大さじ1をもみ込む。10分間おき、サッとゆでて水けをきる。耐熱皿に入れ、チキンスープとねぎ油をかけてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に15分間かける。
   を土鍋に移し、 の白菜を加え、中火で10分間煮る。

【ねぎ油のつくり方】
ラード 200g
サラダ油 カップ2
ねぎ(青い部分10cm長さに切る)150g
たまねぎ(1cm厚さに切る)75g
しょうが(包丁でつぶす)30g
にんにく(包丁でつぶす)15g
鍋にすべての材料を入れ、強火にかける。油が温まったら中火にし、野菜類が色づいてきたら弱火にする。野菜類がきつね色になるまで、焦がさないように20〜25分間じっくり火にかける。油をこして冷ます。密封容器に入れ、冷蔵庫で1〜2か月間保存可能。



64-11  大根と塩豚の酒煮

ホロッと煮上がった豚肉、うまみが移った大根と煮汁が絶品です。塩豚を酒とだしでゆっくり時間をかけて煮ていく価値ありの、たまらないおいしさです。


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.20 g (塩分は1人分)
  調理時間 : 110分 (豚肉を冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 大江 憲一郎


(2人分)
・豚バラ肉 (塊)  200g
・粗塩 50g
・大根 10cm

 【A】 
  ・だし 720ml
  ・酒 180ml
  ・昆布 (5cm四方)  1枚
・わかめ (生/乾燥でもよい)  適量
・小麦粉 二つまみ
・みりん 少々
・うす口しょうゆ 少々
・黒こしょう (粗びき)  適量
 
    

  豚肉は粗塩を全面にすり込み、ラップで包んで保存容器に入れ、冷蔵庫に一晩おく。
   の塩を流水で洗い流し、水けを拭いて半分に切る。
  フライパンに を入れて中火にかけ、全面をきつね色に焼きつける。鍋に移して【A】を加え、40分間ほど弱火で煮る(煮詰まってきたら、水を加えて元の水量にする)。
  大根は皮をむき、大きめの乱切りにする。別の鍋にたっぷりの水と小麦粉2つまみを入れて混ぜ、大根を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にし、30分間ほどゆでる。流水にさらす。
   の大根を加え、弱火で50分間ほど煮る(煮詰まってきたら、水を加えて元の水量にする)。味をみて、みりん・うす口しょうゆ各少々で味を調える。
  豚肉を取り出してそれぞれ3等分に切り、大根と一緒に器に盛る。残った煮汁に食べやすく切ったわかめを加えてひと煮立ちさせ、煮汁とわかめも器に盛る。黒こしょう適量をふる。

大根は、米のとぎ汁がなければ小麦粉を溶かした湯で下ゆでしてもいいんです。均一にゆで上げる効果があるんですよ。



64-13  ポテトコロッケ

【つばたさんちのキッチンガーデン】



  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : 0.30 g (塩分は1コ分)
  調理時間 : 60分

 講師: 津端 英子


(24コ分)
・じゃがいも 7コ(900g)
・牛ひき肉 200g
・たまねぎ 1コ(220g)
・溶き卵 2コ分
・強力粉 適量
・パン粉 適量
・オリーブ油 適量
・塩 適量
・黒こしょう (粗びき)  適量
・揚げ油 
 
    

  じゃがいもは洗い、蒸気の上がった蒸し器で皮ごと蒸す。たまねぎはみじん切りにする。
  フライパンにオリーブ油適量を熱し、牛ひき肉を炒める。肉の色が変わったらたまねぎを加え、塩・黒こしょう各適量をふる。たまねぎが少し透き通ってくるまで炒める。
   のじゃがいもにスッと串が通るようになったら、皮をむいてすり鉢に入れ、すりつぶす。
   を加えて混ぜ、24コの俵形にまとめる。強力粉をまぶして溶き卵を全体につけ、パン粉をまぶす。
  揚げ油を熱し、こんがりと色づくまで を揚げ、油をきる。